JPS6237818B2 - - Google Patents
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- JPS6237818B2 JPS6237818B2 JP53130208A JP13020878A JPS6237818B2 JP S6237818 B2 JPS6237818 B2 JP S6237818B2 JP 53130208 A JP53130208 A JP 53130208A JP 13020878 A JP13020878 A JP 13020878A JP S6237818 B2 JPS6237818 B2 JP S6237818B2
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- polycrystalline silicon
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Landscapes
- Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は絶縁ゲート型電界効果トランジスタ、
特にゲート電極として多結晶シリコン層を備えた
シリコンゲート電界効果トランジスタに関する。
特にゲート電極として多結晶シリコン層を備えた
シリコンゲート電界効果トランジスタに関する。
従来、シリコンゲート電界効果トランジスタ
(以下、シリコンゲートFETという)は第1図の
ものが知られている。すなわち、N型半導体基体
1を熱酸化して二酸化シリコン(SiO2)層4を全
面に形成し、ソース、ゲートおよびドレイン領域
となるべきところをエツチング除去する。
(以下、シリコンゲートFETという)は第1図の
ものが知られている。すなわち、N型半導体基体
1を熱酸化して二酸化シリコン(SiO2)層4を全
面に形成し、ソース、ゲートおよびドレイン領域
となるべきところをエツチング除去する。
次に、エツチング個所全面にゲート酸化膜5を
被覆し、その上に多結晶シリコン層6を形成す
る。その後、ゲート部となるところを除いて多結
晶シリコン層6およびゲート酸化膜5をエツチン
グ除去し、アクセプタ不純物を拡散してソース領
域2およびドレイン領域3を形成する。次に、半
導体基体1全面に酸化膜7を形成した後、ソー
ス、ドレイン電極となるべきところの酸化膜7を
開孔して、アルミニウム等の金属を蒸着し不要部
を除去してソース電極8およびドレイン電極9を
形成する。
被覆し、その上に多結晶シリコン層6を形成す
る。その後、ゲート部となるところを除いて多結
晶シリコン層6およびゲート酸化膜5をエツチン
グ除去し、アクセプタ不純物を拡散してソース領
域2およびドレイン領域3を形成する。次に、半
導体基体1全面に酸化膜7を形成した後、ソー
ス、ドレイン電極となるべきところの酸化膜7を
開孔して、アルミニウム等の金属を蒸着し不要部
を除去してソース電極8およびドレイン電極9を
形成する。
かかる従来構造のシリコンゲートFETでは、
ゲート電極である多結晶シリコン層6をマスクと
してソース領域2およびドレイン領域3を拡散形
成する所謂セルフ―アラインメント方式によつ
て、ゲート電極とソースおよびドレイン領域との
重なりを非常に小さくすることが出来るためゲー
ト電極とソースおよびドレイン領域との電気的容
量を小さくでき、それゆえある程度の高速動作を
可能にすることができる。
ゲート電極である多結晶シリコン層6をマスクと
してソース領域2およびドレイン領域3を拡散形
成する所謂セルフ―アラインメント方式によつ
て、ゲート電極とソースおよびドレイン領域との
重なりを非常に小さくすることが出来るためゲー
ト電極とソースおよびドレイン領域との電気的容
量を小さくでき、それゆえある程度の高速動作を
可能にすることができる。
そこでさらに高速動作が要求される場合、ゲー
トとソースおよびドレイン間の電気的容量を小さ
くすることはもちろん、チヤネル長をさらに短く
することによつて、高速動作を可能にできる。し
かしながら例えば半導体基体1の不純物濃度が1
×1015cm-3の場合、ドレインからチヤンネル内に
延びる空乏層がソースに達しないようにするため
に設計チヤネル長は5μm程度が短チヤンネル化
の限度であるため、より速い高速動作は期待でき
ない。そこで短チヤネル化を計るための基体濃度
を高めることが考えられる。これは基体濃度を高
めることによつて、ドレイン領域と半導体基体と
の接合にできる空乏層ののびが小さくなり、ゲー
ト長をその分だけ短かくできるためである。しか
し、空乏層ののびが小さくなる反面ゲート、ドレ
イン、基板間の電気的容量が増し、高速動作に対
してかえつて逆効果になつていた。
トとソースおよびドレイン間の電気的容量を小さ
くすることはもちろん、チヤネル長をさらに短く
することによつて、高速動作を可能にできる。し
かしながら例えば半導体基体1の不純物濃度が1
×1015cm-3の場合、ドレインからチヤンネル内に
延びる空乏層がソースに達しないようにするため
に設計チヤネル長は5μm程度が短チヤンネル化
の限度であるため、より速い高速動作は期待でき
ない。そこで短チヤネル化を計るための基体濃度
を高めることが考えられる。これは基体濃度を高
めることによつて、ドレイン領域と半導体基体と
の接合にできる空乏層ののびが小さくなり、ゲー
ト長をその分だけ短かくできるためである。しか
し、空乏層ののびが小さくなる反面ゲート、ドレ
イン、基板間の電気的容量が増し、高速動作に対
してかえつて逆効果になつていた。
また、短チヤネル化を計る別の方法として、ソ
ース領域を半導体基体と同じ導電型でしかも基体
より高い不純物濃度を示す領域で囲むことによつ
て、ドレイン領域からの空乏層ののびを高不純物
濃度領域にまで拡げ実効チヤンネルを短くする方
法もあつた。しかし、この方法では基板をN型と
した場合、ゲート多結晶シリコンをN型にする
と、閾値電圧が高くなり、ドレイン領域近傍でデ
イプレツシヨンモードが確保できずエンハンスメ
ントモードとなり、実効チヤンネル長が長く高周
波特性が悪くなる欠点があり、またゲート多結晶
シリコンをP型にすると閾値電圧が低下して安定
した動作が期待できない欠点がある。
ース領域を半導体基体と同じ導電型でしかも基体
より高い不純物濃度を示す領域で囲むことによつ
て、ドレイン領域からの空乏層ののびを高不純物
濃度領域にまで拡げ実効チヤンネルを短くする方
法もあつた。しかし、この方法では基板をN型と
した場合、ゲート多結晶シリコンをN型にする
と、閾値電圧が高くなり、ドレイン領域近傍でデ
イプレツシヨンモードが確保できずエンハンスメ
ントモードとなり、実効チヤンネル長が長く高周
波特性が悪くなる欠点があり、またゲート多結晶
シリコンをP型にすると閾値電圧が低下して安定
した動作が期待できない欠点がある。
従つて、本発明の目的は上記した欠点を解消し
た、すなわちゲート、ドレイン間の電気的容量を
増加させることなく短チヤネル化を実現し、もつ
て所望の閾値電圧でより速い高速動作を可能にし
た絶縁ゲート型電界効果トランジスタを提供する
ことにある。
た、すなわちゲート、ドレイン間の電気的容量を
増加させることなく短チヤネル化を実現し、もつ
て所望の閾値電圧でより速い高速動作を可能にし
た絶縁ゲート型電界効果トランジスタを提供する
ことにある。
すなわち本発明の半導体装置は、一導電型を有
する半導体基体内に形成された同じ導電型でより
高濃度の第1の半導体領域と、第1の半導体領域
に接して形成された他の導電型の第2の領域と、
半導体基体内に第1の半導体領域とは離間して形
成された他の導電型の第3の領域と、第2および
第3領域間の半導体基体表面上に形成されたゲー
ト絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成された多結晶
シリコン層とを有し、その多結晶シリコン層は第
1の領域上で一導電型で、第3の領域と第1の半
導体領域との間の半導体基体上では他の導電型で
あることを特徴とする。
する半導体基体内に形成された同じ導電型でより
高濃度の第1の半導体領域と、第1の半導体領域
に接して形成された他の導電型の第2の領域と、
半導体基体内に第1の半導体領域とは離間して形
成された他の導電型の第3の領域と、第2および
第3領域間の半導体基体表面上に形成されたゲー
ト絶縁膜と、ゲート絶縁膜上に形成された多結晶
シリコン層とを有し、その多結晶シリコン層は第
1の領域上で一導電型で、第3の領域と第1の半
導体領域との間の半導体基体上では他の導電型で
あることを特徴とする。
本発明によれば、すなわちゲート多結晶シリコ
ン層が導電型の異なつた2領域に分離しているた
め、一導電型の多結晶シリコン領域の不純物濃度
により閾値電圧を従来のエンハンスメント・モー
ドのFETと同等にでき、他の導電型の多結晶シ
リコンゲート領域直下がデイプレツシヨン・モー
ドになるため本発明の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタの閾値電圧はエンハンスメントモード領
域の閾値電圧で決定され、その時、デイプレツシ
ヨンモード領域にはすでにチヤンネルが形成され
ているので実効チヤネル長が短かくなり、また、
ゲート・ドレイン間の電気的容量は半導体基体濃
度が低いために小さくでき、従つて所望の閾値電
圧が得られより速い高速動作が可能となる。
ン層が導電型の異なつた2領域に分離しているた
め、一導電型の多結晶シリコン領域の不純物濃度
により閾値電圧を従来のエンハンスメント・モー
ドのFETと同等にでき、他の導電型の多結晶シ
リコンゲート領域直下がデイプレツシヨン・モー
ドになるため本発明の絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタの閾値電圧はエンハンスメントモード領
域の閾値電圧で決定され、その時、デイプレツシ
ヨンモード領域にはすでにチヤンネルが形成され
ているので実効チヤネル長が短かくなり、また、
ゲート・ドレイン間の電気的容量は半導体基体濃
度が低いために小さくでき、従つて所望の閾値電
圧が得られより速い高速動作が可能となる。
次に本発明を図面を用いてより詳細に説明す
る。
る。
第2図は本発明の一実施例を示す半導体装置の
断面図である。N型の半導体基体10(例えば1
×1014〜1×1015cm-3の不純物濃度)の全面に絶
縁膜14を形成する。次に、ソース、ゲートおよ
びドレイン領域となるべきところの酸化膜14を
エツチング除去する。そして、ゲート絶縁膜15
をエツチング除去した所全面に形成し、さらに多
結晶シリコン層16をその上に気相成長法等で成
長させ、そして窒化シリコン膜(Si3N4)のような
耐酸化性の膜(図示していない)を成長させる。
次に、ソース、ドレイン領域となるべきところの
多結晶シリコン層16および窒化シリコン膜と、
ゲート部の窒化シリコン膜の一部、すなわちソー
ス側でN型の多結晶シリコン層となるべきところ
の窒化シリコン膜とを除去し、ソース領域以外を
フオトレジスト(図示していない)で覆う。その
後、イオン注入法によりゲート酸化膜をとおして
ソース領域にドナー不純物を注入し、前記したフ
オトレジスト除去後、再度高温(例えば1000℃〜
1100℃)で熱処理し、N型の領域11を形成す
る。この後、窒化シリコン層を除去した部分以外
をフオトレジストで覆い、ドナー不純物(例えば
リン)を拡散してフオトレジストが覆われていな
い多結晶シリコン層をN型16にする。そして全
面に再度酸化膜(図示していない)を形成し、ソ
ースおよびドレイン領域の酸化膜と、P型多結晶
シリコン層となる部分の酸化膜および窒化シリコ
ン膜を除去し、アクセプタ不純物(例えばボロ
ン)を拡散し、ソース領域12、ドレイン領域1
3およびP型多結晶シリコン層16′を形成す
る。その後、全面に酸化膜17を形成し、ソー
ス、ドレイン電極となる部分を開孔して、アルミ
ニウムなどの金属を蒸着し不要部を除去してソー
ス電極18、ドレイン電極19を形成する。
断面図である。N型の半導体基体10(例えば1
×1014〜1×1015cm-3の不純物濃度)の全面に絶
縁膜14を形成する。次に、ソース、ゲートおよ
びドレイン領域となるべきところの酸化膜14を
エツチング除去する。そして、ゲート絶縁膜15
をエツチング除去した所全面に形成し、さらに多
結晶シリコン層16をその上に気相成長法等で成
長させ、そして窒化シリコン膜(Si3N4)のような
耐酸化性の膜(図示していない)を成長させる。
次に、ソース、ドレイン領域となるべきところの
多結晶シリコン層16および窒化シリコン膜と、
ゲート部の窒化シリコン膜の一部、すなわちソー
ス側でN型の多結晶シリコン層となるべきところ
の窒化シリコン膜とを除去し、ソース領域以外を
フオトレジスト(図示していない)で覆う。その
後、イオン注入法によりゲート酸化膜をとおして
ソース領域にドナー不純物を注入し、前記したフ
オトレジスト除去後、再度高温(例えば1000℃〜
1100℃)で熱処理し、N型の領域11を形成す
る。この後、窒化シリコン層を除去した部分以外
をフオトレジストで覆い、ドナー不純物(例えば
リン)を拡散してフオトレジストが覆われていな
い多結晶シリコン層をN型16にする。そして全
面に再度酸化膜(図示していない)を形成し、ソ
ースおよびドレイン領域の酸化膜と、P型多結晶
シリコン層となる部分の酸化膜および窒化シリコ
ン膜を除去し、アクセプタ不純物(例えばボロ
ン)を拡散し、ソース領域12、ドレイン領域1
3およびP型多結晶シリコン層16′を形成す
る。その後、全面に酸化膜17を形成し、ソー
ス、ドレイン電極となる部分を開孔して、アルミ
ニウムなどの金属を蒸着し不要部を除去してソー
ス電極18、ドレイン電極19を形成する。
本発明一実施例ではN型多結晶シリコン層16
を形成した後、P型多結晶シリコン層16′、ソ
ース領域12及びドレイン領域13を形成した
が、この逆の工程でもよい。
を形成した後、P型多結晶シリコン層16′、ソ
ース領域12及びドレイン領域13を形成した
が、この逆の工程でもよい。
また、ゲート電極である多結晶シリコン層には
N型とP型の2領域があるため、このPN接合に
よつてゲート電極が2つの部分に分離される危険
がある。これらの領域を単一のゲート電極として
動作させるために、多結晶シリコンゲート上の絶
縁膜を多結晶シリコン層のPN接合をまたがるよ
うに開孔してアルミニウム、白金、金などの金属
を蒸着してゲート電極とするかあるいは多結晶シ
リコンゲートを延長してゲート領域以外の延長個
所に前記した金属を蒸着してゲート電極とするの
が好ましい。
N型とP型の2領域があるため、このPN接合に
よつてゲート電極が2つの部分に分離される危険
がある。これらの領域を単一のゲート電極として
動作させるために、多結晶シリコンゲート上の絶
縁膜を多結晶シリコン層のPN接合をまたがるよ
うに開孔してアルミニウム、白金、金などの金属
を蒸着してゲート電極とするかあるいは多結晶シ
リコンゲートを延長してゲート領域以外の延長個
所に前記した金属を蒸着してゲート電極とするの
が好ましい。
かかる本発明一実施例の半導体装置では、ゲー
ト部分の一部に高濃度N型領域11がくい込んで
いるが、その上のゲート電極はN型の多結晶シリ
コン層16であるため、N型多結晶シリコンゲー
ト16と高濃度N型領域11との仕事関数の差
と、高濃度N型領域11の不純物濃度とによつて
閾値電圧が決定され、そのため、N型多結晶シリ
コン層の不純物濃度を適切なものとすることによ
り、従来のエンハンスメント・モードFETの閾
値電圧と同一の電圧を得ることができる。一方、
P型多結晶シリコン層16′直下には半導体基体
1上に不純物が浸透してP型領域を形成し、デイ
プレツシヨン・モードFETが形成され、本発明
の半導体装置が動作開始する閾値電圧はエンハン
スメントモード動作領域の閾値電圧で決定され、
その時の実効チヤンネル長はP型多結晶シリコン
層6′直下の半導体基体1にはすでにチヤネルが
成形されているため、高濃度N型領域11とソー
ス領域12との差となり、従来に比してチヤネル
長が非常に短かくより速い高速動作が可能とな
る。また、すでに記載したように本発明の半導体
装置の閾値電圧はN型多結晶シリコン層16の不
純物濃度を適切なものとすることにより所望の例
えば、従来のものと同一の閾値電圧を得ることが
できる。さらにゲート、ドレイン間の電気的容量
は、ソースドレイン領域をゲート電極をマスクと
して拡散形成した所謂セルフ―アラインメント方
式によりゲート電極とドレイン領域との重り合う
部分が非常に少なくなり、また基体濃度も低いの
で従来と同一の容量値となる。
ト部分の一部に高濃度N型領域11がくい込んで
いるが、その上のゲート電極はN型の多結晶シリ
コン層16であるため、N型多結晶シリコンゲー
ト16と高濃度N型領域11との仕事関数の差
と、高濃度N型領域11の不純物濃度とによつて
閾値電圧が決定され、そのため、N型多結晶シリ
コン層の不純物濃度を適切なものとすることによ
り、従来のエンハンスメント・モードFETの閾
値電圧と同一の電圧を得ることができる。一方、
P型多結晶シリコン層16′直下には半導体基体
1上に不純物が浸透してP型領域を形成し、デイ
プレツシヨン・モードFETが形成され、本発明
の半導体装置が動作開始する閾値電圧はエンハン
スメントモード動作領域の閾値電圧で決定され、
その時の実効チヤンネル長はP型多結晶シリコン
層6′直下の半導体基体1にはすでにチヤネルが
成形されているため、高濃度N型領域11とソー
ス領域12との差となり、従来に比してチヤネル
長が非常に短かくより速い高速動作が可能とな
る。また、すでに記載したように本発明の半導体
装置の閾値電圧はN型多結晶シリコン層16の不
純物濃度を適切なものとすることにより所望の例
えば、従来のものと同一の閾値電圧を得ることが
できる。さらにゲート、ドレイン間の電気的容量
は、ソースドレイン領域をゲート電極をマスクと
して拡散形成した所謂セルフ―アラインメント方
式によりゲート電極とドレイン領域との重り合う
部分が非常に少なくなり、また基体濃度も低いの
で従来と同一の容量値となる。
以上述べてきたように、本発明によつてゲー
ト・ドレイン間の電気的容量を増加させることな
く実効チヤネル長が短かくでき、しかも閾値電圧
が従来のものと同一で安定となるため、より速い
高速動作を可能にしたシリコンゲートFETを提
供することができる。
ト・ドレイン間の電気的容量を増加させることな
く実効チヤネル長が短かくでき、しかも閾値電圧
が従来のものと同一で安定となるため、より速い
高速動作を可能にしたシリコンゲートFETを提
供することができる。
第3図a乃至第3図jは本発明の他の実施例
で、本発明を相補型シリコンゲート電界効果トラ
ンジスタに適用した場合の製造工程断面図であ
る。
で、本発明を相補型シリコンゲート電界効果トラ
ンジスタに適用した場合の製造工程断面図であ
る。
まず、N型シリコン基板20(例えば1×1014
〜1×1015cm-3の不純物濃度)上全面に絶縁膜2
2を形成し、N―チヤネル電界効果トランジスタ
(以下、N―chFETという)を形成する領域21
の絶縁膜22をエツチング除去し、その領域21
にイオン注入法でアクセプタ不純物(例えばボロ
ン)を注入し、その後1100℃〜1200℃の高温で処
理して深い不純物領域23(以後、Pウエルとい
う)を形成する。(第3図a)。この時、N―
chFETの領域21上に酸化膜が成長するので、
N―chFETの領域21の酸化膜とP―チヤネル
電界効果トランジスタ(以下、P―chFETとい
う)の領域24の酸化膜22を除去する(第3図
b)。
〜1×1015cm-3の不純物濃度)上全面に絶縁膜2
2を形成し、N―チヤネル電界効果トランジスタ
(以下、N―chFETという)を形成する領域21
の絶縁膜22をエツチング除去し、その領域21
にイオン注入法でアクセプタ不純物(例えばボロ
ン)を注入し、その後1100℃〜1200℃の高温で処
理して深い不純物領域23(以後、Pウエルとい
う)を形成する。(第3図a)。この時、N―
chFETの領域21上に酸化膜が成長するので、
N―chFETの領域21の酸化膜とP―チヤネル
電界効果トランジスタ(以下、P―chFETとい
う)の領域24の酸化膜22を除去する(第3図
b)。
次にゲート絶縁膜25を成長させて、さらに多
結晶シリコン26を気相成長法などに依つて成長
させ、そして窒化シリコン膜のような耐酸化性の
膜27を成長させ、ゲート電極となるべき所に通
常のホトレジスト工程をとおして窒化シリコン膜
27を選択エツチング(例えばフレオンガスを用
いるプラズマエツチング法を使う)して、窒化シ
リコン膜27′を残す。窒化シリコン膜27′をマ
スクにして多結晶シリコン26を弗酸―硝酸の混
合液に依つて除去し、ゲート電極となるべき多結
晶シリコン26′を残す(第3図c)。次にホトレ
ジスト28をPチヤネル・トランジスタのゲート
電極となるべき多結晶シリコン26′の一部を覆
うようにして、Pチヤネル・トランジスタのソー
ス電極部を除去し、ゲート酸化膜25をとおして
イオン注入法によりN型不純物を注入し、N型不
純物層29を基板20に形成する。その後、Pチ
ヤネルトランジスタのゲート電極となるべき、多
結晶シリコン26′上の窒化シリコン膜27′を、
このホトレジスト28をマスクにして、プラズ
マ・エツチング法を用いて除去する。(第3図
d)。次に、ホトレジスト18を除去後、高温
(例えば1000℃〜1100℃)で処理して、イオン注
入層29を深い層30にする。そして、ホトレジ
スト31をもつてN―chFETとなるべき領域を
除去して、他を覆つておいて、まず窒化シリコン
膜27′を除去し、ゲート絶縁膜25を多結晶シ
リコン26′をマスクにフツ酸などのエツチング
液で除去する(第3図e)。次に、ホトレジスト
31を除去後、N―chFETのソース・ドレイン
を形成する為に、リンなどのN型不純物を拡散す
る。そしてN型不純物拡散領域34を形成すると
同時にNチヤネルトランジスタのゲート電極とな
るべき多結晶シリコン26′とP―chFETのゲー
ト電極となるべき多結晶シリコン26′の窒化シ
リコン膜27′で覆われていない多結晶シリコン
32にもこのN型不純物が拡散され、ゲート電極
を形成する。そして、次に約1000℃程度の酸素雰
囲気中で酸化してN型多結晶シリコン上の絶縁膜
35と基板上の絶縁膜36を形成する。この時、
リンを含んでN型になつた多結晶シリコンの上に
形成される絶縁膜35は他の多結晶シリコン3
1,32やシリコン基板20に成長する酸化され
た絶縁膜36より厚い絶縁膜が形成される(第3
図f)。ホトレジスト37でN―chFET側を覆つ
てP―chFET側のゲート多結晶シリコン33上
の残つている窒化シリコン膜27′を除去した
後、P―chFET側の絶縁膜36を除去して、基
板20を露出させる。この時P―chFET側のゲ
ート・多結晶シリコンは、なにも拡散されていな
い多結晶シリコン33とN型多結晶シリコン32
とその上に絶縁膜35の残つた形となつている
(第3図g)。次に、ホトレジスト27を除去した
後、P型不純物(例えばボロンのような不純物)
を拡散して、拡散領域38と多結晶シリコン33
に拡散して、P型多結晶シリコン39を形成す
る。この時P型拡散領域38′はN型不純物領域
30より浅いものでなければならない。そしてこ
の拡散によつて、P―chFETのチヤネル長が領
域40であり、N型領域30とP型領域38との
差で決定される。また、ゲート多結晶シリコン中
にボロンのようなP型不純物を含んだ多結晶シリ
コン39とその下の基板31とで構成するトラン
ジスタの閾値電圧は低く、デツプレツシヨン・モ
ードになる(第3図h)。次に、絶縁膜42を気
相成長法などに依つて成長させ、所定の位置に後
で配線するべき金属との結合のための穴43,4
4を設ける(第3図j)。最後に金属(例えばア
ルミニウムのような金属)を真空蒸着法によつて
形成し、所定の配線45を施こす(第3図j)。
これが相補型シリコンゲート・トランジスタの完
成図である。
結晶シリコン26を気相成長法などに依つて成長
させ、そして窒化シリコン膜のような耐酸化性の
膜27を成長させ、ゲート電極となるべき所に通
常のホトレジスト工程をとおして窒化シリコン膜
27を選択エツチング(例えばフレオンガスを用
いるプラズマエツチング法を使う)して、窒化シ
リコン膜27′を残す。窒化シリコン膜27′をマ
スクにして多結晶シリコン26を弗酸―硝酸の混
合液に依つて除去し、ゲート電極となるべき多結
晶シリコン26′を残す(第3図c)。次にホトレ
ジスト28をPチヤネル・トランジスタのゲート
電極となるべき多結晶シリコン26′の一部を覆
うようにして、Pチヤネル・トランジスタのソー
ス電極部を除去し、ゲート酸化膜25をとおして
イオン注入法によりN型不純物を注入し、N型不
純物層29を基板20に形成する。その後、Pチ
ヤネルトランジスタのゲート電極となるべき、多
結晶シリコン26′上の窒化シリコン膜27′を、
このホトレジスト28をマスクにして、プラズ
マ・エツチング法を用いて除去する。(第3図
d)。次に、ホトレジスト18を除去後、高温
(例えば1000℃〜1100℃)で処理して、イオン注
入層29を深い層30にする。そして、ホトレジ
スト31をもつてN―chFETとなるべき領域を
除去して、他を覆つておいて、まず窒化シリコン
膜27′を除去し、ゲート絶縁膜25を多結晶シ
リコン26′をマスクにフツ酸などのエツチング
液で除去する(第3図e)。次に、ホトレジスト
31を除去後、N―chFETのソース・ドレイン
を形成する為に、リンなどのN型不純物を拡散す
る。そしてN型不純物拡散領域34を形成すると
同時にNチヤネルトランジスタのゲート電極とな
るべき多結晶シリコン26′とP―chFETのゲー
ト電極となるべき多結晶シリコン26′の窒化シ
リコン膜27′で覆われていない多結晶シリコン
32にもこのN型不純物が拡散され、ゲート電極
を形成する。そして、次に約1000℃程度の酸素雰
囲気中で酸化してN型多結晶シリコン上の絶縁膜
35と基板上の絶縁膜36を形成する。この時、
リンを含んでN型になつた多結晶シリコンの上に
形成される絶縁膜35は他の多結晶シリコン3
1,32やシリコン基板20に成長する酸化され
た絶縁膜36より厚い絶縁膜が形成される(第3
図f)。ホトレジスト37でN―chFET側を覆つ
てP―chFET側のゲート多結晶シリコン33上
の残つている窒化シリコン膜27′を除去した
後、P―chFET側の絶縁膜36を除去して、基
板20を露出させる。この時P―chFET側のゲ
ート・多結晶シリコンは、なにも拡散されていな
い多結晶シリコン33とN型多結晶シリコン32
とその上に絶縁膜35の残つた形となつている
(第3図g)。次に、ホトレジスト27を除去した
後、P型不純物(例えばボロンのような不純物)
を拡散して、拡散領域38と多結晶シリコン33
に拡散して、P型多結晶シリコン39を形成す
る。この時P型拡散領域38′はN型不純物領域
30より浅いものでなければならない。そしてこ
の拡散によつて、P―chFETのチヤネル長が領
域40であり、N型領域30とP型領域38との
差で決定される。また、ゲート多結晶シリコン中
にボロンのようなP型不純物を含んだ多結晶シリ
コン39とその下の基板31とで構成するトラン
ジスタの閾値電圧は低く、デツプレツシヨン・モ
ードになる(第3図h)。次に、絶縁膜42を気
相成長法などに依つて成長させ、所定の位置に後
で配線するべき金属との結合のための穴43,4
4を設ける(第3図j)。最後に金属(例えばア
ルミニウムのような金属)を真空蒸着法によつて
形成し、所定の配線45を施こす(第3図j)。
これが相補型シリコンゲート・トランジスタの完
成図である。
以上説明したように、本発明の他の実施例によ
ればN―chFETを形成する時のN型不純物拡散
と同時にP―chFETのゲートの一部にN型不純
物を拡散することができ、またPチヤネルトラン
ジスタのゲート電極をP型とN型の多結晶シリコ
ンで構成している。そして、このPチヤネル・ト
ランジスタの基板表面をエンハンスメント・モー
ドとデイプレツシヨン・モードで構成し、実効チ
ヤネル長をN型不純物領域30とその中に形成す
るP型不純物領域38の接合の深さの差で決定し
ている。また、Pチヤネルトランジスタのドレイ
ンの電気的容量が小さくなつている。N型拡散層
30の上がN型のゲート多結晶シリコン29であ
り、ドレインのP型拡散層38とソース側のN型
拡散層30が接していない基板領域の上がP型の
ゲート多結晶シリコン32となつているため前者
がエンハンスメント・モードのトランジスタであ
り、後者がデツプレツシヨン・モードのトランジ
スタである。それ故実効チヤネル長はこのエンハ
ンスメント・モードのトランジスタのチヤネル長
となる。
ればN―chFETを形成する時のN型不純物拡散
と同時にP―chFETのゲートの一部にN型不純
物を拡散することができ、またPチヤネルトラン
ジスタのゲート電極をP型とN型の多結晶シリコ
ンで構成している。そして、このPチヤネル・ト
ランジスタの基板表面をエンハンスメント・モー
ドとデイプレツシヨン・モードで構成し、実効チ
ヤネル長をN型不純物領域30とその中に形成す
るP型不純物領域38の接合の深さの差で決定し
ている。また、Pチヤネルトランジスタのドレイ
ンの電気的容量が小さくなつている。N型拡散層
30の上がN型のゲート多結晶シリコン29であ
り、ドレインのP型拡散層38とソース側のN型
拡散層30が接していない基板領域の上がP型の
ゲート多結晶シリコン32となつているため前者
がエンハンスメント・モードのトランジスタであ
り、後者がデツプレツシヨン・モードのトランジ
スタである。それ故実効チヤネル長はこのエンハ
ンスメント・モードのトランジスタのチヤネル長
となる。
従つて、Pチヤネル・シリコンゲート電界効果
トランジスタの実効チヤネル長が小さく、ドレイ
ン容量の小さな、高速動作可能な相補型シリコン
ゲート電界効果トランジスタを得ることが出来
る。
トランジスタの実効チヤネル長が小さく、ドレイ
ン容量の小さな、高速動作可能な相補型シリコン
ゲート電界効果トランジスタを得ることが出来
る。
また、上記の実施例でも、本発明の第2図の実
施例で記載したように、多結晶シリコンゲート上
の絶縁膜を多結晶シリコン層のPN接合をまたが
るように開孔してアルミニウム、白金、金等の金
属を蒸着してゲート電極とするか、あるいは多結
晶シリコンゲートを延長してシリコンゲート延長
部にもPN接合を延長し、ゲート領域以外の延長
個所に前記した金属を蒸着してPN接合を短絡す
るのが好ましい。
施例で記載したように、多結晶シリコンゲート上
の絶縁膜を多結晶シリコン層のPN接合をまたが
るように開孔してアルミニウム、白金、金等の金
属を蒸着してゲート電極とするか、あるいは多結
晶シリコンゲートを延長してシリコンゲート延長
部にもPN接合を延長し、ゲート領域以外の延長
個所に前記した金属を蒸着してPN接合を短絡す
るのが好ましい。
本発明の実施例では半導体基体としてN型をつ
かつたが、P型を用いてもよい。
かつたが、P型を用いてもよい。
第1図は従来のシリコンゲートFETを示す断
面図、第2図は本発明の一実施例を示すシリコン
ゲートFETの断面図、第3図a乃至jは本発明
を相補型シリコンゲートFETに適用した場合の
製造工程断面図である。 1,10,20……N型半導体基体、2,1
2,38……P―chFETのソース領域、3,1
3,38′……P―chFETのドレイン領域、34
……N―chFETのソース領域、34′……N―
chFETのドレイン領域、11,30……高濃度
N型領域、23……Pウエル、5,15,25…
…ゲート絶縁膜、4,7,14,17,22,3
5,36,42……絶縁膜、6,26′……多結
晶シリコンゲート、16,32……N型多結晶シ
リコンゲート、39……P型多結晶シリコンゲー
ト、8,9,18,19,45……電極、28,
31,37……フオトレジスト。
面図、第2図は本発明の一実施例を示すシリコン
ゲートFETの断面図、第3図a乃至jは本発明
を相補型シリコンゲートFETに適用した場合の
製造工程断面図である。 1,10,20……N型半導体基体、2,1
2,38……P―chFETのソース領域、3,1
3,38′……P―chFETのドレイン領域、34
……N―chFETのソース領域、34′……N―
chFETのドレイン領域、11,30……高濃度
N型領域、23……Pウエル、5,15,25…
…ゲート絶縁膜、4,7,14,17,22,3
5,36,42……絶縁膜、6,26′……多結
晶シリコンゲート、16,32……N型多結晶シ
リコンゲート、39……P型多結晶シリコンゲー
ト、8,9,18,19,45……電極、28,
31,37……フオトレジスト。
Claims (1)
- 1 一導電型を有する半導体基体と、該半導体基
体内に形成された前記一導電型で前記半導体基体
濃度よりも高い不純物濃度の第1の半導体領域
と、該第1の半導体領域内に形成された他の導電
型の第2の半導体領域と、前記半導体基体内に前
記第1の半導体領域とは離間して形成された他の
導電型の第3の半導体領域と、前記第2及び第3
半導体領域間の前記半導体基体表面上に形成され
たゲート絶縁膜と、該ゲート絶縁膜上に形成され
た多結晶シリコン層とを有し、該多結晶シリコン
層は、前記第1の半導体領域上では前記一導電型
で前記第3の半導体領域と前記第1の半導体領域
との間の前記半導体基体上では前記他の導電型で
あることを特徴とする絶縁ゲート型電界効果トラ
ンジスタ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13020878A JPS5556663A (en) | 1978-10-23 | 1978-10-23 | Insulating-gate type field-effect transistor |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13020878A JPS5556663A (en) | 1978-10-23 | 1978-10-23 | Insulating-gate type field-effect transistor |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5556663A JPS5556663A (en) | 1980-04-25 |
JPS6237818B2 true JPS6237818B2 (ja) | 1987-08-14 |
Family
ID=15028668
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13020878A Granted JPS5556663A (en) | 1978-10-23 | 1978-10-23 | Insulating-gate type field-effect transistor |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5556663A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BE897139A (nl) * | 1983-06-27 | 1983-12-27 | Bell Telephone Mfg Cy Nov | Proces voor het maken van een halfgeleider-inrichting en inrichting hierdoor verkregen |
JPS62217666A (ja) * | 1986-03-18 | 1987-09-25 | Nippon Denso Co Ltd | Misトランジスタ |
EP0321738B1 (en) * | 1987-12-23 | 1994-09-07 | Texas Instruments Incorporated | MOS transistor with enhanced isolation capabilities |
US5291050A (en) * | 1990-10-31 | 1994-03-01 | Fuji Electric Co., Ltd. | MOS device having reduced gate-to-drain capacitance |
JPH08316426A (ja) * | 1995-05-16 | 1996-11-29 | Nittetsu Semiconductor Kk | Mos型半導体装置およびその製造方法 |
-
1978
- 1978-10-23 JP JP13020878A patent/JPS5556663A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5556663A (en) | 1980-04-25 |
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