JPH0519529Y2 - - Google Patents

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JPH0519529Y2
JPH0519529Y2 JP1986191737U JP19173786U JPH0519529Y2 JP H0519529 Y2 JPH0519529 Y2 JP H0519529Y2 JP 1986191737 U JP1986191737 U JP 1986191737U JP 19173786 U JP19173786 U JP 19173786U JP H0519529 Y2 JPH0519529 Y2 JP H0519529Y2
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fuel
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、デイーゼルエンジンの排気通路中に
設けられたパーテイキユレート捕集トラツプの再
生装置に関し、より詳しくは、パーテイキユレー
トの燃焼を促進させる燃料添加剤の圧力制御装置
に関する。
〔従来の技術および問題点〕
燃料添加剤は、パーテイキユレートの燃焼促進
を効果的に行なうため、例えば一定の燃料量に対
して一定量ずつ燃料に添加される(実開昭60−
82516号公報、実開昭61−101618号公報)。この添
加処理のため、燃料添加剤を貯溜するタンクは一
定圧で加圧され、例えばSAE850017に開示され
た装置にあつてはターボチヤージヤのコンプレツ
サ圧によりタンクを加圧しているが、ターボチヤ
ージヤを具備しない通常のエンジンの場合、この
構成を採用することができず、従来、特別に加圧
用のポンプを設けている。しかし、加圧用ポンプ
を設けると、添加剤供給システムの構成が複雑に
なるという問題があり、従来、この構成を簡素化
することが望まれていた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る燃料添加剤の圧力制御装置は、シ
エル内を移動可能な隔壁により区画して燃料室と
添加剤室とを形成された添加剤タンクを備え、上
記添加剤室は、燃料添加剤を貯溜するとともにイ
ンジエクタに連結され、上記燃料室は、燃料噴射
弁に燃料を圧送する燃料ポンプのポンプ室に連通
するとともに、プレツシヤレギユレータに連結さ
れて圧力を一定値に制御されることを特徴として
いる。
〔実施例〕 以下、図示実施例により本考案を説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す。添加剤タン
ク100は燃料ポンプ200により加圧され、プ
レツシヤレギユレータ300により圧力を一定値
に調整されて、一定圧の燃料添加剤をインジエク
タ400に供給する。インジエクタ400は従来
公知の電子制御式のニードル弁であり、燃料タン
クの出口側に設けられる燃料フイルタと燃料ポン
プ200の入口ポート201とを連結する燃料供
給ライン11に燃料添加剤を吐出する。この吐出
動作はマイクロコンピユータを備えた制御回路5
00により制御される。
燃料ポンプ200は従来公知のボツシユのVE
型燃料噴射ポンプであり、プランジヤ203が往
復動してポンプ室202内の燃料を圧力室204
に導いて加圧し、この加圧された燃料を吐出ポー
ト205から吐出して燃料噴射弁に圧送する。ポ
ンプ室202内の余剰燃料はオーバーフロー孔2
06から吐出ライン15を介して燃料タンクへ還
流し、燃料タンク内の燃料は燃料フイルタを通つ
て入口ポート201からポンプ室202内に再び
流入する。燃料ポンプ200のケーシングには、
オーバーフロー孔206の下側に圧力取出口20
7が穿設される。
添加剤タンク100はシエル101とゴム等か
ら成る可撓性隔膜102とを有し、シエル101
内は隔膜102により燃料室103と添加剤室1
04とに区画される。また、燃料室103と添加
剤室104とに区画する部材は、燃料圧によりシ
エル101内面を摺動するピストンであつてもよ
い。添加剤室104は燃料添加剤を貯溜する室で
あり、インジエクタ400に連結される。しかし
て燃料添加剤はインジエクタ400から吐出され
るまでの間、添加剤タンク100内に密封され
る。これは添加剤が酸化して変質するのを防止す
るためである。さて、シエル101には、燃料室
103に連通する入口ポート105と出口ポート
106が穿設される。入口ポート105は圧力ラ
イン12を介して燃料ポンプ200の圧力取出口
207に連通し、この導入ライン12にはポンプ
室202内の圧力の低下を抑えるため、絞り13
が設けられる。なお、この絞り13は圧力取出口
207に直接形成されてもよい。一方、出口ポー
ト106は調圧ライン14を介してプレツシヤレ
ギユレータ300の圧力ポート301に連通す
る。入口ポート105と出口ポート106は相互
にシエル101の反対側に位置し、圧力ライン1
2を通つて燃料室103内に導かれた燃料がスム
ーズに調圧ライン14側へ流出して一部位に長時
間滞留しないようになつている。燃料室103内
に燃料油が長期間滞留すると経時変化により燃料
油が変質し、粘性の増大を生じて圧力調節や可撓
性隔膜102の移動に支障をきたす可能性がある
が、本実施例では燃料室103内には常に入口ポ
ート105から出口ポート106に向う燃料油の
流れが生じており、燃料室103内の燃料油は常
時入れ替えが行われるため上記問題が生じない。
プレツシヤレギユレータ300はハウジング3
02と、このハウジング302内を大気室303
と圧力室304に区画するダイヤフラム305
と、ダイヤフラム305に固定されたボール弁3
06とを有する。大気室303は大気ポート31
0により大気に連通する。圧力室304は、圧力
ポート301と解放ポート307を有し、圧力ポ
ート301を介して調圧ライン14に連通し、ま
た解放ポート307を介して吐出ライン15に連
通する。ボール弁306は解放ポート307の基
部に形成された連通孔308を開閉可能であり、
大気室303に設けられたばね309に付勢され
て連通孔308を閉塞し、圧力室304内の圧力
がばね309の弾発力よりも大きいとき連通孔3
08を開放する。したがつて、圧力室304の圧
力に応じてボール弁306が連通孔308を開閉
し、これにより高圧の燃料が解放ポート307か
ら吐出ライン15へ解放され、圧力室304内の
圧力が一定値に制御される。燃料添加剤の要求供
給圧Pは0.5Kg/cm2であるが、第2図に示すよう
にポンプ室202の燃料圧はこれよりもかなり高
く、またポンプ回転数に応じて直線的に増加す
る。そこでプレツシヤレギユレータ300を設
け、添加剤タンク100の燃料室103内の燃料
圧を一定値に制御して添加剤室104内の添加剤
の圧力を一定値にしている。なお、プレツシヤレ
ギユレータ300は極力添加剤タンク100に近
接して設けるか、あるいは直接連結することが好
ましい。これは、低温時燃料の粘性が高くなり、
燃料通路抵抗が増大してプレツシヤレギユレータ
300の応答性、すなわち圧力制御の応答性が低
下することを防止するためである。
第3図は制御回路500によるインジエクタ4
00の添加剤供給の制御ルーチンを示す。この制
御ルーチンは一定時間(例えば200msec)毎に割
込み処理される。まずステツプ501においてエン
ジン回転数とエンジン負荷を読込む。エンジン回
転数は、例えばエンジンのクランク軸に設けた回
転数検出器により検出され、エンジン負荷は、燃
料ポンプ200に設けられアクセルペダルに連動
して回動するアジヤステイングレバー208(第
1図)の角度位置により検出される。ステツプ
502ではエンジン回転数とエンジン負荷を用いて
その時の燃料消費量を推定計算し、ステツプ503
では現在の燃料消費量をそれまでの燃料消費量に
加算して燃料消費量の積算値を求める。この積算
値が一定値(例えば100cc)に達しない場合、ス
テツプ504を実行してこのままルーチンを終了す
るが、この積算値が一定値以上である場合、燃料
添加剤を燃料中に添加する必要があり、ステツプ
505を実行する。すなわち、ステツプ505ではイン
ジエクタ400を所定時間(例えば1msec)開弁さ
せて添加剤を吐出させる。インジエクタ400は
この1回の吐出動作において一定値の添加剤を吐
出し、燃料添加剤の燃料に対する割合が約10ppm
になるように構成されている。
以上のように上記実施例は、燃料ポンプ200
のポンプ室202の内圧を添加剤タンク100の
燃料室103に導くとともにプレツシヤレギユレ
ータ300により一定圧に調整し、この一定圧を
添加剤に作用させたものである。このように燃料
ポンプ200のポンプ室202を圧力源として用
いているため、添加剤の加圧源として特別なポン
プを設ける必要がなく、構造が簡単である。また
プレツシヤレギユレータ300により一定圧に調
整しているため、全エンジン運転域において一定
圧の添加剤が得られ、常に適量の添加剤を燃料に
添加することができる。
また、プレツシヤレギユレータ300を燃料室
103と燃料タンクとの間に設け、燃料室103
内の燃料油をプレツシヤレギユレータ300を介
して燃料タンクに還流させるようにしたことによ
り燃料油が燃料室103内に長期間滞留すること
が防止され、燃料油の変質による粘性増加と、そ
れに伴う隔膜102の作動不良が防止される。
なお、上記実施例において燃料ポンプ200は
VE型の燃料噴射ポンプであつたが、これに限定
されず、他の構造の燃料噴射ポンプであつてもよ
い。
〔考案の作用効果〕
以上のように本考案によれば、特別なポンプを
設けずに燃料油の圧力を利用して添加剤を燃料中
に供給する際に、添加剤圧力制御部の燃料室内は
出口ポート下流に設けたプレツシヤレギユレータ
により常に一定圧力に保持されると共に、入口ポ
ートから出口ポートに向う燃料油の流れが生じる
ため、燃料室内に長期間にわたつて燃料油が滞留
することが防止される。従つて、燃料油の長期滞
留による変質に起因する粘性増大等のために燃料
室の圧力調節や燃料室と添加室とを区画する隔壁
の移動が妨げられて添加剤の供給が阻害される事
態が防止され、添加剤の供給を確保することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す断面図、第2
図はポンプ回転数とポンプの内圧との関係を示す
グラフ、第3図は添加剤の供給の制御ルーチンを
示すフローチヤートである。 100……添加剤タンク、101……シエル、
102……可撓性隔膜、103……燃料室、10
4……添加剤室、200……燃料ポンプ、202
……ポンプ室、300……プレツシヤレギユレー
タ、400……インジエクタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 燃料添加剤を燃料に添加するためのインジエク
    タに連結される燃料添加剤の圧力制御装置であつ
    て、シエル内を移動可能な隔壁により区画して燃
    料室と添加剤室とを形成された添加剤タンクを備
    え、上記添加剤室は、燃料添加剤を貯溜するとと
    もに上記インジエクタに連結され、上記燃料室
    は、燃料噴射弁に燃料を圧送する燃料ポンプのポ
    ンプ室に連通する入口ポートと、プレツシヤレギ
    ユレータを介して燃料タンクに連通する出口ポー
    トとを備え、前記ポンプ室から前記入口ポートを
    通つて燃料室に流入した燃料油は前記出口ポート
    からプレツシヤレギユレータを介して燃料タンク
    に還流し、燃料室内圧力は一定値に制御されるこ
    とを特徴とする燃料添加剤の圧力制御装置。
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