JPS6058350A - 脱酸素剤包装体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は脱酸素剤包装体に関する。更に詳しくは穴をあ
けたプラスチックスのフィルムまたは穴をあけた透明な
紙（１）、と和紙あるいはポリエチレンより軟化点が高
い不織布、または和紙とプラスチック＊Ｍとの混抄紙（
ａ）とポリエチレンまたはこれより軟化点が低いプラス
チックフイルム（ｂ）とを熱圧着してフィルムの表面に
亀裂を供しさせて通気性を持たせた積層体（２）とを（
１）と（ａ）とを対面させて、貼りつけることなく重ね
合わせ（ｂｌを内側にして脱酸素剤を入れて折り込み、
シールしてなる脱酸素剤包装体（Ａ）　また＆よ。

（υと（２）とを、（１）と（ａ）を対面させて、貼り
つけることなく重ね合わせてなるシー）（３）、１対を
（ｂＪを内側にして対向させ、この（ｄＪＫ脱酸素剤を
入れてシールしてなる脱酸素剤包装体（Ｂ）に関する発
明である。

最近、脱酸素剤が食品その他の物品の保存のために多く
使用される様になって来た。

脱酸素剤は鉄その他の金属粉、・・イドロキノン、カテ
コールまたはアスコルビン酸等の有機化合物、亜硫酸塩
、亜ニチオン酸塩等の還元性硫黄化合物等を主成分とし
たものでありこれを通気性包材で包装したものが通常利
用される。

脱酸素剤の酸素吸収特性は鉄その他の脱酸素剤の主成分
の特性により異なるが、この他にこれを包む包材の特性
も脱酸素剤の性能に深く関与している。特に酸素吸収速
度は包材の透気性によって決められる。また、脱酸素剤
を乾燥食品や多湿食品に適用した際には、脱酸素剤と食
品との間の水分の授受が脱酸素剤の性能に大きく影響す
るが、この水分の授受も包材の構造が深く関与している
。

脱酸素剤の包材は一般的には紙と穴のあいたポリエチレ
ンフィルムをラミネートしたものが用いられているが、
これを水分含有址が高い食品に適用した場合には、包装
」が湿ってしまって、脱酸素剤の包装袋が破損したりま
たは外観を損なう等の欠点がある。

特開昭５６〜５１０９６には融点が異なる２枚のプラス
チックフィルムに穴をあけ、これをそのまま重ね合せる
か、または紙をはさんで積層接着して脱酸素剤用の包材
とすることＶこついて開示さ九ているが、この場合は、
フィルムを開孔後熱接着するので、接６時尾穴が変形し
たり、または閉鎖してしまったりして均一な所望の通気
性を有する包材を安定して得ることは５！ｆｌかしいと
いう欠点があった。更に接着時の各フィルムや紙の圧着
状態によって、透気性が変化する等の欠点がある。また
、特開昭５６−１２４４４０または特開昭５６−１２４
４４４にも同じ様な内容の開示があるが、この場合も積
層する際の圧着状態により透気性が非′１：５に変化す
るという欠点がある。本発明者等は水分裁有ｉ１１゜が
高い食品に適用した場合でも夕ｉ観を損なうことがなく
、シかも透気性の調節が自由に出来る脱酸素剤用包材に
ついて鋭、Ｑ、研元を行なったム！１果、穴をあけたプ
ラスチックスのフィルムまたは穴をあげた透明なｍ（１
八と和紙あるいはポリエチレンより軟化点が高い不織布
、または和紙とプラスチック繊維との混抄紙（ａｌとポ
リエチレンまたはこれより軟化点が低いプラスチックフ
ィルム（ｂ）とを熱圧着してフィルムの表面に亀裂を生
じさせて通気性を持たせた積層体（２）とからなる包材
を用いた脱酸素剤包装体が優れた効果を有することを見
出して本発明を完成するに至った。

本発明において、外相に相当する、穴をあけたプラスチ
ックのフィルム（１）としては例えばポリエチレンテレ
フタレート、ポリアミド、ポリブ１コピレン、ポリカー
ボネート、セロファン苛の単層フィルムまたはこわらの
フィルムとポリエチレン、ポリエチレン酢酸ビニル共重
合体、アイオノマー、ポリブタジェン、塩化ビニル等の
フイルノ、を積層した複合フィルムに適宜の大きさと数
の穴をあけたものが用い〜れる。

また透明な紙（υとしては、例えばグラシン紙マタハバ
ーチメント紙等の様な透明性を有する紙が用いられる。

なおこれらの紙とポリエチレン、ポリエチレン酢酸ビニ
ル共重合体、アイオノマー、ポリブタジェンまたは塩化
ビニル等を積層した紙も本発明における透明な紙（１）
に含まれるものである。

またプラスチックのフィルムまたは透明な紙（１）に穴
をあける場合の穴の数や大きさは所望する通気性により
適宜選択することがｉＪ能である。

本発明において、プラスチックのフィルムまたは紙に穴
をあけるためには例えば円錐形、四角錐、五角錐、先が
とがった円柱殻の形をした針が用いられる。穴の大きさ
は針の太さ、穴をあける際の圧力等九より調節すること
がｉｉ］能である。また針を加熱することにより形状の
そろった穴をあける事が可能である。

また本発明において、通気性を有する積層体（２）とし
ては和紙、あるいはポリエチレンより軟化点が高い不織
布、または和紙とプラスチック繊維との混抄紙色）とポ
リエチ！／７またはこれ」、り軟化点が低いプラスチッ
クフィルム（１〕）とを例えば熱圧着して積層すること
によってプラスチックフィルムに亀裂を生じしめて通気
性を持たせたものが用いられる。

また、和紙としては、坪量　２ｏｇ〜１００＆／ｌｒｉ
　好ましくは３０〜６０９／ゴが用いられ、ポリエチレ
ンより軟化点の高い不織布としては湿式、乾式またはス
パンポンド式不織布等いずれの不織布をも使用すること
が可能であす、利賀としてはポリプロピレン、ナイロン
、ホリエチレンテレフタシート、レーヨン、ビニロン等
が例示される。

また、和紙とプラスチック繊維との混抄紙としては、和
紙とレーヨンとを混抄したレーヨン紙等が例示される。

更にポリエチレンより軟化点の低いプラスチックフィル
ムとしてはポリエチレン酢酸ビニル共重合体、フイオノ
マー等が使われる。

また、亀裂により通気性を持たせた積層体（２）に撥水
性または撥油性を与えるために１紙に撥水剤または撥油
剤を塗布したものも本発明の紙（２）に含まれるもので
ある。

本発明において、脱酸素剤としては亜ｒＡ酸塩、亜硫酸
水素塩、チオ硫酸塩、亜ニチオン酸塩、ヒドロキノン、
カテコール、レゾルシン、ピロｌｙ−ｐ−ル、没食子酸
、Ｒンガリント、アスコルビン酸、イン７スコルビン酸
、およびその塩類、ソルボース、グルツース、リグニン
、ジブチルヒドロキシトルエン、ブチルヒドロキシアニ
ソール第一鉄塩または鉄粉等の金属粉を含有する脱酸素
剤、必要によっては炭酸ガス発生を脱酸素剤または炭酸
ガス吸収型脱酸素剤が用いられる。

本発明に係る脱酸素剤包装体を製造するりこは穴をあけ
たプラスチックスのフィルムまたは穴をあけた透明な紙
（１）と和紙、あるいはポリエチレンより軟化点が高い
不織布、または和紙とプラスチック繊維との混抄紙（ａ
）とポリエチレンまたはこれより軟化点が低いプラスチ
ックフィルム（ｂ）とを熱圧着してラミネートシ、プラ
スチックフィルムに亀裂をおこさせ、通気性をＪｌ）た
ぜた積層体（２）とを（υと（ａｌとを対面させて、貼
りつけることなく重ね合わせ（ｂ）を内側にして二つ彷
りにして適址の脱酸素剤を入れ、脱酸素剤を封入する様
に三方をシールして脱酸素剤包装体（Ａ）を製造する方
法、または（１）と（２ンとを、（１）とくａＪを対面
させて、貼９つけることなく重ね合せてなるシート（５
）　１対を（ｂ）を内側にして対向させ、この間に脱酸
素剤を封入する様に四方をシールして脱酸素剤包装体（
Ｂ）を製造する方法等が採られる。

これらの方法において例えば三方シールの場合には竪型
または横型の三方シール屋自動充填機が用いられる。

三方シール型自動充填機においてはロールは二本必要で
あり、（１）が外側になり、（ｂ）が内側になる様に、
各々ロール状で配備される。プラスチックのフィルムま
たは紙（１）は穿孔装置において、所望の数と大きさの
穴があけられ、積層体（２ンと重ねられて三方シール機
のガイドに送らｈる。ついで二つに折り脱酸素剤を充填
し、三方をシールしてカットすることによって、脱酸素
剤包装体（Ａ）を得ることが可能である。

また四方シールの場合は例えば竪型または横型の四方シ
ール型自動充填機が用いられる。四方シール型自動充填
機においては送りロールは四本必要であり、左右各々（
１）および（２）がロール状で配備される。左右共に（
１）は巻き出された後、穿孔装置を通り目的に応じて所
望の数と大きさの穴があけられ、同じく巻き出された（
２）と重ねられてシート（５）となって、（ｂ）を内側
にしてソート（３）が向い合う様にして四方シール機の
ガイｌ、に送られる。次いで脱酸素剤を充填しり一四力
シールされ、カットされて脱酸素剤包装体が？守られる
。

本発明脱酸素剤包装体は色相を製造する際の複雑な加工
工程を必要とぜす、しかも製品のロスも少なく、必要な
個所に必要な個数の穿孔な行なうことが出来る。また、
製袋時に袋の大きさにあわせて、穴の数、大きさを任意
に調節することが可能であり、（１）および（２）の色
相を準ν１１１すれば製袋時の穴のコントｌ−−ルによ
って、種種のタイプの脱酸素剤包装体を簡単に製造する
ことが可能である。

本発明においては具体的には例えば（１）としてはポリ
エチレンテンフタレートフィルムとポリエチレンフィル
ムとをラミオートした後、開孔したもの、ポリプロピレ
ンフィルムに開孔したもの、グラシン紙にポリエチレン
酢酸ビニル共重合体フィルムをラミネートした後開孔し
たもの等が用いられる。また（２）としては和紙にポリ
エチレンフィルムをラミネートシ、亀裂により通気性を
持たせたものやポリエチレンテンフタレート繊維で作っ
た不縁布にポリエチンン酢酸ビニル共重合体をラミネー
トし、亀裂により通気性を持たせたものが用いられる。

次に実施例により本発明を更に詳しく説明する。

実施例　１ 次の各素材を準倫した。

（１）１２μのポリエチレンテレフタレートフィルムに
２５μのポリエチレンフィルムをラミネートした積層フ
ィルム （２）和ｍ（坪量４０　ｇ）にポリスチレンフィルム（
２０μ）をラミネートした積層体 （ろ）鉄系脱酸素剤 （１）及び（２）につき各４　ＩＩＩ　１００　ｌＩＬ
／）Ｊ′Ｌのロール為きフィルム及びシートを準備し、
（１）を径０．５１ｒＬ／ｒルの剣を付けた針ロール（
（通して穴をあけつつ、（２）を内側にして重ねあわせ
ｌ五から一ゴーカシール自動充填包装機に導入し、（力
の内側Ｖこ（６）を６１ずつ充填して、（１ンの外側よ
りバーヒーターにてシールし、連結したシール８１；分
をカンｌして、寸法５０　Ｘ　５０　ｉｌＬ／′ＷＬの
小袋を得た。

（υにあける穴の数をＪ１４節し種々の数を穿孔した小
袋を得、各々空気５００ＭＪ共存の雷月ト、２５℃で脱
酸素時間の測定を行なったところ、第１表の様な結果が
得られた。

第　１　表 実施例　２ 次の各素材を準備した。

（１）　ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）フィル
ム１２μとポリエチレンフィルム２５μとをラミネート
した積層フィルムで巾６０Ｆ／ｌ／Ｔルのロール巻き２
本 （２）和紙とレーヨンを１０％混抄した坪量５０１１／
ｒｒｔの混抄紙とポリエチレンフィルム２０μを圧着し
て通気性を持たせた積層体でｊｉ３６０ｍＺルのロール
巻き２本 （５）鉄系脱酸素剤 四方シール自動充填包装機の両側に各々（１）（２）の
ロール巻きフィルムおよびシートを配備し、（１）を径
Ｑ　、　５　Ｆ／Ｌ／侃の針を伺けた針μｍルに通して
穴をあけつ〜（２）を重ねあわせながら、両側から包装
機の熱ロールに導入した。

（１）のＰＥＴ面が外側になり、（２）が内側になる様
に、両フィルムおよびシートを導入し、（２）の内側に
（５）を５ＩＩずつ充填し、ついで横シール部分の両サ
イドをカットすると共に、連結したシール部の中央もカ
ットして寸法が５０　Ｘ　５０−侃の小袋を得た。

（１）にあける穴の数を調節し、秤々の数を穿孔した小
袋を得、各々空気５００　Ｉ＋Ｉｔ共イ１の密封下、２
５℃で脱酸素時間の測定を行ったところ、第１表の様な
結果を得た。

第１表

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は三方シール自動充填包装機を示す
。 第１図は熱ロールを使用した場合を／」クシ、第２図は
バーヒーターを使用した場合を７ｊ（才。 第１図および第２図において、１は本穿孔σ）外側（１
）Ｎ２は内材（２）、ｓ＋ｉ＊Ｉロール、４−１を１熱
ロール、４−２はパーヒーター、５は脱酸素剤充填シュ
ート、６はカッター、７は包材シール部、８は脱酸素剤
包装体をそれぞれ示す。 第３図は四方ソール自動充填包装機を示す。 図面において、１は未穿孔の外材（１）、２は内相（２
）、５は劃−−ル、４は熱ロール、５は脱酸素剤充填シ
ュート、６はカッター、７はＵｍＸｍＸ袋包装体れぞれ
示す。 特許出願人　三菱瓦斯化学株式会社 代表者　長野和吉

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 穴をあけたプラスチックスのフィルムまたは穴をあけた
   透明な紙（１）、と和紙あるいはポリエチレンより軟化
   点が高い不織布、または和紙とプラスチック繊維との混
   抄紙（ａ）、とポリエチレンまたはこ九より軟化点が低
   いプラスチックフィルム（ｂ）とを熱圧着してフィルム
   の表面に亀裂を生じさせて通気性を持たせた積層体（２
   ）とを（１）と（ａ）とを対面させて、貼りつけること
   なく重ね合わせ（ｂｌを内側にして脱酸素剤を入れて折
   り込４、シールしてなる脱酸素剤包装体（Ａ）または（
   １）と（２１とを、（１）と（ａＪを対面させて、貼り
   つけることなく重ね合わせてなるシート（６）、１対を
   （ｂ）を内側にして対向させ、仁の間に脱酸素剤を入れ
   てシールしてなる脱酸素剤包装体（Ｂ）。