JPH0648471A - 品質保持剤包装体 - Google Patents
品質保持剤包装体Info
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Abstract
レン吸収剤、防錆剤等の品質保持剤を包装した品質保持
剤包装体を提供するものである。これは、生産性も高
く、特に通気度の安定性、安全衛生性に優れ、食品、飲
料、青果物などの食品分野のみならず、金属部品、医薬
品等、広い分野で品質保持に広く利用できる。 【構成】 プラスチックフィルム、紙または不織布、熱
シ−ル性フィルム等を積層接着したフィルムまたはシ−
トに微多孔を穿孔した通気性包装材料を、包装体の全部
もしくは一部に用い、品質保持剤を包装しシ−ルしてな
る質保持剤包装体
Description
される品質保持剤包装体に関し、さらに詳しくは、微多
孔を穿孔した通気性包装材料を、包装体の全部もしくは
一部に用い、品質保持剤を包装しシ−ルしてなることを
特徴とする品質保持剤包装体に関する。本発明に係る品
質保持剤包装体は、脱酸素剤、炭酸ガス吸収剤、エチレ
ン吸収剤、防錆剤あるいは乾燥剤等の品質保持剤包装体
であって、食品、飲料、青果物などの食品分野のみなら
ず、金属部品、医薬品等、広い分野で品質保持に有効に
利用できるものである。
保存のために多く使用される様になってきいる。特に食
品分野では、脱酸素剤包装体が使用されることが多い。
脱酸素剤包装体の場合、従来の乾燥剤包装体等のように
一定以上の通気度を保持すればバラツキがあっても問題
ない場合と異なり、通気度の調節精度が高いことが非常
に重要な要件となってきた。即ち、対象の食品が高水分
で酸素により品質劣化し易い場合には、脱酸素剤包装体
の通気度を大きく、且つ精度高く調節することにより、
酸素吸収速度を一定範囲に収めることが必要であり、も
し通気度のバラツキが大きく酸素吸収速度が小さいもの
が混在した場合、酸素吸収前に食品の品質劣化が進んで
しまうことから本来の品質保持の目的が達成できない。
化は遅くそれほど大きな酸素吸収速度は必要ないもの
の、酸素吸収のため予め水分を含んだ脱酸素剤の場合、
通気度が大きすぎると脱酸素剤包装体から水分が乾燥食
品に移行し品質劣化する場合がある。特に、脱酸素剤包
装体と乾燥食品との接触部分が局部的に水分含有率が上
昇し、品質劣化する場合が多い。場合によっては、酸素
吸収に必要な水分が蒸散してしまい、酸素吸収能力が低
下して食品包装内に酸素が残存し、乾燥食品の酸化等に
よる品質劣化が進むことがある。このため、乾燥食品を
対象とした場合、脱酸素剤包装体の通気度は、小さく且
つ精度良く調節することにより、水分移行速度を適正に
すると同時に、乾燥下での脱酸素剤の酸素吸収能力を充
分に発揮できる様にする必要がある。
その酸素吸収速度、食品との水分の授受、酸素吸収能力
を決定する重要なものであり、対象食品の特性に応じ低
通気度から高通気度まで、精度良く調節することが望ま
れて来た。その他、多種多様な食品等の特性に応じ上記
通気性の他に耐水性、耐破損性、安全衛生性、食品の香
り保持性、外観保持性等が重要な要件となっている。特
に、従来の乾燥剤包装体等とは異なり、脱酸素剤の場
合、内容物が包装体を通し錆・染みとして発現し易く、
外観を損なうばかりか安全衛生上もはなはだ好ましくな
く、外観保持性は重要な要件と言える。
のあいたポリエチレンフィルムを熱ラミネ−トしたもの
が用いられており、この場合の通気性はポリエチレンフ
ィルムの開孔率(孔径,孔数)で調節されていた。しか
し、通気性の調節において、包装材料製造時の熱接着の
際に、通気孔が変形して通気性が不安定になり、酸素吸
収速度がばらつく等の欠点があった。特に、低通気度に
おいて通気度バラツキが大きく乾燥下での酸素吸収能力
および水分移行速度のバラツキが問題であった。また、
高通気度に調節するためポリエチレンフィルムの開孔率
を上げると、錆・染みの発生が多くなる欠点があった。
一方、この脱酸素剤包装体を水分含有量の多い食品に適
用した場合には、包装材料が耐水性に劣るため、湿って
脱酸素剤の包装袋が破損したり、あるいは有孔ポリエチ
レンフィルムの孔を通して内容物が染みだす場合があり
食品の安全衛生上好ましくない等の欠点があった。
昭53-51096号公報には融点が異なる2枚のプラスチック
フィルムに孔をあけ、これをそのまま重ね合わせるか、
または紙を挟んで積層接着した包装材料が開示されてい
る。この場合には、フィルムを開孔後熱接着するので、
接着時に穴が変形したり、または閉鎖してしまったりし
て均一な所望の範囲の通気度を有する包材を安定して得
ることは難しいとの欠点があった。更に、接着時の各フ
ィルムや紙の圧着状態によって、通気度が変化する等の
欠点がある。
表面に孔をあけたプラスチックフィルムを用いた包装材
料が開示されている。しかしながら、これらの場合に
も、接着剤を使ったりするために、孔が変形したり、接
着剤の影響および積層する際の圧着状態により通気性が
変化する等の欠点があった。また、上記表面に孔をあけ
たプラスチックフィルムを用いた包装材料においては、
表裏の有孔部の間に紙層があり且つ表裏の有孔部の位置
がずれていることから、酸素が包材を通過する際紙層の
断面を横方向に通して表裏の孔から通気する為、通気度
を一定以上大きくすることが出来なかった。もし、大き
くする為、表裏の有孔部開孔率を大きくすると錆・染み
が発生する欠点があった。特に、大型サイズにおいて
は、通気度を一定以上に調節することができず、酸素吸
収速度を大きく出来ない欠点があった。その他、従来の
包装材料の場合、通気度のバラツキが大きい為、必然的
に包材通気度検査も頻度高く必要で、且つ不良率も高い
との問題があった。
ころは、上記した従来の包装材料の有する問題点を解消
し、低通気度から高通気度まで精度の高い調節が可能
で、安定した通気度を有し、孔径の小さな微多孔を穿孔
するため印刷図柄を損なうことがなく、しかも、多湿食
品へ適用した場合でも安全衛生上の問題がない脱酸素剤
包装体を提供することにある。
術の問題点に鑑み鋭意研究を行った結果、本発明を完成
するに至った。すなわち、本発明の品質保持剤包装体
は、微多孔を穿孔した通気性包装材料を、包装体の全部
もしくは一部として用いて品質保持剤を包装しシ−ルし
てなることを要件とするものである。
包装材料としては、例えば、次の構本発明の品質保持剤
包装体における微多孔を穿孔した通気性包装材料とし
て、例えば、次のような構成のものが挙げられる。 (1) ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリプ
ロピレン、ポリカーボネート、セロファン、ポリメチル
ペンテンまたはポリビニルアルコール等からなるフィル
ム、ポリ塩化ビニリデンコート各種フィルム、アルミ箔
ラミネートフィルム、あるいはアルミ蒸着各種フィルム
等の耐熱性フィルムに、ポリエチレン、ポリプロピレ
ン、エチレンアクリル酸共重合樹脂、エチレンアクリル
酸エチル共重合樹脂、アイオノマ−、ポリブタジエン、
エチレン酢酸ビニル共重合樹脂フィルム等からなるシ−
ル性フィルムを積層接着してなる積層フィルムに、微多
孔を穿設してなる積層包装材料。
記(1) の積層フィルムと、熱シ−ル性の不織布(例え
ば、ユニチカ製「エルベス」、帝人製「ユニセル」等の
ポリプロピレン、ポリエチレン等の合成繊維、複合繊
維、合成パルプ等から作られる湿式あるいは乾式不織
布)とを積層接着してなる積層シ−トに、微多孔を穿設
してなる積層包装材料。
タレート、ポリプロピレン等の熱シ−ル性を有する単体
フィルムに、微多孔を穿設してなる包装材料。
記(1) の積層フィルムにシ−ル層としてホットメルトを
塗布してなる積層フィルムに、微多孔を穿設してなる包
装材料。
紙,耐水耐油紙,等各種の紙を含む)または不織布と、
ポリエチレン,ポリプロピレン,エチレンアクリル酸共
重合樹脂、エチレンアクリル酸エチル共重合樹脂、アイ
オノマ−、ポリブタジエン、エチレン酢酸ビニル共重合
樹脂フィルム等からなるシ−ル性フィルムを積層接着し
てなる積層包装材料の両側のフィルムに微多孔を穿設し
てなる包装材料。
を含む)にポリエチレン、ポリプロピレン、エチレンア
クリル酸共重合樹脂、エチレンアクリル酸エチル共重合
樹脂、アイオノマ−、ポリブタジエン、エチレン酢酸ビ
ニル共重合樹脂フィルム等からなるシ−ル性フィルムを
積層接着してなる積層包装材料に微多孔を穿設してなる
包装材料。 なお、上記(6) の通気性包装材料は、(1) の通気性包装
材料と貼り着けることなく重ね合わせた二重包装材料と
して使用することが安全衛生上から好ましい。
に使用される包装材料は、上記の例に限られるものでは
なく、本発明の目的が達成されるものであれば他の組み
合わせでも使用できる。本発明の構成に用いられるプラ
スチックフィルムは、包装適性、取扱強度、穿孔容易性
等の点から、その厚さは10〜100μm が好ましい
が、不織布、微多孔膜等を積層した場合は、この限りで
はない。また、補強のため各種補強材を複合することも
適宜実施される。
はなく、ドライラミ、押出ラミ、熱ラミ等自由に選択可
能である。また、上記構成は、あらかじめフィルムとし
て使用することに限定されず、例えば、耐熱性フィルム
に押出ラミネ−トでポリエチレンフィルム層を作ること
や、共押出法で一度に積層フィルムを製造して使用する
ことも可能である。
残膜部を残した未貫通微多孔を穿設する方法として、化
学的前処理を含め、機械的穿孔法、レ−ザ−光穿孔法、
電子照射穿孔法、プラズマ穿孔法、高圧放電穿孔法他各
種の穿孔方法が適用できるが、高圧放電穿孔法が好まし
く、効果的である。
方式、真空管方式、ソリッドステ−ト方式のいずれも適
用可能であるが、ソリッドステ−ト方式が好ましい方法
である。高圧放電穿孔法による穿孔は、放電電極と誘電
体ロ−ルの間に高電圧をかけ放電させつつ対象包材を通
過させることにより実施される。そして、穿孔密度およ
び穿孔深度は、放電電極と誘電体ロ−ルの間の距離、電
圧、放電電極の形状、誘電体ロ−ルの特性等により、適
宜調節される。この場合、穿孔する材料の厚さ、材質、
通過速度によっても調整が必要となる
に放電電極と誘電体ロ−ルの間に高電圧をかけ放電させ
つつ対象包材を通過させるのみでは不十分で、種々の工
夫が必要となる。一つには、前処理として、放電穿孔前
に機械的にヤスリ状ロ−ル等で微細な傷痕をつける前処
理工程を実施することも有効である。あるいは、酸処理
を施しフィルム表面に極性基を作ったのち放電穿孔する
ことも有効である。更に、誘電体ロ−ルに局所放電部を
設けるため、被覆された誘電体層に欠落部を分散させて
作ったり、導電物を分散させた誘電体層とすることも穿
孔密度および穿孔深度の調節に有効である。
レス等が使用されるが、アルミニウムが好ましく使用さ
れる。電極の形としては、ナイフエッジ型、バ−型、シ
ュ−型等が使用されるが、ナイフエッジ型、あるいは放
電部の先端を多数の針型としたものが好ましい。処理電
力は、穿孔対象包材の厚さ、材質、通過速度等により調
節する必要があるが、例えば、5〜200W/m2 /分
の範囲で実施される。穿孔方向は、残膜部側を誘電体ロ
−ルに接する形で実施される。
過度に代表されるガス透過度は、包装材料を穿孔する際
の穿孔密度および孔径により好適に調節することができ
る。穿孔密度として、1,000 〜10,000,000孔/cm2 の範
囲で穿孔され、十分な酸素透過度を確保する上で好まし
くは10,000孔/cm2 以上、より好ましくは50,000孔/cm
2 以上の範囲で穿孔される。
考慮して調節されるが、印刷を施した際に孔径が大き過
ぎると印刷柄が判別し難くなるので、通常500μm 以
下、好ましくは200μm 以下、より好ましくは100
μm 以下の範囲で調節される。
孔対象のフィルムに完全な貫通孔を穿孔する必要がある
が、積層された紙または不織布に孔が達しても通気性包
装材料の機能を阻害しない程度であれば問題ない。ま
た、両面に穿孔対象のフィルムがある場合には、片側づ
つまたは両面同時に穿孔することが可能である。
度は、品質保持剤の用途に応じ所望の範囲に調節され
る。そして上記方法で穿孔を実施することにより、従来
は困難であった通気度を精度良く調節することが可能と
なり、且つプラスチックフィルム包材ではえられなかっ
た大きな通気度も可能となった。
保持剤包装体を製造するには、一般的に、三方向シ−ル
方法、または四方向シ−ル方法がとられる。三方向シ−
ル方法においては、包装材料を三方シ−ル型自動充填包
装機へ導き、シ−ル層側を内側にし二つ折りにして、袋
の周縁部を熱シ−ルしつつ適量の脱酸素剤または他の品
質保持剤等の内容物を充填して製造される。四方向シ−
ル方法においては、包装材料2組をシ−ル層を内側にし
て向い合わせつつ四方シ−ル自動充填包装機へ導き、袋
の周縁部を熱シ−ルしつつ脱酸素剤等の内容物を充填し
て製造される。
剤、炭酸ガス吸収剤、エチレン吸収剤、防錆剤等の包装
体が食品、青果物、金属部品、医薬品等の品質保持用途
に応じ利用される。品質保持剤の代表例として脱酸素剤
が挙げられるが、脱酸素剤としては、例えば、亜硫酸
塩、亜硫酸水素塩、亜二チオン酸塩、ヒドロキノン、カ
テコール、レゾルシン、ピロガロール、没食子酸、ロン
ガリット、アスコルビン酸および/またはその塩、イソ
アスコルビン酸および/またはその塩、ソルボース、グ
ルコース、リグニン、ジブチルヒドロキシトルエン、ブ
チルヒドロキシアニソール、第一鉄塩、または、鉄粉等
の金属粉を含有する組成物からなるもので、脱酸素能、
炭酸ガス発生型脱酸素能または炭酸ガス吸収型脱酸素能
等をもつものが用いられる。
シ−ト状など、特に問わない。また、脱酸素剤をパルプ
等と混合しシ−ト化したもの、熱可塑性樹脂等と混合後
シ−ト化したもの、更に、高分子材料と金属触媒をブレ
ンドした脱酸素材料等も用いられ、品質保持剤は、形
状、組成等に限定されるものではない。
なお、本発明はこの実施例に限定されるものではない。 実施例1 ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ12μm)
の裏面に文字印刷と白ベタ印刷を施した後、ポリエチレ
ンを30μmの厚さに押出ラミネ−トした積層フィルム
を得た。この積層フィルムをソリッドステ−ト方式の放
電処理機により、ポリエチレンテレフタレートフィルム
側より孔径2.5 μmで開孔密度4000孔/cm2 の微多孔を
穿孔して通気性包装材料を得た。100mm幅にスリット
した該通気性包装材料を、三方シ−ル型自動充填包装機
へ導き、ポリエチレン側を内側にし二つ折りにして、袋
の周縁部を熱シ−ルしつつ鉄系脱酸素剤3gを充填包装
して、50×50mmの脱酸素剤包装体を得た。この脱酸
素剤包装体を、水10mlを含浸させた脱脂綿上に置いて
200×300mmの塩化ビニリデンコ−ト延伸ナイロン
/ポリエチレン製の袋に空気250mlとともに封入、密
封シ−ルし、25℃下に保管した。1日後、酸素分析計
を用いて袋内酸素濃度を測定するとともに、脱酸素剤包
装体の状態を観察した。
の熱針で孔径0.7 mmの細孔を30孔/cm2 の密度で穿孔
した後、同様の脱酸素剤包装体を得た。実施例1と同様
に水10mlを含浸させた脱脂綿上に置いて200×30
0mmの塩化ビニリデンコ−ト延伸ナイロン/ポリエチレ
ン製の袋に空気250mlとともに封入、密封シ−ルし、
25℃下に保管した。1日後、酸素分析計を用いて袋内
酸素濃度を測定するとともに、脱酸素剤包装体の状態を
観察した。その結果を実施例1の結果と共に表1に示し
た。
機能を発揮するとともに、孔径が小さい微多孔の為、脱
酸素剤包装体の状態も良好であったのに対し、比較例で
は、孔径が大きい為、有孔部より粉もれすると共に染み
・錆の発生が認められた。また、実施例の脱酸素剤包装
体は、印刷の状態が良好に判別可能であったのに対し、
比較例では有孔部の存在で外観不良であった。
の裏面に文字印刷と白ベタ印刷を施した後、ポリエチレ
ンを15μmの厚さに押出ラミネ−トしつつ、熱シ−ル
性不織布エルベス(ユニチカ社製、坪量30g/m2 )
とを積層接着した積層シ−トを得た。この積層フィルム
をソリッドステ−ト方式の放電処理機により、ポリエチ
レンテレフタレートフィルム側より孔径2.5 μmで開孔
密度4000孔/cm2 の微多孔を穿孔して通気性包装材料を
得た。100mm幅にスリットした該通気性包装材料を、
三方シ−ル型自動充填包装機へ導き、不織布側を内側に
し二つ折りにして、袋の周縁部を熱シ−ルしつつ鉄系脱
酸素剤3gを充填包装して、50×50mmの脱酸素剤包
装体を得た。この脱酸素剤包装体を、水10mlを含浸さ
せた脱脂綿上に置いて200×300mmの塩化ビニリデ
ンコ−ト延伸ナイロン/ポリエチレン製の袋に空気25
0mlとともに封入、密封シ−ルし、25℃下に保管し
た。その後、酸素分析計を用いて袋内酸素濃度の経時変
化を測定し、酸素濃度0.1 %以下に到達するまでの脱酸
素所要時間を算出した。
の裏面に文字印刷と白ベタ印刷を施した後、ポリエチレ
ンを15μmの厚さに押出ラミネ−トして積層フィルム
を得た。この積層フィルムをソリッドステ−ト方式の放
電処理機により、ポリエチレンテレフタレートフィルム
側より孔径2.5 μmで開孔密度4000孔/cm2 の微多孔を
穿孔して通気性フィルムを得た。この通気性フィルムと
熱シ−ル性不織布エルベス(ユニチカ社製、坪量30g
/m2 )とを通気性フィルムのポリエチレン側と不織布
を合わせて、通気性フィルムのポリエチレンテレフタレ
ートフィルム側より熱をかけて熱ラミネ−トし、通気性
積層シ−トを得た。この通気性シ−トを使用して、実施
例2と同様にして脱酸素剤包装体を作成し、同様の試験
に供した。
の裏面に文字印刷と白ベタ印刷を施した後、ポリエチレ
ンを15μmの厚さに押出ラミネ−トして積層フィルム
を得た。この積層フィルムに、針径0.5 mmの熱針で孔径
0.7 mmの細孔を15孔/cm2 の密度で穿孔して通気性フ
ィルムを得た。この通気性フィルムと熱シ−ル性不織布
エルベス(ユニチカ社製: 坪量30g/m2 )とを比較
例2と同様にして熱ラミネ−トし、通気性積層シ−トを
得た。この通気性シ−トを使用して、実施例2と同様に
して脱酸素剤包装体を作成し、同様の試験に供した。そ
の結果を実施例2、比較例2の結果と合わせて表2に示
した。
間がバラツキなくしかも脱酸素剤包装体の状態っも良好
に保たれたのに対し、比較例2では熱ラミネ−ト時に微
多孔が塞がれ通気性が大きく変動してしまった。また、
比較例3では、細孔が塞がれる度合いは小さかったもの
の、脱酸素所要時間にはバラツキが認められ、脱酸素剤
包装体には染み・錆の発生が見られた。
性包装材料を、包装体の全部もしくは一部に用い、質保
持剤を包装しシ−ルすることにより、従来製品の問題点
を解決して通気度のバラつきが小さく、生産性の高い安
全衛生性に優れた品質保持剤包装体がえらる。すなわ
ち、生産性に優れたラミネ−ト方法が種々採用可能とな
り、積層加工後に微多孔を穿孔することにより、穿孔加
工やラミ工程での通気度バラツキの原因を排除すること
が可能となるとともに、孔径が小さいため、内容物の漏
洩、染み出しもなく、印刷の鮮明化を図ることが可能で
ある。このため、従来困難であった大きな通気度までの
穿孔が可能となる。本発明に係る品質保持剤は、脱酸素
剤、炭酸ガス吸収剤、エチレン吸収剤、防錆剤あるいは
乾燥剤等の品質保持剤包装体であり、食品、青果物、金
属部品、医薬品等の品質保持用途に応じ広く利用でき
る。
シートからなる通気性包装材料の断面図。
層シートからなる通気性包装材料の断面図。
化点フィルムの積層シートからなる通気性包装材料の断
面図。
面図。
Claims (4)
- 【請求項1】 微多孔を穿孔した通気性包装材料を包装
体の全部もしくは一部に用い、品質保持剤を包装しシ−
ルしてなることを特徴とする品質保持剤包装体。 - 【請求項2】 通気性包装材料が透明のプラスチックフ
ィルムと同等以下の軟化点を有するシ−ル層とを積層接
着してなる積層材料である請求項1の品質保持剤包装
体。 - 【請求項3】 通気性包装材料が透明のプラスチックフ
ィルムと同等以下の軟化点を有するシ−ル層との間に紙
または不織布を配し積層接着してなる積層材料である請
求項1の品質保持剤包装体。 - 【請求項4】 通気性包装材料が紙または不織布と熱シ
−ル可能なシ−ル層とを積層接着してなる積層材料であ
る請求項1の品質保持剤包装体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04044011A JP3123567B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 品質保持剤包装体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04044011A JP3123567B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 品質保持剤包装体 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0648471A true JPH0648471A (ja) | 1994-02-22 |
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ID=12679750
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---|---|---|---|
JP04044011A Expired - Fee Related JP3123567B2 (ja) | 1992-02-28 | 1992-02-28 | 品質保持剤包装体 |
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---|---|
JP (1) | JP3123567B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003231552A (ja) * | 2002-02-06 | 2003-08-19 | Kurosawa:Kk | 石灰等乾燥剤用包材、石灰等乾燥剤の包装用袋、及び石灰等乾燥剤の包装体 |
JP2007126212A (ja) * | 2005-10-03 | 2007-05-24 | Okada Shigyo Kk | 通気性を有する包装材料の製造方法 |
JP2008222307A (ja) * | 2007-03-08 | 2008-09-25 | Bosung Industry Co Ltd | 香の発散容器及びその製造方法 |
JP2011073724A (ja) * | 2009-09-30 | 2011-04-14 | Dorency Kk | アルコール揮散剤 |
-
1992
- 1992-02-28 JP JP04044011A patent/JP3123567B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JP3123567B2 (ja) | 2001-01-15 |
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