JPS6054574B2 - 空気調和機の冷凍サイクル - Google Patents

空気調和機の冷凍サイクル

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JPS6054574B2
JPS6054574B2 JP6840279A JP6840279A JPS6054574B2 JP S6054574 B2 JPS6054574 B2 JP S6054574B2 JP 6840279 A JP6840279 A JP 6840279A JP 6840279 A JP6840279 A JP 6840279A JP S6054574 B2 JPS6054574 B2 JP S6054574B2
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JP
Japan
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compressor
heat exchanger
bypass pipe
refrigerant
pressure
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JP6840279A
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正孝 山根
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は空気調和機の冷凍サイクルに関するもので、そ
の目的とするところは、圧縮機の停止時に利用側熱交換
器等から冷媒流通音を発生させないことにある。
従来の空気調和機において、高圧側と低圧側を電磁弁を
有するバイパス管で連絡し、圧縮機の停止時にバイパス
管中の電磁弁を開いて高圧側と低圧側の圧力差を短時間
のうちに縮小させ、圧縮機の再起動を容易にするものが
あるが、この種の空気調和機は電磁弁を開いた時、短時
間のうちに多量の冷媒がバイパス管および電磁弁を通過
するため大騒音や振動が発生するという欠点があつた。
さらにこの騒音や振動が冷媒流通を許容している利用側
熱交換器に伝播するため、使用者に不快感を与えるとい
う大きな欠点があつた。また、従来の空気調和機にあつ
て、圧縮機の停止時に前述の如きバイパス管を使用せず
、絞り装置や利用側熱交換器自身を使用して高圧側と低
圧側の圧力差を小さくするものがあるが、この種の空気
調和機は、圧力差が小さくなるのに長い時間を必要とす
るため、圧縮機の再起動をすぐ行えなかつたり、圧縮機
が再起動可能な圧力差になる以前に再起動させようとす
ると圧縮機を損傷させたり、また圧力華が完全にoにな
る迄の間、絞り装置や利用側熱交換器を冷媒が流れ続け
るため、この圧力平衡に要する長時間の間、絞り装置や
利用側熱交換器から冷媒流通音が発生し、使用者に不快
感を与えるという大きな欠点があつた。
本発明は上記の如き欠点を除去するもので、以下にその
実施例をもとに本発明の説明をする。
第1図は、本発明による空気調和機の冷凍サイクルの一
実施例で、この冷凍サイクルは、圧縮機1、吐出マフラ
2、熱源側熱交換器3、絞り装置4、利用側熱交換器5
、熱源側熱交換器3と絞りj装置4との間の高圧液ライ
ン6と利用側熱交換器5ど圧縮機1との間の低圧ガスラ
イン7とを結ぶバイパス管8と、このバイパス管8中に
設けられ通電時に通路を閉止する形式の電磁弁9と、低
圧ガスライン7とバイパス管8との合流部10と利;用
側熱交換器5との間の低圧ガスライン7中に、合流部1
0側を流れの阻止側とした逆止弁11とから構成されて
いる。上記構成において動作を説明する。
まず空気調和機の運転時においては、圧縮機1から吐出
された冷媒ガスは、吐出マフラ2を通り、熱源側熱交換
器3で液化し高圧液ライン6を経て絞り装置4で減圧さ
れ利用側熱交換器5で蒸発し、逆止弁11、低圧ガスラ
イン7を通つて再び圧縮機1へ戻る。ここでバイパス管
8中の電磁弁9は通電されているので通路が閉じている
ため、冷媒を流さない。今このようにして運転されてい
る空気調和機の圧縮機1が、温度調節器の働らきまたは
空気調和機自身を停止させたことにより停止すると、そ
れと同時またはやや遅れて電磁弁9への通電が停止され
電磁弁9の通路が開放されるため、バイパス管8を冷媒
が流れ、高圧側の圧力と低圧側の圧力は短時間のうちに
平衡する。この時絞り装置4の抵抗値は、バイパス管8
及び電磁弁9よりはるかに大きいため、高圧側の冷媒は
絞り装置4を通り低圧側の利用側熱交換器4へほとんど
流れ込むことはない。むしろバイパス管8を通過した冷
媒により低圧ガスライン7の圧力は、利用側熱交換器5
より高くなるため、冷媒の流れは通常の運転時とは逆に
低圧ガスライン7から利用側熱交換器5へ向う。ここで
逆止弁11は低圧ガスライン7から利用側熱交換器5へ
の冷媒流を阻止するため、低圧ガスライン7から利用側
熱交換器5へ冷媒が流通することにより発生する冷媒流
通音と、この冷媒の流通にのつて来るバイパス管8およ
び電磁弁9で発生する大騒音や振動が利用側熱交換器5
へ侵入することを防ぐことが出来る。また前述の如く、
絞り装置4の抵抗値はバイパス管8や電磁弁9よりはる
かに大きいため、高圧液ライン6の冷媒は大部分がバイ
パス管8と電磁弁9を通.り絞り装置4を通過しないた
め、絞り装置4を通過する時の冷媒音と、バイパス管8
および電磁弁9で発生する大騒音や振動を利用側熱交換
器5に侵入させることがないので、圧縮機1の停止時バ
イパス管8て圧力平衡を行ない圧縮機1の再起動!を短
時間のうちに可能にすると同時にこの間絞り装置4や利
用側熱交換器5から大騒音や振動を発生させないという
大きな効果を有している。また第2図は本発明による空
気調和機の冷凍サイクルの他の実施例で、室外ユニット
101は、・2極用モータC2と4極用モータC4を有
する極数変換型圧縮機102、吐出マフラ103、熱源
側熱交換器10牡受液器105、液側主管106、液側
主管106を複数に分岐してできた液側支管107a,
107b,107c1この液側支管107a,107b
,107c中にそれぞれ設けられ通電時に通路を開放す
る形式の電磁弁108a,108b,108c1液側支
管107a,107b,107cの室内ユニット120
a,12b,12cとの接続部に設けた封鎖接続口10
9a,109b,109c1ガス側主管113を分岐し
てできたガス側支管111a,111b,111c1こ
のガス側支管111a,111b,q11cの室内ユニ
ヴト120a,120b,120cとの接続部に設けた
接続口110a,110b,110c、ガス側主管11
3中に設けた封鎖弁112、アキュムレータ114、通
電時に通路を閉止する形式の電磁弁116を配設した液
側主管106とガス側主管113とを結ぶバイパス管1
15、ガス側主管113とバイパス管115との合流部
117と封鎖弁112との間に合流点117側を流れの
阻止側とした逆止弁118とからなつている。また室内
ユニット120a,120b,120cは、それぞれ利
用側熱交換器121a,121b,121c1絞り装置
122a,122b,122cとから構成されている。
この1台の室外ユニット101に複数台の室内ユニット
120a,120b,120cを接続したものは、多室
形空気調和機と呼ばれ任意の台数の室内ユニットを単独
又は同時に運転することが可能な空気調和機である。以
下にその動作を説明する。実際の運転動作の前に極数変
換型圧縮機102の説明を行なう。現在一般に用いられ
ている圧縮機は2極モータを有するものでその回転数は
60サイクル時すベリがないとすると毎分3600であ
る。ところがこの極数変換形圧縮機102は2極用モー
タと4極用モータをもつているので60サイクル時すベ
リがないとすると回転数は2極用モータ運転時毎分36
00回転、4極用モータ運転時毎分1800回転となり
、4極用モータ運転時は2極用モータ運転時の半分のピ
ストン押しのけ量となる。従つてこの極数変換形圧縮機
102は2極用モータ運転時の能力を2とすると4極用
モータ運転時の能力は1となり、1つの圧縮機で2段階
の能力をもつことができる。このことは空調負荷の大き
い時は2極用モータ運転で大能力を出し、空調負荷の小
さい時は4極用モータ運転で小能力を出して負荷に見合
つた運転を可能とする。また、例えば多室形空気調和機
の室内ユニット120a,120b,120cのうち1
室を運転している時は4極用モータ運転をし、2,3室
を運転している時は2極用モータ運転とすることにより
空調負荷に見合つた能力を得ることが出来る。ここで動
作の説明にはいる。
令室内ユニット120a,120bが運転され、極数変
換形圧縮機102が4極用モータに通電され動いている
とする。この時極数変換型圧縮機102から吐出された
冷媒ガスは吐出マフラ103を経て熱源側熱交換器10
4に液化し、受液器105、液側主管106、液側支管
107a,107b中の通電され通路の開いている電磁
弁108a,108b1封鎖接続口109a,109b
1室内ユニット120a,120bの絞り装置122a
,122bを経て利用側熱交換器121a,121bに
て蒸発してガス化し、接続口111a,110b1ガス
側支管111a,111b1ガス側主管113中に配設
された封鎖弁112、逆止弁118、アキュムレータ1
14を通つて再ひ極数変換形圧縮機102へ戻る。なお
極数変換形圧縮機102の運転中はバイパス管115中
の電磁弁116は通電されているため通路が閉止してい
るので冷媒を流さない。また室内ユニット120cは運
転されていないため電磁弁108cは通電されておらず
、室内ユニット120cを冷媒は流れない。今こうした
運転状態において、室内ユニット120aと120bの
設置された空間の温度が上昇したため、室内ユニット1
20a,120bはさらに大きい能力を要求されるに至
り、4極用モータ運転よりも能力の大きい2極用モータ
運転に切換える必要が生じた。
しかし極数変換型圧縮機102は、モータと機械部分の
保護のため瞬時に4極用モータから2極用モータへ又逆
に2極用モータから4極用モータに切換えることができ
ない。モータと機械部分保護のためには高圧側圧力と低
圧側圧力が平衡してから極数変換形圧縮機102を再起
動させなければならない。この圧力平衡の間に極数変換
形圧縮機102の停止している時間、室内ユニット12
0a,120bは空調していないことになり、能力増大
要求の出ているこの時に極数変換形圧縮機102を停止
しなけれはならないということは不都合である。しかし
極数変換形圧縮機102の保護のためこの時一旦、極数
変換形圧縮機102を停止し、この間すみやかに高圧側
の圧力と低圧側の圧力を平衡させ、短時間のうちに新た
に切換えた2極用モータで極数変換形圧縮機102を運
転出来るようにするため、バイパス管115中の電磁弁
116の通電を停止し電磁弁116の通路を開いてバイ
パス管115に冷媒が流れるようにする。こうして高圧
側の圧力と低圧側の圧力は短時間のうちに平衡し、直ち
に極数変換形圧縮機102の再起動が可能となるため室
内ユニット120a,120bの停止時間は極めて短時
間ですむ。この場合第1図の本発明による空気調和機の
冷凍サイクルー実施例の場合と同様に、絞り装置122
a,122bの抵抗値は、バイパス管115および電磁
弁116よりはるかに大きいため、高圧側の冷媒は絞り
装置122a,122bを通り低圧側の利用側熱交換器
121a,121bへほとんど流れ込むことはない。ま
たこの電磁弁116の通路の開放中室内ユニット120
a,120bへ冷媒を導く液側支管107a,107b
中に設けられている電磁弁108a,108bの通路を
閉止すれは、絞り装置122a,122b側から室内ユ
ニット120a,120bへ冷媒が流入することがない
ので、バイパス管115、電磁弁116で発生する大騒
音や振動が室内ユニット120a,120bへ伝播され
ることがない。一方バイパス管115を通過した冷媒に
よりガス側主管113の圧力は利用側熱交換器121a
,121bより高くなるため、冷媒の流れは通常の運転
時とは逆にガス主管113から利用側熱交換器121a
,121bへ向う。ここで逆止弁118はガス側主管1
13の合流部117側の冷媒が利用側熱交換器121a
,121bへ流れるのを阻止するため、低圧ガスライン
113の合流部117側から利用側熱交換器121a,
121bへ冷媒が流通することにより発生する冷媒流通
音と、この冷媒流通にのつて来かつバイパス管115お
よび電磁弁116で発生する大騒音や振動が利用側熱交
換器121a,121bへ侵入することを防ぐことがで
き1る。上述の如く多室形空気調和機において極数変換
形圧縮機102の2極用モータと4極用モータとの運転
切換は、室内ユニットの設置されている各々の空間の負
荷変化や、使用者の意志による運転室数の切換え等に何
度となく発生する。
またこの極数切換時の停止に加え各室内ユニットの負荷
要求が満されたために極数変換形圧縮機102の運転が
不要となり、極数変換形圧縮機102を停止する場合も
ある。従つて一般の1台の空気調和機の運転の場合に較
らべ極数変換形圧縮機を用いた多室形空気調和機の場合
は極数変換形圧縮機の一旦停止する機会が多いため、こ
のような場合の騒音、振動対策として本発明は大きな効
果を発揮する。上述の例では逆止弁を用いたが、この逆
流防止の効果を発揮するものとしては電磁弁等の流量制
御装置等があることは言うまでもない。
今迄述べて来た如く、本発明による空気調和機の冷凍サ
イクルは、圧縮機の停止時にバイパス管により圧力平衡
を行ない圧縮機の早期の再起動を可能とすると同時に、
その圧力平衡時に室内ユニットから騒音や振動を発生さ
せないという大きな効果を有している。
さらにバイパス管を流れる冷媒は、高圧液冷媒から流れ
るため、流通抵抗が小さく、したがつて圧力平衡が短時
間となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における空気調和機の冷凍サ
イクルを示す冷媒回路図、第2図は本発明の他の実施例
における空気調和機の冷凍サイクルを示す冷媒回路図で
ある。 1・・・・・・圧縮機、3・・・・・・熱源側熱交換器
、5・・・利用側熱交換器、8・・・・・・バイパス管
、9・・・・・・バイパス弁、11・・・・・・逆止弁
、108a,108b,108c・・・・・・電磁弁、
114・・・・・・アキュムレータ、115・・・・・
・バイパス管、116・・・・・・バイパス弁、118
・・・・・・逆止弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 圧縮機、熱源側熱交換器、絞り装置、利用側熱交換
    器を環状に連結して冷凍サイクルを構成し、前記熱源側
    熱交換器と絞り装置の間に形成される高圧液ラインと、
    前記利用側熱交換器と圧縮機の間に形成される低圧ガス
    ラインとをバイパス管により接続し、前記バイパス管に
    、前記圧縮機の停止時と同時あるいはほぼ同時にバイパ
    ス管を連通する電磁弁を設け、さらに前記低圧ガスライ
    ンにおけるバイパス管との合流部と前記利用側熱交換器
    の間に、利用側熱交換器から圧縮機への流れを順方向と
    する逆止弁を設けた空気調和機の冷凍サイクル。
JP6840279A 1979-05-31 1979-05-31 空気調和機の冷凍サイクル Expired JPS6054574B2 (ja)

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