JPS605957A - 建物の屋根防水工法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は建物の屋根（陸屋根を含む）の防水工法に関
するものである。

屋根部の防水工法として防水シートを使用する方法は隣
接する防水シートの重なり縁を溶接により、又は接着剤
を使用してその全長にわたりピンホールなき完全一体化
する必要があり、防水シートの少なくとも前記溶鎧部等
は屋根面に固定する必要があるが、降雨！は防水施工面
が乾燥するまで施行を待たねばならず、又降雪地帯では
降雪季を避けなければならず工期が著ゆ１．、（・遅延
する。その理由は下地ｌこ湿気の存在で液汁ＡＩＪ　ｌ
こよる下地とシートの接着が不完全となり漏水事故を発
生する危険があるからである。

又従来の陸屋根における防水工法においてパラペット部
における防水や、防水シートの端末処理工法は以下に述
べるように作業が煩雑である。

第４図は陸屋根部の従来の防水工法の一例を示し、（イ
）は陸屋根、ｔｏｌＩ′ｉ周側のパラペットである。

パラペット（に）には笠木（／うが製鎖されるが、隣接
する笠木の対向するつき合せ部下方に予め取付ベースに
）をアンカーボルト（ホ）により固定してこの収４４ベ
ースに笠木を底むし、図示を省略したが取付ベース上に
水切り板が配され、又防水シート（へ）の、パラペット
（Ｏ）部に立上る端末部分はコーキング材（ト）やシー
ルｌ’ｔ（ｌこよる処理を必要する。そしてこの工法は
全面接着のため降雨の際は乾燥するまで施工を中断しな
ければならない。

この発明は屋根防水工法の上記問題点を解決したもので
、その目的とするところは、歩行することなき屋根で防
水シートの浮かし貼りを可とする場合、降雨直後や、降
雪地帯でも降雪なきとき除雪するだけで、コンクリート
表面が湿潤していても直ちに防水施工をなし得る防水工
法を提供するにある。

この発明は、防水すべき部分に、合成樹脂の膜層をそな
えるプレートやアングル等の桟木を防水シートの巾寸法
に等しい間隔で並列固定し、防水シートの両１ｌＩｌｌ
縁を対１ｉする桟木上に重ねて溶祷又幻接１ｆＢこより
一体化することを特徴とする。

この発明の詳細を添付図面に示す実施例に基いて以下に
説明する。

第１図において１は建物の屋根の一種である陸屋根であ
り、周円にパラペット２が起立している。

この屋根に防水工法を施行するには、先づ桟体３を咬用
する防水シー・ト４の巾寸法に等しい間隔を保って並列
固定する。５け桟体固定用の打込釘である。

桟体３はプレート型の長尺金属板であるが、第３図に示
すように金属板芯材等に流動浸漬等の手段により防水シ
ート４と同功財質の熱可塑性合成樹脂、例えば塩化ビニ
ル樹１旨の膜層６が形成しである。

防水シート４は防水すべき部分において端の方から、隣
接する２条の桟木上にその両側縁を重ねて溶精固定し、
前記固定した防水シート４の側縁に次の防水シート４ａ
の一方側縁を重ねて溶接固定する。７は溶接固定部を示
す。

はじめの防水シート４けパラペット２の立上り部に移行
する部分に貼っており、その立上り隅角部にはアングル
型の桟体３ａが部用さ八、この桟体も第２図に示すよう
に表面に熱可塑性合成樹り旨の膜層６をそなえている。

８は桟体３，３ａに形成した打込釘用孔である。

Ｘｎｎ記アングル型の桟材をパラペット２の頂部におい
てその内外隅角部に固定することによってパラペット部
まで防水シートのみによる防水工法が可能となる。

なお桟体は防水シートの巾寸法に等しい間隔を保つ並行
配列に加えてこれに直角に交差する方向の桟体を配し、
この交差する桟体にも防水シートを熱融績するようにし
てもよい。

又防水シートと桟体の一体化は、熱可塑性合成］耐脂の
種類によっては前記熱融績によることなく接ｔ’ｒｆ＜
りによる接鐙固定とすることもできる。

この発明は上記したようなものであり、この建物の屋根
防水工法は歩行することなき屋根であって防水シートの
浮かし貼りを町とする場合、防水すべき部分に予め、流
動浸漬等により表面に塩化ビニル等の合成樹脂膜層をそ
なえる桟体を、使用する防水シートの巾寸法ｊこ等しい
間隔を保って並列固定し、次に防水シートの両側縁を前
記桟体中の対応する２条の桟木上に重ねて濃溶又は接着
により固定して順次防水シートを貼りつめるものである
から、防水すべき而が降雨直後や降雪期で１余雪直後の
未だ濡れていたり湿っていても防水施工ができて工期が
遅延するおそれがないという効果がある。

又この工法を陸屋根の防水に採用することによって、パ
ラペット部の防水施工を著しく簡略化できるという効果
がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る防水工法を施した建物屋根の一例
の要部の切欠斜視図、第２図、第３図１は桟体の各側の
拡大断面図であり、第４図は従来の防水工法を施した建
物屋根の一例の要部の縦断面図である。 １・・・陸屋根、２・・・パラペット、３．３ａ・・・
桟体、４・・・防水シート、６・・・塩化ビニル樹脂の
膜層、７・・・溶接固定部。 特許出願人　ヤマデ技研株式会社 第１図 第４図

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）防水すべき部分に予め、表面に合成樹脂の膜層を
   そなえる桟体を、防水シートの中寸法に等しい間隔を保
   って並列固定し、次に防水シートの両側縁を前記並列固
   定した桟体中の対応する２条の桟体止に重ねて溶鐙又は
   接着剤による接着により固定して順次防水シートを貼り
   つめることを特徴とする建物の一根防水工法。
2. （２）　前記桟体の表面膜層、及び防水シートは塩化ビ
   ニル樹脂である特許請求の範囲第１項記載の建物の屋根
   防水工法。
3. （３）＠記桟体はプレート型÷ある特許請求の範囲第１
   項記載の建物の屋根防水工法。
4. （４）前記桟体はアングル型である特許請求の範囲第１
   項記載の建物の屋根防水工法。