JPS6056808B2 - 紡機用トラベラ - Google Patents
紡機用トラベラInfo
- Publication number
- JPS6056808B2 JPS6056808B2 JP7479180A JP7479180A JPS6056808B2 JP S6056808 B2 JPS6056808 B2 JP S6056808B2 JP 7479180 A JP7479180 A JP 7479180A JP 7479180 A JP7479180 A JP 7479180A JP S6056808 B2 JPS6056808 B2 JP S6056808B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- traveler
- spinning machine
- plating layer
- nickel
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D01—NATURAL OR MAN-MADE THREADS OR FIBRES; SPINNING
- D01H—SPINNING OR TWISTING
- D01H7/00—Spinning or twisting arrangements
- D01H7/02—Spinning or twisting arrangements for imparting permanent twist
- D01H7/52—Ring-and-traveller arrangements
- D01H7/60—Rings or travellers; Manufacture thereof not otherwise provided for ; Cleaning means for rings
- D01H7/604—Travellers
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は紡機用トラベラの構成に関するものである。
従来、綿、合繊等の精紡、撚糸において用いられるトラ
ベラは、リングとの摺接による摩擦でスピンドルの回転
より遅く回転することによつて、糸に撚りを与えボビン
に捲き取られるのであるが、高速回転になると特にトラ
ベラ焼けによる寿命の低下および糸切れの増大等の問題
が生じる。
ベラは、リングとの摺接による摩擦でスピンドルの回転
より遅く回転することによつて、糸に撚りを与えボビン
に捲き取られるのであるが、高速回転になると特にトラ
ベラ焼けによる寿命の低下および糸切れの増大等の問題
が生じる。
上記欠点を解消するため、金属トラベラの表面にニッケ
ルメッキ、クロムメッキ等のメッキ層を設けて耐摩耗性
の向上による寿命の延長や減摩効果を得ることが行われ
ている。上記のメッキされたトラベラはメッキされない
トラベラに比べ寿命の延長や糸切れ減少効果をもたらし
ているが、なお過酷な運転条件においては十分なトラベ
ラの寿命が得られず糸切れも増大するという欠点があつ
た。
ルメッキ、クロムメッキ等のメッキ層を設けて耐摩耗性
の向上による寿命の延長や減摩効果を得ることが行われ
ている。上記のメッキされたトラベラはメッキされない
トラベラに比べ寿命の延長や糸切れ減少効果をもたらし
ているが、なお過酷な運転条件においては十分なトラベ
ラの寿命が得られず糸切れも増大するという欠点があつ
た。
本発明は上記従来の欠点を解消するものであり、高硬度
の粒子を含有するメッキ層を金属トラベラの表面に形成
し、トラベラの高速化ならび寿命延長を計ることを目的
とするものである。
の粒子を含有するメッキ層を金属トラベラの表面に形成
し、トラベラの高速化ならび寿命延長を計ることを目的
とするものである。
以下本発明の紡機用トラベラの実施例を図面に基き説明
する。実施例 本発明の１実施例を第１図に示す。
する。実施例 本発明の１実施例を第１図に示す。
硬鋼線材又は合金鋼線材からなる横形トラベラ１の少く
ともリング接触部及び糸通過部の素地表面に、モース硬
度９、粒度０．１μ〜１０μのアルミナ２を体積パーセ
ント５〜２０％含有するニッケル複合メッキ層３を長さ
１〜２０μに被覆して紡機用トラベラを形成する。上記
複合メッキは、電気メッキ法あるいは無電解メッキ法等
により行うが、メッキ洛中に重量パーセント１０〜３０
％のアルミナの粒子を懸濁してメッキし、図示の如くニ
ッケルマトリックス内にアルミナを井桁するものてある
。
ともリング接触部及び糸通過部の素地表面に、モース硬
度９、粒度０．１μ〜１０μのアルミナ２を体積パーセ
ント５〜２０％含有するニッケル複合メッキ層３を長さ
１〜２０μに被覆して紡機用トラベラを形成する。上記
複合メッキは、電気メッキ法あるいは無電解メッキ法等
により行うが、メッキ洛中に重量パーセント１０〜３０
％のアルミナの粒子を懸濁してメッキし、図示の如くニ
ッケルマトリックス内にアルミナを井桁するものてある
。
本発明の紡機用トラベラは金属トラベラの表面に、モー
ス硬度９のアルミナを井桁するニッケル複合メッキ層を
形成しているので、ニッケルによりなじみ性が良く、ま
た高硬度のアルミナによりトラベラの摩耗量は著るしく
減することができる。
ス硬度９のアルミナを井桁するニッケル複合メッキ層を
形成しているので、ニッケルによりなじみ性が良く、ま
た高硬度のアルミナによりトラベラの摩耗量は著るしく
減することができる。
第２図は従来のニツケルメツキトラベラＡと本・発明の
紡機用トラベラＢのトラベラ摩耗量の比較を示し、トラ
ベラ摩耗量は２倍以上減少することがわかる。
紡機用トラベラＢのトラベラ摩耗量の比較を示し、トラ
ベラ摩耗量は２倍以上減少することがわかる。
ニッケルメッキ層中に井桁する物質は、モース硬度８以
上のアルミナ、カーボランダム、ダイヤ門モンド、酸化
ジルコニウム等が良く、その粒子の大きさは０．１μ〜
１０μが適当である。
上のアルミナ、カーボランダム、ダイヤ門モンド、酸化
ジルコニウム等が良く、その粒子の大きさは０．１μ〜
１０μが適当である。
なおモース硬度８未満の物質をニッケルメッキ層中に含
有させた場合、トラベラ摩耗量は従来と余り変らず、ト
ラベラの寿命延長は余り期待できないものである。とこ
ろで、上述の実施例においてはメッキ層としてニッケル
メッキ層について述べたが、このニッケルメッキ層に代
え、銅．クロム等のメッキ層になすこともある。
有させた場合、トラベラ摩耗量は従来と余り変らず、ト
ラベラの寿命延長は余り期待できないものである。とこ
ろで、上述の実施例においてはメッキ層としてニッケル
メッキ層について述べたが、このニッケルメッキ層に代
え、銅．クロム等のメッキ層になすこともある。
本発明の紡機用トラベラは上述の如く、モース硬度８以
上の高硬度の粒子を含有するメッキ層を、金属トラベラ
の表面に被覆して構成しているので、リングとの摺接に
おいてなじみが良く、またトラベラの耐摩耗性が大きい
ので、トラベラの寿命を２倍以上に延長することができ
、更に高速回転においても糸切れが少く、糸毛羽の発生
が少い等の利点の多い発明である。
上の高硬度の粒子を含有するメッキ層を、金属トラベラ
の表面に被覆して構成しているので、リングとの摺接に
おいてなじみが良く、またトラベラの耐摩耗性が大きい
ので、トラベラの寿命を２倍以上に延長することができ
、更に高速回転においても糸切れが少く、糸毛羽の発生
が少い等の利点の多い発明である。
第１図は本発明の紡機用トラベラの１実施例を示し、イ
は平面図、口は一部切欠正面図、ハは要部拡大断面図、
第２図は本発明と従来トラベラの特性の比較を示す曲線
図である。 １・・・・・・トラベラ、２・・・・・・高硬度の粒子
、３・・・ニッケル複合メッキ層。
は平面図、口は一部切欠正面図、ハは要部拡大断面図、
第２図は本発明と従来トラベラの特性の比較を示す曲線
図である。 １・・・・・・トラベラ、２・・・・・・高硬度の粒子
、３・・・ニッケル複合メッキ層。
Claims (1)
- １ モース硬度８以上の高硬度の粒子を含有するメッキ
層を、金属トラベラの表面に形成してなる紡機用トラベ
ラ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7479180A JPS6056808B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | 紡機用トラベラ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7479180A JPS6056808B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | 紡機用トラベラ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56169820A JPS56169820A (en) | 1981-12-26 |
| JPS6056808B2 true JPS6056808B2 (ja) | 1985-12-12 |
Family
ID=13557461
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7479180A Expired JPS6056808B2 (ja) | 1980-06-02 | 1980-06-02 | 紡機用トラベラ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6056808B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0723566B2 (ja) * | 1985-04-18 | 1995-03-15 | 金井 宏之 | 紡機用リング |
-
1980
- 1980-06-02 JP JP7479180A patent/JPS6056808B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56169820A (en) | 1981-12-26 |
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