JPS6059319B2 - パタ−ン化されたクロム層を形成する方法 - Google Patents

パタ−ン化されたクロム層を形成する方法

Info

Publication number
JPS6059319B2
JPS6059319B2 JP21047282A JP21047282A JPS6059319B2 JP S6059319 B2 JPS6059319 B2 JP S6059319B2 JP 21047282 A JP21047282 A JP 21047282A JP 21047282 A JP21047282 A JP 21047282A JP S6059319 B2 JPS6059319 B2 JP S6059319B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
patterned
chromium layer
forming
layer
current density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP21047282A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59100299A (ja
Inventor
勇次 今井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP21047282A priority Critical patent/JPS6059319B2/ja
Priority to US06/511,403 priority patent/US4629539A/en
Publication of JPS59100299A publication Critical patent/JPS59100299A/ja
Priority to US06/642,429 priority patent/US4642168A/en
Publication of JPS6059319B2 publication Critical patent/JPS6059319B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Weting (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、絶縁性基板上にパターン化されたクロム層を
形成する方法に関し、特に半導体集積回路装置を製造す
る場合に用いるマスク層を形成する場合に適用して好適
なものである。
半導体集積回路装置を製造する場合にマスク層を用いる
が、そのマスク層を、種々の理由によつjて、クロム層
でなるものとする必要がある場合がある。
半導体集積回路装置を製造する場合に用いるマスク層を
クロム層で形成するにつき、従来は、半導体基板上にパ
ターン化されるべきクロム層を形・成し、次に、そのク
ロム層上にパターン化されたフォトレジストによるマス
クを形成し、然る後、パターン化されるべきクロム層に
対する、上記マスクをマスクとした化学エッチングをす
ることによつて、パターン化されたクロム層を、配線層
と”して形成するのを普通としていた。
然しながら、このような従来の方法の場合、パターン化
せられるべきクロム層に対する、パターン化されたマス
ク層をマスクとした化学エッチングをする工程において
、パターン化されたクロム層が、側方からエッチングさ
れたもの即ち所謂サイドエッチングされたものとして得
られるのを余儀なくされる。
このため、パターン化されたクロム層が、マスク層のパ
ターンよりサイドエッチされた量だけ、一周り小さなパ
ターンを有するものとして形成される。ところで、パタ
ーン化されたクロム層は、マスク層のパターンと同じパ
ターンで得られるのが望ましい。
その理由は、マスク層を、形成せんとするパターン化さ
れたクロム層の所期のパターンと同じパターンに形成し
置くだけで、パターン化されたクロム層を、所期のパタ
ーンを有するものとして形成することが出来るからてあ
る。
然しながら、パターン化されたクロム層が、マスク層の
パターンよりサイドエッチングされた量だけ、一周り小
さなパターンを有するものとして形成されても、上述し
た化学エッチングをする工程において、サイドエッチン
グされる量が、予測されていれば、マスク層のパターン
を、サイドエツチングされる量を見込んで、形成せんと
するパターン化されたクロム層の所期のパターンよソー
周り大きなパターンに、予め形成しておくことにより、
パターン化されたクロム層を、所期のパターンを有する
ものとして形成することが出来る。
然しながら、上述した従来の方法による場合、上述した
化学エッチングをする工程において、上述したサイドエ
ッチングされる量を予測するのが極めて困難であつた。
このため、上述した従来の方法の場合、パターン化され
たクロム層を、所期のパターンを有するものとして、微
細に、高精度に形成するのが極めて困難てあつた等の欠
点を有していた。
よつて本発明は、上述した欠点のない新規なパターン化
されたクロム層を形成する方法を提案せんとするもので
ある。
本発明者は、第1図Aに示すような、例えば、シリコン
でなる基板1上に例えば酸化シリコン(SIO2)てな
る絶縁層2を形成している絶縁性基板3を予め用意し、
そして、その絶縁性基板3の絶縁層2上に、第1図Bに
示すように、パターン化されるべきクロム層4を、それ
自体は公知の例えば蒸着によつて形成し、次に、そのパ
ターン化されるべきクロム層4上に、第1図Cに示すよ
うに、パターン化された例えばフォトレジストでなるマ
スク層5を、絶縁性基板3上のクロム層4上にフォトレ
ジスト層を形成し、そのフォトレジスト層に対するフォ
トマスクを用いた露光、続く現像をなすという、それ自
体は公知の方法によつて形成し、かくて、絶縁性基板3
上にパターン化されるべきクロム層4が形成され、その
クロム層4上にパターン化されたマスク層5が形成され
ている基板体6を得た。
そして、その基板体6を、第2図に示すように、塩酸(
HCりを溶質の主体としている水溶液でなる電解液11
を収容している槽12内に、クロム層4が略々垂直面上
に延長するように、浸漬させ、また、その槽12内に、
例えば白金でなる電極13を、基板体6のクロム層4と
対向するように、浸漬させ、然して、基板体6における
パターン化されるべきクロム層4を、マスク層5によつ
てマスクされていない領域において、直流電源14の正
極側に接続し、また、電極13を、直流電源14の負極
側に接続して、クロム層4に対する、マスク層5をマス
クとし、且つ塩酸を溶質の主体としている水溶液でなる
電解液を用いた電解エッチングをなした。
然るときは、クロム層4のマスク層5によつてマスクさ
れていない領域が、陽極として作用し、そして、その陽
極側で、で表される化学反応が生じ、また電解液11中
で、の化学反応が生じ、さらに、電極13が陰極として
作用して、その陰極側でで表される化学反応が生ずると
いう機構で、クロム層4の、マスク層5によつてマスク
されていない領域が、第3図Aに示すエッチングされて
いない状態から、第3図Bで一般的に示すような、表面
からエッチングされつつある状態を経て、第3図Cで一
般的に示すように、全厚さに亘つてエッチングされて、
パターン化されたクロム層7が、マスク層5下に形成さ
れることを確認するに到つた。
但し、この場合、電極13を白金でなるものとした。さ
らに、本発明者は、上述した電解エッチングを、パター
ン化されるべきクロム層4と電極13との間に接続して
いる直流電源14を直流定電流源とし、そしてクロム層
4の、マスク層5によつてマスクされていない領域と、
電極13との間の電圧V(ボルト)を、電圧計15を用
いて測定し・ながら行つた。
然るときは、時間t(分)に対する電圧■の関係が、第
4図に示すように、時点Taまでの間においては、電圧
Vが時間tと共に僅かつつ上昇するが、時点Taから電
圧Vが急激に大になるもの・として得られた。
さらに、本発明者は、上述した時間tに対する電圧Vの
関係と、クロム層4の、、マスク層5によつてマスクさ
れていない領域のエッチングの状態とを調べた結果、電
圧■が時間tと共に僅かづ)つ上昇していいる時点Ta
までの間においては、クロム層4の、マスク層5によつ
てマスクされていない領域が、時間tと共に表面からエ
ッチングされるが、時点Taに達すれば、クロム層4の
、マスク層5によつてマスクされていない領域が、その
全厚さに亘つてエッチングされ、第3図Cで一般的に示
すように、パターン化されたクロム層7が得られている
ことを確認するに到つた。
なおさらに、本発明者は、上述した電解エッチングを、
上述した電圧Vが、急激に大になる時点Ta即ちクロム
層4の、マスク層5によつてマスクされていない領域が
、その全厚さに亘つてエッチングされる時点まで行つて
、上述したパターン化されたクロム層7を形成する場合
、そのパターン化されたクロム層7は、一般に、その側
面が、第3図Cでマスク層5の側面より内側にあるもの
として示されているように、サイドエッチングされたも
のとして得られていることを確認するに到つた。また、
本発明者は、上述した電解エッチングを、パターン化さ
れるべきクロム層4と電極13との間に接続している直
流電源14を直流定電圧源とし、そしてその直流定電圧
源から、クロム層4を通つて流れる電流1(MA)を、
電流計16を用いて測定しながら行つた。然るときは、
時間t(分)に対する電流1の関係が、第5図に示すよ
うに、時点T.″までの間においては、電流1が時間t
と共に僅かづつ減少するが、時点T.,″から電流1が
急激に小になるものとして得られた。
さらに、本発明者は、上述した時間tに対する電流1の
関係と、クロム層4の、マスク層5によつてマスクされ
ていない領域のエッチングの状態とを調べた結果、電流
1が時間tと共に僅かづつ減少している時点Tjまでの
間においては、クロム層4の、マスク層5によつてマス
クされていな.い領域が、時間tと共に表面からエッチ
ングされるが、時点t1″に達すれば、クロム層4の、
マスク層5によつてマスクされていない領域が、その全
厚さに亘つてエッチングされ、第3図Cで一般的に示す
ように、パターン化されたクロム層7が!得られている
ことを確認するに到つた。
なおさらに、本発明者は、上述した電解エッチングを、
上述した電流1が、急激に小になる時点Tj即ちクロム
層4の、マスク層5によつてマスクされていない領域が
、その全厚さに亘つてエツ・チングされる時点まで行つ
て、上述したパターン化されたクロム層7を形成する場
合、そのパターン化されたアルミニウム層7は、一般に
、その側面が、第3図Cてマスク層5の側面より内側に
あるものとして示されているように、サイドエッチング
されたものとして得られていることを確認するに到つた
また、本発明者は、上述した電解エッチングを、電解液
11の温度TCC)を一定温度TeCC)として、直流
電源14から基板体6におけるクロム層4、及び電極1
3を通つて、電解液11に流れる電流1を変え、従つて
、クロム層4に流れる電流の密度J(MA/Clt)を
変えて、直流電源14が直流低電流源である場合、上l
述した電圧Vが、急激に大になる時点tまで、また、直
流電源14が直流定電圧源である場合、上述した電流1
が、急激に小になる時点t″まで、即ちクロム層4の、
マスク層5によつてマスクされていない領域が、その全
厚さに亘つてエッチングされる時点まで行つて、上述し
たパターン化されたクロム層7を形成し、そして、その
クロム層7がサイドエッチングされている量即ちサイド
エッチング量Y(μm)を測定した。然るときは、電解
液の温度Tをパラメータとする電流密度Jに対する上述
したサイドエッチング量Yの関係が、第6図に示すよう
に得られた。
但し、第6図は、電解液11が、塩酸のみを溶質とした
水溶液てなり、また、電解液11の温度Te()が33
.0℃であり、さらにクロム層4が、1μmの厚さを有
している場合の測定結果である。よつて、第6図に示す
測定結果から、電解液11の温度Tを一定温度Te(℃
)とした場合、電流密度Jを大とすれば、上述したサイ
ドエッチング量Yが小になることを確認するに到つた。
また、このように電流密度Jが大になるように、電解液
11に流れる電流を大とすれば、サイドエッチング量Y
が小となるものとして得られるのは、電流密度Jを大と
すれば、クロム層4と、電極13との間の電界強度が、
主として、クロム層4と、電極13とを結ふ方向に関し
、他の方向に比し格段的に強くなり、このため、クロム
層4のマスク層5によつてマスクされていない領域が厚
さ方向にエッチングされる速度と、面方向にエッチング
される速度との比が大になるからであることを確認する
に到つた。さらに、電流密度Jを一定とした場合、電解
液11の温度Tを低くすれば、上述したサイドエッチン
グ量Yが小になることを確認するに到つた。
なおさらに、上述したサイドエッチング量Yを同じ値で
得るにつき、電解液11の温度Tを高くすれば、これに
応じて電流密度Jを大にすればよいことも確認するに到
つた。また、第6図に示す測定結果から、上述したサイ
ドエッチング量Yの値が零になるときの、電解液11の
温度Tに対する電流密度Jの関係が、第7図に示すよう
に得られること、及び上述したように、電解液11の温
度Tを一定とした場合、電流密度Jを大とすれば、上述
したサイドエッチング量Yが小になることから、上述し
た電解エッチングを、電解液11の温度Tを温度Te(
℃)にし、また電流密度Jを、て与えられる電流密1e
(MA/CTi)以上の電流密度にして行えば、上述し
たパターン化されたクロム層7が、第8図に示すように
、上述したサイドエッチング量Yが略々零であるものと
して形成されることも確認するに到つた。
さらに、電解液11の温度に対する電流密度Jの関係が
、第7図に示すように得られること、及び、上述したよ
うに、電流密度Jを一定電流密度Je(MA/CFlf
)とした場合、電解液11の温度Tを低くすれば、上述
したサイドエッチング量Yが小1こなることから、上述
した電解エッチングを、電流密度JをJe(MA/Cl
t)にし、電解液11の温度Tを、て与えられる温度T
e(℃)以下の温度にして行えば、上述したパターン化
されたクロム層7が、第8図に示すように、上述したサ
イドエッチング量Yが略々零てあるものとして形成され
ることも確認するに到つた。
よつて、本発明者は、特許請求の範囲記載の発明を、本
発明による発明として提案するに到つた。
以上で、本発明によるパターン化されたクロム層を形成
する方法が明らかとなつた。
このような本発明による方法によれば、パターン化され
るべきクロム層に対する、パターン化されたマスク層を
マスクとした電解エッチングをする工程において、形成
されるパターン化されたクロム層のサイドエッチング量
Yを、第6図で上述したころから明らかなように、電解
液の温度Tと電流密度Jとによつて、予測することがで
きる。
このため、パターン化されるべきクロム層上にパターン
化されたマスク層を形成する工程において、そのパター
ン化されたマスクを、予測されるサイドエッチング量Y
を見込んで形成することにより、パターン化されたクロ
ム層を、所期のパターンを有するものとして、微細に、
高精度に、容易に形成することが出来る、という特徴を
有する。また、上述した電解エッチングをする工程にお
いて、その電解エッチングを、電解液の温度Tを温度T
e(℃)にし、電流密度Jを、上述した(1a)〜(1
c)式で与えられる電流密度Je(MA/Cfi)以上
の電流密度にして行えば、または、電流密度Jを電流密
度Je(MA/Cll)にし、電解液の温度Tを、上述
した(2a)〜(2c)式で与えられる温度Te(℃)
以下の温度にして行えば、パターン化されたクロム層が
、サイドエッチング量Yが略々零であるものとして形成
される。
このため、パターン化されたマスク層を形成す.る工程
において、そのマスク層を、形成せんとするパターン化
されたクロム層の所期のパターンと同じパターンに形成
し、また、上述した電解エッチングの工程において、電
解液の温度Tを温度Teとするとき、電流密度Jを上述
した(1a)〜7(1C)式で与えられる電流密度Je
以上の電流密度にし、または、電流密度Jを電流密度J
eとするとき、電解液の温度Tを土述した(2a)〜(
2c)式で与えられる温度Te以下の温度にすることに
よつて、パターン化されたクロム層を、所期のパタ7−
ンを有するものとして、微細に、高精度に、容易に形成
することがてきるという特徴を有する。さらに、上述し
た電解エッチングを、直流電源として直流定電流源を用
いて行なう場合、その電解エッチングをする工程におけ
る、その電解エツクチングの終了時点が、陽極としての
パターン化されるべきクロム層と、これに対する陰極電
極との間の電圧が急激に大になる時点に対応しているの
で、上述した電解エッチングを、陽極としてのパターン
化されるべきクロム層と、これに対する陰極電極との間
の電圧が急激に大になる時点まで行うことによつて、バ
ター化されたクロム層を、所期のパターンを有するもの
として、再現性良く、微細に、高精度に、容易に形成す
ることができる特徴を有する。なお、さらに、電解エッ
チングを、直流電源として直流定電流源を用いて行なう
場合、上述した、陽極としてのパターン化されるべきク
ロム層と、これに対する陰極電極との間の電圧が急激に
大になる時点は、これを、種々の電圧検出器によつて、
容易に検出し得、また、その電圧検出器の出力によつて
、陽極としてのクロム層と、これに対する陰極電極との
間に接続している直流定電流源をオフにしたり、直流定
電流源と、陽極としてのクロム層または陰極電極との間
の線路を切断したりするという簡易な手段によつて、上
述した電解エッチングを、陽極としてのパターン化され
るべきクロム層と、これに対する陰極電極と間の電圧が
急激に大になる時点で、直ちに且つ容易に終了させるこ
とができる。
また、上述した電解エツングを、直流電源として直流定
電圧源を用いて行なう場合、その電解エッチングをする
工程における、その電解エッチングの終了時点が、直流
定電圧源から、陽極としてのパターン化されるべきクロ
ム層を通つて流れる,電流が急激に小になる時点に対応
しているので、上述した電解エッチングを、直流定電圧
源から、陽極としてのパターン化されるべきクロム層を
流れる電流が急激に小になる時点まで行うことによつて
、パターン化されたクロム層を、所期のパタ!ーンを有
するものとして、再現性良く、微細に、高精度に、容易
に形成することができる特徴を有する。
なおさらに、電解エッチングを、直流電源として直流定
電圧源を用いて行なう場合、直流定電圧3源から、上述
した陽極としてのパターン化されるべきクロム層を通つ
て流れる電流が急激に小になる時点は、これを、種々の
電流検出器によつて、容易に検出し得、また、その電流
検出器の出力によつて、陽極としてのクロム層と、これ
に対する4陰極電極との間に接続している直流定電圧源
をオフにしたり、直流定電圧源と、陽極としてのクロム
層または陰極電極との間の線路を切断したりするという
簡易な手段によつて、上述した電解エッチングを、直流
定電圧源から、陽極としてのパターン化されるべきクロ
ム層を通つて流れる電流が急激に小になる時点で、直ち
に且つ容易に終了させることができる。
従つて、上述した本発明の特徴を、確実に、容易に発揮
することができる、という特徴を有する。
また、本発明によるパターン化されたクロム層を形成す
る方法によつて形成される、パターン化・されたクロム
層は、配線層として機能する。
従つて、本発明は、これを、半導体集積回路装置の配線
層を形成する場合に適用して、極めて好適である、とい
う特徴を有する。次に、本発明の実施例を述べよう。
実施例1 第1図Aで上述したと同様に、基板1上に絶縁層2を形
成している絶縁性基板3を予め用意した。
但し、の場合、基板1を、表面積が約40.0c11の
シリコンでなるものとした。また、絶縁層2を酸化シリ
コン(SiO,)でなるものとした。然して、絶縁性基
板3の絶縁層2上に、第1図Bで上述したと同様に、パ
ターン化されるべきクロム層4を形成した。但し、この
場合、クロム層4を蒸着によつて、1μmの厚さを有す
るものとして形成した。次に、クロム層4上に、第1図
Cで上述したと同様に、パターン化されたマスク層5を
形成した。
但し、この場合、マスク層5を、クロム層4上に、フォ
トレジスト層を形成し、そのフォトレジスト層に対する
フォトマスクを用いた露光、続く現像処理をなすことに
よつて、フォトレジストでなるものとして形成した。こ
のようにして、第1図Cで上述したと同様に、絶縁性基
板3上にパターン化されるべきクロム層4が形成され、
そのクロム層4上にパターン化されたマスク層5が形成
されている基板体6を得た。
次に、基板体6を、第2図で上述したと同様に、塩酸を
溶質とした水溶液でなる電解液11を収容している槽1
2内に、クロム層4が、略々垂直面上に延長するように
浸漬させ、また、その槽12内に、白金てなる電極13
を、基板体6のクロム層4と対向するように浸漬させ、
然して、基板体6におけるパターン化されるべきクロム
層4を、マスク層5によつてマスクされていない領域に
おいて、直流定電流源でなる直流電源14の正極側に接
続し、また、電極13を、直流電源14の負極側に接続
して、クロム層4に対する、塩酸を溶質としている水溶
液でなる電解液11を用いた電解エッチングを、クロム
層4及び電極13間の電圧Vが急激に大になる時点まで
なし、パターン化されたクロム層7を得た。
この場合、電解液11の温度を33.0℃とし、また電
解液11に通する電流を240.0rT1Aとし、従つ
てクロム層4に通する電流密度を、6.0(=240.
0rT1A/40.0cT1)MA/Cltとした。
然るときは、パターン化されたクロム層7が、サイドエ
ッチング量が略々零であるのとして形成された。実施例
2 上述した本発明の実施例1の場合における直流電源14
を、直流定電圧源とし、これに応じて電解エッチングを
、直流定電圧源から、アルミニウム層を通つて流れる電
流1が、急激に小になる時点までなしたことを除いては
、上述た本発明に実施例1の場合と同様の工程をとつて
、パターン化されたクロム層7を得た。
然るときは、上述した本発明の実施例1の場合と同様に
、パターン化されたクロム層7が、サイドエッチング量
が略々零であるものとして形成された。
【図面の簡単な説明】
第1図A,B及びCは、本発明によるパターン化された
クロム層を形成する方法の説明に供する、パターン化さ
れるべきクロム層上に、パターン化されたマスク層を形
成する順次の工程における、路線的断面図てある。 第2図は、同様に、本発明によるパターン化されたクロ
ム層を形成する方法の説明に供する、パターン化される
べきクロム層に対する電解エッチングによつて、パター
ン化されたクロム層を形成する工程を示す、路線図であ
る。第3図は、同様に、本発明によるパターン化された
クロム層を形成する方法の説明に供するパターン化され
るべきクロム層に対する電解エッチングによつて、パタ
ーン化されたクロム層を形成する工程における、路線的
断面図である。第4図は、同様に、本発明によるパター
ン化されたクロム層を形成する方法の説明に供する、直
流定電流源でなる直流電源を用いたパターン化されるべ
きクロム層に対する電解エッチングによつて、パターン
化されたクロム層を形成する工程における、時間t(分
)に対する、基板体における陽極としてのクロム層と、
これに対する陰極電極との間の電圧V(ボルト)の関係
を示す図である。第5図は、同様に、本発明によるパタ
ーン化されたクロム層を形成する方法の説明に供する、
直流定電圧源でなる直流電源を用いたパターン化される
べきクロム層に対する電解エッチングによつて、パター
ン化されたクロム層を形成する工程における、時間t(
分)に対する、直流定電圧源から、基板体における陽極
としてのクロム層を通つて流れる電流1(MA)の関係
を示す図である。第6図は、同様に、本発明によるパタ
ーン化されたクロム層を形成する方法の説明に供する、
パターン化されるべきクロム層に対する電解エッチング
によつて、パターン化されたクロム層を形成する工程に
おける、電解液の温度をパラメータとした、電流密度J
(MA/Clt)に対する、本発明によつて形成される
パターン化されたクロム層のサイドエッチング量Y(μ
m)の関係を示す図である。第7図は、同様に、本発明
によるパターン化されたクロム層を形成する方法の説明
に供する、パターン化されるべきクロム層に対する電解
エッチングによつて、パターン化されたクロム層を形成
する工程における、本発明によつて形成されるパターン
化されたクロム層のサイドエッチング量Yがj零となる
ときの、電解液の温度TCC)に対する、電流密度J
(MA/Clt)の関係を示す図である。第8図は、本
発明によるパターン化されたクロム層を形成する方法に
よつて得られる、パターン化されたクロム層の一例を示
す路線的断面図である。1・・・ ・・・基板、2・
・・ ・・・・絶縁層、3・・・・・絶縁性基板、4・
・・・ ・・・・パターン化されるべきクロム層、5・
・・ ・・・・パターン化されたマスク層、6・・・
・・・基板体、7・・・・ ・・・・パターン化さ)
れたクロム層、11・・・ ・・・・電解液、12・・
・・・槽、13・・・ ・・・・電極、14・・・ ・
・・・直流電源、15・・ ・・・・・電圧計、16・
・・ ・・・・・電流計。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 絶縁性基板上にパターン化されるべきクロム層を形
    成し、該クロム層上にパターン化されたマスク層を形成
    し、然る後、上記クロム層に対する、上記マスク層をマ
    スクとし、且つ塩酸を溶質の主体としている水溶液でな
    る電解液を用いた電解エッチングを行うことによつて、
    パターン化されたクロム層を形成することを特徴とする
    パターン化されたクロム層を形成する方法。 2 特許請求の範囲第1項記載のパターン化されたクロ
    ム層を形成する方法において、上記電解エッチングを、
    上記電解液の温度T(℃)をTe(℃)とし、電流密度
    J(mA/cm^2)を、Te=a・Je+ba=3.
    0(1±0.1) b=15.0(1±0.1) で与えられるJe(mA/cm^2)以上の電流密度で
    行うことを特徴とするパターン化されたクロム層を形成
    する方法。 3 特許請求の範囲第1項記載のパターン化されたクロ
    ム層を形成する方法において、上記電解エッチングを、
    電流密度J(mA/cm^2)をJe(mA/cm^2
    )とし、上記電解液の温度T(℃)を、Te=a・Je
    +b a=3.0(1±0.1) b=15.0(1±0.1) で与えられるTe(℃)以下の温度で行うことを特徴と
    するパターン化されたクロム層を形成する方法。 4 絶縁性基板上にパターン化されるべきクロム層を形
    成し、該クロム層上にパターン化されたマスク層を形成
    し、然る後、上記クロム層に対する、上記マスク層とし
    、且つ塩酸を溶質の主体としている水溶液でなる電解液
    を用いた電解エッチングを、上記パターン化されるべき
    クロム層を陽極とし、該陽極としてのパターン化される
    べきクロム層とこれに対する陰極電極との間に直流定電
    流源を接続して、上記陽極としてのパターン化されるべ
    きクロム層と上記陰極電極との間の電圧が、急激に大に
    なる時点まで行うことによつて、パターン化されたクロ
    ム層を形成することを特徴とするパターン化されたクロ
    ム層を形成する方法。 5 特許請求の範囲第4項記載のパターン化されたクロ
    ム層を形成する方法において、上記電解エツチングを、
    上記電解液の温度T(℃)をTe(℃)とし、電流密度
    J(mA/cm^2)を、Te=a・Je+ba=3.
    0(1±0.1) b=15.0(1±0.1) で与えられるJe(mA/cm^2以上の電流密度で行
    うことを特徴とするパターン化されたクロム層を形成す
    る方法。 6 特許請求の範囲第4項記載のパターン化されたクロ
    ム層を形成する方法において、上記電解エッチングを、
    電流密度J(mA/cm^2)をJe(mA/cm^2
    )とし、上記電解液の温度T(℃)を、Te=a・Je
    +b a=3.0(1±0.1) b=15.0(1±0.1) で与えられるTe(℃)以下の温度で行うことを特徴と
    するパターン化されたクロム層を形成する方法。 7 絶縁性基板上にパターン化されるべきクロム層を形
    成し、該クロム層上にパターン化されたマスク層を形成
    し、然る後、上記クロム層に対する、上記マスク層をマ
    スクとし、且つ塩酸を溶質の主体としている水溶液でな
    る電解液を用いた電解エッチングを、上記パターン化さ
    れるべきクロム層を陽極とし、該陽極としてのパターン
    化されるべきクロム層とこれに対する陰極電極との間に
    直流定電圧源を接続して、該直流定電圧源から上記陽極
    としてのパターン化されるべきクロム層を通つて流れる
    電流が、急激に小になる時点まで行うことによつて、パ
    ターン化されたクロム層を形成することを特徴とするパ
    ターン化されたクロム層を形成する方法。 8 特許請求の範囲第7項記載のパターン化されたクロ
    ム層を形成する方法において、上記電解エッチングを、
    上記電解液の温度T(℃)をTe(℃)とし、電流密度
    J(mA/cm^2)を、Te=a・Je+ba=3.
    0(1±0.1) b=15.0(1±0.1) で与えられるJe(mA/cm^2)以上の電流密度で
    行うことを特徴とするパターン化されたクロム層を形成
    する方法。 9 特許請求の範囲第7項記載のパターン化されたクロ
    ム層を形成する方法において、上記電解エッチングを、
    電流密度J(mA/cm^2)をJe(mA/cm^2
    )とし、上記電解液の温度T(℃)を、Te=a・Je
    +b a=3.0(1±0.1) b=15.0(1±0.1) で与えられるTe(℃)以下の温度で行うことを特徴と
    するパターン化されたクロム層を形成する方法。
JP21047282A 1982-07-08 1982-11-30 パタ−ン化されたクロム層を形成する方法 Expired JPS6059319B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21047282A JPS6059319B2 (ja) 1982-11-30 1982-11-30 パタ−ン化されたクロム層を形成する方法
US06/511,403 US4629539A (en) 1982-07-08 1983-07-07 Metal layer patterning method
US06/642,429 US4642168A (en) 1982-07-08 1984-08-20 Metal layer patterning method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21047282A JPS6059319B2 (ja) 1982-11-30 1982-11-30 パタ−ン化されたクロム層を形成する方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59100299A JPS59100299A (ja) 1984-06-09
JPS6059319B2 true JPS6059319B2 (ja) 1985-12-24

Family

ID=16589900

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21047282A Expired JPS6059319B2 (ja) 1982-07-08 1982-11-30 パタ−ン化されたクロム層を形成する方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6059319B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63187231U (ja) * 1987-05-26 1988-11-30

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63187231U (ja) * 1987-05-26 1988-11-30

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59100299A (ja) 1984-06-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Schmidt et al. Anodic formation of oxide films on silicon
US4642168A (en) Metal layer patterning method
US5202274A (en) Method of fabricating thin film transistor
US4358748A (en) Thin film circuit
JPS59113626A (ja) パタ−ン化された金属層を形成する方法
US4098637A (en) Process for the production of a planar conductor path system for integrated semiconductor circuits
JPS6059319B2 (ja) パタ−ン化されたクロム層を形成する方法
JP3162910B2 (ja) ケイ素ボデーからなる物品の製造方法
JPS5994438A (ja) パタ−ン化されたアルミニウム層を形成する方法
JP3120521B2 (ja) 金属膜の陽極酸化方法
JPS6056440B2 (ja) パタ−ン化されたアルミニウム層を形成する方法
JPS6059316B2 (ja) パタ−ン化されたアルミニウム層を形成する方法
JPS6059315B2 (ja) パタ−ン化されたアルミニウム層を形成する方法
JPS6059318B2 (ja) パタ−ン化されたAl−Cu合金層を形成する方法
JPS6058320B2 (ja) パタ−ン化されたAl−Si合金層を形成する方法
JPS6056798B2 (ja) パタ−ン化されたアルミニウム層を形成する方法
JPH0228249B2 (ja) Pataankasaretadodenseisookeiseisuruhoho
JPH0144014B2 (ja)
JPS6056799B2 (ja) パタ−ン化された銅層を形成する方法
JPS6059317B2 (ja) パタ−ン化されたアルミニウム層を形成する方法
JPS59191315A (ja) パタ−ン化されたパ−マロイ層を形成する方法
JPH0645617A (ja) 単結晶薄膜部材の製造方法
JP3237125B2 (ja) 導電性膜の陽極酸化方法
DE3229205C2 (ja)
JPH0114701B2 (ja)