JPS606346Y2 - 大人・幼児兼用座席 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は大人・幼児兼用座席の改良に関するものである
。

例えば、幼児用バスにおける幼児用座席は座部の奥行等
が法規によって決められており、一方、大人が使用する
座席についても座席の各寸法が法規上定められている。

従来、幼児用バスには保護者用として大人用座席が２個
設けられているが、保護者が３Å以上いる場合乗せるこ
とができない。

そこで、本考案者は幼児用座席を２個組合せて大人用座
席を構成するようにしたものを既に提案した。

しかしながら、場所により或は配置上幼児用の座席を２
個置くことができない場合には、止むを得ず大人と幼児
が兼用して使用できる座席にすることが望ましい。

本考案は上記の点に鑑み案出されたもので、以下図示の
実施例に基づいて説明する。

図において、１は座席の座部で前方座部１１と後方座部
１２とに分割されており、後方座部１２は支脚２１，２
２によって床３上に支持されており、その後端には取付
板４によって背当１０が取付けられている。

また、前方座部１１の下面には支持板１１１が取付けら
れており、該支持板１１１が前記支脚２１に一端が取付
けられ後方座部の前方に張出するブラケット５の他端部
に座席の左右方向に配置された支持軸６によって回動可
能に支持されている。

なお、前記ブラケット５の支脚２１における窓側の支脚
に取付ければ、邪魔にならない。

なお、図中７は床３上に取付けられた前方座部１１の回
動を規制するストッパーである。

本考案は以上のように構威されており、第１図に示すよ
うに前方座部１１を後方座部１２と連続させることによ
り大人用座席として使用する。

次に、幼児用座席として使用する場合は、前方座部１１
を支持軸６を中心に前方に回動し、第２図に示すように
前方座部１１の表面１１ａをストッパー７に当接しその
回動を規制する。

このようにすることにより座席としての座部は後方座部
１２のみとなり幼児用座席とすることができる。

また、前方座部１１の裏面１１ｂを足台と利用すること
ができ、幼児用座席として好ましいものとなる。

以上のように本考案によれば、座席の座部１を前方座部
１１と後方座部１２とに分割し、前方座部１１を支持軸
６によって回動可能に構威したので、前方座部１１を後
方座部１２と連続することにより大人用座席を構威し、
前方座部１１を支持軸６を中心に前方に回動することに
より幼児用座席を樹皮するようにしたので、一つの座席
にて大人用と幼児用とに兼用して使用することができる
。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本考案による座席を示すもので、
第１図は大人用座席に樹皮した側面図、第２図は幼児用
座席に構成した側面図である。 １；座部、１１；前方座部、１２；後方座部、１０；背
当、２１，２２；支脚、５；ブラケット、６；支持軸、
７；ストッパー。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 座席の座部を前後に分割し、後方座部を支脚によって床
   上に支持するとともに、前方座部を後方座部の前方にお
   いて座席の左右に配置された支持軸により回動可能に支
   持し、該前方座部を支持軸を中心に前方に回動すること
   により幼児座席を構成するようにした大人・幼児兼用座
   席。