JPS6055015A - 硬化性組成物 - Google Patents
硬化性組成物Info
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- JPS6055015A JPS6055015A JP58163834A JP16383483A JPS6055015A JP S6055015 A JPS6055015 A JP S6055015A JP 58163834 A JP58163834 A JP 58163834A JP 16383483 A JP16383483 A JP 16383483A JP S6055015 A JPS6055015 A JP S6055015A
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- Japan
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- water
- composition
- parts
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- methyl methacrylate
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は硬化性組成物に関17、詳しくは水と過酸化物
の二つの物質で硬化できる組成物に関する◎ メチルメタクリレート重合体を含有するメタクリル酸メ
チルを主とする単量体の溶液C以下、「アクリルシロッ
プ」ということがある。)は公知であって適宜の触媒を
用いて重合硬化させることにより塗膜、レジンコンクリ
ートなどの種々の有用な硬化物を与える。12かしなが
ら、アクリルシロップの硬化物は耐候性に優れるものの
コンクリ(1) 一ト、木材、金属などとは十分な接着力でもって接着し
にくい、柔軟性が劣りやすいなどの種々の欠点がある。 いっぽう、イソシアネ−1・基を有する刀子II:約1
50〜5000の化合物C以下、単に「ウレタン化合物
」と略すことがある。)は湿気あるいは水によって硬化
でき、無溶剤の一液性硬化物質として公知であり、塗料
、接着剤などの目的に供せられる。しかしながら、湿気
あるいは水による硬化は反応を調節しにくい、製品が発
泡しやすいなどの欠点がある。 我々は前述の欠点を補うべく検討した結果、この発明を
完成したものである。 この発明は、メチルメタクリレート重合体を含有するア
クリルシロップ及びインシアネート基を有する分子量約
150〜5000の化合物よりなる組成物である。本発
明の組成物は過酸化物などの適宜の触媒と大気中の湿気
あるいは砂、セメントなどの材料九含まれる水分、ある
いは水の二物質によって60〜120℃の加熱下のみな
らず常温でも容易に重合硬化せしめることができ、しか
も、コンクリート、木材などの物質との接着力が犬であ
る、重合硬化反応が調節しやすい、容易に発泡成型品を
得ることもできるなどの種々の特長な有する。 アクリルシロップとはメチルメタクリレート重合体とメ
タクリル酸メチルを主とする単量体との重合性の混合溶
液である。メチルメタクリレート重合体とは50重量%
、好ましくは、80重量%以上のメタクリル酸メチル単
位を有する合成樹脂であって、硬度、加工性、耐候性な
どが優れている。アクリルシロップ中の他の重要な物質
はメタクリル酸メチルな主とする単量体である。アクリ
ルシロップ中の単量体の総量のうち50重量%、好まし
くは70重量%以上がメタクリル酸メチル(以下、単に
rMMAJと略すことがある。)であると本発明の組成
物の硬化物は前述の特性を示す。アクリルシロップ中に
は、上記範囲内で、他の共重合性単量体、例えばアクリ
ル酸エチル、アクリル酸、酢酸ビニルなどの単量体が含
まれてい(3) てもよい。25℃で約0.1〜10ポイズの溶液粘度を
有するアクリルシロップを用いるのがよい。 7クリルシpクプは適宜の触媒で常温あるいけ加熱下に
硬化できる。かかる触媒として、例えば過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ラウロイル、アゾビスイソブチロニトリルな
どのラジカル重合触媒がある。これらのラジカル触媒は
単独で、あるいは他の物質との組合せで用いることがで
きる。レドックス触媒、例えば過酸化ベンゾイル、過酸
化ラウロイルなどの過酸化物とN、N−ジメチル7ニリ
ン、N−Nジエチルアニリンなどの[317ミンの組合
せを用いるとアクリルシロップは常温(20〜35℃)
で容易に硬化できるとともに、ウレタン化合物の水との
反応が促進される。 本発明で用いるウレタン化合物はイソシアネート基を有
する分子量約150〜5000の化合物である。かかる
化合物は分子l約150〜5000の活性水素を有する
物質と過剰のイソシアネート化合物の付加反応によって
得られる。具体的には、ポリエチレンアジペートグリコ
ール、ポリ力(4) プロラクトングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロプレッグリコールなどのポリオール化合物とへキ
サメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、メチレンビス(4−フェニルイソシアネート)など
のポリイソシアネート化合物の付加物とポリイソシアネ
ート化合物との混合物である。水酸基とインシアネート
基をモル比l:2以上、好ましくは1:4〜1:40で
もって反応させて、ウレタン化合物中圧多量のインシア
ネート基を含有せしめる。ウレタン化合物中の多量のイ
ンシアネート基は大気、あるいは砂、セメント、木材、
炭酸カルシウムなどの充填剤中の水分、あるいけ水、な
どと常温あるいは加熱下に反応して容易にボリウVタン
ウレア化合物を与える0ウレタン化合物は分子量が約1
50〜5000と低く、多量のインシアネート基を有す
るため、アクリルシロップとの相溶性が良好で、本発明
の組成物は種々の物質と良好な接着性を示す、発泡成形
品を得ることが容易である。硬化物の耐摩耗性1表面硬
度、柔軟性などが優れ
の二つの物質で硬化できる組成物に関する◎ メチルメタクリレート重合体を含有するメタクリル酸メ
チルを主とする単量体の溶液C以下、「アクリルシロッ
プ」ということがある。)は公知であって適宜の触媒を
用いて重合硬化させることにより塗膜、レジンコンクリ
ートなどの種々の有用な硬化物を与える。12かしなが
ら、アクリルシロップの硬化物は耐候性に優れるものの
コンクリ(1) 一ト、木材、金属などとは十分な接着力でもって接着し
にくい、柔軟性が劣りやすいなどの種々の欠点がある。 いっぽう、イソシアネ−1・基を有する刀子II:約1
50〜5000の化合物C以下、単に「ウレタン化合物
」と略すことがある。)は湿気あるいは水によって硬化
でき、無溶剤の一液性硬化物質として公知であり、塗料
、接着剤などの目的に供せられる。しかしながら、湿気
あるいは水による硬化は反応を調節しにくい、製品が発
泡しやすいなどの欠点がある。 我々は前述の欠点を補うべく検討した結果、この発明を
完成したものである。 この発明は、メチルメタクリレート重合体を含有するア
クリルシロップ及びインシアネート基を有する分子量約
150〜5000の化合物よりなる組成物である。本発
明の組成物は過酸化物などの適宜の触媒と大気中の湿気
あるいは砂、セメントなどの材料九含まれる水分、ある
いは水の二物質によって60〜120℃の加熱下のみな
らず常温でも容易に重合硬化せしめることができ、しか
も、コンクリート、木材などの物質との接着力が犬であ
る、重合硬化反応が調節しやすい、容易に発泡成型品を
得ることもできるなどの種々の特長な有する。 アクリルシロップとはメチルメタクリレート重合体とメ
タクリル酸メチルを主とする単量体との重合性の混合溶
液である。メチルメタクリレート重合体とは50重量%
、好ましくは、80重量%以上のメタクリル酸メチル単
位を有する合成樹脂であって、硬度、加工性、耐候性な
どが優れている。アクリルシロップ中の他の重要な物質
はメタクリル酸メチルな主とする単量体である。アクリ
ルシロップ中の単量体の総量のうち50重量%、好まし
くは70重量%以上がメタクリル酸メチル(以下、単に
rMMAJと略すことがある。)であると本発明の組成
物の硬化物は前述の特性を示す。アクリルシロップ中に
は、上記範囲内で、他の共重合性単量体、例えばアクリ
ル酸エチル、アクリル酸、酢酸ビニルなどの単量体が含
まれてい(3) てもよい。25℃で約0.1〜10ポイズの溶液粘度を
有するアクリルシロップを用いるのがよい。 7クリルシpクプは適宜の触媒で常温あるいけ加熱下に
硬化できる。かかる触媒として、例えば過酸化ベンゾイ
ル、過酸化ラウロイル、アゾビスイソブチロニトリルな
どのラジカル重合触媒がある。これらのラジカル触媒は
単独で、あるいは他の物質との組合せで用いることがで
きる。レドックス触媒、例えば過酸化ベンゾイル、過酸
化ラウロイルなどの過酸化物とN、N−ジメチル7ニリ
ン、N−Nジエチルアニリンなどの[317ミンの組合
せを用いるとアクリルシロップは常温(20〜35℃)
で容易に硬化できるとともに、ウレタン化合物の水との
反応が促進される。 本発明で用いるウレタン化合物はイソシアネート基を有
する分子量約150〜5000の化合物である。かかる
化合物は分子l約150〜5000の活性水素を有する
物質と過剰のイソシアネート化合物の付加反応によって
得られる。具体的には、ポリエチレンアジペートグリコ
ール、ポリ力(4) プロラクトングリコール、ポリエチレングリコール、ポ
リプロプレッグリコールなどのポリオール化合物とへキ
サメチレンジイソシアネート、トリレンジイソシアネー
ト、メチレンビス(4−フェニルイソシアネート)など
のポリイソシアネート化合物の付加物とポリイソシアネ
ート化合物との混合物である。水酸基とインシアネート
基をモル比l:2以上、好ましくは1:4〜1:40で
もって反応させて、ウレタン化合物中圧多量のインシア
ネート基を含有せしめる。ウレタン化合物中の多量のイ
ンシアネート基は大気、あるいは砂、セメント、木材、
炭酸カルシウムなどの充填剤中の水分、あるいけ水、な
どと常温あるいは加熱下に反応して容易にボリウVタン
ウレア化合物を与える0ウレタン化合物は分子量が約1
50〜5000と低く、多量のインシアネート基を有す
るため、アクリルシロップとの相溶性が良好で、本発明
の組成物は種々の物質と良好な接着性を示す、発泡成形
品を得ることが容易である。硬化物の耐摩耗性1表面硬
度、柔軟性などが優れ
【いろ、な(5)
どの長所を有している。
ウレタン化合物中、エチレンエーテルΦ位(−CH,C
H,0−) が約2〜50重−IIチ、好ましくは、約
5〜30重鵬゛チ含まれると、ウレタン化合物は適度の
親水性を有し、かつMMAが親水性であるため、本発明
の組成物中でイソシアネート基と水との反応が早く硬化
しやすいとともに、本発明の組成物中の硬化物は良好な
耐水性を有す。他のグリコールとポリエチレングリフー
ルを組合せると親水性の調節が容易である。 アクリルシロップとウレタン化合物の総量中、ウレタン
化合物が約2〜50重量%、好ましくは、5〜40重量
%であると、本発明の組成物は大気中の湿気によって発
泡せずに、気泡を含まない接着性に優れた硬化物を辱え
るので、セメント製品。 木工品、などの被覆物として特釦有用である。 アクリルシロップとウレタン化合物の総量中、ウレタン
化合物が約20ル80 は40〜70重il俤であると、本発明の組成物に人為
的に水を添加することによって、常温常圧下あるいは熱
プレス法で硬質性の発泡成型品を得ることができる。 例えば、本発明の組成物と炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、セメントなどの平均粒径50ミクロン以下の微粒無
機粉体、及び砂、砕石などの平均粒径Q、 2111以
上の骨材及び人為的に添加した水は、内部組織中に気泡
を有する耐候性、耐水性及び防音性などに優れた有用な
発泡レジンコンクリートを与える。 本発明の組成物は実質的に無溶剤で、水と適宜の触媒に
よって容易に常温あるいは5℃以下の低温においても硬
化し、優れた種々の品質を有する硬化物を与えるので、
各種の接着剤、シーリング材、充填剤としても有用であ
る。特に、水を含有し、かつ透湿性のセメント製の各種
の製品及び道路、壁などの構築物等の接着剤、シーリン
グ材、塗料、補修材として有用である。 本発明の組成物に、他の添加剤、例えば、砂、砕石、金
属粉、繊維などの充填材、染顔料などの着色剤、可塑剤
、他の合成樹脂、油などを添加しく7) て、使用目的に合致させることができる。 以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。部
およびチは重量部及び重量%である。 実施例】 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量
800)とポリエチレングリコール(数平均分子量10
00 )とを1:2の重量割合でもって混合した後1.
メチレンビス(4−フェニルイソシアネート)(単にr
MDIJと略すことがある。)を混合し、伺加反応せし
めてMDIを含むプレポリマーを製造した。水酸基とイ
ンシアネート基のモル比を1:9としたため、プレポリ
マー中のエチレンエーテル壁付は約19チである。いっ
ぽう、MMAに7ゾビスイソプチロニトリルを添加し、
加温し、予備重合することKよって、22チのメチルメ
タクリレート重合体を含むメタクリル酸メチル溶液(ア
クリルシロップ)を得た。 アクリルシロップは25°Cで4ボイズの溶液粘度を示
した。本例のプンポリマー40部、アクリルシρツブ6
0部を混合して均一な溶液を得たのち、(8) N、N−9メチルアニIJン0.1部、及び過酸化ベン
ゾイル05部を添加して混合物を得た後、該混合物を厚
み2詣処ガラス板上に流延し、相対湿度70チ、25℃
の室温に放置した。過酸化ベンゾイル添加後、30分で
発熱硬化し、2時間後に表面の粘着性がなくなった(タ
ックフリー)。 硬化物は半透明で気泡を含まず、pツクウェル硬度は5
7(Mスケール)であり優れた表面硬度を有していた。 本場の混合物は、そのままセメントモルタル壁の補修材
として使用できた。 比較例1 実施例1のプレポリマーのみを実施例1と全く同様にし
てガラス板上に流延した。25℃の室内に放置したとこ
ろ、10時間で表面層のみが発泡し、24時間後に全体
が硬化して多くの気泡を含む不透明な発泡状シートを得
た。 実施例2 実施例1と同じ混合物100部と川砂(微量の水分を含
む)100部とを混合したもので、セメントモルタル上
にタイルを接着したところ、2時(9) 間後圧、良好な接着強度を有する接着品が得られた。 実施例3 実施例1のプレポリマー6(1部、実施例1のアクリル
シロップ40部とを混合]また後、ジメチルアニjlン
0.3部、水3.0部、過酸化ベンゾイル0゜3部、微
粒の炭酸カルシウム粉体100部、及び寒水砕石(3厘
)300部、とを混合した後圧注型した。水及び過酸化
ベンゾイルの添加後、25℃の雰囲気下で45分寸硬化
【2,2時間後脱型し、内部に気泡を有する厚み30朋
の発泡レジンコンクリ−)(比10.84)を得た。該
発泡品は建物の外壁として使用でき、良好な断熱性を示
した。 比較例2 実施例1のプレポリマー100部、水50部、炭酸カル
シウム粉体100部及び寒水砕石(3厘)300部とを
混合した後、実施例3と同様にしてレジンコンクリート
を作成した。注型後7時間の時点では注型品は部分的に
しか硬化せず、24時間を経て全体が硬化し離型で館た
。厚み30inの発泡レジンコンクリートの比重は1.
2であった。 比較例3 実施例3における、プレポリマー60部、アクリルシロ
ップ40部の代りに1実施例1のアクリルシロップ10
0部を用いた以外は、実施例3と全く同様にしてレジン
コンクリートを作成した。 2時間後に脱型して比重が1.8のレジンコンクリート
を得た。 実施例4 ポリプロピレングリコール(数平均分子量1400)と
ポリエチレングリコール(数平均分子量500)とを重
量比で2:lの割合でもって混合した後、メチンンビス
(4−ツーニルイソシアネート)を添加し、60℃で付
加反応せしめて未反応MDIを含むプレポリマーを得た
。水酸基とインシアネート基のモル比を1:6としたた
め、プレポリマー中のエチレンエーテル単位は約12%
であった。本例のプレポリマー30部、実施例1のアク
リルシpツブ70部、N、N−ジエチルアニリン0.1
部、黄色染料01部、炭酸カルシウム粉体50部、及
び過酸化ベンゾイル1.0部を混合した後、建物のコン
クリート製の外壁に厚み0.511I K刷毛塗りした
。20℃の気温下に2時間放置したところ、表面に粘着
性がなく(タックフリー)、表面につやがあり、気泡の
ない黄色塗膜となった。なお塗装時の刷毛さばき(塗工
性)は、塗布液がウレタン化合物を含むので良好であっ
た。 6ケ月において塗膜の剥離、はがれは認められず、変色
もほとんど認められなかった。すなわち、塗膜の耐水性
、耐アルカリ性、素地との接着性及び耐候性は良好であ
った。 特許出願人 協和ガス化学工業株式会社株式会社清水研
究所
H,0−) が約2〜50重−IIチ、好ましくは、約
5〜30重鵬゛チ含まれると、ウレタン化合物は適度の
親水性を有し、かつMMAが親水性であるため、本発明
の組成物中でイソシアネート基と水との反応が早く硬化
しやすいとともに、本発明の組成物中の硬化物は良好な
耐水性を有す。他のグリコールとポリエチレングリフー
ルを組合せると親水性の調節が容易である。 アクリルシロップとウレタン化合物の総量中、ウレタン
化合物が約2〜50重量%、好ましくは、5〜40重量
%であると、本発明の組成物は大気中の湿気によって発
泡せずに、気泡を含まない接着性に優れた硬化物を辱え
るので、セメント製品。 木工品、などの被覆物として特釦有用である。 アクリルシロップとウレタン化合物の総量中、ウレタン
化合物が約20ル80 は40〜70重il俤であると、本発明の組成物に人為
的に水を添加することによって、常温常圧下あるいは熱
プレス法で硬質性の発泡成型品を得ることができる。 例えば、本発明の組成物と炭酸カルシウム、硫酸バリウ
ム、セメントなどの平均粒径50ミクロン以下の微粒無
機粉体、及び砂、砕石などの平均粒径Q、 2111以
上の骨材及び人為的に添加した水は、内部組織中に気泡
を有する耐候性、耐水性及び防音性などに優れた有用な
発泡レジンコンクリートを与える。 本発明の組成物は実質的に無溶剤で、水と適宜の触媒に
よって容易に常温あるいは5℃以下の低温においても硬
化し、優れた種々の品質を有する硬化物を与えるので、
各種の接着剤、シーリング材、充填剤としても有用であ
る。特に、水を含有し、かつ透湿性のセメント製の各種
の製品及び道路、壁などの構築物等の接着剤、シーリン
グ材、塗料、補修材として有用である。 本発明の組成物に、他の添加剤、例えば、砂、砕石、金
属粉、繊維などの充填材、染顔料などの着色剤、可塑剤
、他の合成樹脂、油などを添加しく7) て、使用目的に合致させることができる。 以下、本発明を実施例によりさらに詳細に説明する。部
およびチは重量部及び重量%である。 実施例】 ポリテトラメチレンエーテルグリコール(数平均分子量
800)とポリエチレングリコール(数平均分子量10
00 )とを1:2の重量割合でもって混合した後1.
メチレンビス(4−フェニルイソシアネート)(単にr
MDIJと略すことがある。)を混合し、伺加反応せし
めてMDIを含むプレポリマーを製造した。水酸基とイ
ンシアネート基のモル比を1:9としたため、プレポリ
マー中のエチレンエーテル壁付は約19チである。いっ
ぽう、MMAに7ゾビスイソプチロニトリルを添加し、
加温し、予備重合することKよって、22チのメチルメ
タクリレート重合体を含むメタクリル酸メチル溶液(ア
クリルシロップ)を得た。 アクリルシロップは25°Cで4ボイズの溶液粘度を示
した。本例のプンポリマー40部、アクリルシρツブ6
0部を混合して均一な溶液を得たのち、(8) N、N−9メチルアニIJン0.1部、及び過酸化ベン
ゾイル05部を添加して混合物を得た後、該混合物を厚
み2詣処ガラス板上に流延し、相対湿度70チ、25℃
の室温に放置した。過酸化ベンゾイル添加後、30分で
発熱硬化し、2時間後に表面の粘着性がなくなった(タ
ックフリー)。 硬化物は半透明で気泡を含まず、pツクウェル硬度は5
7(Mスケール)であり優れた表面硬度を有していた。 本場の混合物は、そのままセメントモルタル壁の補修材
として使用できた。 比較例1 実施例1のプレポリマーのみを実施例1と全く同様にし
てガラス板上に流延した。25℃の室内に放置したとこ
ろ、10時間で表面層のみが発泡し、24時間後に全体
が硬化して多くの気泡を含む不透明な発泡状シートを得
た。 実施例2 実施例1と同じ混合物100部と川砂(微量の水分を含
む)100部とを混合したもので、セメントモルタル上
にタイルを接着したところ、2時(9) 間後圧、良好な接着強度を有する接着品が得られた。 実施例3 実施例1のプレポリマー6(1部、実施例1のアクリル
シロップ40部とを混合]また後、ジメチルアニjlン
0.3部、水3.0部、過酸化ベンゾイル0゜3部、微
粒の炭酸カルシウム粉体100部、及び寒水砕石(3厘
)300部、とを混合した後圧注型した。水及び過酸化
ベンゾイルの添加後、25℃の雰囲気下で45分寸硬化
【2,2時間後脱型し、内部に気泡を有する厚み30朋
の発泡レジンコンクリ−)(比10.84)を得た。該
発泡品は建物の外壁として使用でき、良好な断熱性を示
した。 比較例2 実施例1のプレポリマー100部、水50部、炭酸カル
シウム粉体100部及び寒水砕石(3厘)300部とを
混合した後、実施例3と同様にしてレジンコンクリート
を作成した。注型後7時間の時点では注型品は部分的に
しか硬化せず、24時間を経て全体が硬化し離型で館た
。厚み30inの発泡レジンコンクリートの比重は1.
2であった。 比較例3 実施例3における、プレポリマー60部、アクリルシロ
ップ40部の代りに1実施例1のアクリルシロップ10
0部を用いた以外は、実施例3と全く同様にしてレジン
コンクリートを作成した。 2時間後に脱型して比重が1.8のレジンコンクリート
を得た。 実施例4 ポリプロピレングリコール(数平均分子量1400)と
ポリエチレングリコール(数平均分子量500)とを重
量比で2:lの割合でもって混合した後、メチンンビス
(4−ツーニルイソシアネート)を添加し、60℃で付
加反応せしめて未反応MDIを含むプレポリマーを得た
。水酸基とインシアネート基のモル比を1:6としたた
め、プレポリマー中のエチレンエーテル単位は約12%
であった。本例のプレポリマー30部、実施例1のアク
リルシpツブ70部、N、N−ジエチルアニリン0.1
部、黄色染料01部、炭酸カルシウム粉体50部、及
び過酸化ベンゾイル1.0部を混合した後、建物のコン
クリート製の外壁に厚み0.511I K刷毛塗りした
。20℃の気温下に2時間放置したところ、表面に粘着
性がなく(タックフリー)、表面につやがあり、気泡の
ない黄色塗膜となった。なお塗装時の刷毛さばき(塗工
性)は、塗布液がウレタン化合物を含むので良好であっ
た。 6ケ月において塗膜の剥離、はがれは認められず、変色
もほとんど認められなかった。すなわち、塗膜の耐水性
、耐アルカリ性、素地との接着性及び耐候性は良好であ
った。 特許出願人 協和ガス化学工業株式会社株式会社清水研
究所
Claims (1)
- メチルメタクリレート重合体を含有するアクリルシロッ
プ及びイソシアネート基を有する分子量約150〜50
00の化合物よりなる硬化性組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58163834A JPS6055015A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 硬化性組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58163834A JPS6055015A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 硬化性組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6055015A true JPS6055015A (ja) | 1985-03-29 |
Family
ID=15781627
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58163834A Pending JPS6055015A (ja) | 1983-09-06 | 1983-09-06 | 硬化性組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6055015A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06102261A (ja) * | 1991-04-19 | 1994-04-15 | Just Kenkyusho:Kk | タイヤ型超音波探触子 |
CN104293044A (zh) * | 2014-10-17 | 2015-01-21 | 上海展辰涂料有限公司 | 一种环保型水性双组份封闭底漆 |
-
1983
- 1983-09-06 JP JP58163834A patent/JPS6055015A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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