JPS606534B2 - 円板状磁器コンデンサの製造方法 - Google Patents
円板状磁器コンデンサの製造方法Info
- Publication number
- JPS606534B2 JPS606534B2 JP15915877A JP15915877A JPS606534B2 JP S606534 B2 JPS606534 B2 JP S606534B2 JP 15915877 A JP15915877 A JP 15915877A JP 15915877 A JP15915877 A JP 15915877A JP S606534 B2 JPS606534 B2 JP S606534B2
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- Japan
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- disc
- manufacturing
- shaped
- electroless
- metal layer
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- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Ceramic Capacitors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、無電解〆ツキ法を使用して円板状磁器コンデ
ンサを量産的に製造する方法に関する。
ンサを量産的に製造する方法に関する。
従来の円板状磁器コンデンサは、一般に第1図に示す如
く、円板状磁器素体1に銀鱗付電極2及び3を設けた構
成になっている。ところで、銀競付電極は電気的特性及
び半田付け性の点で優れているが、銀ペーストを所定の
パターンに塗布しなければならないので量産性の点で劣
る。この銀焼付電極の欠点を解決するために、第2図A
に示す如く円板状磁器素体1の全表面に無電解ニッケル
メッキ層4を設け、しかる後第2図Bに示す如く周縁を
バレル研摩し、対向電極5,6を設けることがある。こ
の方法によれば、多数の素子を同時に処理できるので、
量産性が大幅に向上する。しかし、バレル研摩で多数の
素子を同時に振動させると、素子の角が別の素子のコン
デンサ電極面に衝突し、電極5,6が損傷したり、電極
5,6の中央部分が特に薄くなったりし、不良が多く発
生するという欠点がある。そこで、本発明の目的は不良
の発生を抑制しつつ量産性を確保することが出来る円板
状磁器コンデンサの製造方法を提供することにある。
く、円板状磁器素体1に銀鱗付電極2及び3を設けた構
成になっている。ところで、銀競付電極は電気的特性及
び半田付け性の点で優れているが、銀ペーストを所定の
パターンに塗布しなければならないので量産性の点で劣
る。この銀焼付電極の欠点を解決するために、第2図A
に示す如く円板状磁器素体1の全表面に無電解ニッケル
メッキ層4を設け、しかる後第2図Bに示す如く周縁を
バレル研摩し、対向電極5,6を設けることがある。こ
の方法によれば、多数の素子を同時に処理できるので、
量産性が大幅に向上する。しかし、バレル研摩で多数の
素子を同時に振動させると、素子の角が別の素子のコン
デンサ電極面に衝突し、電極5,6が損傷したり、電極
5,6の中央部分が特に薄くなったりし、不良が多く発
生するという欠点がある。そこで、本発明の目的は不良
の発生を抑制しつつ量産性を確保することが出来る円板
状磁器コンデンサの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明は、焼成前又は焼成後
に多数の円板状磁器素体を同時に振動研摩して周縁の角
を取る工程と、角を取った多数の円板状磁器素体に無電
解〆ッキにてコンデンサ電極金属層を形成する工程と、
このコンデンサ電極金属層を設けた円板状磁器素体を再
び振動研摩して円板状磁器素体周縁部の前記コンデンサ
電極金属層を除去し、独立した2つの対向コンデンサ電
極を形成する工程とを含んでいることを特徴とする円板
状磁器コンデンサの製造方法に係わるものである。
に多数の円板状磁器素体を同時に振動研摩して周縁の角
を取る工程と、角を取った多数の円板状磁器素体に無電
解〆ッキにてコンデンサ電極金属層を形成する工程と、
このコンデンサ電極金属層を設けた円板状磁器素体を再
び振動研摩して円板状磁器素体周縁部の前記コンデンサ
電極金属層を除去し、独立した2つの対向コンデンサ電
極を形成する工程とを含んでいることを特徴とする円板
状磁器コンデンサの製造方法に係わるものである。
上記本発明によれば、コンデンサ電極金属層を形成する
前に磁器素体の角を取っているので、振動研摩で周緑の
コンデンサ金属層を除去する際の電極の損傷が少なくな
る。
前に磁器素体の角を取っているので、振動研摩で周緑の
コンデンサ金属層を除去する際の電極の損傷が少なくな
る。
またコンデンサ電極の中央部分が薄くなるような欠陥も
少なくなる。以下、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。本発明の第1の実施例では、まず、例えばチタ
ン酸バリウム系誘電体を湿式又は乾式にて成型し、更に
焼成することによって第3図Aに示す小形の円板状磁器
素体11を形成する。
少なくなる。以下、図面を参照して本発明の実施例を説
明する。本発明の第1の実施例では、まず、例えばチタ
ン酸バリウム系誘電体を湿式又は乾式にて成型し、更に
焼成することによって第3図Aに示す小形の円板状磁器
素体11を形成する。
次に、第3図Aに示す磁器素体11の多数を第5図に示
すたる状の容器12に粒子状研摩材と共に入れ、容器1
2を回転させることによって磁器秦体11及び研摩材を
振動させて磁器秦体11の周縁を研摩し、第3図Bに示
す角の取れた磁器素体11を形成する。
すたる状の容器12に粒子状研摩材と共に入れ、容器1
2を回転させることによって磁器秦体11及び研摩材を
振動させて磁器秦体11の周縁を研摩し、第3図Bに示
す角の取れた磁器素体11を形成する。
次に、第3図Bに示す磁器素体11を中性洗剤、有機溶
剤、無機酸(硝酸、弗酸)等で洗浄し、素体の汚れを落
した後、塩化第1スズ(Sに12)を含むセンシタィザ
(増感剤)にて室温で3〜5分間処理する。
剤、無機酸(硝酸、弗酸)等で洗浄し、素体の汚れを落
した後、塩化第1スズ(Sに12)を含むセンシタィザ
(増感剤)にて室温で3〜5分間処理する。
次に、水にて洗浄し、しかる後、塩化パラジウム(Pd
C12)を1その水溶液中に0.07〜0.4グラムの
割合で含むアクチべ−夕(活性剤)にて40〜6000
、3〜5分間の活性化処理を行う。次に、水にて洗浄し
、しかる後80〜60000の温度で5〜6び分間熱処
理を施す。これにより、磁器素体11が乾燥すると共に
磁器秦体11にパラジウム膜が密着する。次に、次亜リ
ン酸ソーダ(Na広P02)と硫酸ニッケル(NiS0
4)とを含む無電解〆ッキ液に磁器素体11を浸潰させ
、ニッケルメッキ層からなる金属層13を磁器秦体11
の全表面に形成する。しかる後、200〜400q○の
温度で5〜60分間の熱処理を施す。勿論多数の磁器秦
体11に金属層13を同時に形成する。金属層13の形
成が終了したら、再び第5図に示すようなバレル研摩用
容器12に粒子状研摩材と第3図Cに示す素子とを入れ
、振動研摩することによって周緑部の金属層を除去し、
第3図Dに示す如く独立した第1のコンデンサ電極14
と第2のコンデンサ電極15とを形成する。上述の方法
によれば、多数の秦体−11に同時に無電解〆ッキで金
属層13を形成するので、大量生産が可能になる。
C12)を1その水溶液中に0.07〜0.4グラムの
割合で含むアクチべ−夕(活性剤)にて40〜6000
、3〜5分間の活性化処理を行う。次に、水にて洗浄し
、しかる後80〜60000の温度で5〜6び分間熱処
理を施す。これにより、磁器素体11が乾燥すると共に
磁器秦体11にパラジウム膜が密着する。次に、次亜リ
ン酸ソーダ(Na広P02)と硫酸ニッケル(NiS0
4)とを含む無電解〆ッキ液に磁器素体11を浸潰させ
、ニッケルメッキ層からなる金属層13を磁器秦体11
の全表面に形成する。しかる後、200〜400q○の
温度で5〜60分間の熱処理を施す。勿論多数の磁器秦
体11に金属層13を同時に形成する。金属層13の形
成が終了したら、再び第5図に示すようなバレル研摩用
容器12に粒子状研摩材と第3図Cに示す素子とを入れ
、振動研摩することによって周緑部の金属層を除去し、
第3図Dに示す如く独立した第1のコンデンサ電極14
と第2のコンデンサ電極15とを形成する。上述の方法
によれば、多数の秦体−11に同時に無電解〆ッキで金
属層13を形成するので、大量生産が可能になる。
また第1のコンデンサ電極14と第2のコンデンサ電極
15との間の分離をバレル研摩(振動研摩)で行うので
、大量の素子を同時に形成することが出来る。
15との間の分離をバレル研摩(振動研摩)で行うので
、大量の素子を同時に形成することが出来る。
またバレル研摩で電極分離を行う前に、磁器素体11の
周綾部が既に第1回目のバレル研摩(振動研摩)で除去
されているので、電極分離のバレル研摩で電極の損傷や
電極14,15の中央部が薄くなるという欠陥が少なく
なる。
周綾部が既に第1回目のバレル研摩(振動研摩)で除去
されているので、電極分離のバレル研摩で電極の損傷や
電極14,15の中央部が薄くなるという欠陥が少なく
なる。
本発明の第2の実施例では、磁器誘電体を焼成する前に
第1回のバレル研摩を行って、焼成前の成型品の状態で
周緑の角を取る。
第1回のバレル研摩を行って、焼成前の成型品の状態で
周緑の角を取る。
次に、焼成することによって完全に焼結された第3図B
に示すような磁器素体11を形成する。次に、第1の実
施例と同様に無電解ニッケルメッキを行う。しかる後、
電気メッキ又は無電解メツ法にてニッケルメッキ層の上
に半田メッキ層を形成し、第3図Cの金属層13をニッ
ケルメッキ層と半田メッキ層とで形成する。最後に、第
1の実施例と同一の方法で第2回目のバレル研摩を行っ
て第3図D及び第4図に示すような円板状磁器コンデン
サを完成させる。この方法は第1の実施例と同一の利点
を有する他に、半田メッキ層を備えているので、半田付
け性が良くなるという利点も有する。
に示すような磁器素体11を形成する。次に、第1の実
施例と同様に無電解ニッケルメッキを行う。しかる後、
電気メッキ又は無電解メツ法にてニッケルメッキ層の上
に半田メッキ層を形成し、第3図Cの金属層13をニッ
ケルメッキ層と半田メッキ層とで形成する。最後に、第
1の実施例と同一の方法で第2回目のバレル研摩を行っ
て第3図D及び第4図に示すような円板状磁器コンデン
サを完成させる。この方法は第1の実施例と同一の利点
を有する他に、半田メッキ層を備えているので、半田付
け性が良くなるという利点も有する。
また焼成前の成型品で第1回目のバレル研摩を行ってい
るので、周縁の角取りが容易となる。以上、本発明の実
施例に付いて述べたが、本発明は上述の実施例に限定さ
れるものではなく、更に変形可能なものである。
るので、周縁の角取りが容易となる。以上、本発明の実
施例に付いて述べたが、本発明は上述の実施例に限定さ
れるものではなく、更に変形可能なものである。
例えば、ニッケルメッキ層を無電鯛ニッケルメッキ層の
上に電気ニッケルメッキ層を形成したものとしてもよい
。
上に電気ニッケルメッキ層を形成したものとしてもよい
。
第1図は従来の磁器コンデンサを示す断面図、第2図は
従来の磁器コンデンサの製造方法を工程順に示す断面図
、第3図は本発明の実施例に係わる製造方法を工程順に
示す断面図、第4図は完成した磁器コンデンサの平面図
、第5図はバレル研摩を説明的に示す断面図である。 尚図面に用いられている符号において、11は磁器素体
し 12は容器、13は金属層、14,15は電極であ
る。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
従来の磁器コンデンサの製造方法を工程順に示す断面図
、第3図は本発明の実施例に係わる製造方法を工程順に
示す断面図、第4図は完成した磁器コンデンサの平面図
、第5図はバレル研摩を説明的に示す断面図である。 尚図面に用いられている符号において、11は磁器素体
し 12は容器、13は金属層、14,15は電極であ
る。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 焼成前又は焼成後に多数の円板状磁器素体を同時に
振動研摩して周縁の角を取る工程と、角を取つた多数の
円板状磁器素体に無電解メツキにてコンデンサ電極金属
層を形成する工程と、このコンデンサ電極金属層を設け
た円板状磁器素体を再び振動研摩して円板状磁器素体周
縁部の前記コンデンサ電極金属層を除去し、独立した2
つの対向コンデンサ電極を形成する工程とを含んでいる
ことを特徴とする円板状磁器コンデンサの製造方法。 2 前記振動研摩はバレル研摩である特許請求の範囲第
1項記載の円板状磁器コンデンサの製造方法。 3 前記無電解メツキは無電解ニツケルメツキである特
許請求の範囲第1項記載の円板状磁器コンデンサの製造
方法。 4 前記無電解メツキは、無電解ニツケルメツキと無電
解半田メツキとである特許請求の範囲第1項記載の磁器
コンデンサの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15915877A JPS606534B2 (ja) | 1977-12-26 | 1977-12-26 | 円板状磁器コンデンサの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15915877A JPS606534B2 (ja) | 1977-12-26 | 1977-12-26 | 円板状磁器コンデンサの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5487846A JPS5487846A (en) | 1979-07-12 |
JPS606534B2 true JPS606534B2 (ja) | 1985-02-19 |
Family
ID=15687526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15915877A Expired JPS606534B2 (ja) | 1977-12-26 | 1977-12-26 | 円板状磁器コンデンサの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606534B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS559483A (en) * | 1978-07-07 | 1980-01-23 | Murata Manufacturing Co | Method of manufacturing circular plate porcelain electronic part |
JPS6048117B2 (ja) * | 1980-07-16 | 1985-10-25 | 東北金属工業株式会社 | 圧電素子の製造方法 |
-
1977
- 1977-12-26 JP JP15915877A patent/JPS606534B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5487846A (en) | 1979-07-12 |
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