JPS606367A - モ−タ駆動動力工具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は工具ハウジングと、動力伝達機構を介して駆動
される空気クッション衝撃機構とを具える穿孔作業また
はたがね作業用のモータ駆動動カニ具に関し、特に動力
伝達機構および空気クッション衝撃機構が、部分的に潤
滑油で満たされた共通の封鎖ハウジング室内に配置され
、そのハウジング室内Ｑこ動カニ具のいずれの使用状態
下でも潤滑油の溢流を阻止する接続口を有する圧力平衡
管が突出する構成を有する動カニ具に係るものである０ 上記構成の動カニ具においては作動時の温度増加に応じ
て動力伝達機構と空気クッション衝撃機構とを収めた工
具ハウジング内での圧力上昇が不可避的である。さらに
作動の間には衝撃機構におけるピストンの行程変位に基
づいてハウジング室内で強力な圧力増加が生じる。

かかる圧力条件は、既知の動カニ具においては封鎖性能
に関する技術的問題を招来する。従来の封鎖手段は特に
長時間の使用後には不満足な機能しか果さなくなること
が経験的に認められているそれ故に４１滑油が動カニ具
から外部に流出したり」−述の工具ハウジング室とは分
離して配置されている工具部分内に溢流する。

封鎖性能についてのＪ−記問題に対処するため、既知の
動カニ具においてはハウジング室をその内ＳＣ突出する
圧力平衡管の貫通孔を介して工具ハウジング内の別のス
ペースと連通させている。工具の作動間の温度上昇に応
じてハウジング室内に生じる圧力の増分は上述した別の
スペースとの連通に基づいて徐々に高まり、より長い作
動時間の後に封鎖上の問題を生じるレベルに達する。ま
た衝撃機構による圧力変動は、ハウジング室を別のスペ
ースと連通させたことに基づいて圧力ビーク値が減衰さ
れる。このように減衰された圧力レベルを特に工具の長
い作動時間の後Ｏこ、温度上昇による圧力増加と相まっ
てハウジング室の封鎖性能に対して悪影響を及ぼすもの
である。

発明の開示 本発明は、前述した構成を有する動カニ具において、作
動の結果としてハウジング室内に生じる圧力増加をその
封鎖性能に悪影響を及ぼさないレベルまで低減させる有
効な圧力平衡手段を提供することを目的とし−Ｃいる。

この目的を達成するため、本発明は、圧力平衡管のハウ
ジング室内との接続［」を大気と連通させることを特徴
とするものである。

本発明の上記構成によれば、ハウジング室を大気に対し
て開放させるために圧力を常Ｇこ効果的に平衡させるこ
とが可能となり、したがって工具の作動時にハウジング
室内に作用する圧力を封鎖性能に悪影響を及ぼさないレ
ベルに維持することができる。接続口と大気との間は、
好適には１本または複数本のパイプとして形成された圧
力平衡管を介して連通させる。ハウジング室を外部から
の汚染に対して保護するため、圧力平衡管の貫通孔内に
はフィルターを配置するのが望ましい。

高い圧力ビークを吸収するために、大気と連通させた圧
力平衡管の接続口は圧力平衡室を形成するケーシングに
よって包囲するのが望ましい。ハウジング室内に対して
開放した圧力平衡室内では、衝撃機構によって形成され
た圧力波が一層平滑化される。場合により圧縮された空
気がハウジング室から圧力平衡室内に潤滑油を伴なって
流入して圧力平衡室の内壁の下部にあたったとしても、
潤滑、油は戻し流路を経て動力伝達機構および空気クッ
ション衝撃機構を収めたハウジング室内に戻される。

圧力平衡室のケーシングには、動カニ具のいかなる作動
状態下でも潤滑油の溢流を阻止すべくハウジング室に向
けて開放された開口を形成するのが有利である。この開
口は圧力平衡室とハウジング室との間の圧力平衡に寄与
するのみならず圧縮空気に伴なわれて圧力平衡室内Ｇこ
流入することのある潤滑油を戻すのにも有効である。開
口の設置位置は、潤滑油が開口を経て圧力平衡室内に直
接流入しないように定める。

本発明の他の実施態様では、開口の少なくとも一部を動
カニ具の各作動位置に関して下側位置に配置する。かか
る配置によれば動カニ具の実質的に全ての作動条件下で
圧力平衡室内に流入した潤滑油をハウジング室内に戻す
ことが可能となる。

この場合、開口は圧力平衡室のケーシングにおける底部
領域に設けるのが望ましい。圧力平衡室の底部近傍には
圧力平衡管の前記接続［１を配置するのが有利である。

発明を実Ｌｆｕするための最良の形態 具ド、本発明を図示実施例について説明する。

本例によるたがね工具は工具ハウジング１を具え、この
ハウジング内に動力伝達機構２と空気クッション？＃撃
機構３とが収められた構成を有している。

動力伝達機構２は偏心クランクビン５を有する歯車４よ
りなるものである。この歯車４は２個の玉軸受６．ワに
よりハウジング側で回動可能に支持す第１、かつ引張り
ねじ８および支持リング９により軸線方向に予圧されて
いる。爾ｌｊ　４を駆動するため、この歯車【こ対して
図示しないモータのロータ軸１１に形成されたピニオン
１０を噛合わせる。ロータ軸１１はころ軸受１２により
ハウジング１内で回動可能に支持する。ころ軸受１２の
領域でロータ軸１１を包囲する封鎖リング１８により、
動力伝達機構２および空気クッション衝撃機・構３を収
めるハウジング室１５内に存在する潤滑油のモータ室１
４内への侵入を阻止する。参照数字１６は工具の異なる
使用角度での潤滑油の油面を示す。

空気クッション衝撃機構３は案内シリング１７、起動ピ
ストン１８および衝撃ピストン１９を含むものである。

起動ピストン１８と衝撃ピストン１９との間に空気クッ
ション２１を形成する。駆動ピストン１８を駆動するた
めに起動ピストンを連接ロッド２２を介してクランクビ
ン５に連結する。衝撃ピストン１９はピストンヘラ）’
１９ａと作動方向に延在するピストンロッド１９ｂとを
有する。封鎖素子２３．２４によりハウジング室１５を
空気クッション衝撃機構８の前方領域において外部に対
して封鎖する。案内シリンダ１７内には空気クッション
衝撃工具３の空気力学的機能を発揮させるために必要な
開口］、　７　ａ　、　１７　ｂ　＋１７０を形成し、
そのうちの開口１７０には弁リング２５を関連して配置
する。

工具ハウジング１内にほぼ皿形状のインサート２６を着
座させて設け、その周辺を封鎖するためにゴムリング２
７を配置する。インサート２６には工具室１５内に突出
する環状壁２８を設け、このＷ１状壁とねじ結合された
カバー板２９とにより平Ｔｈ室３１のケーシングを形成
する。平衡室はカバー板２９の領域に形成された開口２
６ａを介してハウジング室１５と連通させ、その一部を
構成させる。平衡室３１内に貫通孔２６０を有する圧力
平衡管２６ｂを突出させ、その貫通孔２６Ｃを大気に対
して開放させてその内側開口２６ｄを結果的に大気と連
通させる。

工具の作動に際してはその温度上昇が生じ、起動ヒスト
ン１８および衝撃ピストン１９の行程変位によりハウジ
ング室１５内に連続的な圧力変動が生じる。この圧力変
動の大部分は平衡室８１内で圧縮波が膨張することによ
り平衡状態となる。

圧縮空気と共に平衡室３１内に流入して平衡室内にとど
まる潤滑油は、工具の使用角度に応じて、少なくとも開
口２６ａを経てハウジング室１５内に戻される。平衡室
８１は貫通孔２６０を介して、大気と連通しているので
、平衡室３１内に残存する圧力差は解消される。潤滑油
は貫通孔２６Ｃを経て外部に排出されることはない。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例による動カニ具を一部破断して
示す側面図である。 ２６ａ・・・開口　２６ｂ・・・圧力平衡管ｚ６ｄ・・
・接続口 ２８、２９・・・圧力平衡室のケーシング３１・・・圧
力平衡室。 特許出願人　ヒルティ・アクチェンゲゼルシャフトダ１
１１．・―・

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 Ｌ　工具ハウジングと、動力伝達機構を介して駆動され
   る空気クッション衝撃機構とを具え、る穿孔作業または
   たがね作業用のモータ駆動動カニ具であって、動力伝達
   機構および空気クッションｉ撃機構が、部分的に潤滑油
   で満たされた共通の封鎖ハウジング室内に配置され、そ
   のハウジング室内に動カニ具のいずれの使用状態下でも
   潤滑油の溢流を阻止する接続口を有する圧力平衡管が突
   出するものにおいて、圧力平衡管（２６ｂ）の前記接続
   口（２６ｄ）を大気と連通させたことを特徴とする動カ
   ニ具。 ス　特許請求の範囲第１項記載の動カニ具において、大
   気と連通させた圧力平衡管（２６ｂ）の前記接続口（２
   ６（１）を、圧力平衡室（８１）を形成するケーシング
   （２８，２９）によって包囲したことを特徴とする動カ
   ニ具。 ＆　特許請求の範囲第２項記載の動カニ具において、圧
   力平衡室（３１）のケーシング（２８，２９）に１）ｉ
   Ｉ記ハウジング室（１５）に連通ずる開口（２６ａ）を
   形成し、この開口により潤滑油の溢流を動カニ只のいず
   れの使用状態下でも阻止する構成としたことを特徴とす
   る動カニ具。 表　特許請求の範囲第３項記載の動カニ具において、前
   記開口（２６ａ）の少なくとも一部は動カニ具の各使用
   位置に関して下側位置に配置したことを特徴とする動カ
   ニ具。