JPS606316Y2 - シ−ト用構造体 - Google Patents
シ−ト用構造体Info
- Publication number
- JPS606316Y2 JPS606316Y2 JP9512680U JP9512680U JPS606316Y2 JP S606316 Y2 JPS606316 Y2 JP S606316Y2 JP 9512680 U JP9512680 U JP 9512680U JP 9512680 U JP9512680 U JP 9512680U JP S606316 Y2 JPS606316 Y2 JP S606316Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seat
- sheet
- synthetic resin
- resin foam
- hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Chair Legs, Seat Parts, And Backrests (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は車輛用シートや家具用シート等のシート類に使
用されるシート用構造体の改良に関する。
用されるシート用構造体の改良に関する。
今日、車輛用シートや家具用シート等のシート類は、一
般に、軟質のポリウレタンフォームを代表とする基材と
しての合成樹脂発泡体と、金巾、寒冷紗又は粗毛フェル
ト等を代表とする裏面材とを一体成形したシート用構造
体に表面材を縫合又は溶着等により取り付けたものが使
用されている。
般に、軟質のポリウレタンフォームを代表とする基材と
しての合成樹脂発泡体と、金巾、寒冷紗又は粗毛フェル
ト等を代表とする裏面材とを一体成形したシート用構造
体に表面材を縫合又は溶着等により取り付けたものが使
用されている。
そして、具体的にかかるシートを車輌や家具等に用いる
場合には、シートの周縁部や中間部等で表面材も含めて
座枠に固定される。
場合には、シートの周縁部や中間部等で表面材も含めて
座枠に固定される。
したがって、シートの中間部で座枠と固定するような場
合には、基材としての合成樹脂発泡体に貫通孔が形成さ
れているシート用構造体が使用される。
合には、基材としての合成樹脂発泡体に貫通孔が形成さ
れているシート用構造体が使用される。
そしてこの貫通孔は、合成樹脂発泡体と裏面材とを一体
成形する際に同時に形成されるものである。
成形する際に同時に形成されるものである。
ところが、裏面材の側でシートを座枠に固定する作業を
する場合、貫通孔が形成されている従来のシート用構造
体では、基材としての合成樹脂発泡体には貫通孔が形成
されていても、この貫通孔部にも他の部分と同様に裏面
材が一体成形されているため、貫通孔の位置が外観上極
めて不明瞭となり、このため作業効率を著るしく阻害し
ている。
する場合、貫通孔が形成されている従来のシート用構造
体では、基材としての合成樹脂発泡体には貫通孔が形成
されていても、この貫通孔部にも他の部分と同様に裏面
材が一体成形されているため、貫通孔の位置が外観上極
めて不明瞭となり、このため作業効率を著るしく阻害し
ている。
本考案は、貫通孔を有する従来のシート用構造体のかか
る欠点を排除する改善されたシート用構造体を提供する
もので、その目的は貫通孔の位置を裏面材の上からでも
肉眼で明瞭に認められるような構造のシート用構造体と
することにより、究極的にはシートの座枠への固定作業
を著るしく向上させる点にある。
る欠点を排除する改善されたシート用構造体を提供する
もので、その目的は貫通孔の位置を裏面材の上からでも
肉眼で明瞭に認められるような構造のシート用構造体と
することにより、究極的にはシートの座枠への固定作業
を著るしく向上させる点にある。
そして、この目的を遠戚する本考案の要旨は、基材とし
ての合成樹脂発泡体の貫通孔部において、前記合成樹脂
発泡体と一体成形され硬化した裏面材を突出して形成す
る点にある。
ての合成樹脂発泡体の貫通孔部において、前記合成樹脂
発泡体と一体成形され硬化した裏面材を突出して形成す
る点にある。
以下、本考案の構成を、その一実施例を示す図面に基づ
き、従来のものと比較しつつ詳細に説明する。
き、従来のものと比較しつつ詳細に説明する。
表面材が取り付けられていないシート用構造体は、これ
を表面側から見れば、−例としての斜視図である第1図
に示すように、貫通孔1,2が形成されている。
を表面側から見れば、−例としての斜視図である第1図
に示すように、貫通孔1,2が形成されている。
かかるシート用構造体に表面材3を取り付けたシートを
座枠4に固定する場合、−例としての断面図である第2
図に示すように、表面材を含んでシートの周縁5,6で
固定されるとともに、シートの中間部においても、予め
表面材3の裏側に取り付けられている固定用紐7で貫通
孔2を利用しつつ裏面材8を貫通して座枠4に固定され
ている。
座枠4に固定する場合、−例としての断面図である第2
図に示すように、表面材を含んでシートの周縁5,6で
固定されるとともに、シートの中間部においても、予め
表面材3の裏側に取り付けられている固定用紐7で貫通
孔2を利用しつつ裏面材8を貫通して座枠4に固定され
ている。
ところが、従来のかかるシート用構造体は、これを裏面
側から見れば、−例としての斜視図である第3図に示す
ように、裏面材8を基材としての合成樹脂発泡体9と一
体成形するものであるから、図中点線位置にある貫通孔
部にまで裏面材8が被覆され、この結果、貫通孔の位置
が外観上極めて不明瞭となり、結局前記したような欠点
を生じる。
側から見れば、−例としての斜視図である第3図に示す
ように、裏面材8を基材としての合成樹脂発泡体9と一
体成形するものであるから、図中点線位置にある貫通孔
部にまで裏面材8が被覆され、この結果、貫通孔の位置
が外観上極めて不明瞭となり、結局前記したような欠点
を生じる。
本考案に係るシート用構造体は、これを裏面側から見れ
ば、−例としての斜視図である第4図に示すように、硬
化した裏面材8が貫通孔部において突出して形成されて
いるものであり、この結果貫通孔の位置が肉眼で明瞭に
認められる。
ば、−例としての斜視図である第4図に示すように、硬
化した裏面材8が貫通孔部において突出して形成されて
いるものであり、この結果貫通孔の位置が肉眼で明瞭に
認められる。
そして、かかるシート用構造体からなるシートを実際に
座枠に固定する場合には、要部拡大断面図である第5図
に示すように、図中矢印の位置で、裏面材8を切除すれ
ばよい。
座枠に固定する場合には、要部拡大断面図である第5図
に示すように、図中矢印の位置で、裏面材8を切除すれ
ばよい。
以上説明したシート用構造体を、例えば基材としての合
成樹脂発泡体として軟質のポリウレタンフォームを、裏
面材として寒冷紗を各々使用してモールド成形する場合
には、−例としての断面図である第6図に示すように、
従来より若干長尺の突起棒10が設けられている成形型
を使用して、裏面材8が突出するように一体成形する。
成樹脂発泡体として軟質のポリウレタンフォームを、裏
面材として寒冷紗を各々使用してモールド成形する場合
には、−例としての断面図である第6図に示すように、
従来より若干長尺の突起棒10が設けられている成形型
を使用して、裏面材8が突出するように一体成形する。
以上説明した通りであるから、本考案にはシート用構造
体の貫通孔部の裏面材を突出して形成させることにより
、裏面側からでも貫通孔の位置を肉眼で明瞭に認められ
るようにし、シートの座枠への固定作業を著るしく効率
化する効果を有する。
体の貫通孔部の裏面材を突出して形成させることにより
、裏面側からでも貫通孔の位置を肉眼で明瞭に認められ
るようにし、シートの座枠への固定作業を著るしく効率
化する効果を有する。
第1図はシート用構造体の一例としての表面側から見た
斜視図、第2図はシートを座枠に固定した状態を示す断
面図、第3図は従来のシート用構造体の一例としての裏
面側から見た斜視図、第4図は本考案の一実施例として
のシート用構造体の裏面側から見た斜視図、第5図は貫
通孔部の要部拡大断面図、第6図は本考案の一実施例と
してのシート用構造体をモールド成形している状態を示
す断面図である。 1.2・・・・・・貫通孔、3・・・・・・表面材、4
・・・・・・座枠、8・・・・・・裏面材、9・・・・
・・合成樹脂発泡体、10・・・・・・突起棒。
斜視図、第2図はシートを座枠に固定した状態を示す断
面図、第3図は従来のシート用構造体の一例としての裏
面側から見た斜視図、第4図は本考案の一実施例として
のシート用構造体の裏面側から見た斜視図、第5図は貫
通孔部の要部拡大断面図、第6図は本考案の一実施例と
してのシート用構造体をモールド成形している状態を示
す断面図である。 1.2・・・・・・貫通孔、3・・・・・・表面材、4
・・・・・・座枠、8・・・・・・裏面材、9・・・・
・・合成樹脂発泡体、10・・・・・・突起棒。
Claims (1)
- 基材としての合成樹脂発泡体の貫通孔部において、前記
合成樹脂発泡体と一体成形された裏面材を突出して形成
したことを特徴とするシート用構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9512680U JPS606316Y2 (ja) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | シ−ト用構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9512680U JPS606316Y2 (ja) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | シ−ト用構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5717553U JPS5717553U (ja) | 1982-01-29 |
JPS606316Y2 true JPS606316Y2 (ja) | 1985-02-27 |
Family
ID=29457040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9512680U Expired JPS606316Y2 (ja) | 1980-07-05 | 1980-07-05 | シ−ト用構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS606316Y2 (ja) |
-
1980
- 1980-07-05 JP JP9512680U patent/JPS606316Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5717553U (ja) | 1982-01-29 |
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