JPH0552212A - ボールジヨイント - Google Patents
ボールジヨイントInfo
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- JPH0552212A JPH0552212A JP3080241A JP8024191A JPH0552212A JP H0552212 A JPH0552212 A JP H0552212A JP 3080241 A JP3080241 A JP 3080241A JP 8024191 A JP8024191 A JP 8024191A JP H0552212 A JPH0552212 A JP H0552212A
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- JP
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- bearing
- ball
- socket
- ball joint
- socket hole
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- 238000003754 machining Methods 0.000 abstract description 2
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 5
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 5
- 230000005489 elastic deformation Effects 0.000 description 2
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- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
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- 239000000725 suspension Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B62—LAND VEHICLES FOR TRAVELLING OTHERWISE THAN ON RAILS
- B62D—MOTOR VEHICLES; TRAILERS
- B62D7/00—Steering linkage; Stub axles or their mountings
- B62D7/16—Arrangement of linkage connections
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/06—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints
- F16C11/0619—Ball-joints; Other joints having more than one degree of angular freedom, i.e. universal joints the female part comprising a blind socket receiving the male part
- F16C11/0623—Construction or details of the socket member
- F16C11/0628—Construction or details of the socket member with linings
- F16C11/0633—Construction or details of the socket member with linings the linings being made of plastics
- F16C11/0638—Construction or details of the socket member with linings the linings being made of plastics characterised by geometrical details
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2326/00—Articles relating to transporting
- F16C2326/20—Land vehicles
- F16C2326/24—Steering systems, e.g. steering rods or columns
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
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-
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-
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 構成部品に寸法誤差等があっても安定した性
能を有し、且つ加工コストのかからない、ボールジョイ
ントを提供すること。 【構成】 ソケット1と、該ソケット1のソケット穴1
aにベアリング2を介在させて回動自在に連結されたボ
ール部3aを有するボールスタッド3とを具備してなる
ボールジョイントにおいて、上記ベアリング2の上記ソ
ケット穴1aの壁面に接する外周面に、円環状の突起2
a又はディンプル形状の突起2bを複数個設ける。
能を有し、且つ加工コストのかからない、ボールジョイ
ントを提供すること。 【構成】 ソケット1と、該ソケット1のソケット穴1
aにベアリング2を介在させて回動自在に連結されたボ
ール部3aを有するボールスタッド3とを具備してなる
ボールジョイントにおいて、上記ベアリング2の上記ソ
ケット穴1aの壁面に接する外周面に、円環状の突起2
a又はディンプル形状の突起2bを複数個設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はボールジョイントに係
り、詳しくはボールジョイントを構成する各構成部品の
寸法公差によるばらつきや組立条件によるばらつき等が
あっても、これらばらつきを吸収して安定した性能を有
するボールジョイントに関するものである。
り、詳しくはボールジョイントを構成する各構成部品の
寸法公差によるばらつきや組立条件によるばらつき等が
あっても、これらばらつきを吸収して安定した性能を有
するボールジョイントに関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等のステアリングリンケージ、サ
スペンション等に用いられるボールジョイントは、通
常、ソケットと、該ソケットのソケット穴にベアリング
を介在させて回動自在に連結されたボール部を有するボ
ールスタッドとを具備して構成されている。
スペンション等に用いられるボールジョイントは、通
常、ソケットと、該ソケットのソケット穴にベアリング
を介在させて回動自在に連結されたボール部を有するボ
ールスタッドとを具備して構成されている。
【0003】ここで、上記ベアリングは耐摩耗性の高い
合成樹脂により形成されているために弾力性が低く、ま
た上記ベアリングの外面形状は上記ソケット穴の内面形
状と同一形状で、上記ベアリングが上記ソケット穴内に
隙間なく収まるようにしてあり、ボールジョイントを構
成する各構成部品に僅かな寸法誤差があると、上記ベア
リングの弾発力の変化が大きい。
合成樹脂により形成されているために弾力性が低く、ま
た上記ベアリングの外面形状は上記ソケット穴の内面形
状と同一形状で、上記ベアリングが上記ソケット穴内に
隙間なく収まるようにしてあり、ボールジョイントを構
成する各構成部品に僅かな寸法誤差があると、上記ベア
リングの弾発力の変化が大きい。
【0004】このため、各構成部品の寸法精度を向上さ
せないと、組み立て後にベアリングの変形で生ずる弾発
力が大きくばらついてしまい、ボールスタッドの作動ト
ルクが安定しない等の問題が生じる。また、ベアリング
が摩耗すると、ボールスタッドのボール部とベアリング
との間に隙間が生じ、ボールスタッドの適正な作動トル
クを維持できなくなり、性能が低下する。
せないと、組み立て後にベアリングの変形で生ずる弾発
力が大きくばらついてしまい、ボールスタッドの作動ト
ルクが安定しない等の問題が生じる。また、ベアリング
が摩耗すると、ボールスタッドのボール部とベアリング
との間に隙間が生じ、ボールスタッドの適正な作動トル
クを維持できなくなり、性能が低下する。
【0005】以上のような問題を解決するボールジョイ
ントとして、例えば、実開昭64−39922号公報や
実公昭63−17855号公報に開示されたボールジョ
イントが知られている。
ントとして、例えば、実開昭64−39922号公報や
実公昭63−17855号公報に開示されたボールジョ
イントが知られている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
ボールジョイント(実開昭64−39922号公報参
照)は、ベアリングの外面に突起と、該突起の近傍に凹
部とを設け、ベアリングをソケット穴内に組み込んだ
時、該突起がソケット穴の壁面に押されて該凹部内に嵌
入するようにして、ベアリングの弾発力のばらつきを少
なくしてあるが、突起の変形量が大きく、充分な弾発力
が得られないおそれがあり、また突起のクリープによる
弾発力の低下で耐久性に影響を与えるおそれがあり、さ
らに突起の変形量が大きいため、変形量自体のばらつき
によって弾発力のばらつきが生じるおそれもあった。
ボールジョイント(実開昭64−39922号公報参
照)は、ベアリングの外面に突起と、該突起の近傍に凹
部とを設け、ベアリングをソケット穴内に組み込んだ
時、該突起がソケット穴の壁面に押されて該凹部内に嵌
入するようにして、ベアリングの弾発力のばらつきを少
なくしてあるが、突起の変形量が大きく、充分な弾発力
が得られないおそれがあり、また突起のクリープによる
弾発力の低下で耐久性に影響を与えるおそれがあり、さ
らに突起の変形量が大きいため、変形量自体のばらつき
によって弾発力のばらつきが生じるおそれもあった。
【0007】また、後者のボールジョイント(実公昭6
3−17855号公報参照)は、ソケット穴の円筒面部
と底面部との間の傾斜面部に凹部を設け、該凹部上に位
置するベアリング傾斜部の曲げ方向反力によりボールス
タッドに安定した作動トルクを発生させるようにしてあ
るが、ソケット穴の傾斜面部に凹部を設けるため、加工
が難しく、該凹部を切削加工しようとすると手間がかか
り、また金型で成型しようとすると、型にエッジ部が有
るため、型命数が短く、いずれも加工コストがかかる問
題があった。
3−17855号公報参照)は、ソケット穴の円筒面部
と底面部との間の傾斜面部に凹部を設け、該凹部上に位
置するベアリング傾斜部の曲げ方向反力によりボールス
タッドに安定した作動トルクを発生させるようにしてあ
るが、ソケット穴の傾斜面部に凹部を設けるため、加工
が難しく、該凹部を切削加工しようとすると手間がかか
り、また金型で成型しようとすると、型にエッジ部が有
るため、型命数が短く、いずれも加工コストがかかる問
題があった。
【0008】従って、本発明の目的は、構成部品に寸法
誤差等があっても安定した性能を有し、且つ加工コスト
のかからない、ボールジョイントを提供することにあ
る。
誤差等があっても安定した性能を有し、且つ加工コスト
のかからない、ボールジョイントを提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ソケットと、
該ソケットのソケット穴にベアリングを介在させて回動
自在に連結されたボール部を有するボールスタッドとを
具備してなるボールジョイントにおいて、上記ベアリン
グの上記ソケット穴の壁面に接する外周面に、円環状又
はディンプル形状の突起を複数個設けたことを特徴とす
るボールジョイントを提供することにより、上記目的を
達成したものである。
該ソケットのソケット穴にベアリングを介在させて回動
自在に連結されたボール部を有するボールスタッドとを
具備してなるボールジョイントにおいて、上記ベアリン
グの上記ソケット穴の壁面に接する外周面に、円環状又
はディンプル形状の突起を複数個設けたことを特徴とす
るボールジョイントを提供することにより、上記目的を
達成したものである。
【0010】
【作用】本発明のボールジョイントによれば、ベアリン
グをソケット穴内に組み込む際に、該ベアリングの外周
面に設けた突起が変形するため、各構成部品の寸法公差
によるばらつきや組立条件によるばらつきがあっても、
これらを吸収することができ、また該突起は円環状又は
ディンプル形状であるため、その変形により生じた弾発
力は大きく、このため、ボールスタッドに適正な作動ト
ルクを付与することが可能であり、また摩耗も少なく、
耐久性がある。また、ベアリングは、従来の樹脂モール
ドと略同じ樹脂モールドを使用して従来のベアリングと
同様に製造することが可能である。
グをソケット穴内に組み込む際に、該ベアリングの外周
面に設けた突起が変形するため、各構成部品の寸法公差
によるばらつきや組立条件によるばらつきがあっても、
これらを吸収することができ、また該突起は円環状又は
ディンプル形状であるため、その変形により生じた弾発
力は大きく、このため、ボールスタッドに適正な作動ト
ルクを付与することが可能であり、また摩耗も少なく、
耐久性がある。また、ベアリングは、従来の樹脂モール
ドと略同じ樹脂モールドを使用して従来のベアリングと
同様に製造することが可能である。
【0011】
【実施例】以下、本発明のボールジョイントの一実施例
を図面を参照して説明する。
を図面を参照して説明する。
【0012】図1乃至図6は本発明のボールジョイント
の一実施例を示しており、図1はボールジョイント縦断
面図、図2は図1に示すボールジョイントのベアリング
の一部切欠拡大側面図、図3はベアリングの他の実施例
を示す拡大側面図、図4乃至図6はベアリングの突起が
ソケット穴の壁面に圧接して変形した状態を示す部分拡
大断面図である。
の一実施例を示しており、図1はボールジョイント縦断
面図、図2は図1に示すボールジョイントのベアリング
の一部切欠拡大側面図、図3はベアリングの他の実施例
を示す拡大側面図、図4乃至図6はベアリングの突起が
ソケット穴の壁面に圧接して変形した状態を示す部分拡
大断面図である。
【0013】本実施例のボールジョイントは、図1に示
すように、ソケット1と、該ソケット1のソケット穴1
aにベアリング2を介在させて回動自在に連結されたボ
ール部3aを有するボールスタッド3とを具備して構成
されている。
すように、ソケット1と、該ソケット1のソケット穴1
aにベアリング2を介在させて回動自在に連結されたボ
ール部3aを有するボールスタッド3とを具備して構成
されている。
【0014】上記ソケット2は、耐摩耗性の合成樹脂に
より略半球状に形成されており、その上部と底部を除く
部分の外周面には、図2に示すように、断面が半円状
で、周方向に連続して延びる、円環状の突起2aが、複
数個互いに平行で且つ適宜間隔をおいて設けられてい
る。なお、上記円環状の突起2aに代えて、図3に示す
ように、上記ソケット2の上部と底部を除く部分の外周
面に、ディンプル形状の突起2bを、複数個散点状に設
けてもよい。
より略半球状に形成されており、その上部と底部を除く
部分の外周面には、図2に示すように、断面が半円状
で、周方向に連続して延びる、円環状の突起2aが、複
数個互いに平行で且つ適宜間隔をおいて設けられてい
る。なお、上記円環状の突起2aに代えて、図3に示す
ように、上記ソケット2の上部と底部を除く部分の外周
面に、ディンプル形状の突起2bを、複数個散点状に設
けてもよい。
【0015】上記突起2a、2bは、上記ベアリング2
を上記ソケット穴1a内に組み込む際、組み込み荷重を
受けて該ソケット穴1aの壁面に圧接して変形し、そし
て上記ボールスタッド3の使用時に上記ボール部3aか
ら作用する荷重を受けて更に変形するものである。従っ
て、上記突起2a、2bの上記ソケット穴1aの壁面に
圧接する面積は、上記両荷重に耐えうる大きさに設定す
る必要があり、例えば、 mm2 〜 mm2 程度の大き
さに設定するのが好ましい。また、上記突起2a、2b
の高さは、図5に示すように組み込み荷重を受けて該ソ
ケット穴1aの壁面に圧接した状態から、図6に示すよ
うに上記ボール部3aから荷重を受けて更に変形して
も、その変形が弾性変形領域内に止まる高さに設定する
必要があり、例えば、 mm〜 mm程度の高さに設定
するのが好ましい。
を上記ソケット穴1a内に組み込む際、組み込み荷重を
受けて該ソケット穴1aの壁面に圧接して変形し、そし
て上記ボールスタッド3の使用時に上記ボール部3aか
ら作用する荷重を受けて更に変形するものである。従っ
て、上記突起2a、2bの上記ソケット穴1aの壁面に
圧接する面積は、上記両荷重に耐えうる大きさに設定す
る必要があり、例えば、 mm2 〜 mm2 程度の大き
さに設定するのが好ましい。また、上記突起2a、2b
の高さは、図5に示すように組み込み荷重を受けて該ソ
ケット穴1aの壁面に圧接した状態から、図6に示すよ
うに上記ボール部3aから荷重を受けて更に変形して
も、その変形が弾性変形領域内に止まる高さに設定する
必要があり、例えば、 mm〜 mm程度の高さに設定
するのが好ましい。
【0016】以上のように構成した本実施例のボールジ
ョイントによれば、ソケット穴1aにベアリングを組み
込む組立時に、使用時に作用する荷重よりも大きい組み
込み荷重によって突起2a又は2bが、該ソケット穴1
aの壁面に圧接して変形し(図4及び図5参照)、これ
によって生じた大きな弾発力がソケット1及びボール部
3aに作用し、ボールスタッド3に適正な作動トルクを
付与する。
ョイントによれば、ソケット穴1aにベアリングを組み
込む組立時に、使用時に作用する荷重よりも大きい組み
込み荷重によって突起2a又は2bが、該ソケット穴1
aの壁面に圧接して変形し(図4及び図5参照)、これ
によって生じた大きな弾発力がソケット1及びボール部
3aに作用し、ボールスタッド3に適正な作動トルクを
付与する。
【0017】従って、ソケット、ベアリング2等のボー
ルジョイントの各構成部品の寸法公差によるばらつき
や、組立条件(ベアリング2のソケット穴1への組み込
み荷重等)によるばらつきがあったとしても、これらば
らつきは突起2a又は2bの弾発力によって吸収されて
しまい(突起2a又は2bの弾性変形によって吸収され
てしまい)、上記ボールスタッド3の作動トルクのばら
つきは少なく、性能が安定する。
ルジョイントの各構成部品の寸法公差によるばらつき
や、組立条件(ベアリング2のソケット穴1への組み込
み荷重等)によるばらつきがあったとしても、これらば
らつきは突起2a又は2bの弾発力によって吸収されて
しまい(突起2a又は2bの弾性変形によって吸収され
てしまい)、上記ボールスタッド3の作動トルクのばら
つきは少なく、性能が安定する。
【0018】また、使用時において、ボール部3aから
ベアリング3に荷重が作用するが、この荷重は突起2a
又は2bが弾性変形して受け止めるため、ボール部3a
とベアリング2との間に生じる摩耗は僅かで、長期間使
用していてもボール部3aとベアリング2との間の摩耗
による隙間が大きく発生するおそれはない。従って、ベ
アリング2によってボールスタッド3の適正な作動トル
クを維持できなくなるようなおそれはなく、耐久性があ
る。
ベアリング3に荷重が作用するが、この荷重は突起2a
又は2bが弾性変形して受け止めるため、ボール部3a
とベアリング2との間に生じる摩耗は僅かで、長期間使
用していてもボール部3aとベアリング2との間の摩耗
による隙間が大きく発生するおそれはない。従って、ベ
アリング2によってボールスタッド3の適正な作動トル
クを維持できなくなるようなおそれはなく、耐久性があ
る。
【0019】さらに、ベアリング2の突起2a又は2b
は樹脂モールドにより成型することができるが、この樹
脂モールドは、従来のベアリングを成型する樹脂モール
ドと同じ型命数、サイクルタイムがあり、加工コストが
上昇するおそれはない。
は樹脂モールドにより成型することができるが、この樹
脂モールドは、従来のベアリングを成型する樹脂モール
ドと同じ型命数、サイクルタイムがあり、加工コストが
上昇するおそれはない。
【0020】なお、円環状の突起2aの断面形状は、上
記実施例に示すように半円状に限られず、略台形状、略
方形状等であってもよい。
記実施例に示すように半円状に限られず、略台形状、略
方形状等であってもよい。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のボールジョ
イントは、構成部品に寸法誤差等があっても安定した性
能を有し、且つ加工コストがかからない。
イントは、構成部品に寸法誤差等があっても安定した性
能を有し、且つ加工コストがかからない。
【図1】本発明のボールジョイントの一実施例を示す縦
断面図である。
断面図である。
【図2】図1に示すボールジョイントのベアリングの一
部切欠拡大側面図である。
部切欠拡大側面図である。
【図3】ベアリングの他の実施例を示す拡大側面図であ
る。
る。
【図4】ベアリングの突起がソケット穴の壁面に圧接し
て変形した状態を示す部分拡大断面図である。
て変形した状態を示す部分拡大断面図である。
【図5】図4と同様な部分拡大断面図である。
【図6】図4と同様な部分拡大断面図である。
1 ソケット 1a ソケット穴 2 ベアリング 2a 突起(円環状の突起) 2b 突起(ディンプル形状の突起) 3 ボールスタッド 3a ボール部
Claims (1)
- 【請求項1】 ソケットと、該ソケットのソケット穴に
ベアリングを介在させて回動自在に連結されたボール部
を有するボールスタッドとを具備してなるボールジョイ
ントにおいて、上記ベアリングの上記ソケット穴の壁面
に接する外周面に、円環状又はディンプル形状の突起を
複数個設けたことを特徴とするボールジョイント。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3080241A JPH0552212A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ボールジヨイント |
US07/867,136 US5188476A (en) | 1991-04-12 | 1992-04-10 | Ball joint |
DE4212346A DE4212346B4 (de) | 1991-04-12 | 1992-04-13 | Kugelgelenk |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3080241A JPH0552212A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ボールジヨイント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0552212A true JPH0552212A (ja) | 1993-03-02 |
Family
ID=13712832
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3080241A Pending JPH0552212A (ja) | 1991-04-12 | 1991-04-12 | ボールジヨイント |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5188476A (ja) |
JP (1) | JPH0552212A (ja) |
DE (1) | DE4212346B4 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07259842A (ja) * | 1993-11-15 | 1995-10-09 | Trw Fahrwerksyst Gmbh & Co Kg | ボール接手 |
KR101277949B1 (ko) * | 2008-11-20 | 2013-06-27 | 주식회사 만도 | 랙과 피니언 방식 조향장치 |
Families Citing this family (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5549700A (en) * | 1993-09-07 | 1996-08-27 | Ortho Development Corporation | Segmented prosthetic articulation |
US5641235A (en) * | 1995-06-07 | 1997-06-24 | Dana Corporation | Composite encased ball joint |
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