JPS6059226A

JPS6059226A - コンクリ−トパイルの沈設工法

Info

Publication number: JPS6059226A
Application number: JP16334383A
Authority: JP
Inventors: Yoshitaka Ito; 伊藤　吉孝
Original assignee: Daido Concrete Kogyo KK; Daido Concrete Co Ltd
Current assignee: Daido Concrete Kogyo KK; Daido Concrete Co Ltd
Priority date: 1983-09-07
Filing date: 1983-09-07
Publication date: 1985-04-05
Also published as: JPH0341610B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、無騒音・無振動でコンクリートパイルを地盤
中に沈設する工法に関するものである。

現在、コンクリートパイルの地盤中への沈設トミルク工
法、中掘り工法などが用いられているが、社会的要請に
よって、騒音振動７伴う打撃工法は、市街地では避けら
れるようになって、できるだけ騒音・振動が少ない低公
害工法であるセメントミルク工法、中掘り工法などが用
いられる傾向にある。

上記それぞれの工法を簡単に説明すると、打撃工法はコ
ンクリートパイルをドロップハンマ・ジーゼルハンマ・
油圧ハンマなどでパイル頭部に打撃を与えて、パイルを
沈設するものであり、プレポーリング工法は、事前にア
ースオーガーで地盤に穴をあけ、その穴にパイルを建込
んでパイル頭部に打撃な与えてパイルを沈設するもので
あり、打撃工法に比べて騒音・振動は少なくなる。セメ
ントミルク工法は、先ず地盤中にアースオーガーで掘削
孔を崩壊させないため、オーガー先端から水・ベントナ
イト、又は水・ベントナイト・セメントなどの混合物を
噴射しながら、地盤を掘削排土し、支持地盤付近まで種
削」はセメントミルク（セメント＋水）に切り替え注入
し、支持地盤付近はセメントミルク柱とした掘削孔中に
パイルを建込みパイルを沈設してパイル頭部を軽打又は
圧入するもので、プレポーリング工法に比べ騒音・振動
が更に少なくなるが、施工費は高くなる。

また、中掘り工法は、パイル中空部にアースオーガーを
挿入してオーガーで地盤を掘削しながら、パイル中空部
を通じて土砂な斜出してパイルを沈設し、支持地盤付近
はセメントミルクを注入し、オーガー引抜き後パイルを
圧入するなどして、パイルを沈設するものである。この
中掘り工法は、セメントミルク工法に比べ施工費が安く
、騒音振動も少ないことから、低公害工法ということで
現在ではこの工法が用いられることが多くなってきてい
る。

このような技術背景の中で、上記工法よりも、更に施工
費が安く、かつ、無騒音・無振動でコンクリートパイル
を地盤中に沈設する工法の開発が望まれている。

上記目的を達成するため、コンクリートパイル全長にわ
たって、らせん形のコンクリート翼を設けたパイルが開
発され、パイル頭部に回転力を与えて、地盤中にそのパ
イルを沈設する工法も出現しているが、次の欠点を有し
ている。

その欠点は、（１）コンクリートパイルの全長にわたってらせん形の
コンクリート翼を設けているため、その製造のだめの型
枠が複雑で高価であり、配筋も面倒であり、製造コスト
がかかる。

（２）パイル頭部に回転を与えて、パイルを沈設するた
め、パイル長が長くなると、土の摩擦力によってパイル
頭部の回転力はパイル下端まで伝達されかＩｔ＜、沈設
長に制限があること、及びパイル長が長くなるとパイル
にねじれモーメントが作用してパイルがねじれによって
、切断されろ可能性があること。

が挙げられる。

本発明は、これら従来工法の欠点を解決し、製作費が安
価なコンクリートパイルを使用し、これを無騒音、無振
動で容易に地盤中に沈設できる工法術提供しようとする
もので、中空パイルの先端に、コンクリート製本体の外
周を保護鉄板で被覆し、その外周に沿ってらせん形のプ
レイドを突設し、中央部に横断面角形の嵌合穴を形成し
た推進パネルを接続するとともに、中空パイルの基端に
、前記嵌合穴と同様な横断面角形のリブ付フランジを取
付け、前記嵌合穴とリプ付フランジに係合する角形ブロ
ックを備えたシャフトをパイル内に挿入して回転し、推
進パイルと中空パイルとに回転力を与えながらパイルの
沈設を行うことを特徴とするものである。

以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する、。

図面は本発明工法において使用するコンクリートパイル
及びその沈設用シャフトを示したもので、Ａは推進パイ
ル、Ｂは推進パイルに接続して沈設する通常の中空パイ
ル、Ｃはこれら各パイルＡ、Ｈに回転力を付与するため
の回転用シャフトである。

１の外周を保護鉄板２によって被覆し、その外周に泊っ
てらせん形のプレイド３が１〜数巻きにわたり突設され
ている。そして、基端部の中央部には横断面角形の嵌合
穴４が所要の深さにわたり形成されており、基端面には
従来のコンクリートパイルと同様に端板５が設けられて
いる。

なお、上記の嵌合穴４の横断面形状は、実施　。

例の図面においては六角形となっているが、これは四角
形その他適宜な角形に形成できるものであり、また、ら
せん形プレイド３は実施例の図面においては連続したら
せんとなっているが、これを不連続状態に分断し、全体
としてらせん状に形成したものでもよい。

中空パイルＢは、基礎杭として一般に使用されているも
のであるから特に説明するまでもないが、中空なコンク
リート製の本体６０両端部外周は保護鉄板７で被覆され
、両端面には端板８が設けられ、本体６中には軸鉄筋９
，９が配回転シャフトＣは、先端に嵌合穴４へ遊嵌する
下部角形ブロック１１を備えるとともに基端に係合溝１
．２　ａを有する凹形フランジ１２を備えた軸杆１０と
、前記係合溝１２ａに係合する突条１３ａを有する凸形
フランジ１３を先端に備え、中間部には前記下部角形ブ
ロックＪ１と同様の横断面形を有する上部角形ブロック
１４と、これに続いてオーガージヨイント１５とを備え
た駆動杆１６とより成っている。なお、図示を略したが
凸形フランジ１３と凹形フランジＪ２とは例えばボルト
、ナツト等により結合することもできろ。

そして、前記中空パイルＢの基端面には、回転シャフト
Ｃの上部角形ブロック１４の外側に遊嵌する角形リブ付
フランジ１７を取付けるうこの取付けは、中空パイルＣ
の端板８に設けられているネジ孔を利用し、これにボル
ト１８を締込んでやればよい。

本発明工法は、従来一般に使用されている中空パイルＢ
の先端に推進パイルＡを接続して沈設作業を行うもので
、中空パイルＢと推進パイルＡとは、従来のパイル相互
の接続と同様に、両バイルＡ、Ｂの各端板５，８を接合
して、その周辺部を溶接】９して結合する。そして、中
空パイルＢの基端には前記のように角形リブ付フランジ
１７をボルト１８により取付け、前記の回転シャフトＣ
をパイル中に挿入し、その下部角形ブロック］１を推進
パイルＡの嵌合穴４へ嵌合させる。それにより上部角形
ブロック１４は角形リブ付フランジ１７の位置にあって
嵌合された状態となる。そこで、オーガージヨイント１
５をパイル沈設用やぐらの駆動軸（図示を略す）に連結
し７て回転させれば、シャフトＣの回転力は推進パイル
Ａと中空パイルＢとに伝達され回転される。そして推進
パイルＡのらせん形のプレイド３により掘削が進行し、
推進パイルＡ及びこれに接続の中空パイルＢは地盤中ば
貫入して行くことになる。

地盤に貫入した中空パイルＢを更に深く沈設させるには
、回転シャツ）Ｃの凸形フランジ】３から上部の駆動杆
１６を一旦引抜き、中空′バイルＢに取付けた鳥形リブ
付フランジ１７を取外し、中空パイルＢに他の中空パイ
ルを溶接して接続し、その基端に角形リブ付フランジ１
７を取付ける。そして、第４図に示すような、先端に凹
形フランジ１２と係合する凸形フランジ２０を設けると
ともに、基端に凸形フランジ１３と係合する凹形フラン
ジ２１を設けた、接続する中空パイルと同長の接続シャ
フト２２を凹形フランジ１２に係合して接続し、駆動杆
１６を接続した中空パイルの基端から挿入し、その凸形
フランジ１３を凹形フランジ２１に係合させる。

それにより上部角形ブロック１４は接続した中空パイル
の基端に設けた角形リブ付フランジ１７と嵌合すること
になる。したがって、回転シャフトＣを回転させれば、
その回転力は推進パイルＡと接続した中空パイルとに伝
達されることになり、パイルの沈設作業は能率よく行わ
れることになる。これを反覆して行うことによりさであ
る。

パイルの沈設作業が終った後は、駆動軸とオーガージヨ
イント１５との結合を解き、回転シャフトＣを引き抜け
ばよい、以上説明したように、本発明は、中空パイルの先端に、
外周にらせん形プレイドを突設し中央部に横断面角形の
嵌合穴を形成した推進パイルを接続するとともに、中空
パイルの基端に、前記嵌合穴と同様な横断面角形のリブ
付フランジを取付け、嵌合穴とリブ付フランジに係合す
る角形ブロックを備えた回転シャフトをパイル内に挿入
して回転し、推進パイルと中空パイルとに回転力を与え
ながらパイルの沈設を行うようにしたので、パイルを地
盤中に無騒音、無振動によって容易に沈設することがで
き、しかも、パイルのほぼ全長に同じ回転力が４先られ
るので、パイルに捩れモーメントも作用せずパイルが切
断されるというおそれがなく、そのパイルは、パイルの
掘削をするらせん形プレイドはバが容易で安価に提供で
きる。

そして、中空パイルの沈設後は、これに他の中空パイル
を接続し、回転シャフトの方にも接続シャフトを連結し
て、接続した中空パイルにも回転力を付与するようにし
ているので、パイルに働く捩れモーメントを極力低減さ
せることができ、長大なパイルの沈設も円滑、確実に行
うことができる等、多くの優れた効果を奏するものであ
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明工法において使用する中空パイルと推進パ
イル及びその沈設用回転シャフトの一実施例を示したも
ので、第１図は中空パイルト推進パイルとに回転シャフ
トを挿入した状態を示す側断面図、第２図は同平面図、
第３図は第１図イーイ線の平断面図、第４図は接続シャ
フトの側面図である。Ａ・・・・・・推進パイル　Ｂ・・・・・・中空パイル
Ｃ・・・・・・回転シャフト　３・・・・・・らせん形
プレイド４・・・・・・嵌合穴　１０・・・軸杆１１・
・・下部角形ブロック１２・・・凹形フランジ　１３・・・凸形フランジ］４
・・・上部角形ブロック１５・・・オーガージョイン「１６・・・駆動杆　１７・・・角形リブ付フランジ２２
・・・接続シャフト第１図５８１４ガ２．：１”１．ｌＷ第２図

Claims

【特許請求の範囲】

中空パイルの先端に、外周にらせん形のプレイドを突設
し、中央部に横断面角形の嵌合穴を形成した推進パイル
を接続するとともに、中空パイルの基端に、横断面角形
のリブ付フランジを取付け、前記嵌合穴と角形リブ付フ
ランジに係合する角形ブロックを備えた回転シャフトを
、パイル内に挿入して回転し、推進パイルと中空パイル
とに回転力を与えながらパイルの沈設を行うようにした
ことを特徴とする、コンクリートパイルの沈設工法。