JPS605601B2 - 接着性ならびに保存安定性のすぐれた光硬化性組成物 - Google Patents

接着性ならびに保存安定性のすぐれた光硬化性組成物

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JPS605601B2
JPS605601B2 JP12027474A JP12027474A JPS605601B2 JP S605601 B2 JPS605601 B2 JP S605601B2 JP 12027474 A JP12027474 A JP 12027474A JP 12027474 A JP12027474 A JP 12027474A JP S605601 B2 JPS605601 B2 JP S605601B2
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acid
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mol
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忠臣 西久保
雅一 今浦
務 水子
就司 伊吹
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Nippon Oil Seal Industry Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、光硬化性組成物に関する。
更に詳しくは、接着性ならびに保存安定性のすぐれた光
硬化性組成物に関する。ェポキシ樹脂と光重合性Q・8
一不飽和カルボン酸との反応により得られるェポキシェ
ステルと多塩基性カルポン酸との付加反応生成物、光重
合性単量体および光重合開始剤を含有している光硬化性
組成物は、袴関昭49−2601号公報に記載されてい
る。
このような光陵化性組成物は、一般に揮発性の有機溶媒
を含有していないので、環境保全の点からみて非常に好
ましく、そのために近年かかる組成物が塗料、印刷イン
キ、接着剤、フレキシブルサーキットのオーバーレイお
よびその他の被覆材料、プリント基板のソルダーレジス
ト、エッチングレジスト、メッキレジストおよびプリン
ト回路用インキなどの広い分野に使用される状態となっ
ている。しかしがち、こうした光硬化性組成物の紫外線
などの光照射または電子線照射による硬化反応は、極め
て短時間のうちに急速に起るので、硬化物内部に歪が発
生し、それがそのまま硬化物中に残るため、従来から用
いられている溶媒揮発型や熱硬化型のワニスと比較して
接着性が悪く、このためにその使用が制限される場合が
多くみられた。こうした欠点をなくすために、部分的に
非結晶性の飽和ポリエステルを組成物中に添加すること
も提案されている(椿顕昭49一205斑号参照)。
また、ポリビニルプチラール、多硫化ゴム、ヱポキシ樹
脂、メラミン樹脂、ポリ酢酸ビニル、ポIJ〆タクリル
酸ェステル、ポリアクリル酸ェステルなどの光架橋反応
に直接関与しない熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂を添加す
ることなども知られているが、こうした方法はェポキシ
ェステルと多塩基怪力ルボン酸無水物との付加反応生成
物自体の敬質を目的とするものではなく、また実際にこ
れらの樹脂類を含有する光硬化性組成物は、その粘度、
溶解性、保存安定性、接着効果などの点からみて必ずし
も所期の目的を達成し得ない場合が多い。本発明は、ェ
ポキシェステルと多塩基性カルボン酸無水物との付加反
応生成物それ自身を改賀することにより、それを見掛上
の硬化性成分として含有する光硬化性組成物から得られ
る硬化物の種々の基質への接着性の改善を図ることを目
的とするものであり、併せて光硬化性組成物の保存安定
性をも高めんとするものである。本発明のこの目的は、
ェポキシヱステルとして、ヱポキシ樹脂と一塩基性非光
重合性飽和カルボン酸との反応生成物またはェポキシ樹
脂、一塩基性非光重合性飽和カルボン酸および多塩基性
非光重合性飽和カルボン酸の反応生成物を用いることに
よって達成されることが見出された。従って、本発明は
接着性ならびに保存安定性のすぐれた光硬化性組成物に
係り、この光硬化性組成物は、ェポキシ樹脂と−塩基性
非光重合性飽和カルボン酸との反応により得られるェポ
キシェステルまたはェポキシ樹脂、一塩基性非光重合性
飽和カルボン酸および多塩基性非光重合性飽和カルボン
酸の反応により得られるェポキシェステルと多塩基性カ
ルボン酸無水物との付加反応生成物、光重合性単量体お
よび光重合開始剤を含有してなる。
ェポキシ樹脂と反応する一塩基性非光重合性飽和カルボ
ン酸は、脂肪族または芳香族の一塩基性カルボン酸であ
って、本質的に光重合性不飽和結合を有していないので
、ヱポキシ樹脂との反応生成物であるェポキシェステル
もまた、カルポン酸基に由来する光重合性基を有してい
ないことは当然である。
それにもかかわらず、このェポキシェステルと多塩基性
カルボン酸無水物との付加反応生成物に光重合性単量体
および光重合開始剤を添加して調製される光硬化性組成
物が、見掛上は全体として硬化するばかりではなく、硬
化物の接着性も良好であるという効果がみられたことは
、当業者の全く予測し難い結果が見出されたといわなけ
ればならない。ヱポキシ樹脂としては、ビフェノールA
とェピクロルヒドリンとから縛られるェポキシ樹脂、ビ
スフエノールAのジグリシジルエーテル、フタル酸ジグ
リシジルヱステル「ポリアルキレングリコールジグリシ
ジルェーテル、脂肪族または脂環状オレフィンをェポキ
シ化して得られるェポキシ樹脂など一般に用いられてい
る任意のェポキシ樹脂を用いるとができるが、中でもビ
スフェノール骨格を有するェポキシ樹脂が好ましい。
ェポキシ樹脂と反応する−塩基性非光重合性飽和カルボ
ン酸としては、酢酸「ブロピオン酸、酪酸、ステアリン
酸、パルミチン酸「ミリスチン酸などの脂肪族カルボン
酸や安息香酸などの芳香族カルボン酸が挙げられる。
これらの一塩基性非光重合性飽和カルボン酸と共に、多
塩基性非光重合性飽和カルボン酸をヱポキシ樹脂と反応
させることもでき、例えばアジピン酸、セバシン酸など
の脂肪族カルポン酸やフタル酸「ィソフタル酸、テレフ
タル酸「テトロフロムテレフタル酸などの芳香族カルボ
ン酸、更にはへキサヒドロフタル酸などの脂環式カルボ
ン酸などが多塩基性非光重合性飽和カルポン酸として用
いられる。多塩基性カルボン酸が用いられる場合には、
生成するェポキシェステルの分子量が約10方以上にな
らないような割合で用いられる。これらの非光重合性飽
和カルボン酸は、一般にカルボキシル基に対してェポキ
シ樹脂中のェポキシ基が約0.7〜1.5「好ましくは
約0.8〜1.1となる当量比で反応させる。
反応生成物たるェポキシェステルは、ェポキシ基の開環
によってェステル基と共に形成された水酸基またはェポ
キシ樹脂自身が本来有する水酸基に多塩基性カルボン酸
無水物を付加させて、そこに多塩基怪力ルボン酸ェステ
ルを形成させる。この酸無水物付加によって、始めて良
好な接着性が示される。多塩基性カルボン酸無水物とし
ては、無水コハク酸、無水フタル酸、無水トリメリット
酸、無水へット酸、無水テトラヒドロフタル酸および無
水マレィン酸などが用いられ、これらの酸無水物はェポ
キシェステル中の水酸基に対して、モル比で0.05以
上の割合で用いられるが、生成物の酸価はワニス形成時
に5〜10の塁度であることが好ましい。酸価がこれ以
上高くなると、硬化物の耐溶剤性が悪くなる。ェポキシ
樹脂と非光重合性飽和カルボン酸との・間の反応および
生成したェポキシェステルとカルボン酸無水物との間の
反応は、一般にトリェチルアミンなどの第3アミンやト
リェチルベンジルアンモニゥムクロラィドなどの第4ア
ンモニウム塩などの触媒およびハイドロキノン、ハイド
ロキノンモノメチルェーテルなどの熱重合禁止剤の存在
下で、溶媒の存在または不存在下で行われる。溶媒とし
ては、光硬化性組成物の一成分である光重合性単量体を
用いることができる。溶媒を兼ねた光重合性単量体とし
ては、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、バーサチック
酸ビニル(シェル社製品VecValリ合成飽和カルボ
ン酸のビニルェステル)、N−ビニルピロリドン、2ー
ビニルピリジン、スチレン、ジビニルベンゼン、ビニル
トルェン、p−第3ブチルビニルベンゼソなどのビニル
化合物、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸2ーェチルヘキシル、アクリル
酸ペンジルなどのアクリル酸ェステルおよびこれらに対
応するメタクリル酸ェステル、エチレングリコールジア
クリレート、ジエチレングリコールジアクリレート、ノ
ナエチレングリコールジアクリレート、プロピレングリ
コールジアクリレート、ノナプロピレングリコールジア
クリレート、イソブテングリコールジアクリレート、ネ
オベンチルグリコールジアクリレート、トリメチロール
プロパントリアクリレート、ベンタェリスリトールテト
ラアクリレートなどの多官能性アクリレートおよびこれ
らに対応するメタクリレートなどが用いられる。勿論、
ェポキシェステルとカルボン酸無水物との付加反応生成
物を生成さた後に、新たなまたは追加の光重合性単量体
を加えて光硬化性組成物を調製することもでき、この場
合には前述の光重合性単量体の他に、ベンタエリスリト
ールトリアクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレ
ート、2−ヒドロキシブロピルアクリレートなどの反応
性アクリレートおよびこれらに対応するメタクリレート
などを用いることもできる。光重合開始剤としては、ベ
ンゾィン、ベンゾィンメチルエーテル、ベンゾインヱチ
ルエーテル、ペンゾインイソブロピルエーテル、ベンゾ
インブチルエーテル、ベンゾインフエニルエーテル、ベ
ンゾインチオエチルエーテル、ベンゾインチオフエニル
エーテル、フロィン、塩化デシル、2ーメチルアントラ
キノン「2ーエチルアントラキノン、2一プロムアント
ラキノン、2一ニトロアントラキノン、アセトフエノン
、ベソゾフエノン、の−クロルアセトフエノン、p−ク
ロルベンゾフエノン、ミヒラーケトン、チオミヒラケト
ンおよびジチオカーバメート類など一般に用いられてい
るものが、光硬化性組成物の重量に対し約0.2〜5%
程度用いられる。
これら各成分から調製される光硬化性組成物は、約1〜
500ポィズ(25qo)程度の粘度を有することが好
ましく、このような粘度への調節は、光重合性単量体の
相対的な割合を調節することによって行われ、その割合
は一般に組成物の重量に対し約10〜60%程度である
光硬化性組成物の硬化は、光照射、一般には紫外線照射
や電子線照射などによって行われるが、その硬化速度は
光重合性Q・8一不飽和カルボン酸から導かれたェポキ
シェステルと多塩基怪力ルボン酸無水物との付加反応生
成物を用いた場合と比較して格別遅くなるようなことは
ない。
勿論、本発明で用いられるェポキシェステルには光重合
性基が存在していないので、多塩基性不飽和カルボン酸
無水物を用いた場合を除いてはそれから導かれたカルボ
ン酸無水物付加生成物自体が光硬化するようなことはな
いが、組成物中に共存する光重合性単量体の光硬化に伴
われて、見頚上は硬化する。このような硬化状態ではあ
るものの、硬化物の種々の基質に対する接着性は格段に
すぐれており、またその硬度も飽和カルボン酸として高
級脂肪酸を用いた場合を除いては大きいので、光照射さ
れた組成物は全体として光硬化物として取扱うことがで
きる。前述の如く「主鎖または側鎖に光重合性基を有す
る光架橋性重合体を硬化性重合体成分とする光硬化性組
成物の硬化物は、接着性の点において劣り、その具体例
を後記各比較例の結果にみることができるが、このよう
な光架橋性重合体を硬化性成分としてその80%(重量
)程度迄混合して用いても「硬化物の接着性は良好に保
持される。
更0に、本発明で用いられるェポキシェステルは光重合
性基を含有しないため、光硬化性組成物の保存安定性は
良好であるが、この組成物中に光架橋性組成物を添加し
た場合にも、その保存安定性は良好に保持される。この
ことはまた、光架棚性重合体を含有する光硬化性組成物
の改費を意味する。このように、光硬化性組成物中にお
いて、光重合性基を有しないェポキシェステルとカルボ
ン酸無水物との付加反応生成物の共存によって接着性な
らびに保存安定性が改善される主鎖または側鎖に光重合
性基を有する光架橋性重合体としては、ポリプロピレン
グリコール、ジエチレングリコールなどのグリコールと
マレィン酸、フマル酸などの二塩基性不飽和カルボン酸
または無水マレィン酸の如きその酸無水物、更に必要に
応じてィソフタル酸の如き二塩基性非光重合性飽和カル
ボン酸または無水フタル酸の如きその酸無水物とを反応
させて得られる不飽和ポリエステルによって代表される
主鏡に光重合性基を有する重合体およびBービニロキシ
ェチルアクリレート、8ービニロキシエチルメタクリレ
ート、8ービニロキシエチルクロトネート、8−ビニロ
キシェチルソルべ−トなどの単独重合体または共重合体
、ェポキシ樹脂とアクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸などのQ・8−不飽和カルボン酸、更に必要に応じて
マレィン酸、アジピン酸、フタル酸、テトラヒドロフタ
ル酸などの多塩基性カルポン酸とを反応させて得られる
不飽和ェポキシェステル、ェポキシ樹脂とヒドロキシア
ルキルアクリレート、ヒドロキシアルキルメタクリレー
トなどとの反応によって得られる不飽和ェポキシェステ
ル、これら不飽和ヱポキシェステルのウレタン化物、多
塩基性カルボン酸無水物付加反応生成物およびこの酸無
水物付加反応生成物とN−メチロールアクリルァミドと
の反応生成物、グリシジルアクリレート、グリシジルメ
タクリレートなどのQ・3−不飽和カルボン酸のグリシ
ジルェステルと多塩基怪力ルボン酸無水物との関環共重
合体、Q・8一不飽和カルボン酸のグリシジルェステル
の付加重合体のQ・8−不飽和カルポン酸との付加反応
生成物、ヒドロキシアルキルアクリレート、ヒドロキシ
アルキルメタクリレートなどとポリオールおよびポリイ
ソシアネートとの間の反応によって得られる不飽和ポリ
ウレタンおよびグリシジルアクリレートまたはグリシジ
ルメタクリレートの単独重合体または共重合体とQ・P
一不飽和カルボン酸との付加反応生成物などの側鎖に光
重合性基を有する重合体などが挙げられる。このように
、本発明によれば、光架橋性重合体を含有する光陵化性
組成物の或質、特に接着性に関する政質も行われるが、
ェポキシ樹脂とアクリル酸、ムタクリル酸、クロトン酸
などの光重合性Q・3一不飽和カルボン酸との反応によ
り得られるェポキシェステルと多塩基怪力ルボン酸との
付加反応生成物を硬化性成分とする光硬化性組成物にお
いても、ェポキシ樹脂と反応する不飽和カルボン酸の一
部、一般には10%以上、好ましくは20%以上を一塩
基性非光重合性飽和カルポン酸または一塩基性飽和カル
ボン酸と多塩基性非光重合性飽和カルボン酸で置換して
反応させると、最終的に得られる光硬化性組成物から得
られる硬化物の種々の基質への接着性がやはり改善され
ることが見出され、かかる態様も本発明の範糠に包含さ
れる。
次にL実施例について本発明を説明する。
比較例 1 ェポキシ樹脂DER331−J(ェポキシ当量190)
190夕、アクリル酸36夕(0.5モル)、アジピン
酸36.6夕(0.25モル)、触媒としてのトリェチ
ルベンジルアンモニウムクロラィド4夕および熱重合禁
止剤としてのハイドロキノン0.4夕の混合物を90〜
12000で2時間反応させた後、更に無水フタル酸1
4.8夕(0.1モル)を加えて、30分間反応させた
反応終了後、反応混合物にノナェチレングリコールジア
クリレート80夕およびスチレン160夕を加え、ワニ
スを調製した。
このワニスは、3.7ポィズ(25oo)の粘度および
12.8の酸価を有する。実施例 1ェポキシ樹脂DE
R−331J95夕、酢酸15夕(0.25モル)、ァ
ジピン酸18.3夕(0.125モル)、トリェチルベ
ンジルアンモニウムクロライド2夕およびハイドロキノ
ン0.1夕の混合物を90〜120℃で2時間反応させ
た後、更に無水フタル酸7.4夕(0.05モル)を加
えて、30分間反応させた。
反応終了後、反応混合物にノナェチレングリコールジア
クリレート47夕、スチレン92夕およびハイドロキノ
ン0.1夕を加え、ワニスを調製した。
このワニスは、2.6ポィズ(25℃)の粘度および1
4.0の酸価を有する。実施例 2 実施例1の反応において、アジピン酸の代りにィソフタ
ル酸20.7夕(0.125モル)およびハイドロキノ
ンを0.2夕用いて反応を行ない、同様にワニスを調製
した。
得られたワニスは、4.5ポィズ(25『0)の粘度お
よび12.9の酸価を有する。実施例 3ェポキシ樹脂
DER661一J(ェポキシ当量480)119夕、安
息香酸31夕(0.25モル)、トリェチルベンジルア
ンモニウムクロライド2夕、ハイドロキノン0.1夕お
よびノナエチレングリコールジアクリレート50夕の混
合物を90〜120℃で3時間反応させた後、更に無水
フタル酸7.4夕(0.05モル)を加えて、30分間
反応させた。
反応終了後、反応混合物にスチレン100夕を加えてワ
ニスを調製した。
このワニスは、5.5ポィズ(25qo)の粘度および
8.3の酸価を有する。実施例 4ェポキシ樹脂DER
661一JII9夕、ステアリン酸71夕(0.25モ
ル)、トリエチルベンジルアンモニウムクロライド2夕
、ハイドロキノン0.2夕およびノナエチレングリコー
ルジアクリレート66夕の混合物を90〜120q0で
3時間反応させた後、更に無水フタル酸7.4夕(0.
05モル)を加えて、30分間反応させた。
反応終了後、反応混合物にスチレン132夕を加えてワ
ニスを調製した。
このワニスは、1.5ポィズ(25oo)の粘度および
12.1の酸価を有する。比較例 2ェポキシ樹脂DE
R661一JII9夕、酢酸15夕(0.25モル)、
トリエチルベンジルアンモニウムクロライド2夕、ハイ
ドロキノン0.2夕およびトリェチレングリコールジア
クリレート40夕の混合物を90〜120午0で3時間
反応させた。反応終了後、反応混合物にスチレン80夕
を加えてワニスを調製した。
このワニスは、7.5ポィズ(2500)の粘度および
1.1の酸価を有する。実施例 5比較例2の反応にお
いて、ハイドロキノンを0.1夕用い、更に無水フタル
酸7.4夕(0.05モル)を加えた後90〜1200
0で30分間反応を継続させ、同様にワニスを調製した
得らたワニスは、粘度8.3ポィズ(290)および1
3.8の酸価を有する。実施例 6ェポキシ樹脂ショー
ダインS−508(昭和電工製品名、ェポキシ当量19
0〜200)95夕、酢酸15夕(0.25モル)、テ
レフタル酸20.7夕(0.125モル)、トリエチル
ベンジルアンモニウムクロライド2夕およびハイドロキ
ノン0.2夕の混合物を90〜120℃で2時間反応さ
せた後、更に無水トリメリット酸9.7夕(0.05モ
ル)を加えて3時間反応させた。
反応終了後、反応混合物に2−ヒドロキシプロピルアク
リレート90夕およびトリエチレングリコールジアクリ
レート45夕を加え、ワニスを調製した。このワニスは
、7.3ポイズ(25℃)の粘度および19.1の酸価
を有する。比較例 3 ジェチレングリコール235夕(2.2モル)、無水マ
レィン酸98夕(1モル)および無水フタル酸148夕
(1モル)の混合物を窒素気流中180〜240℃の温
度で、反応混合物の酸価が5以下になる迄反応させた。
反応終了後、反応混合物にハイドロキノン0.1夕およ
びスチレン400夕を加え、ワニスを調製した。このワ
ニスは、48ポィズ(2ず0)の粘度および1.6の酸
価を有する。比較例 4 ジプロピレングリコール26.8夕(0.2モル)、エ
チレングリコール6.2夕(0.1モル)、トリメチロ
ールプロパン13.49(0.1モル)、2ーヒドロキ
シエチルアクリレート34.8夕(0.3モル)、ノナ
エチレングリコールジアクリレート155夕、トリレン
ジィソシアネート104.49(0.6モル)、触媒と
してのトリエチルアミン0.05夕およびハイドロキノ
ン0.3夕の混合物を、40〜60℃で3時間反応させ
た。
粘度15.2ポィズ(25C○)のワニスが得られた。
比較例 6 グリシジルメタクリレート142夕(1モル)、メチル
メタクリレート101.2夕(1モル)、ベンゼン50
0凧【およびアゾピスイソブチロニトリル5夕の混合物
を、60午0で3時間、次いで85午○で3時間窒素気
流中で重合反応させた。
反応終了後、反応混合物をnーヘキサン3そ中に注いで
生成共重合体を沈澱させ、乾燥すると、ェポキシ当量2
56のグリシジメタクリレートーメチルメタクリレート
共重合体が得られた。得られた共重合体6.4夕(グリ
シジルメタクリレートとして0.0125モルに相当)
、ノナェチレングリコールジアクリレート50肌、アク
リル酸1.8夕(0.025モル)、トリエチルベンジ
ルアンモニウムクロライド0.5夕およびハイドロキノ
ン0.1夕の混合物を、90〜12000で5時間反応
させた。
粘度220.6ポィズ(25oo)および酸価1.6の
ワニスが得られた。実施例 7 実施例5の反応において、無水フタル酸の代りに無水マ
レィン酸5.7夕(0.05モル)を用いて反応を行な
い、同様にワニスを調製した。
得られたワニスは、8.0ポィズ(2500)の粘度お
よび15.1の酸価を有する。光硬化性組成物の硬化試
験 前述の各実施例および各比較例で調製されたワニス10
の重量部に光重合開始剤としてのペンゾィンェチルェー
テル2重量部を加えて光硬化性組成物を調製し、この組
成物をパークレンで脱脂した市販の塗料試験用軟鋼板上
およびアセトンで脱脂した市販のアルミニウム板上に3
0仏の厚さに塗布した。
塗膜を雛W超高圧水銀灯を用いて、30仇の距離から3
分間照射して硬化させ、2独特間放置して「クロスカッ
ト試験およびクロスカット・テープ試験を行ない、また
相当する鉛筆硬度を測定した。クロスカット試験は「軟
鋼板またはアルミニウム板に組成物を塗布して硬化させ
た後、硬化物の桝目が100になるようにレコード針で
線引し、この時点ではがれないで残っている桝目の数を
教えた。クロスカット・テープ試験では、クロスカット
試験後の硬化物の桝目を接着テープで引張り、はがれな
いで残っている桝目の数を教えた。また、光硬化性組成
物の保存安定性は、遮光下、40℃でそれがゲル化する
迄の日数を測定した。表 1この結果からみて、各比較
例の硬化膜は、クロスカット・テープ試験でいずれも全
面剥離するが、各実施例の硬化膜は「全く剥離がみられ
ず、非常に良好な密着性を示した。
実施例 8 ヱポキシ樹脂DER−66IJII9夕、アクリル酸1
4.49(0.2モル)、酢酸39(0.05モル)、
トリェチルベンジルアンモニウムクロライド2夕および
ハイドロキノン0.2夕の混合物を90〜12び0で3
時間反応させた後、更に無水フタル酸7.4夕(0.0
5モル)を加えて「30分間反応させた。
反応終了後、反応混合物にノナェチレングリコール50
夕および2ーヒドロキシヱチルアクリレート100夕を
加え、ワニスを調製した。このワニスは、34ポィズ(
260)の粘度および13.8の酸価を有する。このよ
うにして調製されたワニス100重量部に、光重合開始
剤としてペンゾィンェチルェーナルまたはペンゾフヱノ
ンを2重量部加えて光硬化性組成物を調製した。この組
成物を、前述の如くに欧鋼板上に塗布し、同機に光硬化
させ、クロスカット試験およびクロスカット・テープ試
験を行ない、また相当する鉛筆硬度を測定した。表 2 次に、各比較例の光硬化性組成物を各実施例の光硬化性
組成物と混合して、同様の試験を行なった。
軟鋼板を用いた場合のクロスカット試験(IHL)、ク
ロスカット・テープ試験(IHL)およびアルミニウム
板を用いた場合のクロスカット議験(IHL)では、い
ずれも100/100の結果が得られ、また混合組成物
の保存安定性(遮光下、40℃)はいずれも60日以上
だった。なお、組成物の混合比は、重量比である。表
3 この結果からみて、各比較例の組成物に各実施例の組成
物を混合して得られた硬化膜は、いずれも良好な接着性
を示している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 エポキシ樹脂と一塩基性非光重合性飽和カルボン酸
    との反応またはエポキシ樹脂、一塩基性非光重合性飽和
    カルボン酸および多塩基性非光重合性飽和カルボン酸の
    反応により得られるエポキシエステルと多塩基性カルボ
    ン酸無水物との付加反応生成物、光重合性単量体および
    光重合開始剤を含有してなる接着性ならびに保存安定性
    のすぐれた光硬化性組成物。 2 エポキシ樹脂と一塩基性非光重合性飽和カルボン酸
    との反応またはエポキシ樹脂、一塩基性非光重合性飽和
    カルボン酸および多塩基性非光重合性飽和カルボン酸の
    反応により得られるエポキシエステルと多塩基性カルボ
    ン酸無水物との付加反応生成物、主鎖または側鎖に光重
    合性基を有する光架橋性重合体、光重合性単量体および
    光重合開始剤を含有してなる接着性ならびに保存安定性
    のすぐれた光硬化性組成物。
JP12027474A 1974-10-21 1974-10-21 接着性ならびに保存安定性のすぐれた光硬化性組成物 Expired JPS605601B2 (ja)

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