JPS606129Y2 - 格子 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、格子に関し、縦桟と横桟の組立構造を簡素
にしたものである。

従来より格子には種々の構造のものが採用されていたが
、縦桟と横桟の組立構造を簡素にしたものが少く、設置
時の組立てが難しいばかりでなく、組立の為の補助部材
やビスで外観を損なう等の問題点があった。

然るにこの考案は縦桟の端部に縦方向に形成したし状切
欠部に横桟を嵌装し、該横桟は縦桟の端部より前記切欠
部内に装着して切欠部を覆う補助部材で保定したので、
縦桟と横桟が同一面内で格子状に組まれると共に、組立
構造が簡素となり、前記問題点を是正したのである。

即ちこの考案を実施例について説明すれば、横方向に等
間隔で並列した中空型材製の多数の縦桟１．１の上端部
および下端部（図は上下端部共同−構造であるので下端
部を省略して、上端部のみを示した。

）の側壁に縦方向にし状切欠部２，２を形成して、縦桟
１，１と結合する中空型材製の横桟３，３を前記し状切
欠部２，２に嵌挿し、縦桟１，１の端部側より山状切欠
部２内へ装着した補助部材４，４により、前記横桟３，
３を保定してポーチ用格子としたものである。

前記補助部材４はし状切欠部２内に嵌入する嵌入部４ａ
ど縦桟１の端部開口を覆う為、端部外形と同一形状とし
た塞板４ｂとから戒り、嵌入部の側部前後縁に形成した
縦突条５は、前側」状切欠部２の切欠縁に形成される縦
溝６と嵌合掛止するようになっており、かつ前記嵌入部
４ａの下端面中央部に形成した突起７が、横桟３の上壁
（又は下壁）に縦桟１．１の並列間隔と等しく穿設した
透孔８，８に嵌入して、横桟３の移動を防いでいる。

図中９は前記塞板４ｂを通して縦桟のタッピングホール
１０に螺着される組立てネジである。

上記実施例によれば、縦桟１，１と横桟３，３は同一平
面内で格子状に組立てられると共に、補助部材４は縦桟
１の外形に一致させることが可能であるから、縦桟と横
桟の結合が恰も補助部材を用いることなく組立てたよう
にすることができる。

即ち、この考案によれば、縦桟の端部側壁に形成したし
状切欠部に横桟を嵌装し、該横桟を前記し状切欠部に装
着、固定した補助部材を介して保定したので、組立構造
が簡素で組立作業が容易であると共に、外観も勝れた格
子を提供できる効果がある。

更に、補助部材の縦突条を縦桟のし状切欠部縁に形成さ
れた縦溝に嵌合掛止すれば、両部材が掛合により一体化
され、より堅牢に組立てることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案の実施例の一部を破切した斜視図、第
２図は同じ〈実施例の一部分解斜視図である。 １・・・・・・縦桟、２・・・・・・−状切欠部、３・
・・・・・横桟、４・・・・・・補助部材、５・・・・
・・縦突条、６・・・・・・縦溝、７・・・・・・突起
、８・・・・・・透孔、９・・・・・・組立てネジ、１
０・・・・・・タッピングホール。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ■ 複数の並列縦桟と、該縦桟の上下端部に連結される
   横桟とからなる格子において、前記横桟は縦桟の上下端
   部側壁に、縦方向に形成したし状切欠部に嵌挿されてお
   り、かつ前記し状切欠部にはこれを覆うと共に前記横桟
   を押える補助部材が装着され、該補助部材は前記縦桟に
   固定されており、前記補助部材の前記し状切欠部への挿
   入側端と前記横桟とは凹凸嵌合されていることを特徴と
   した格子。 ２ 凹凸嵌合は、補助部材の挿入側端に突設した突起を
   横桟に穿設した透孔へ嵌入した実用新案登録請求の範囲
   第１項記載の格子。 ３ 補助部材の側部前後縁には縦突条が形成してあり、
   該縦突条が縦桟のし状切欠部の切欠縁に形成された縦溝
   に嵌合掛止している実用新案登録請求の範囲第１項記載
   の格子。