JPS6056506A - 射出成形方法及び装置 - Google Patents

射出成形方法及び装置

Info

Publication number
JPS6056506A
JPS6056506A JP16620483A JP16620483A JPS6056506A JP S6056506 A JPS6056506 A JP S6056506A JP 16620483 A JP16620483 A JP 16620483A JP 16620483 A JP16620483 A JP 16620483A JP S6056506 A JPS6056506 A JP S6056506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cavity
sleeve
cylindrical
mixed material
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP16620483A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0318569B2 (ja
Inventor
満 浅井
初山 圭司
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Central R&D Labs Inc
Original Assignee
Toyota Central R&D Labs Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Central R&D Labs Inc filed Critical Toyota Central R&D Labs Inc
Priority to JP16620483A priority Critical patent/JPS6056506A/ja
Publication of JPS6056506A publication Critical patent/JPS6056506A/ja
Publication of JPH0318569B2 publication Critical patent/JPH0318569B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明はセラミックスと樹脂の混合材才゛1(以下、混
合材料という。)の射出成形に最適な射出成形方法及び
酵頷に関する。
[背景技術] 射出成形によって筒状の成形品を得る場合には、混合材
料が充填されるゲートに対して入れ子を介した反対側に
おいて注入された混合材料が合流して重なり合う部分に
ウェルドが生じ、この部分の強度が不足する原因となる
詳しく説明すると151図には金型lOのφ′ケ部内へ
入れ子12が配置された筒状のキャビティエ4を有する
成形装置が示されている。ゲート16から充填される混
合材料18がキャビティ14内へ徐々に進入し、第1図
(B)、(C)で示される如くキャビティ14内へ充填
され、筒状の成tg品ができ」二がる。この場合ゲート
16から最も遠いぞ3分、すなわち入れ子12を介して
ゲート16の反対側の部分で、(B)の状態で(D) 
jこ示される如く充填された混合材料が入れ子12の周
囲を回り込んで互いに合流密着することになる。この密
着部分は(E)に示される如くウェルド20となる。
このウェルド20部分は充填時の圧力が加わりに<<、
Wロバが低くなる。また射出時にはキャヒ゛ティ内に充
填される混合材料の流れか乱れ、ulわゆるジュッテイ
ンク現象を生し製品に悪影響を及ぼす。
さらに成形品かキャビティ内から取り出された後の樹脂
を取除く脱脂工程では、ウェルド20部分に境界層が形
成されているのでこの部分からクラックが生じ易く、さ
ら′に充填密Ifが不均一であるため焼結後に変形を生
ずる原因となる。このため高精度の成形品を得ることは
田灯である。
[発明の目的] 本発明は上記事実を考慮し、セラミンクスと樹脂どの混
合材料を用いる場合に特に発生ずるウェル1z、ジュラ
ティング及び変形を解消して高精)11の筒状成形品を
(qることか可能な射出成形方法及び装置を提供するこ
とが目的である。
[発明の概要] 本発明番ご係る射出成形方法では、スリーブに1テ圧を
加えた状態で混合材料を充1ii L、混合材才・1の
充填に応じてスリーブを徐々にキャビティから抜き出す
ことにより混合材料に生ずる圧力差を少なくし、混合材
料の充填密度を均一とし、高精度の製品を()iるよう
になっている。
また本発明に係る射出成形方法の好ましい具体的態様と
しては、スリーブはキャビティ内へのJ4合材料充填が
完了した状態で停止し保圧を加えるようになっている。
また他の具体的態様としてはスリーブの抜き出しを射出
されるn4出圧力に応して制御するようになっている。
本発明に係る射出成形装置でlま、筒4大キャビティ内
へスリーブを進退可能としこのスl)−ブit駆動手段
によって進退駆動され、キャヒ゛ティ内への晶合旧料射
出圧力をノズル圧センサーによって検出し、このノズル
圧センサー力)らの信号で師Nli手段がスリーブの移
動速度を制御しスレーブヘ背圧を加えた状態で成形する
ことにより高定り度の製品を得るようになっている。
また本発明の111出成形装置の好ましし)具体+J′
J態様としては、駆動手段として油圧シリング゛をn+
い、制御手段かノズル圧センサー力)らの信号と8党定
圧力とを比較して乙の偏差に応じてス1)−ブの移動速
度を制御することにより均一なQt [I JEブJで
高精度の製品をflJるようになって+7入る。
[発明の実施例] 第2図において i+)動型22は図示しなl、%機台
へ取イζJけられており、中央部側と軸、6カ(水]1
のI:r] 41状中空部が形成されている。この可動
型22にlまパンクプレー]・26を介して入れ了・2
8力(固着されている。この入れ子28は可動型22の
中空部内へ入り込んで可動型22との間に筒状キャビテ
ィ30を形成している。
可動!!!22には固定型32が対応しており、図示し
ない駆動手段によって可動型22と接因゛丁能となって
いる。この固定型32が可動型22へ接融した第2図の
状態では、キャビティ30の一端が閉止されるようにな
っており、成形終了後1まl、Tit定型32が可動型
22から離間して両者間に形成される空間から成形品が
取出されるようになり−Cいる。
また固定型32にはゲート36が穿設されてキャビティ
30と連通するようになっており、このゲート36には
射出シリング38が対応しており、ホンパ40から投入
される混合材料が加熱された後に、スクリュ42で加圧
されてノスル44からゲート36へ送り出され、キャビ
ティ30内へ射出されるようになっている。
前記キャビティ30には筒状スリーブ46が進退可能と
なっている。この筒状スリーブ46は円筒形状であり、
その一端はキャビティ30へ対応し、他☆、゛1hはベ
ースプレート48へ固定されている。これらの筒状スリ
ーブ46.ベースプレート48内へは前記入れ子28が
貫通しているので、これらの筒状スリーブ46.ベース
プレー1.48は入れ子28を刀イドとしてキャビティ
30内へ進退可能となっている。
ベースプレー1・48にはう1150の一端か固着され
ており、このラム50はパンクプレート26を真通し、
先端部はシリング52内のピストン54へ固着されてい
る。ラム50に対応したリミッIスイッチ5G、58は
5.5状スリーブ46がキャビティ30内へ最大量挿入
された状態及び抜き出された状1n;を検出できるよう
になっている。
シリング52の内部はビス1ン54によってシリンダ室
60.62に区画されている。シリンダ室60は電磁流
量制御弁64及び電磁切換弁66を介して油圧ポンプ6
8へ接続されている。またシリンダ室62は電磁切換弁
66を介して油圧ポンプ68へt1i統されている。
電磁9J換弁66は油圧ポンプ68を電磁流量制御弁6
4と接続し、且つシリング室62からの戻り油を油タン
ク70へ連通するA状態と油圧ポンプ68をシリンダ室
62と連結し、電磁流量制御弁64を油タンク70と連
結するB状態を採ることができ、A状態ではピストン5
4かシリング室60を拡大する方向に移動して筒状スリ
ーブ46がキャビティ30から抜き出され、逆にB状f
llではシリンダ室62が拡大されて筒状スリーブ46
がキャビティ30円へ挿入されるようになっている。
電磁流量制御弁64にはiO幅器72からの信号が送ら
れるようになっており、増幅器72へは射出シリング3
8のノズル44に設けられて射出ノズル圧力を検出する
ノズル圧センサ−74からの信号及び予め定められる基
準ノズル圧設定器76からの信号が送られるようになっ
ている。増11+、l器72はこれらの検出信号を比較
し、その偏差で電磁流量fli制御升64を制御してシ
リンダ室60への油圧流量を制御するようになっている
。これによってキャビティ30内の混合材料へは筒状ス
リーブ46からI+15に一″Jjlの1!圧が加えら
れるようになっている・ 次に本実施例のイ′]動を説明する。
第3図(A)には筒状スリーブ46がキャビティ30円
へ/i3人!i!−1i1’i人された状態が示されて
おり、その先端部が入れ子28の先端部と番よ(壬同−
レベルとなっている。この状態で射出シリング38を駆
動し、ゲート36を通してキャビティ30の円板状]、
rlIfn! 30八へ混合材ネ゛1を法人する。
その後キャビティ30内への混合材料を射出充填に紀、
して徐々にti状ススリーブ46キャビティ30から抜
、ff出してff1311(B)、(C)に示される筒
状のン昌合晶を形成する。この筒状スリーブ46のIt
r 動はノス゛ルJJ]センサー74、へンー9ノズル
圧設定器76の偏X・に応して電磁流量制御弁64が制
御されシリング52が駆動されるので、キャビティ30
内の混合材料へは常に均一な背圧が作用することになる
まj−キャビティ30円の混合材料は筒状スリーブ46
の抜き出しに応じてキャビティ30の円板状頂部3OA
から円頭部へ軸方向に均一に移動する。このため従来生
していた入れ子28周りの混合材料の回り込み合流が無
く、ウェルドの発生か解消されるや筒状スリーブ46か
最大琶抜き出されると、リミントスインヂ58がこれを
検出し、筒状スリーブ46の抜き出しが停止される。こ
の停止と同曲にキャビティ30内の程合羽村に保圧を加
え、冷J41シた後に固定型32を移動し、電磁9J換
966をB状態とする。
これによってシリング52はピストン54をシリンダ室
60の縮小方向に移動させ、筒状スリーブ46がキャビ
ティ30円から混合品をノックアウトして取り出す。
欧の混合j17には、筒状スリーブ46が予めキャビテ
ィ30内へIΦ人されているので、迅速に第3図(A)
の状1d’+となることができ連続混合が可能である。
このように本実施例では筒状スリーブ46が後退しなか
ら射山l!合か行なわれるので、ウェル1の発生が無く
、均一な圧力で混合が可能となり高精度の製品を得るこ
とができる。
次に第4図には本発明の第2実施例が示されているやこ
の実施例では前記実施例のシリンダ52と入れ子28と
が組合された構造となっている。
すなわち筒状スリーブ46にはキャビティ30と対応し
た端部と反対側に円柱形状の中空部が形成されており、
入れ子28の小径部28Aが貫通している。この貫通部
に取付けられたピストン54によって中空部がシリンダ
室60.62に区画されている。これらのシリンダ室6
0.62には前記実施例と同様に油圧配管82.84で
電磁切換ブ「及び電磁流度制御弁が接続されている。
従ってこの実施例においてもシリンダ室60.62への
交互の油圧注入によって筒状スリーブ46の進退なII
御することができる。特にこの実施例では筒状スリーブ
46へシリンダが組込まれているので、装置全体が小型
となっている。
次に第5図には本発明の第3実施例が示されている。
この実施例では前記i2実施例へさらに油圧シリンダ8
6が加えられた411j造となっている。この油圧シリ
ンダ86は入れ子28の小径部28Aを駆動するべく、
この小径部28Aの端部へ取伺けられている。すなわち
油圧シリンダ86のr1j空部内へ入り込んだ小径部2
8Aの端部にはビスI・ン88が固着されており、この
ピストン88によって油圧シリンダ86内がシリンダ室
9o、92に区画されている。これらのシリンダ室90
.92はそれぞれ油圧配管94.96を介して駆動手段
へ接続されている。
また入れ子28の小径部28A先端部へ固着される中子
としての大径部28Bはその先端部が円錐部98とされ
ている。
従ってこの実施例では、刈1圧シリンダ86の駆動によ
って入れ子28をも移動させることができ、f55図に
示される混合の初期において円611部98をキャビテ
ィ3o内へ挿入して円板状頂部30Aを貫通させ、底部
分がなく貫通した中空穴を有する筒状製品を得ることが
できる。
なおWS3図に示される第1実施例においても入れ子2
8をNA動するように構成することが可能である。
次に第6図には本発明のi4実施例が示されている。こ
の実施例は第4図の第2実施例においても入れ子28を
移動可能としgiS3実施例と同様に底部分がなく貫通
した中空孔を有する筒状製品を得るようになっている。
すなわ・ち、筒状スリーブ46及び入れ千手径部28A
へ形成された四部にはそれぞれ、ソレノイド100.1
02で駆動されるストッパ104.106が対応してお
り1選択的に筒状スリーブ46、入れ千手径部28 ’
Aが保合可能となっている。混合の初期にはストッパ1
04で筒状スリーブ46を固定し、シリンダ室60への
油圧注入で入れ子犬径部28Bを円板状頂部30Aへ貫
通させ、その後ス)−/パ106で入れ子28を固定し
、筒状スリーブ46の固定を解除し、シリンダ室62へ
の油圧注入で筒状スリーブ46を徐々に抜出せば前記実
施例と同様に高精度の筒状製品が出来あがる。
[発明の効果] 以上説明した如く本発明に係る射出混合方法では筒状キ
ャビティ内へスリーブを挿入し、このスリーブに背圧を
加えた状態で混合材才Iを充填し、充填圧力に応じてス
リーブを徐々にキャビティから抜き出して混合品を得る
ので、セラミックスと樹脂との混合材ネ+1は均一な充
填圧力でウェルドのない高精度の製品を得ることが可能
となる。また本発明に係る射vj況合装置ではキャビテ
ィ内の充填圧力をノズル圧センサーによって検出し、ス
リーブを進退駆動する駆動手段をノズル圧センサーから
の信号を受ける制御手段によって制御するので、同様に
高精度の混合品を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)〜(E)は従来の混合刃7ノ、を示す断面
図(第1図 (D)は第1図(B)のD線欠視図、NS
1図 (E)は第1図 (C)のE線矢視図)、第2図
は本発明に係る射出混合方法を実施するためのm山混合
装置の全体図、第3図(A)乃((C)は11rSl実
施例の混合過程を示す断面図、第4図乃至第6図はそれ
ぞれ本発明の第2乃至第4実施例を示す断面図である。 lO・・・金型、 20ΦΦ・ウェルド22・・・可動
型、 28@・・入れ子30・・・キャビティ、 32
・・拳固定型38・・・シリンダ゛、 42ψ拳・スク
リュー46・口筒状スリーブ。 72・e・1曽flV、I器。 74−・−ノズル圧センサー、 76・・11基7(liノズル圧設定器。 代理人 弁理士 中島 淳 第4図 第5図 第6図 =1”’−糸5’Q−m3nET’、j王 事イ′1の
表示 1す打1158年 ’1.r ;’、i uQ 第10
0204号2、発明の名称 01山成形方法及び装置 3、補正をする者 事件との関係 出願人 柱 所 愛知す、−愛知部Iそ久千町大字長氾字横道4
1番地の1(36ON1、式会社 ウ田中央研究所氏名
 代表、/I 小松 登 4、代理人 住 所 東京?IR渋谷トイ(々木工丁目20番12号
35 二I! 6、補iEにより増加する発明の数 7、補i「、の対象 ゛、人゛− 明 細 書 1、発明の名称 nI山成形方法及び装置 2、特許請求の範囲 (1) 筒状キャビティ内へスリーブを挿入すると共に
このスリーブに背圧を加えた状jliでキャビティ内へ
セラミックスと樹脂の混合材料を充INをし、該混合材
料の充填圧力に応じてスリーブを徐々にキャビティから
抜き出し1次いでキャビティ内への混合羽村の充IHq
が完了した状態でキャビティからのスリーブのυ(出し
を芹止し、保圧を加え、筒状成形品をf(することをq
、ν徴とした11出成形方法。 (2) 入れイにより筒状キャビティが形成される射出
成形跡6+1であって、前記1:)状キャビティ内へ進
退可能とされるスリーブと、キャビティ内へのセラミッ
クスと4に1脂の程合材才]Q充膚圧力を検出するノズ
ル圧センサーと、前記スリーブをJJL退駆動駆動駆動
手段ど、前記ノズル圧センサーからの信号を受けIi&
記駆動駆動手段してスリーブの移勤速度を制御する制御
手段と、を有することを特徴とした射出成形装置0 (3) 前記駆動手段は油圧シリングであり、制御手段
はノズル圧センサーからの信号を設定圧力と比較しこの
偏差に応じてスリーブの移動速度を制御することを特徴
とした前記4■↑請求の範囲第(2)項に記載のIll
ll形成形装 置、発Qllの詳細な説明 [発明の利用分野〕 本発明はセラミックスと樹脂の混合材料(以下、′lI
?2合材刺という。)の射出成形に@適な11出r#、
形方法及び装置に凹する。 [1ソ景技術] 射出成形によって筒状の成形品を得る」ハ合には、混合
材料が充填されるゲートに対して入れ了を介した反対側
において注入された況合材才1が合流して爪なり合う部
分にウェルドが生じ、この部分の強度が不足する原因と
なる。 nTL <説りJするとff11図には金型10の中空
部内へ入れ子12が配置された筒状のキャビティ14を
有する成形装置が示されている。ゲート16から充填さ
れる混合材料18がキャビティ14内へ徐々に進入し、
5i図(B)、(C)で示される如くキャビティ14内
へ充填され、筒状の成形品ができ上がる。この場合ゲー
ト16から最も遠い部分、すなわち入れ子12を介して
ゲート16の反対側の部分で、(B)の状態で(D)に
示される如く充填された混合材料が入れ子12の周囲を
回り込んで互いに合流密着することになる。このvE着
部分は(E)に示される如くウェルド2゜となる。 このウェルド20部分は充填時の圧力が加わりに<<、
密度が低くなる。また射出時にはキャビティ内に充填さ
れる混合材料の流れが乱れ、いわゆるジェツテイング現
象を生じ製品に悪影響を及ぼす。 さらに成形品がキャビティ内から取り出された後の樹脂
を取除く脱脂工程では、ウェル、120部分に境界層が
形成されているのでこの部分からクラックが生じ易く、
さらに完膚密度が不均一であるため焼結後に変形を生ず
る原因となる。このため高精度の成形品を得ることは困
難である。 [発明の目的1 本発明は上記事実を考慮し、セラミック”スと樹脂との
混合材料を用いる場合に特に発生するウェルド、ジェツ
テイング及び変形を解消して高精度の筒状成形品を得る
ことが可能な射出成形方法及び装置を提供することが目
的である。 [発り1の概要] 本発明に係る射出成形方法では、スリーブに背圧を加え
た状態で混合材料を充填し、混合材料の充填に応じてス
リーブを徐々にキャビティから抜き出すことにより混合
材料に生ずる圧力差を少なくシ、混合材ネ4の充填密度
を均一とし、高精度の製品を得るようになっている。 また本発明に係る射出成形方法の好ましい具体的態様と
しては、スリーブはキャビティ内への混合材料充填が完
了した状態で停止し保圧を加えるようになっている。ま
た他の具体的態様としてはスリーブの抜き出しを射出さ
れる射出圧力に応じて制御するようになっている。 本発明に係る射出成形装置では、筒状キャビティ内へス
リーブを進退可能としこのスリーブは駆動手段によって
進退駆動され、キャビティ内への混合材料射出圧力をノ
ズル圧センサーによって検出し、このノズル圧センサー
からの信号で制御手段がスリーブの移動速度を制御しス
リーブへ1v圧を加えた状態で成形することにより高精
度の製品を得るようになっている。 また本発明の射出成形装置の好ましい具体的態様として
は、駆動手段として油圧シリンダを用い、制御手段がノ
ズル圧センサーからの信号と設定圧力とを比較してこの
偏差に応じてスリーブの移動速度を制御することにより
均一な射出圧力で高精度の製品を得るようになっている
。 [発明の実施例] 第2図において、可動型22は図示しない機台へ取付け
られており、中央部に軸心が水平の円柱状中空部が形成
されている。この可動型22にはバックプレート26を
介して入れ子28が固着されている、この入れ子28は
可動型22の中空部内へ入り込んで可動型22との間に
筒状キャビティ30を形成している。 可動型22には固定型32が対応しており、図示しない
駆動手段によって可動型22と接離可能となっている。 この固定型32が可動型22へ接触したfIS2図の状
態では、キャビティ30の一端が閉止されるようになっ
ており、成形終了後は固定!!!!32が可動型22か
ら離間して両者間に形成される空間から成形品が取出さ
れるようになっている。 また固定型32にはゲート36が穿設されてキャビティ
30と連通するようになっており、このゲート36には
射出シリンダ38が対応しており、ホッパ40から投入
される混合材料が加熱された後に、スクリュ42で加圧
されてノズル44からゲート36へ送り出され、キャビ
ティ30内へ射出されるようになっている。 前記キャビティ30には筒状スリーブ46が進退可能と
なっている。この筒状スリーブ46は円筒形状であり、
その一端はキャビティ3oへ対応し、他端はペースプレ
ナト48へ固定されている。これらの筒状スリーブ46
、ベースプレート48内へは前記入れ子28が貫通して
いるので。 これらの筒状スリーブ46、ベースプレート48は入れ
子28をガイドとしてキャビティ3o内へ進退可能とな
っている。 ベースプレート48にはラム5oの一端が固着されてお
り、このラム5oはバックプレート26を貫通し、先端
部はシリンダ52内のピストン54へ固着されている。 ラム5oに対応したリミットスイッチ56.58は筒状
スリーブ46がキャビティ30内へ最大量挿入された状
態及び抜き出された状態を検出できるようになっている
。 シリンダ52の内部はピストン54によってシリンダ室
60.62に区画されている。シリンダ室60は電磁流
量制御弁64及び電磁切換弁66を介して油圧ポンプ6
8へ接続されている。またシリンダ室62は電磁切換弁
66を介して油圧ポンプ68へ接続されている。 電磁切換弁66は油圧ポンプ68を電磁流量制御(i 
64と接続し、且つシリンダ室62からの戻り油を油タ
ンク70へ連通するA状態と油圧ポンプ68をシリンダ
室62と連結し、電磁流量制御J「64を油タンク70
と連結するB状態を採ることができ、A状態ではピスト
ン54がシリンダ室60を拡大する方向に移動して筒状
スリーブ46がキャビティ30から抜き出され、逆にB
状態ではシリンダ室62が拡大されて筒状スリーブ46
がキャビティ30内へ挿入されるようになっている。 電磁流量制御弁64には増幅器72からの信号が送られ
るようになっており、増幅器72へは射出シリンダ38
のノズル44に設けられて射出ノズル圧力を検出するノ
ズル圧センサー74からの信号及び予め定められる基準
ノズル圧設定器76からの信号が送られるようになって
いる。増幅器72はこれらの検出信号を比較し、その偏
差で電磁流量制御弁64を制御し−てシリンダ室60へ
の油圧流量を制御するようになっている。これによって
キャビティ30内の混合材料へは筒状スリーブ46から
常に一定の背圧が加えられるようになっている。 次に本実施例の作動を説明する。 第3図(A)には筒状スリーブ46がキャビティ30内
へ最大量挿入された状態が示されており、その先端部が
入れ子28の先端部とほぼ同一レベルとなっている。こ
の状態で射出シリンダ38を駆動し、ゲート36を通し
てキャビティ3゜の円板状頂部30Aへ混合材料を注入
する。 その後キャビティ30内への混合材料を射出充填に応じ
て徐々に筒状スリーブ46をキャビティ30から抜き出
して第3図(B)、(C)に示される筒状の混合品を形
成する。この筒状スリーブ46の移動はノズル圧センサ
ー74.基準ノズル圧設定器76の偏差に応じて電磁流
量制御弁64が制御されシリンダ52が駆動されるので
、キャビティ30内の混合材料へは常に均一な1v圧が
作用することになる。 またキャビティ30内の混合材料は筒状スリ−ブ46の
抜き出しに応じてキャビティ30の円板状頂部30Aか
ら円頭部へ軸方向に均一に移動する。このため従来生じ
ていた入れ子28周りの混合材料の回り込み合流が無く
、ウェルドの発生が解消される。筒状スリーブ46が最
大量抜き出されると、リミットスイッチ58がこれを検
出し、筒状スリーブ46の抜き出しが停止される。この
停止と同時にキャビティ30内の混合材料に保圧を加え
、冷却した後に固定型32を移動し、電磁切換弁66を
B状態とする。 これによってシリンダ52はピストン54をシリンダ室
60の縮小方向に移動させ、筒状スリーブ46がキャビ
ティ30内から成形品をノックアウトして取り出す。 次の射出時には、筒状スリーブ46が予めキャビティ3
0内へ挿入されているので、迅速にf53図(A)の状
態となることができ連続成形が可能である。 このように木実流側では筒状スリーブ46が後退しなが
ら射出成形が行なわれるので、ウェルドの発生が無く、
均一な圧力で成形が可能となり高精度の製品を得ること
ができる。 次に第4図には本発明の第2実施例が示されている。こ
の実施例では前記実施例のシリンダ52と入れ子28と
がM1合された構造となっている。 すなわち筒状スリーブ46にはキャビティ30と対応し
た端部と反対側に円柱形状の中空部が形成されており、
入れ子28の小径部28Aが貫通している。この貫通部
に取付けられたピストン54によって中空部がシリンダ
室60.62に区画されている。これらのシリンダ室6
0.62には前記実施例と同様に油圧配管82.84で
電磁切換弁及び′rl磁流量制御ブtが接続されている
。 従ってこの実施例においてもシリンダ室6o、62への
交互の油圧注入によって筒状スリーブ46の進運を制御
することができる。特にこの実施例では筒状スリーブ4
6へシリンダが組込まれているので、装置全体が小型と
なっている。 次にt55図には木発すJの?53実施例が示されてい
る。 この実施例では前記t52実施例へさらに油圧シリンダ
86が加えられた構造となって(Xる。この油圧シリン
ダ86は入れ子28の小径部28Aを駆動するべく、こ
の小径部28Aの端部へ取付(すられている。すなわち
油圧シリンダ86の中空部内へ入り込んだ小径部28A
の端部にはピストン88が固着されており、このピスト
ン88によって油圧シリンダ86内がシリ゛ング室90
.92に区画されている。これらのシリンダ室90.9
2はそれぞれ油圧配管94.96を介して駆動手段へ接
続されている。 また入れ子2日の小径部28A先端部へ固着される中子
としての大径部28Bはその先端部が円錐部98とされ
ている。 従ってこの実施例では、油圧シリンダ86の駆動によっ
て入れ子28をも移動させることができ、第5図に示さ
れる混合の初期において円錐部98をキャビティ30内
へ挿入して円板状頂部30Aを貫通させ、底部分がなく
貫通し7た中空穴を有する筒状製品を得ることができる
。 なお第3図に示されるplS1実施例においても入れ子
28を駆動するように構成することが可能である。 次に第6図には本発明の第4実施例が示されている。こ
の実施例は第4図のtiSt2実施例においても入れ子
2Bを移動可能とし第3実施例と同様に底部分がなく貫
通した中空孔な右する筒状製品を得るようになっている
。 すなわち、筒状スリーブ46及び入れ千手径部28Aへ
形成された四部にはそれぞれ、ソレノイド100.10
2で駆動されるストッパ104.106が対応しており
、選択的に筒状スリーブ46、入れ千手径部28Aが係
合可能となっている。成形の初期にはストッパ104で
筒状スリーブ46を固定し、シリンダ室60への油圧注
入で入れ子犬径部28Bを円板状頂部30Aへ貫通させ
、その後ストッパ10Bで入れ子28を固定し、筒状ス
リーブ46の固定を解除し、シリンダ室62への油圧注
入で筒状スリーブ46を徐々に抜出せば前記実施例と同
様に高精度の筒状製品が出来あがる。 [発明の効果] 以上説明した如く本発明に係る射出混合方法では筒状キ
ャビティ内へスリーブを挿入し、このスリーブに背圧を
加えた状態で混合材料を充填し、充填圧力に応じてスリ
ーブを徐々にキャビティから抜き出して成形品を得るの
で、セラミックスと樹脂との混合材料は均一な充填圧力
でウェルドのない高精度の製品を得ることが可能となる
。また本発明に係る射出成形装置ではキャビティ内の充
填圧力をノズル圧センサーによって検出し、スリーブを
進退駆動する駆動手段をノズル圧センサーからの43号
を受ける制御手段によって制御するので、同様に高精度
の成形品を得ることが可能となる。 4、図面の簡単な説明 第1図(A)乃至(E)は従来の成形方法を示す断面図
(第1図 (D)は181図(B)のD線矢視図、第1
図 (E)は第1図 (C)のE線矢視図)、第2図は
本発明に係る射出成形方法を実施するための射出成形装
置の全体図、第3図(A)乃至(C)はif実施例の成
形過程を示す断面図、第4図乃至第6図はそれぞれ本発
明の第2乃至第4実施例を示す断面図である。 10−・・金型、 20・・・ウェルド221弗可動型
、 280・入れ子 30・1キヤビテ仁 320・固定型 38#・拳シリンダ、 421Φスクリユー46・・・
筒状スリーブ、 72・・・増幅器、 74・・會ノズル圧センサー。 76・拳e基準ノズル圧設定器。 代理人 弁理士 中島 淳

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 筒状キャビティ内へスリーブを挿入すると共に
    このスリーブに背圧を加えた状態でキャビティ内へセラ
    ミックスと4&I脂の混合材料を充填をし、該混合材料
    の充填圧力に応じてスリーブを徐々にキャビティから抜
    き出し、次いでキャビティ内への混合材料の充填が完了
    した状態でキャビティからのスリーブの抜出しを停止し
    、保圧を加え、筒状成形品を得ることを特徴とした射出
    成形方法。
  2. (2) 入れ子により筒状キャビティが形成される射出
    成形装置であって、前記筒状キャビティ内へ進退可能と
    されるスリーブと、キャビティ内へのセラミックスと樹
    脂の混合材料充填圧力を検出するノズル圧センサーと、
    前記スリーブを進退駆動する駆動手段と、lii記ノズ
    ル圧センサーからの信号を受け11;I記駆動手段を介
    してスリーブの移動速度を制御する制御手段と、を有す
    ることを特徴とした射出成形装置。
  3. (3) 前記駆動手段は油圧シリンダであり、制御手段
    はノズル圧センサーからの信号を改定jE力と比較しこ
    の偏茂に応じてスリーブの移動速度を制御することを特
    徴とした前記特許請求の範囲第(2)項に記載の射出成
    形装置。
JP16620483A 1983-09-09 1983-09-09 射出成形方法及び装置 Granted JPS6056506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16620483A JPS6056506A (ja) 1983-09-09 1983-09-09 射出成形方法及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16620483A JPS6056506A (ja) 1983-09-09 1983-09-09 射出成形方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6056506A true JPS6056506A (ja) 1985-04-02
JPH0318569B2 JPH0318569B2 (ja) 1991-03-12

Family

ID=15827016

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16620483A Granted JPS6056506A (ja) 1983-09-09 1983-09-09 射出成形方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6056506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6290215A (ja) * 1985-10-16 1987-04-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機
JPS6322620A (ja) * 1986-07-16 1988-01-30 Dainippon Printing Co Ltd 表面に凹部を有する板状物成形品の射出成形方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496773U (ja) * 1977-12-21 1979-07-09
JPS5879328U (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 トヨタ自動車株式会社 セラミツクス樹脂射出成形用金型の構造

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5496773U (ja) * 1977-12-21 1979-07-09
JPS5879328U (ja) * 1981-11-25 1983-05-28 トヨタ自動車株式会社 セラミツクス樹脂射出成形用金型の構造

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6290215A (ja) * 1985-10-16 1987-04-24 Sumitomo Heavy Ind Ltd 射出成形機
JPH0158056B2 (ja) * 1985-10-16 1989-12-08 Sumitomo Heavy Industries
JPS6322620A (ja) * 1986-07-16 1988-01-30 Dainippon Printing Co Ltd 表面に凹部を有する板状物成形品の射出成形方法
JPH0763983B2 (ja) * 1986-07-16 1995-07-12 大日本印刷株式会社 表面に凹部を有する成形品の射出成形方法及び装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0318569B2 (ja) 1991-03-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2510754B2 (ja) 流体で充填された合成樹脂体を射出成形する方法及び同方法を実施する装置
JP4545435B2 (ja) 射出成形方法及び装置
JPS58211425A (ja) 滑らかな非海綿状スキンを備えた双壁、内部波形プラスチツク構造部品を製造する方法および装置
DE2027514A1 (de) Schneckenspritzeinheit für Kunststoffe
US6953546B2 (en) Plastic expulsion process for forming hollow tubular products
JP2004533948A5 (ja)
US6290893B1 (en) Method for improving knit line strength in polymeric materials
JPH0761661B2 (ja) 中空体を製造するための流体助力式射出成形法及びシステム
JPS6347115A (ja) 種々の材料からの多数の層より成る物品を射出成形する方法及び装置
JPS6056506A (ja) 射出成形方法及び装置
JPS63166511A (ja) 射出成形方法
JPS5919017B2 (ja) 中空物品の製造方法
US3366993A (en) Apparatus for molding
US5433912A (en) Process for injection molding arcuately-shaped hollow articles
JP4028683B2 (ja) 射出成形方法および射出成形機
JPS6029615B2 (ja) サンドイツチ状成形体の射出成形方法及び射出成形装置
JP3002812B2 (ja) 射出成形機のノズル装置及び射出方法
JP3327577B2 (ja) 中空品製造方法、中空品用成形物及び中空品製造方法により得られる中空品
CN207207019U (zh) 基于偏心转子的同步塑化计量注射成型设备
JPS5823212B2 (ja) 多層ブロ−成形機のパリソンヘツド制御装置
JPH0659672B2 (ja) 多層成形用多連射出装置
JPH1015990A (ja) サンドイッチ成形機を用いた射出成形品の成形方法
JPH04201423A (ja) 中空型物の製造法
JPH07124984A (ja) 射出成形品の製造方法及びそれに用いるノズル
JP3695678B2 (ja) 縦長の合成樹脂製品の金型装置