JPS606494Y2 - アンボンド用シ−ストpc鋼材の定着装置 - Google Patents
アンボンド用シ−ストpc鋼材の定着装置Info
- Publication number
- JPS606494Y2 JPS606494Y2 JP5125680U JP5125680U JPS606494Y2 JP S606494 Y2 JPS606494 Y2 JP S606494Y2 JP 5125680 U JP5125680 U JP 5125680U JP 5125680 U JP5125680 U JP 5125680U JP S606494 Y2 JPS606494 Y2 JP S606494Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- steel material
- diameter
- fixing body
- fixing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Reinforcement Elements For Buildings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はアンボンド工法に用いられるジーストpc#f
4材の定着装置に関するものである。
4材の定着装置に関するものである。
アンボンド工法において、PC鋼より線等を紙その他で
被覆して成るジーストPC鋼材をコンクリート構体に定
着させるために用いられる定着金具は、中心部にテーパ
状の横孔をもった定着体と、該横孔に打ち込まれる楔と
から威り、PC鋼材を横孔に挿通させた状態で楔にて定
着させるようになっている。
被覆して成るジーストPC鋼材をコンクリート構体に定
着させるために用いられる定着金具は、中心部にテーパ
状の横孔をもった定着体と、該横孔に打ち込まれる楔と
から威り、PC鋼材を横孔に挿通させた状態で楔にて定
着させるようになっている。
この種の定着装置において重要な点は、PC鋼材を定着
体の中心に正確に定着させること(芯出し)、および確
実な楔作用を発揮させるために、定着体の横孔へのセメ
ントミルクの流入を防止することの二点である。
体の中心に正確に定着させること(芯出し)、および確
実な楔作用を発揮させるために、定着体の横孔へのセメ
ントミルクの流入を防止することの二点である。
このため従来では、定着体に各種の芯出し用部材および
シール部材、あるいはそられの兼用部材を装着している
が、それによって作業が煩雑化するとともにコスト高と
なり、また上記部材の使い忘れや使い誤りによるトラブ
ルが発生することになっていた。
シール部材、あるいはそられの兼用部材を装着している
が、それによって作業が煩雑化するとともにコスト高と
なり、また上記部材の使い忘れや使い誤りによるトラブ
ルが発生することになっていた。
また、より完全なシール効果を期して、定着体後部とP
C鋼材とに跨ってシールテープを巻き付けるのが通例で
あるが、従来の定着体は一様に後端部の肉厚が大きく、
従ってPC鋼材との段差が大きくなるため、テーピング
作業が面倒で、かつテーピング効果に問題があった。
C鋼材とに跨ってシールテープを巻き付けるのが通例で
あるが、従来の定着体は一様に後端部の肉厚が大きく、
従ってPC鋼材との段差が大きくなるため、テーピング
作業が面倒で、かつテーピング効果に問題があった。
本考案はか)る点に鑑み、シールおよび芯出しのために
一切の別部材を付加使用する必要がないとともに、テー
ピングを容易にできるアンボンド用シース)PC鋼材の
定着装置を得んとするものである。
一切の別部材を付加使用する必要がないとともに、テー
ピングを容易にできるアンボンド用シース)PC鋼材の
定着装置を得んとするものである。
本考案の特徴とするところは、中心部にテーパ状の横孔
が形成された定着体と、該定着体の上記横孔に装着され
る楔とか成る定着金具を備え、ジーストPC鋼材を上記
横孔に挿通させて上記楔で定着せさせるように構成した
アンボンド用シース)PC鋼材の定着装置において、上
記定着体の後部に、上記横孔に連通ずる後払がリテーパ
状の通孔を中心部に有するpc鋼材導入部を一体に連設
し、この導入部における上記通孔の最小径部の直径寸法
を、上記PC鋼材においてシースが除去された本体直径
寸法と同等に形成し、この通孔最小径部の直径寸法に対
腰同通孔最大径部の直径寸法を1.1乃至1.2倍に、
また同通孔の長さ寸法を2.5乃至2.9倍にそれぞれ
設定し、かつ、導入部の外周面を後すぼまりのテーパ状
に形成してなる点に存する。
が形成された定着体と、該定着体の上記横孔に装着され
る楔とか成る定着金具を備え、ジーストPC鋼材を上記
横孔に挿通させて上記楔で定着せさせるように構成した
アンボンド用シース)PC鋼材の定着装置において、上
記定着体の後部に、上記横孔に連通ずる後払がリテーパ
状の通孔を中心部に有するpc鋼材導入部を一体に連設
し、この導入部における上記通孔の最小径部の直径寸法
を、上記PC鋼材においてシースが除去された本体直径
寸法と同等に形成し、この通孔最小径部の直径寸法に対
腰同通孔最大径部の直径寸法を1.1乃至1.2倍に、
また同通孔の長さ寸法を2.5乃至2.9倍にそれぞれ
設定し、かつ、導入部の外周面を後すぼまりのテーパ状
に形成してなる点に存する。
以下、本考案の実施例を図に依拠して説明する。
1は定着体、2は楔で、これらによって定着金具が構成
される。
される。
3はシース)PC鋼材で、PC鋼材より線等の本体31
に紙またはプラスチック等のシース32を被着して形成
されている。
に紙またはプラスチック等のシース32を被着して形成
されている。
定着体1は、中心部に前払がりのテーパ状となった横孔
11を有する主部12と、該主部12の後方にスカート
状に一体に連設したPC鋼材導入部13とから戒り、該
導入部13の中心部に上記横孔11と連通ずる通孔14
を形成している。
11を有する主部12と、該主部12の後方にスカート
状に一体に連設したPC鋼材導入部13とから戒り、該
導入部13の中心部に上記横孔11と連通ずる通孔14
を形成している。
この通孔14は、横孔11とは逆の後払がりのテーパ状
に形成している。
に形成している。
また、導入部13の後部外周面13aを後すぼまりのテ
ーパ状に形成している。
ーパ状に形成している。
こうして、通孔14のテーパと後部外周面13aのテー
パとによって導入部13の後端部の肉厚tをできるだけ
薄(している。
パとによって導入部13の後端部の肉厚tをできるだけ
薄(している。
上記定着体1は、スリーブを介してコンクリート型枠(
いずれも図示せず)に取付けられ、この定着体1の通孔
14から横孔11に亘ってPC鋼材3を挿通させた状態
でコンクリート打設を行なう。
いずれも図示せず)に取付けられ、この定着体1の通孔
14から横孔11に亘ってPC鋼材3を挿通させた状態
でコンクリート打設を行なう。
そして、コンクリート固化後、楔2を横孔11に打ち込
んでPC鋼材3を定着させるものである。
んでPC鋼材3を定着させるものである。
なお、PC鋼材3において横孔11に挿通される部分は
、図示の如く予めシース32を剥離され、本体31が裸
で露出した状態にされる。
、図示の如く予めシース32を剥離され、本体31が裸
で露出した状態にされる。
しかして、定着体1における通孔14の最小径部14a
の直径Aは、PC鋼材3の本体31の直径A′と同等寸
法に形成している。
の直径Aは、PC鋼材3の本体31の直径A′と同等寸
法に形成している。
また、最大径部14bの直径Bは、上記最小径部直径A
の1.1乃至1.2倍の寸法範囲内に設定している。
の1.1乃至1.2倍の寸法範囲内に設定している。
か)る寸法範囲に設定された最大径部直径Bは、実質上
、シース32を含むpc鋼材3全体の直径(外径)寸法
よりも大となる。
、シース32を含むpc鋼材3全体の直径(外径)寸法
よりも大となる。
さらに、同通孔14の長さ1は、最小径部直径A寸法の
2.5乃至2.9@の範囲の寸法に設定している。
2.5乃至2.9@の範囲の寸法に設定している。
通孔14にか)る各部の寸法を上記のような特定の条件
下に設定することによって次のような機能を得んとする
ものである。
下に設定することによって次のような機能を得んとする
ものである。
すなわち、第1,3図に示すように定着体1内において
、PC鋼材3は裸に剥かれた本体31部分のみが通孔1
4の最小径部14aを密挿して横孔11に導入され、シ
ース32付きの部分は通孔最小径部14a以後の位置で
止められる。
、PC鋼材3は裸に剥かれた本体31部分のみが通孔1
4の最小径部14aを密挿して横孔11に導入され、シ
ース32付きの部分は通孔最小径部14a以後の位置で
止められる。
これにより、PC鋼材3が定着体1の中心に自動的に位
置決め(芯出し)されると同時に、該PC鋼材3と通孔
最小径部14aの内周との密着作用によって、横孔11
の密封(シール)効果が得られる。
置決め(芯出し)されると同時に、該PC鋼材3と通孔
最小径部14aの内周との密着作用によって、横孔11
の密封(シール)効果が得られる。
これが本装置の基本的な作用効果である。
また、通孔最小径部14aの直径Aに対し、同最大径部
14bの直径Bが1.1〜1.2、同長さ1が2.5〜
2.9という関係から、通孔14のテーパ角度θがきわ
めて小さいものとなる。
14bの直径Bが1.1〜1.2、同長さ1が2.5〜
2.9という関係から、通孔14のテーパ角度θがきわ
めて小さいものとなる。
このように通孔14のテーパ角度θを小さくすると、P
C鋼材3を通孔14に挿通させる際に、所謂楔作用が効
果的に発揮されるため、ジーストPC鋼材3を通孔14
内に極限までスムーズに圧入し得て通孔内周面に高度の
密着状態をもって圧接させることができる。
C鋼材3を通孔14に挿通させる際に、所謂楔作用が効
果的に発揮されるため、ジーストPC鋼材3を通孔14
内に極限までスムーズに圧入し得て通孔内周面に高度の
密着状態をもって圧接させることができる。
従って、上記芯出しおよびシール作用が一層確実なもの
となる。
となる。
こうして、本装置によるときは、定着体1とPC鋼材3
とによって芯出しおよび横孔11の確実なシール効果が
得られ、このシール効果により横孔11内へのセメント
ミルクの流入を防止して、楔2によるPC鋼材3の定着
作用を確実に発揮させることができるものである。
とによって芯出しおよび横孔11の確実なシール効果が
得られ、このシール効果により横孔11内へのセメント
ミルクの流入を防止して、楔2によるPC鋼材3の定着
作用を確実に発揮させることができるものである。
従って、本装置によると、従来のように芯出し用および
シール用の部材を併用する必要がなくなるため、作業が
簡略化され能率が向上するとともに、コストが低廉です
む。
シール用の部材を併用する必要がなくなるため、作業が
簡略化され能率が向上するとともに、コストが低廉です
む。
また、シール部材等の忘れや使い誤りによるトラブル発
生の問題も勿論なくなる。
生の問題も勿論なくなる。
一方、通孔14が後払がりのテーパ状であることによっ
て本来的に導入部端の肉厚tが薄くなるうえに、導入部
13の後部外周面113aを後すぼまりのテーパ状に形
成したから、上記肉厚tを益々小さくすることができる
。
て本来的に導入部端の肉厚tが薄くなるうえに、導入部
13の後部外周面113aを後すぼまりのテーパ状に形
成したから、上記肉厚tを益々小さくすることができる
。
これにより、導入部後端とPC鋼材3の間の段差を小さ
くおさえることができるため、テーピングが容易となり
、かつテーピング効果が高まることとなる。
くおさえることができるため、テーピングが容易となり
、かつテーピング効果が高まることとなる。
なお、導入部13の外周面全長部分をテーパ状に形威し
ても上記肉厚tの減少効果が得られるが、導入部13の
強度保持の点では上記実施例のように後部外周面13a
に限ってテープ状に形成するのが望ましい。
ても上記肉厚tの減少効果が得られるが、導入部13の
強度保持の点では上記実施例のように後部外周面13a
に限ってテープ状に形成するのが望ましい。
また、図示実施例では、PC鋼材3を通孔14に入れ易
くするために、通孔14の後端部14cを他より遥かに
大きい角度をもった後払がりのテーパ状に形威しである
。
くするために、通孔14の後端部14cを他より遥かに
大きい角度をもった後払がりのテーパ状に形威しである
。
上記のように本案によれば、定着体とPC鋼材3自身に
よってPC鋼材の芯出しと横孔のシールを行ないうるか
ら、従来のようにシールおよび芯出し用の別部材を定着
体に付加する必要がなくなる。
よってPC鋼材の芯出しと横孔のシールを行ないうるか
ら、従来のようにシールおよび芯出し用の別部材を定着
体に付加する必要がなくなる。
従って、作業能率が著しく向上するとともに、コストが
低廉ですみ、シール部材等の使い忘れや使い誤りによる
トラブル発性のおそれもなくなる。
低廉ですみ、シール部材等の使い忘れや使い誤りによる
トラブル発性のおそれもなくなる。
また、定着体後端部の肉厚を薄くできるため、テーピン
グ作業が容易となる等、実用上きわめて有益なものであ
る。
グ作業が容易となる等、実用上きわめて有益なものであ
る。
図は本考案の実施例を示し、第1図は断面図、第2図は
定着体の一部拡大断面図、第3図は第1図状態の一部拡
大図である。 1・・・・・・定着体、11・・・・・・横孔、13・
・・・・・pc鋼材導入部、14・・・・・・通孔、1
4a・・・・・・同通孔の最小径部、A・・・・・・同
部の直径1.14b・・・・・・通孔の最大径部、B・
・・・・・同部の直径、1・・・・・・通孔の長さ、2
・・・・・・楔、3・・・・・・ジーストPC鋼材、3
1・・・・・・同鋼材の本体、A′・・・・・・同本体
の直径、32・・・・・・シース。
定着体の一部拡大断面図、第3図は第1図状態の一部拡
大図である。 1・・・・・・定着体、11・・・・・・横孔、13・
・・・・・pc鋼材導入部、14・・・・・・通孔、1
4a・・・・・・同通孔の最小径部、A・・・・・・同
部の直径1.14b・・・・・・通孔の最大径部、B・
・・・・・同部の直径、1・・・・・・通孔の長さ、2
・・・・・・楔、3・・・・・・ジーストPC鋼材、3
1・・・・・・同鋼材の本体、A′・・・・・・同本体
の直径、32・・・・・・シース。
Claims (1)
- 中心部にテーパ状の横孔が形成された定着体と、該定着
体の上記横孔に装着される楔とから成る定着金具を備え
、ジーストPC鋼材を上記横孔に挿通させて上記楔で定
着させるように構成したアンボンド用ジーストPC鋼材
の定着装置において、上記定着体の後部に、上記横孔に
連通ずる後払がリテーパ状の通孔を中心部に有するPC
@材導材部入部体に連設し、この導入部における上記通
孔の最小径部の直径寸法を、上記PC@材においてシー
スが除去された本体直径寸法と同等に形成し、この通孔
最小径部の直径寸法に対し、同通孔最大径部の直径寸法
を1.1乃至1.2倍に、また同通孔の長さ寸法を2.
5乃至2.9倍にそれぞれ設定し、かつ、導入部の外周
面を後すぼまりのテーパ状に形成してなることを特徴と
するアンボンド用シース)PC鋼材の定着装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5125680U JPS606494Y2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | アンボンド用シ−ストpc鋼材の定着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5125680U JPS606494Y2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | アンボンド用シ−ストpc鋼材の定着装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS56151450U JPS56151450U (ja) | 1981-11-13 |
JPS606494Y2 true JPS606494Y2 (ja) | 1985-03-01 |
Family
ID=29646168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5125680U Expired JPS606494Y2 (ja) | 1980-04-15 | 1980-04-15 | アンボンド用シ−ストpc鋼材の定着装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606494Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2527359B2 (ja) * | 1988-08-22 | 1996-08-21 | 黒沢建設株式会社 | Pc構造におけるpc鋼材の端部定着装置 |
-
1980
- 1980-04-15 JP JP5125680U patent/JPS606494Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS56151450U (ja) | 1981-11-13 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4821474A (en) | Post-tensioning anchor | |
IL34104A (en) | String anchor body with pegs | |
JPS606494Y2 (ja) | アンボンド用シ−ストpc鋼材の定着装置 | |
JPH089296Y2 (ja) | Pc鋼材定着用雌コーン | |
JPS5838093Y2 (ja) | Pc鋼材用定着体 | |
JPH0538198Y2 (ja) | ||
JPS639703Y2 (ja) | ||
JPH0633304Y2 (ja) | 電気温水器の缶体 | |
JPS5935693Y2 (ja) | Pc鋼材用定着体 | |
JPS6073744U (ja) | コンクリ−トに対する部材の支持、結合具 | |
JPS61146684U (ja) | ||
JPH04213693A (ja) | 推進用ヒューム管の継手構造及びその型枠 | |
JPH0344910Y2 (ja) | ||
JP3030973U (ja) | 蓋部材 | |
JPS6192251A (ja) | 梁貫通スリ−ブ | |
JPS6220590Y2 (ja) | ||
JPS6019487Y2 (ja) | 中空導体接続用補強管 | |
JPS6132729Y2 (ja) | ||
JPH052643Y2 (ja) | ||
JPS5934689Y2 (ja) | 外装タイル先付工法におけるタイル保護装置 | |
JPH0333889Y2 (ja) | ||
JPS59173736U (ja) | 鋼管コンクリ−トくい用の継手金具 | |
JPS60175664A (ja) | アンカ−ボルト施工用型枠 | |
JPS6127397Y2 (ja) | ||
JPH0145213Y2 (ja) |