JPS606105B2 - 絶縁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 - Google Patents

絶縁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法

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JPS606105B2
JPS606105B2 JP51035046A JP3504676A JPS606105B2 JP S606105 B2 JPS606105 B2 JP S606105B2 JP 51035046 A JP51035046 A JP 51035046A JP 3504676 A JP3504676 A JP 3504676A JP S606105 B2 JPS606105 B2 JP S606105B2
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JP
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heat treatment
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manufacturing
semiconductor substrate
ion implantation
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JP51035046A
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隼明 福本
順一 三橋
哲 河津
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は半導体装置、特に絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタ(以下MOS型トランジスタと略記する)の製
造方法及びMOS型トランジスタを用いて構成するMO
S型大規模集積回路(以下MOS−LSIと略記する)
の製造方法に関するものである。
MOSICはバィポーラ型集積回路と比較して集積密度
が大きく且つ安価であるという長所を有しているが演算
速度が遅いという欠点があった。
そこでMOSICの速度を遠くする方式が最近種々提案
されてきた。すなわち、従来高速化を図る方法として自
己整合法やNチャネル化等があるが、より高速化をはか
るには、MOSトランジスタのソース・ドレィン間距離
(以下チャンネル長と言う)を短かくすることが不可欠
である。ところがチャネル長を短かくすると、ドレイン
・ソース間の破壊電圧(以下耐圧と略記する)が低下す
ることが知られている。
そこでチャネル長を短くしても耐圧の抵下しない方法と
して、不純物濃度の大なる半導体基板を用いることが考
えられるが、この方法によると負荷MOSトランジスタ
のソースと基板間の電圧すなわち出力電圧にょるしきぃ
値電圧変化率Vt/ゾアマ(但しVt:しきい値電圧、
V。:出力電圧60:定数)が大きくなり、MOSIC
用のトランジスタとしては望ましくない。すなわち、高
不純物濃度になればチャネルを発生するのに必要なゲー
ト電圧(しきい値電圧Vt)が大きくなり、そのためV
。(=V。。−Vt)が小さくなると共に〜スイッチン
グ速度が遅くなる欠点があった。この欠点をなくす方法
として「ゲート領域のみにしきし、値電圧Vtを印加し
たときに生ずる空乏層の厚さと実質的に等しい深さに高
濃度層を形成したMOSトランジスタが昭和5位宅特許
顔第30546号に示されている。
この工程をnチャネルMOSトランジス外こついて説明
する。第亀図aに示すように先ず不純物濃度1×1び5
伽‐3のP型シリコン基板亀の上にシリコンウェハの選
択酸化用のマスク材料として〜窒化シリコン膜(Si3
N4)3をシリコン酸化膜2を介して形成する。この後
写真製版技術を用いてソース・ドレインおよびゲート領
域に相当する場所にレジスト竃2を形成する。この後、
上記しジスト12が形成されていない領域のSi3N4
膜3をエッチングして除去しトこの除去部分にイオン注
入法によりフィールドドーピングのためのボロンイオン
を1び1〜1び5肌‐2注入する。その後上記しジスト
12を除去し選択酸化を行なって上記Si3Nぶ蓑3の
ない部分に厚い二酸化シリコン膜4を形成し「 ソース
。ドレィンおよびゲート領域のSi3Nぷ莫およびシリ
コン酸化膜2を除去する。しかる後に清浄なゲート絶縁
膜層6を形成する。この状態を第竃図bに示す。図中5
はイオン注入によるフィールドドーピング領域である。
.この後、ボロンィオンをゲート領
域下のSiに注入し、しかる後にN2などの不活性ガス
雰囲気中で熱処理を加え、ボロンを拡散させる。
ゲート下に注入したポロンの拡散深さは1100002
時間の拡散で約1.5〃程度である。その後ポリシリコ
ン膜8を気相成長法で形成し、ゲート電極部など必要な
部分を残して「写真製版「蝕刻法により除去する。この
ときの様子を第軍図cに示した。なおここではゲート領
域に注入すべきボロンィオンはソース。ドレィン領域に
も注入しても良く図にはこの例を示した。図で7はゲー
ト下のポロンイオン注入後熱処理した出来た高不純物領
域である。この後第1図dに示す様にポリシリコン膜8
をマスクとしてゲート絶縁膜6を蝕刻後、リン拡散を行
う「ゲート電極のポリシリコン8の電気伝導度を増すと
同特にソース9およびドレィン10領域に対応するn+
領域を形成する。これ以後の工程は通常のシリコンゲー
ト工程を用いてトランジスタを形成する。即ち、二酸化
シリコン膜を気相成長で形成させた後、ソースeゲート
・ドレィン領域へのコンタクト孔をあげAI蒸着、写真
製版、蝕刻により配線を完成するわけである。この様に
して形成されたMOSトランジスタのドレィン亀川こ電
圧を印加すると、シリコン基板1の表面近傍の不純物濃
度が大きいためここでの空乏層の中は延び難くなる。
従って、ドレィン電圧を印加することにより発生する空
乏層がソース領域9に達することによりソース領域から
電子が流入する「いわゆるパンチスルー現象によるドレ
ィン耐圧の低下を防ぐことが出来るので、チャネル長を
短かくしてもドレイン耐圧の低下ときたさなも、MOS
トランジスタを製作することができた。しかるに上述の
工程ではフィールドドーピングのためにボロッイオンを
注入した後に選択酸化膜4の形成および不活性ガス雰囲
気中での熱処理を行なうため、上記注入ボロンの選択酸
化膜4への吸出しや拡散の拡がりが生じ、選択酸化膜4
およびこの上に配線された導電体により生ずる寄生トラ
ンジスタのしさり値電圧や耐圧の低下がみられる欠点が
あった。
すなわちトチャネルを狭くしてMOSトランジスタを小
さくすることができるが〜トランジスタ間の分離のため
の距離を小さくすることができず、高集積化の障害とな
っていることが判明した。この発明は上に述べた点に鑑
みてなされたもので「特に大親膜集積回路に適したMO
Sトランジスタの新規な製造方法を提供するものである
この発明の一実施例を第2図により説明する。第2図は
nチャネルMOSトランジスタのこの発明による製造方
法を示したもので、図中数字で示した各部分は第1図と
同じあるいは相当部分を示すものである。まず不純物濃
度21×1び5弧‐3のP型シリコン基板1の上に二酸
化シリコン膜2をloo〜loooA程度形成し、チャ
ネル領域に添加すべき不純物としての第1次ボロンィオ
ン(他の三族イオンでも可)注入を行ない。これを熱処
理拡散する第1次の熱処理工程をほどこす。この後選択
酸化膜用のマスク材料として窒化シリコン膜(Si3N
4)3を気相成長させる。このSi3N4膜3は選択酸
化の条件により異るが、通常3000公以下に形成する
。さらにソース・ドレインQゲート形成予定領域上にレ
ジスト亀2を形成する。この様子を第2図aに示した。
この後、Si3N43を蝕刻した様子を第2図Mこ示す
。そして再度イオン注入法を用いて、フィールド領域に
1×1び3〜1×1び5肌‐2の第2次ボロンィオン注
入を行い高不純物濃度領域5を形成する。(第2図c)
、しかる後、レジスト12を除去し選択酸化膜4を形成
する。次にSi3N4膜3及び二酸化シリコン膜2を除
去した後、新しく清浄なゲート絶縁膜6を形成したのが
第2図dに示したものである。次のポリシリコン膜8を
気相成長させ、ゲート電極部など必要部を残して写真製
版、蝕刻により除去する。この状態を第2図eに示して
いる。このポリシリコン膜8をマスクにして、ゲート絶
縁膜6を除去した後、リン拡散を行ないゲート電極のポ
リシリコンの電気伝導度を増すと同時にソース9および
ドレィン10領域に対応するn+領域を形成する(第2
図f)。しかる後に二酸化シリコン膜を気相成長法で形
成し、ソース・ゲート及びドレィン領域への電極形成用
の写真製版、蝕刻後アルミ蒸着を行ない写真製版、蝕刻
を行ないアルミ配線を完成しMOSトランジスタとする
。以上説明したこの発明による製造工程において、ゲー
ト下に高不純物濃度領域を形成するために注入された第
1次イオン注入工程によるボロンィオンは注入後の第1
次熱処理工程で、ソース9およびドレィン10領域のn
十領域の深さ近くまで熱処理で拡散するようにされる。
この後、第2次の熱処理すなわち、選択酸化膜の形成お
よびソース。ドレィン領域の拡散的における熱処理によ
り少し拡散が追加され「 ソース9およびドレイン10
領域のn十領域の深さし、ほぼ等しくなるようされる。
またゲートにしきし、値電圧を与えたときの空乏層中が
このようにしてできた高不純物濃度層の深さと同じ‘こ
なるように不純物濃度が選ばれている。これまでの製造
方法ではチャネル領域およびフィールド領域の不純物濃
度を高めるためにイオン注入をそれぞれ行なった後、窒
素雰囲気中高温で熱拡散を行うため、フィールド領域に
注入したイオンが選択酸化膜へ吸出されたり、拡散深さ
が増加することにより、この領域の濃度が著しく低下し
、寄生トランジスタのしきい値電圧や耐圧が低下してい
た。
しかしこの発明では、上述したごとくチャネル領域への
ボロン注入をまず行い高温熱処理を行なった後フィール
ド領域のイオン注入を行ない、次に選択酸化およびソー
ス・ドレィン領域の拡散を行なうようにしたので、フィ
ールド領域に注入されたイオンは、低温で行なわれる選
択酸化および時間の短いソース・ドレィン領域の拡散の
熱処理が行なわれるだけで、これまでのもののように高
温長時間の熱処理を受けなくてすみ、従って濃度低下を
きたすことなく寄生トランジスタのしきし、電圧や耐圧
の低下を防ぐことができるものである。またゲート下の
チャネル領域の不純物濃度はこれまでのものと同じく高
められているのでチャネル長の短かし、トランジスタを
造ることができるのは言うまでもない。以上この発明の
MOSトランジスタ製造方法によればチャネル領域およ
びフィールド領域に効果的に高不純物濃度領域を形成す
ることができ、寄生トランジスタのしきい値電圧や耐圧
を低下させることがなく、MOSトランジスタのチャネ
ル長を短か〈することができるので大規模集積化に通し
たMOSトランジスタを製作することができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこれまでのMOSトランジスタの製造方法を工
程順に示した説明図、第2図はこの発明によるMOSト
ランジスタの製造方法を同じく工程順に示した説明図、
図において1は半導体基板「 4は選択酸化膜、5はフ
ィールド領域に注入された不純物イオンおよびこれがつ
くる高不純物濃度領域、7はチャネル領域に注入された
不純物イオンおよびこれがつくる高不純物濃度領域、8
はポリシリコンゲート電極、9はソース領域、1川まド
レィン領域である。 なお図中同符号は同等または相当部分を示すものである
。第1図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 半導体基体中の少なくとも導電チヤネル形成予定領
    域に上記半導体基体と同一導電型の不純物イオンの注入
    を行う第1のイオン注入工程、第1のイオン注入工程後
    上記半導体基体を熱処理する第1の熱処理工程上記半導
    体基体の導電チヤネル形成予定領域の表面をマスクして
    上記半導体基体と同一導電型の不純物イオンの注入を行
    う第2のイオン注入工程、第2のイオン注入工程をへた
    上記半導体基体を熱処理する第2の熱処理工程を含む絶
    縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法。 2 第2の熱処理工程には選択酸化膜形成工程、ソース
    領域ドレイン領域の拡散工程が含まれていることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の絶縁ゲート型電界効
    果トランジスタの製造方法。 3 第1及び第2の熱処理工程により第1のイオン注入
    工程で注入された不純物イオンがつくる高濃度不純物層
    の厚さが、ソース領域およびドレイン領域の深さに実質
    的に等しくなるようにしてなる特許請求の範囲第2項記
    載の絶縁ゲート型電界効果トランジスタの製造方法。 4 第1及び第2の熱処理工程により第1のイオン注入
    工程で注入された不純物イオンがつくる高濃度不純物層
    の厚さがゲートしきい値電圧によって生じる空乏層の幅
    に実質的に等しくなるようにしてなる特許請求の範囲第
    2項又は第3項記載の絶縁ゲート型電界効果トランジス
    タの製造方法。
JP51035046A 1976-03-29 1976-03-29 絶縁ゲ−ト型電界効果トランジスタの製造方法 Expired JPS606105B2 (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3440502A (en) * 1966-07-05 1969-04-22 Westinghouse Electric Corp Insulated gate field effect transistor structure with reduced current leakage
JPS4979189A (ja) * 1972-11-01 1974-07-31
JPS509390A (ja) * 1973-05-22 1975-01-30

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