JPS6054754B2 - 誘導加熱調理器 - Google Patents

誘導加熱調理器

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JPS6054754B2
JPS6054754B2 JP6553980A JP6553980A JPS6054754B2 JP S6054754 B2 JPS6054754 B2 JP S6054754B2 JP 6553980 A JP6553980 A JP 6553980A JP 6553980 A JP6553980 A JP 6553980A JP S6054754 B2 JPS6054754 B2 JP S6054754B2
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JP
Japan
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voltage
input
power supply
supply voltage
power converter
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Application number
JP6553980A
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JPS56162488A (en
Inventor
芳生 荻野
通正 杉原
裕一 義田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP6553980A priority Critical patent/JPS6054754B2/ja
Publication of JPS56162488A publication Critical patent/JPS56162488A/ja
Publication of JPS6054754B2 publication Critical patent/JPS6054754B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は誘導加熱調理器の入力制御方式に関するもの
であり、特に何の訓練もされていない一般使用者が特定
化されていない種々の鍋を、いかなる条件で使用しても
調理器として安定に作動することで使用者に大きな便宜
を供すことを目的としている。
従来の調理熱源はガス・電気コンロ(ニクロム線ヒー
ターやシーズヒータなど)などがほとんどで、いずれも
熱源からのふく射や対流・伝導で鍋を加熱していた。
そのため、鍋を構成する材料についても電気的特性のい
かんは問題でなく、従つて、一般の台所には種々の材質
・形状の鍋が備えられている。しカル誘導加熱調理器の
場合、この様に不特定の種類の鍋が負荷として使用され
るのでその電気的特性が十分に確認されないまま設計を
進める必要がある。そこで、誘導加熱調理器を構成する
静止電力変換装置に非常によく整合(マッチング)する
特性の鍋を使用された場合、一般の材質の鍋(ホーロが
鋳鉄)に比べて過大な入力と出力を生じ電源の許容量を
超えたり、調理器そのものが破壊したりして、危険な状
態になり得る。そのため、入力が所定の値を超すと静止
電力変換装置の動作周波数を変えたり、負荷との結合を
悪くして一定の入力以上にならない様に制御していた。
しかしその場合、電源電圧が低下しても、その設定した
電力であるので入力電流そのものは、電源電圧が下がる
ことによつて増加する現象となる。これは定格電源電圧
時に入力を下げる様働らいていた動作周波数や負荷との
結合の制御分が電源電圧の低下に供つて減少しながら一
定の入力に制御していることになる。そして、電源電圧
がさらに下がつて制御分がゼロになる迄、入力電力は一
定となり、それ以後の入力は電源電圧の低下に供なつて
減少する。これは換言すれば、標準負荷より、も、静止
電力変換装置とよく整合する負荷の場合、電源電圧が低
下する程、制御分が減少して静止電力変換装置との結合
が良くなることを意味する。一般に静止電力変換装置は
負荷が整合する程、効率は高くなるが、反面不安定とな
り時には異常発振モードになつて通常の2倍以上の電圧
・電流が発生し半導体などの機能部品を破壊し、前述の
如く調理器そのものの破壊へと連がることがある。よつ
て入力の上限のみを設定するだけでは電源電圧の低下時
に信頼で欠ける点がある。本発明はかかる問題点を解消
して機器の信頼性を大きく高めた静止電力変換装置で構
成される誘導加熱調理器に関するものである。
本発明の一実施例を以下、説明する。
第1図は一実施例の基本回路図を示すもので、交流電源
1に制御回路2用の電源トランス3と、静止電力変換装
置(インバータ)4に整流電源を供給するための全波整
流器5とフィルタコンデンサ6とチョークコイル7が順
に接続されている。そして直列接続された共振キャパシ
タ8と加熱コイル9、サイリスタ10、サイリスタ10
に逆並列接続されたダイオード11、ダイオード11に
並列接続されたスナバーキヤパシタ12とスナバー抵抗
13の直列回路が互いに並列に接続されてインバータ4
を構成している。制御回路2には電源トランス3からの
低圧入力b及びcとフィルタコンデンサの端子電圧a1
入力を検出するためにスナバー抵抗の端子電圧e1イン
バータを発振させるための信号入力gとサイリスタのト
リガ出力fがそれぞれ接続されている。制御回路2の内
容を第2図に.従つて説明する。トランス3からの電源
はB,cから入力され、ダイオード14と平滑コンデン
サ15で整流平滑された後、抵抗16と定電圧ダイオー
ド17で安定化電源を形成している。
これは、最も簡単な安.定化電源であるが、必要に応じ
て全波整流、低圧整流、ICによる安定化など性能を求
めれば良い。インバータ4の発振を基本的に司どるため
、サイリスタ10の端子電圧をgを介して抵抗19,2
0で分圧しその接続点をトランジスタ21−のベースへ
接ぐ。するとサイリスタ10がオフした端子電圧でトラ
ンジスタ21はオンし、抵抗28を介して流れる第2の
トランジスタ22のベース電流をバイパスしトランジス
タ22をオフさせる。そのオフによつてゼナダイオード
17のカソード(母線18)とdの間に接がれた抵抗2
4,25とコンデンサ26の直列タイマー回路の充電動
作が開始する。抵抗24,25の間にトランジスタ22
のコレクタを接ぐことによつてサイリスタ10がオンし
た後はトランジスタ22がオンするのでコンデンサ26
は抵抗25、トランジスタのコレクターエミッタを通つ
て放電する。コンデンサ26はコンパレータ29の信号
入力となり、・母線18とdの間の抵抗27,28で決
る基準電圧でコンパレータ29は反転動作を行なう。即
ち、サイリスタ10がオフしてトランジスタ22がオフ
しコンデンサ26が抵抗27,28の基準電圧まで充電
するとコンパレータ29の出力は“1゛から“0゛にな
り抵抗30を介して出力トランジスタ31のベース電流
を流し、その増巾されたコレクタ電流が抵抗32を通つ
て端子fを介しサイリスタ10のゲート信号として供給
されサイリスタ10をトリガする。そしてgの電圧は零
になるのでトランジスタ22はオンになり充電されたコ
ンデンサ26を放電させて、サイリスタ10が共振キャ
パシタ8と加熱コイル9で定まる自由振動期間後に再び
オフするまでオンし続け、その後、再度オフして充電動
作を開始することによりインバータ4の発振を継続させ
ている。この様子を第3図に示す。
同図のaはサイリスタ10の端子電圧で、bは同サイリ
スタ10及びダイオード11を流れる電流を示し、cが
コンデンサ26の端子電圧でインバータとの同期関係が
明確である。cで破線で示してあるのは抵抗27,28
によつて分圧されたコンパレータ29の基準電圧xを示
すものである。
このx点に外部から電流を流し込んで実質的にΔeだけ
基準電圧を上昇させた場合には第3図のa″,b″,c
″の如くサイリスタ10のオフ期間が長くなり結果的に
はインバータ4の動作周波数が低くなることが示されて
いる。(周波数が下がると入力は減少する)次にスナバ
抵抗13の電圧による過入力保護手段33について説明
する。これはe点から抵抗34と、逆方向に直列接続さ
れたゼナダイオード35,36、抵抗37,38が直列
に接続されており、抵抗37,38にはそれぞれ平滑コ
ンデンサ39,40が並列接続されている。又抵抗38
にバイアス電圧をかけるため母線18から抵抗41が抵
抗38に接続されている。抵抗38、コンデンサ40の
並列回路に印加されたバイアス電圧を基準にして入力電
力に応じた電圧がコンデンサ39に発生するのでこのコ
ンデンサ39の電位を、母線18とd点間に挿入された
直列抵抗42,43が作る基準電圧と比較し、過入力に
なつて定格電力に相当する基準電圧より信号が低下する
とコンパレータ44の出力は“0゛に反転し抵抗45,
46を介してPNPトランジスタ47のベース●エミッ
タ間に電圧を生じエミッタ抵抗48で定まる増巾度でコ
ンパレータ29の基準電圧を上昇させる。(この入力検
知については特願昭53−117341)で詳細に説明
されている。次に電圧補正手段50について説明する。
電圧補正手段50は母線18とd間に挿入された抵抗5
1,52の直列回路で基準電圧を作り、フィルタコンデ
ンサ6の端子電圧を抵抗53,54で分圧した値とコン
パレータ55で比較して行なう。コンデンサ6の端子電
圧が低下して基準電圧以下の場合、コンパレータ55の
出力は“゜0゛となり抵抗56,57を介してPNPト
ランジスタ59を導通させコレクタ抵抗60を介してコ
ンパレータ29の基準電圧xの電圧を上昇させる。ここ
でトランジスタ59のベースエミッタ間のコンデンサ5
8は基準電圧Xの急激な変化を防止するための積分コン
デンサである。この電圧補正回路は、先述の過入力保護
回路の出力が直流てあるのに対し、電源周波数に同期し
たパルス出力であり、電源電圧の零点を中心とした所定
の巾だけ基準電圧xを変化させる点が異なつている。こ
の動作をさらに定量的に説明する。電源電圧が!2Vs
inxで表わされてその時のコンパレータ55が反転す
る基準レベルをeとするとX1はx1=Sin−1(e
/J2■)で表わされるので1周期中の谷間を含む期間
(第4図のa)とピークを含む期間の入力の比:Kは(
ここでP1はX1=!の時の入力、P2はX1=0の時
の入力)で表わされる。
今、e一川4■.P1:P2=0.6:1.4の時の電
源電圧(定格120V)に対する入力の変化を、第4図
cの口で示す。同図のイとして表わされた一般(本願の
電圧補正を実施しない場合)の例と比べて電源電圧の依
存性が極めて強くなつており電圧の低下時に入力が急激
に低下していることが判る。この特性は前述のP1:P
2の比を大きくすればさらに急激にとることも可能であ
る。又、第4図cイを見ても判る様に、電圧依存性を強
く持つ部分(V≧105(v))とそれ以外の標準特性
部分(Vく105(v))とに分かれ、V=105(v
)で折れ線特性となつている。これは前述のeの値の選
び方で決まる。この様に2つの値を適当に選べば設定で
きる自由度は極めて大きい。そして特にeの設定につい
ては電源電圧の定格値のピーク電圧以下で、且つその値
より15%低い値に設定することがより効果を大きくす
る。即ち折れ点近傍の電圧依存性が最も大きいのでeの
設定を上記値の範囲に設定することて定格電圧と、電圧
変動時の最低電源電圧時て本願の効果を最も大きく出す
ことが出来る。折れ点をさらに低い電圧とした場合に同
様の効果を出すにはP1とP2の比をさらに大きくする
ことが必要となるが、その場合波形の歪が大きくなり雑
音やうなりの発生など悪現象が出るのを本発明のeの値
の範囲にす!ることで最少限に防止すことが出来る。又
、電源電圧が定格値より高い時は、一般の場合に比べて
、より大きな入力が発生するが、前述の過入力保護手段
が過入力を防止する様、インバータを制御するので、全
く問題ない。
ノ 以上、第1図のインバータについて説明したが、本
発明によれば、全く別のインバータであつても効果は同
様であり、又、入力を下げるのに本願の場合は周波数を
下げれば良いが、他のインバータで逆の特性を有するも
のについても第2図か7ら簡単に作ることが出来る。
又入力検知についても本発明以外の手段(例えば入力電
流と入力電圧の積)でも全く同様である。以上のように
本発明によれば次の効果が得られる。
11電源電圧に対する入力電力の特性を自由に選べる。
2特に低電圧時の入力を低下させるので、過入力保護が
動作する負荷であつても異常発振に至らない。3電圧特
性に関して瞬時波形を検出するので応答に遅れがない。
4構成が簡単である。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本発明の一実施例における誘導加熱調
理器の回路図、第3図、第4図は動作、特性を示す図で
ある。 4・・・・・・インバータ、8・・・・・・共振キャパ
シタ、9・・・・・・加熱コイル、10・・・・・・サ
イリスタ、22・・・・・・トランジスタ、29・・・
・・・コンパレータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 交流電源に接続された静止電力変換装置の入力電力
    を検出し所定の入力を超えない様に前記静止電力変換装
    置の動作周波数を制御する過入力保護手段と、上記交流
    電源電圧が所定の値を超えた時の位相を検出した信号に
    より、電源電圧の零点を中心とした所定の期間のみ静止
    電力変換装置の入力を下げる様、その動作周波数を変化
    させる電圧補正手段を有し、この2つの手段のオア出力
    により静止電力変換装置の動作周波数を制御することを
    特徴とした誘導加熱調理器。 2 交流電源電圧から電圧補正をする位相を検出する為
    の基準電圧を、定格電源電圧のピーク電圧を超えずに、
    かつその電圧より15%低い電圧を下まわらない値に設
    定した電圧補正手段を有する特許請求の範囲第1項記載
    の誘導加熱調理器。
JP6553980A 1980-05-16 1980-05-16 誘導加熱調理器 Expired JPS6054754B2 (ja)

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JPS56162488A JPS56162488A (en) 1981-12-14
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1923138A1 (de) 2002-01-24 2008-05-21 Dürr Systems GmbH Verfahren und Zerstäuber für die Serienbeschichtung von Werkstücken

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1923138A1 (de) 2002-01-24 2008-05-21 Dürr Systems GmbH Verfahren und Zerstäuber für die Serienbeschichtung von Werkstücken

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JPS56162488A (en) 1981-12-14

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