JPS605990B2 - 店内コントロール装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、バーやスナックなどカウンター内から飲料（
主として酒類）を提供する店で顧客を〆ンバー制とし各
顧客には銀行におけるいわゆるキャッシュカードの如き
磁気ストライプカード（ｍカード）を配布し店内への進
入、飲料の注文などを全て配布した磁気カードを用いて
処理し、顧客へのサービス、メンバーの判別、その他経
営に関する簿記的諸データを容易に入手、把握できるよ
うにした、店内全体を装置とみる集中管理の店内コント
ロール装置である。

実施例を会員制バーにとって詳細に説明する。

第１図にみるようにバーは入口にドアを備えその表裏に
は会員の提示するＩＤ力−ドからメンバーである信号を
取り出す走査装置１が備えられ、また会員であることが
判明すると作動されるドア開閉機２がある。走査装置１
とドア開閉機２をあわせてドア開閉装置と称する。店内
にはテーブル３とカウンタ４があり各テーブル３には表
示装置５が備え付けられ、カウンター４にはコントロー
ル装置６、計量機７、電算機８、磁気記録器９および印
字機１０などが配置される。そして、この装置の作動系
統は第２図に見るように５本で、照合、表示、入力、清
算、データ処理の各系統である。照合系統は会員の識別
とドア開閉による入店の許可および入店事実のメモ指令
を行う系統で会員の提示したＩＤカードを走査してその
信号をコントロール装置６に送り会員であることを識別
すると電算機８に当該ＩＤカード保持者の入店を刻印記
憶させると共にドアを開ける。

客はこの際ドアの走査装置１からＩＤカードを抜きとり
店内に入る。ドアは自動的に閉じる。好みのテーブル３
についた客は前記カードをテーブル３の表示装置５の走
査部１２に挿入すると表示系統が作動し走査部からの信
号はコントロール装置６（空テーフルの表示装置は常に
ＯＮとされている）を経た後、これからの指令により電
算機８の記憶部分から当該ＩＤカード！こ関するデータ
（例えばボトルの場合残量酒名など）を引き出し客の座
ったテーブル３の表示装置に表示する。これを見て客は
ボーイに適当に注文することになる。客の注文は通常通
りボーイにより運ばれ客はこれを消費する。また、この
表示装置には、客の操作を待たずにコントロール装置か
ら直接に必要事項を電算機から引出して表示することが
できる。すなわち、コントロール装置はいずれにしても
電算機に対し表示を指令する表示コマンド機能を有する
。ボトルの追加やその他の注文はコントロール装置６を
入力系統に切り換えてかつ客のＩＤカードによりその客
のものとしてまちがいなく記憶させる。この記憶は清算
時に活用される。そして客が店を出るときはまずボーイ
にＩＤカードを手渡し、ボーイはこれをカウンターに運
んでコントロール装置６を清算系統に切換えて該カード
を走査部１３で走査させ、その信号によりコントロール
装置６はまずボトルの残量を計量機７にて計量しこれを
電算機８にメモすると共に前回との差から料金を割出し
てこれを印字機１０を介してレシートに印字させる。す
なわち、コントロール装置はこのようなしジスター機能
を備える。また、この系統の印字磯部分に磁気記録器９
を並置して客に関する新規事項、例えば注文ボトルの種
類変更などを記号としてカードの磁気ストライプ部分に
記録可能としている。しかし、これは必ずしも必要では
ない。客はレシートに基づき支払いを済ませるわけであ
る。退店の場合はドアの内側にある走査部１に力−ドを
入れると入店の場合と同様にしてドアが開き電算機８に
は当該客の退店が記録される（時刻などと共に）そして
、データ処理系統は顧客のカードないこコントロール装
置６をデータ処理に切り換えることにより電算機８に指
令が出され（データ処理コマンド機能）予め定められた
プログラム、例えば酒類残量の集計、入店数の集計、収
益用プログラムなどによって演算がなされデータシート
１１として提出される。このように本装置の作動系統は
全て店内の一個所（この実施例ではカウンター４）に配
置したコントロール装置６を経由する特徴を有し例えば
カウンター４で各系統の作動状況を表示燈などにより明
確に把握しあるいは系統を切換えることができる。

したがって、本発明の装置によれば客の店内進入から退
出に至るまで全て店内の一個所で集中的に管理でき、し
かもその客に関する店として必要な情報は電算機８の記
憶部に残され、データ処理として用いることができるの
で月末、年末など会計時における簿記的事項は完全に整
理され容易に得られ、従来ともすると面倒でずさんであ
ったこれら事項を簡単に気軽に得ることができる。

また、データ処理により顧客の動向をすばやく全体的に
把握でき、仕入れ、店内サービスに活かすことができる
。なお、実施例としてボトル注文式のバーあるいはスサ
ックの場合について述べたがこの装置は例えば勘定の複
雑かつ売上げ内容の把握が難かしい、、にぎり奏し店″
などでも用いられ得る。

【図面の簡単な説明】

第１図は機器の店内配置を示す平面図、第２図は作動系
統図。 記号の簡単な説明、１：走査装置、２：ドア開閉装置、
３：テーブル、４：カウンター、５：表示装置、６：コ
ントロール機、７：計量機、８：電算機、９：磁気記録
器、１０：印字機、１ １：データシート。 弟／図 ある四

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ ドア開閉装置、テーブルにおける表示装置および電
   算機と接続したコントロール装置を備え、顧客の提示す
   る磁気ストライプカード（ＩＤカード）を用いる形態の
   店内コントロール装置であつて、 ドアの開閉装置はＩ
   Ｄカードのメンバー信号を検出することで作動して、コ
   ントロール装置と接続し、 テーブルにおける表示装置
   はコントロール装置を介して電算機の出力を表示するよ
   うになつており、 コントロール装置は、ドア開閉装置
   からの作動信号を受けてドアの開閉を電算機の前記ナン
   バー信号に対応した個所へ記憶させると共に、テーブル
   における表示装置に必要な表示を電算機から行なわせる
   表示コマンド機能と、電算機と直結しその記憶部をＩＤ
   カードのメンバー信号個所に限つたレジスター機能、お
   よび電算機の記憶部における各種データを整理あるいは
   統計等して出力させるデータ処理コマンド機能とを備え
   たことを特徴とする店内コントロール装置。