JPS6059683B2 - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JPS6059683B2
JPS6059683B2 JP54129145A JP12914579A JPS6059683B2 JP S6059683 B2 JPS6059683 B2 JP S6059683B2 JP 54129145 A JP54129145 A JP 54129145A JP 12914579 A JP12914579 A JP 12914579A JP S6059683 B2 JPS6059683 B2 JP S6059683B2
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JP
Japan
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parts
weight
insulated wire
ethylene
vinyl acetate
Prior art date
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Expired
Application number
JP54129145A
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English (en)
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JPS5652810A (en
Inventor
和夫 新行内
政勝 佐藤
紀雄 高畑
邦男 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5652810A publication Critical patent/JPS5652810A/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は絶縁電線に係り、特に導体を絶縁する内部絶
縁体を火災時に保護するのに好適な構造の絶縁電線に関
するものである。
最近、電気器具内の配線等に用いる電線類は、難燃性
を強く要求される傾向にある。
例えば、内部絶縁体と外部シースを有するケーブルでは
、各種の特性が規制されているが、そのうちでも燃焼試
験(FR−1法)時の特性が重要視されており、また、
厳しいものである。したがつて、この試験に合格したも
のは種々の分野に採用されるようになるので、この試験
に合格できるケーブルを製造できれば非常に有利である
。 この燃焼試験は、試料を垂直に保持し、この試料の
下端から3インチのところにガスバーナの炎の内炎をl
陶′間あて、次の1味′間は炎を離すという操作を5回
繰り返して行なうものである。
そして結果の判定基準は、ガスバーナの炎を試料から・
遠ざけた後、印秒間以上試料が燃焼し続けず、かつ、試
料の燃焼物の滴下があつてはならないとされている。し
かし、例えは、内部絶縁体としてポリエチレンを用い、
また、外部シースとして、通常の難燃性組成物、例えば
、軟質ポリ塩化ビニルを使用した従来のケーブルは、上
記のFR−1燃焼試験を行なうと、外部シースは燃焼し
ないが、内部絶縁体が燃焼し、この燃焼が内部絶縁体が
燃えつきるまで続くので、上記試験を満足しない。
さらに詳細に説明すれば、同軸ケーブルの外部シースは
燃焼しないが、何回か炎をあてていると、外部シースを
通して伝導した熱によつて内部絶縁体であるポリエチレ
ンが溶融して流出し、この流出したポリエチレンに着火
するに至り、上記試験を満足しないようになる。上記の
ような不都合を改善するには、酸素指数の高い難燃性ポ
リエチレンを内部絶縁体として用いることが考えられる
が、このような難燃性ポリエチレンを用いると電気的特
性が低下するので、好ましくない。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、その目的とする
ところは、火災時に外部シースから内部絶縁体への熱伝
導を防止できる絶縁電線を提供することにある。
本発明の第一の特徴は、塩素化ポリエチレン樹脂あるい
はこれにエチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンー酢
酸ビニルおよび第三形成分からなる共重合体をブレンド
したもの10唾量部に、三酸化アンチモン5〜4鍾量部
、亜船化合物5〜(代)重量部、タルク10〜5鍾量部
を配合してなるコンパウンドを内部絶縁体外周上に被覆
し、この被.覆層に電子線等を照射するこにより遊離基
発生処理を施して架橋して外部シースとした点にある。
第2の特徴は上記コンパウンドをさらに多官能モノマを
加えることにより架橋効率の向上をはかつたもので、被
覆層を上記と同様に遊離基発生処理。を施して架橋して
外部シースとした点にある。以下本発明の一実施例につ
いて詳細に説明する。本発明においては、導体を内部絶
縁体を用いて絶縁し、この内部絶縁体の外周にそれを保
護する・外部シースを設けた構成の絶縁電線において、
外部シースを下記に示すものとした。
すなわち、塩素化ポリエチレン樹脂単独あるいはこれに
エチレンー酢酸ビニル共重合体、エチレンー酢酸ビニル
および第三成分からなる三元共重合体をブレンドしたも
のをベースポリマとし、このベースポリマ10呼量部に
対し難燃性を付与する三酸化アンチモンを5〜4轍量部
、また、炭化を促進する亜鉛化合物を5〜4鍾量部、ま
た、炭化層を強固にするタルクを10〜5唾量部添加し
、さらに多官能モノマを加え、このようにして得られた
コンパウンドを上記の内部絶縁体外周上に被覆し、その
後、上記コンパウンドを遊離基発生処理を施して架橋ノ
するようにした。なお、上記の重量部配合比は、各種実
験結果から求めたものであり、架橋はゲル分率で30%
以上が適切である。三酸化アンチモン、亜鉛化合物、タ
ルクは、難燃剤であり、多量配合した方が難燃性の面か
らは・好ましいが、特性的な面からみて、これらの難燃
剤はいずれも粉末であり、あまり多量に添加すると、コ
ンパウンドの引張特性が問題になる。
また、逆に添加量が少なすぎると、難燃性が損なわれる
。したがつて、これらの添加量は上記した範“囲である
ことが必要である。架橋度は大きい方が網状化を密にし
て好ましい。架橋度はゲル分率で30%以下となると、
十分な網状化が得られず、後述する発泡性が低下する。
上記した本発明の実施例によれば、絶縁電線を炎に曝し
た場合、外部シースが発泡し、かつ、炭化して残存し、
例えば、内部絶縁体としてポリエチレンを用いた絶縁電
線においては、外部シースが火炎時の炎に曝されると、
発泡炭化層を形成するので、この層の断熱効果によつて
、ケーブル等の絶縁電線の内部絶縁体の溶融を制御し、
かつ、万一溶融しても内部絶縁体が滲み出すのが防止さ
れ、発火することがないようにすることができる。
したがつて、FR−1燃焼試験に合格し、UL規格を満
足てきる。また、従来のように可塑剤を用いないので、
可塑剤の移行の問題を生ずることがない。第1表は、塩
素化ポリエチレン(大阪曹達製ダイソラツクG235)
100重量部に対して三酸化アンチモン1呼量部、炭酸
亜鉛1唾量部、タルク3喧量部を添加し、さらに、多官
能モノマとしてトリメチロールプロパントリメタクリレ
ート3重量部配合した組成物のコンパウンドをポリエチ
レン絶縁体外周上に被覆し、電子線を照射して遊離基発
生処理して架橋したケーブルを使用して、UL規格のF
R−1燃焼試験を行なつた結果を示している。
上記かられかるように、本発明の絶縁電線は極めて良好
な耐火特性を有する。
なお、上記した実施例においては、外部シースを構成す
るコンパウンドに多官能モノマも配合してあるが、この
多官能モノマを配合しなくともほぼ同様の効果を得るこ
とができる。
以上説明したように、本発明によれば、火災時に外部シ
ースから内部絶縁体への熱伝導を防止でき、良好な耐火
特性を有するので、工業的価値が極めて大きいという効
果がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 導体を内部絶縁体で絶縁し、該内部絶縁体の外周に
    外部シースを設けてなる絶縁電線において、前記外部シ
    ースが、塩素化ポリエチレン樹脂単独あるいはこれにエ
    チレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニルお
    よび第三成分からなる共重合体をブレンドしたもの10
    0重量部に、三酸化アンチモン5〜40重量部、タルク
    10〜50重量部を配合してあるコンパウンドの被覆層
    により形成され、該被覆層は架橋されていることを特徴
    とする絶縁電線。 2 導体を内部絶縁体で絶縁し、該内部絶縁体の外周に
    外部シースを設けてなる絶縁電線において、前記外部シ
    ースが、塩素化ポリエチレン樹脂あるいはこれにエチレ
    ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−酢酸ビニルおよび
    第三成分からなる共重合体をブレンドしたもの100重
    量部に、三酸化アンチモン5〜40重量部、亜鉛化合物
    5〜40重量部、タルク10〜50重量部を配合し、さ
    らに多官能モノマを添加なるコンパウンドの被覆層によ
    り形成され、該被覆層は架橋されていることを特徴とす
    る絶縁電線。
JP54129145A 1979-10-05 1979-10-05 絶縁電線 Expired JPS6059683B2 (ja)

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JPS5652810A JPS5652810A (en) 1981-05-12
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JP5992589B1 (ja) * 2015-09-04 2016-09-14 株式会社レグルス 熱膨張性塩化ビニル系樹脂製材料及び熱膨張性塩化ビニル系樹脂製材料の製造方法

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