JPS6059448B2 - ボ−ルジヨイントの摩耗量標示方法 - Google Patents

ボ−ルジヨイントの摩耗量標示方法

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JPS6059448B2
JPS6059448B2 JP55138771A JP13877180A JPS6059448B2 JP S6059448 B2 JPS6059448 B2 JP S6059448B2 JP 55138771 A JP55138771 A JP 55138771A JP 13877180 A JP13877180 A JP 13877180A JP S6059448 B2 JPS6059448 B2 JP S6059448B2
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JP
Japan
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plug
ball joint
dish
shaped plate
seat
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JP55138771A
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JPS56105113A (en
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明彦 斉藤
勲 原田
文隆 龍華
豊 水野
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は自動車のサスペンション、ステアリングエン
ド、或は一般の産業機械のリンクを自在に係合するシス
テムなどに使用するボールジョイントにおける摩耗量(
寿命)の標示装置に関する。
一般にボールジョイントは、使用に際して、内部構成
部品の間隙を生ずることがなく終始安定した摩擦トルク
を維持する一方、内部構成部品の摩耗限界を外部から容
易に観察できることが必要である。発明者等はすでに上
記目的に適うボールジョイントを2件提案した。特公昭
48−26103号公報ならびに実公昭48−2902
2号公報に記載された発明、考案がそれらであるが、本
発明は、後者の考案についてさらに改良点を加えて、ボ
ールジョイントにおける摩耗量の標示装置を提供する。
一般に上記目的に適うボールジョイントとして、スタ
ット球形頭部を樹脂製上下シートで囲繞し、上シートの
裏側から弾性体で常時押圧したボールジョイント、特に
弾性体としてコイルスプリングを用いたボールジョイン
トは、使用に際して内部構成部品間に間隙を生ずること
なく、終始安定した摩擦トルクを維持するので好ましい
ものとされている。本発明の目的は上記長所を踏襲し、
かつ外部から内部構成部品の摩耗量が容易に検知できる
構造を備え、さらには安価で量産向きの構造で、構造簡
単で、組立後に誤差をなくすことができるため、製品の
ばらつきを吸収でき、安定したトルクを維持することが
可能で、組立てが容易なボールジョイントにおける新規
な摩耗量(寿命)の標示方法を提供するにある。
以下図面に基づいて本発明を説明する。
図は、本発明の1実施例であり、その1部を断面で示す
1はソケットであり、上方に大開口部1−1、下方に小
開口部1−2を有する。
2はスタットてあり、球形頭部2−1と、前記小開口部
1−2を通過し下方に延びた軸部2−2を有する。
3は下シートで前記球形頭部2−1とソケット1の間に
位置する。
4は上シートであり、該上シート4は球面座4−1、膨
出部10、軸部4一2から成り立つている。
球面座4−1は前記球形部2−1の上面と接している。
球面座4−1の上端面4−3には半球面状の膨出部10
が形成されている。この半球面状の膨出部10上方には
軸部4−2(この軸部4−2が摩耗検知用指示棒となる
。)が設けてあり、この軸部4−2はボールジョイント
の外側まで延びている。そして球面座4−1、膨出部1
0および軸部4−2は一体に形成して、合成樹脂製の上
シート4を形成している。前記上下シート3,4の材質
は、摩擦トルクの安定性と耐摩耗性からポリアセタール
、ナイロンなどの熱可塑性樹脂を用いる。5はプラグで
あり、前記大開口部1−1を塞ぎ、中央部に前記軸部4
一2が通過できるような貫通穴5−1を有する。
6はスプリングシートで前記膨出部10と前記上端面4
−3をおうように、すなわち、上シート4の球面座4−
1の膨出部形状に沿うように、スプリングシート6を取
り付けて上シート4のバックメタルとして強度の向上及
び弾性体9の座金の役目をなしている。
7は皿形プレートであり、中央に前記軸部4−2が通過
すべき通孔7−1、フランジ部7−2、底部7−3、及
び側壁部7−4を有する。
8は弾性シール材であり、前記皿形プレート7の底部7
−3、側壁部7一牡軸部4−2及びプラグ底部5−2に
より囲まれる間隙に挿入され、前記フランジ部7−2を
介して押圧される弾性体9の圧縮力により気密を保持す
る。
例えばニトリルゴムやウレタンゴムにより成形されるO
リングを用いるとよい。9は弾性体であり、前記スプリ
ングシート6と皿形プレート7のフランジ部7−2の間
にあらかじめ圧縮して挿入することにより、常に両者を
離隔させる働きを有するものとする。
例えば鋼製コイルスプリングを用いれば、前記上下シー
ト3,4及びスタット球形頭部2−1の摩耗による間隙
を補正し、摩擦トルクの安定性も良い。上記各構成部品
を組付けると、上シート4の軸部4−2は前記皿形プレ
ート7の通孔7−1、貫通穴5−1を通過してプラグ5
の外側へ突き出る。
したがつて、前記突出部を摩耗検知用指示棒とする。ま
た前記指示棒先端4−4とプラグ上端面5−3との距離
Lは、ボールジョイントの量産に際し、各構成部品の寸
法が均一でないためにバラツキを有するが、本願では上
シート4の球面座4−1と軸部4−2を樹脂て一体成形
しているために組付後軸部先端を切断し容易に一定の長
さL(L=各構成部品の摩耗の限界値)を均一にするこ
とができる。また前記距離Lを各構成部品の摩耗の限界
値と等しくすれは距離LがO、すなわち軸部先端4−4
がプラグ上端面5−3の位置まで移動した時点が、全て
のボールジョイントの寿命限界となり、容易に、また正
確にボールジョイントの寿命の確認ができる。さらに、
上シート4の球面座4−1と軸部4−2とが一体に形成
されているので軸部4−2のつけ根部を大きく形成する
ことができるので、軸部4−2が折曲しない。そして、
軸部4−2がプラグ5のプラグ底部5−2より突出した
部分を一定の長さに切断して、残つた部分の長さを一定
にしてあるから、すなわち、上述したように、切断した
残部の一定の長さをLとしL=各構成部品の摩耗の限界
値とすれは、すべて摩耗限界にバラツキが生じない。以
上に述べたように、本発明によると、スタット球形頭部
2−1と接する球面座4−1と軸部4一2を一体に有す
る樹脂製の上シート4の前記軸部4−2をプラグ5の貫
通穴5−1から上方へ突出させ、前記軸部4−2の通孔
7−1を中央に有する皿形プレート7の外周フランジ部
7−2に弾性体9を当接しプラグ底部5−2に押し付け
、前記皿形プレート7の底部7−3側壁部7一牡前記軸
部4−2及び前記プラグ底部5−2とで囲まれる隙間に
弾性シール材8を配してなるボールジョイントを要旨と
するので、弾性体9が上シート4を下方へ押圧している
ため、使用に際して内部構成部品の間隙を生ずることな
く終始安定した摩擦トルクを維持する。
他方、その弾性体9が皿形プレート7の外周フランジ部
7−2をプラグ底部5−2に押圧させ、皿形プレート7
の底部7−3、側壁部7−4、軸部4−2及びプラグ底
部5一2により囲まれる隙間に挿入された弾性シール材
8を圧縮し、プラグ貫通穴5−1からボールジョイント
内への水や土砂などの異物の浸入あるいはボールジョイ
ント内部からのグリースの流出を防いでいる。また、皿
形プレート7の外周フランジ部を上シートをスタットの
球形頭部に押圧する弾性体の座面としたので、弾性体は
大きくすることができるのでばね定数が低く強度の高い
弾性材を配することができる。
これにより、ボールジョイントが摩耗してもばね定数が
低い弾性材を使用しているのて、常に安定した摩耗トル
クを維持し得る。また、球面4−1と軸部4−2が樹脂
で一体に成形された上シート4の軸部4−2を組付後一
定長さ(L=各構成部品の摩耗の限界値)を残して切断
することによつて、軸部先端4−4とプラグ上端面5−
3との距離Lを全てのボールジョイントについて一定に
することができ、内部構成部品の摩耗量を外部から容易
に、また正確に検知できるとともに、構造簡単安価てあ
り、また、組付後に過大誤差をなくすため軸部先端を容
易に切断することが可能となつて製品のばらつきを吸収
でき、゛精度のよい摩耗指示をさせることができ得る。
また面位置になつた時使用限界てあることがひと目てわ
かる。更にまた、皿形プレート7に囲まれた弾性シール
材が上シートの樹脂の軸部と摺動するので、摺動性が良
く、スムーズに摩耗指示を行なうことができるとともに
、ボールジョイントの摩耗トルクへの影響が少なくなる
ものである。また、弾性シール材8は皿形プレート7の
内部に密封してあり、弾性体9の上端部は皿形プレート
7の両側にあるフランジ部7−2、に当接されていて弾
性体9の下端部は球面座4−1の上端面4−3に設けて
あるスプリングシート6に当接しているので、弾性体9
の上下両端は固定されていて、がたついて変形すること
なく、確実に作動する。
また、プラグ5のプラグ底部5−2内面は皿形プレート
7と皿形プレート7の内部にある弾性シール材8とによ
り完全に密封されて外部から水が入らない。さらに半球
面状の膨出部10が球面座4−1の上端面に設けてある
ので、摩耗限界が従来のものよりも膨出した部分だけ高
くなる。そして、上シート4の上端面4−3にスプリン
グシート6があるので、上シート4の球面座4−1が膨
出部10まても摩耗して、すつかり摩耗しきつても、ス
プリングシート6の球面部で、ボールジョイントの上面
を受けることができるので、摩耗限界がより大きくなる
。ボールジョイントは、上シート4を摩耗検知用指示棒
と一体成形し、皿形プレート7を板金ブレス加工にて、
また弾性シール材は市販のOリングを使用することによ
り、極めて安価で量産向きである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明を実施したボールジョイントの摩耗さ
れていない状態ての1部断面図を示す。 1・・・・・ソケット、2・・・・・・スタット、2−
1・・・スタット球形頭部、3・・・・・・下シート、
4・・・・・・上シート、4−1・・・・・・球面座、
4−2・・・・・・軸部、4一3・・・・・・上端面、
4−4・・・・・・先端部、5・・・・・・プラグ、5
−1・・・・・・貫通孔、5−2・・・・・・プラグ底
部、5−3・・・・・・上面、6・・・・・スプリング
シート、7・・・・・・皿形プレート、7−1・・・・
・・貫通孔、7−2・・・両側フランジ部、7−3・・
・・・・底部、7−4・・・・・・側壁部、8・・・・
・・弾性シール材、9・・・・・・弾性体、10・・・
・膨出部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 プラグ5と該プラグ5の下面に結合されたソケート
    1の内部に収容されたスタット球形頭部2−1と接触す
    る球面座4−1と該球面座4−1の上端面4−3に半球
    面状の膨出部10を形成し、該膨出部10に軸部4−2
    を立接し、これ等球面座4−1、半球面状の膨出部10
    および軸部4−2を一体に成形した上シート4の前記軸
    部4−2先端部4−4を前記プラグ5のプラグ底部5−
    2に設けた貫通孔5−1より貫通させてプラグ底部5−
    2外方に突出させ、かつ、前記プラグ底部5−2の内面
    に取り付けてある皿形プレート7の中央部に穿設した貫
    通孔7−1に、前記上シート4の前記軸部4−2を貫通
    させ、前記皿形プレート7の内部には、弾性シール材を
    密封させ、さらにプラグ5の内部に嵌合し、かつ前記軸
    部4−2を囲撓している弾性体9の上端部を前記皿形プ
    レート7の両側フランジ部7−2に当接させ、弾性体9
    の下端部を上シート4の球面座4−1の上端面4−3と
    前記膨出部10をおうように取り付けたスプリングシー
    ト6上に当接させたボールジョイントの摩耗量標示装置
    であつて、前記軸部4−2が前記プラグ底部5−2の上
    面5−3より突出する突出部分の長さが一定の長さL(
    L=各構造部分の摩耗限界値)であることを特徴とする
    ボールジョイントの摩耗量標示装置。
JP55138771A 1980-10-06 1980-10-06 ボ−ルジヨイントの摩耗量標示方法 Expired JPS6059448B2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB788932A (en) * 1953-09-07 1958-01-08 Philip Sidney Baldwin Sealing device for rotary hydraulic machines, more particularly hydraulic couplings, rotary pumps and the like
JPS4829022U (ja) * 1971-08-11 1973-04-10

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GB788932A (en) * 1953-09-07 1958-01-08 Philip Sidney Baldwin Sealing device for rotary hydraulic machines, more particularly hydraulic couplings, rotary pumps and the like
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