JPS6054541B2 - 減速装置 - Google Patents
減速装置Info
- Publication number
- JPS6054541B2 JPS6054541B2 JP7300080A JP7300080A JPS6054541B2 JP S6054541 B2 JPS6054541 B2 JP S6054541B2 JP 7300080 A JP7300080 A JP 7300080A JP 7300080 A JP7300080 A JP 7300080A JP S6054541 B2 JPS6054541 B2 JP S6054541B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rollers
- eccentric
- input shaft
- drum
- brake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Retarders (AREA)
- Friction Gearing (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は減速装置に係り、例えば自動車や工作機械
、ウインチやその他非常に多くの用途に用いることがで
き、減速と直結回転とに切替えることが容易で、しかも
多数並設することで減速比の切替が非常に容易であり、
しかも正転、逆転に拘らず減速を行なうことができるよ
うにした減速装置に関するものである。
、ウインチやその他非常に多くの用途に用いることがで
き、減速と直結回転とに切替えることが容易で、しかも
多数並設することで減速比の切替が非常に容易であり、
しかも正転、逆転に拘らず減速を行なうことができるよ
うにした減速装置に関するものである。
従来から、円形のコロを利用した変速成いは減速装置
が各種発明されていて、例えば米国特許第350715
病明細書にて変速機構が提案されていた。
が各種発明されていて、例えば米国特許第350715
病明細書にて変速機構が提案されていた。
ところが、この機構は、中心に配した円形のカム1を外
周のリング13の中心に対して偏心させ、ローラー2の
数よりも凹部5の数を多くしてそのすれを利用して変速
するものであるから、自動車や工作機械等の高速回転に
使用したり、或いはウインチの如き重荷重による使用の
場合等には、偏心させた円形のカム1によつて振動が発
生したり、それに伴なう騒音等が発生する欠点があり長
時間使用していると破壊してしまう危険もあつた。 又
、特開昭55−44147号公報にて減速装置を提案し
たが、この装置は、固定側求体4と作動側球体8との球
体の数に差をつけてそのすれを利用して減速するもので
あり、従つて、前記変速機構同様にブレ等の振動が発生
する欠点があつた。
周のリング13の中心に対して偏心させ、ローラー2の
数よりも凹部5の数を多くしてそのすれを利用して変速
するものであるから、自動車や工作機械等の高速回転に
使用したり、或いはウインチの如き重荷重による使用の
場合等には、偏心させた円形のカム1によつて振動が発
生したり、それに伴なう騒音等が発生する欠点があり長
時間使用していると破壊してしまう危険もあつた。 又
、特開昭55−44147号公報にて減速装置を提案し
たが、この装置は、固定側求体4と作動側球体8との球
体の数に差をつけてそのすれを利用して減速するもので
あり、従つて、前記変速機構同様にブレ等の振動が発生
する欠点があつた。
更に、実開昭53−57177号公報にて無段階変速
装置が提案されているが、この装置は制動機6によつて
制動する度合のみにより変速するのて、その制動のすベ
リ度合が一定しないから変速が不確実である欠点があつ
た。 そこで、この発明は上述した欠点等に鑑み、力が
加わるバランスを取つて振動を無くし、しかも減速を正
確自在に行なえるようにすべく創出されたもので、その
要旨とする処は、外周をほぼ楕円形とした入力軸と、こ
の入力軸の回転中心に対して180度位相をずらして偏
心しているそれぞれの内周を有する偏心ドラムとの間に
、断面が円形のコロを前記偏心ドラムの一つの内周に対
して3個宛と、出力軸に連らなる被回転体とを回転可能
に介在させ、この被回転体には、前記3個宛のコロの相
互の間隙を均等に維持すると共に、コロが入力軸に対し
てほぼ放射方向に移動可能とすべくコロの支持部を設け
、前記偏心ドラムの回転を適宜制動停止可能とするブレ
ーキを備えたことに存する。
装置が提案されているが、この装置は制動機6によつて
制動する度合のみにより変速するのて、その制動のすベ
リ度合が一定しないから変速が不確実である欠点があつ
た。 そこで、この発明は上述した欠点等に鑑み、力が
加わるバランスを取つて振動を無くし、しかも減速を正
確自在に行なえるようにすべく創出されたもので、その
要旨とする処は、外周をほぼ楕円形とした入力軸と、こ
の入力軸の回転中心に対して180度位相をずらして偏
心しているそれぞれの内周を有する偏心ドラムとの間に
、断面が円形のコロを前記偏心ドラムの一つの内周に対
して3個宛と、出力軸に連らなる被回転体とを回転可能
に介在させ、この被回転体には、前記3個宛のコロの相
互の間隙を均等に維持すると共に、コロが入力軸に対し
てほぼ放射方向に移動可能とすべくコロの支持部を設け
、前記偏心ドラムの回転を適宜制動停止可能とするブレ
ーキを備えたことに存する。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明すると次
の通りである。
の通りである。
すなわち、図に示す符号1は入力軸であり、この入力軸
1は外部のシャフト2と一体として外部から加えられた
回転によつて強制回転を可能とし、該入力軸1の外周は
ほぼ楕円形状とする。
1は外部のシャフト2と一体として外部から加えられた
回転によつて強制回転を可能とし、該入力軸1の外周は
ほぼ楕円形状とする。
この入力軸1の外周の楕円は完全なものでなくともよく
、後記の実施例で述べる如き寸法のものでも有効であつ
た。この入力軸1の外側には入力軸1の外周との間に間
隙をおいて、内周4と5が前記入力軸の回転中心に対し
て偏心している偏心リング6と7を配置し、該偏心リン
グ6と7の内周4と5の中心を180度位相をずらせて
ドラム3に固定してバランスを取り、偏心リング6,7
とドラム3の全体で偏心ドラムとする。前記入力軸1の
外周と偏心リング6,7の内周4と5との間には一列で
3個宛均等に、二列のコロ8と9を配置する。上記コロ
8と9は一列で3個宛均等に配置するので120度毎と
なり、上記一列のコロ8は偏心リング6の内周4に常時
当接するか、非常に接近させ、他の一列のコロ9は前記
配列のコロ8とは180度回転させた位置に配置して偏
心リング7の−内周5に常時当接させるか非常に接近さ
せる。上記偏心ドラムと入力軸1との間には上記コロ8
,9を介在させると共に、出力軸10に連らなる被回転
体11を回転可能に介在させる。この被回転体11には
コロ8と9の配列を維持してコロ8と.9の自転を可能
としながら、かつ、コロ8と9が入力軸1の放射方向に
対してほぼ放射方向に移動可能に保持する貫通孔状の支
持部12と13を設け、この支持部12にコロ8を嵌入
し、支持部13にコロ9を嵌入する。その結果、ドラム
が偏心一してもバランスが取れてるので振動、ブレ等が
発生しない。更に、偏心ドラムの外周にはバンドブレー
キ14を設けて適宜制動停止可能とする。そして、上記
の如く構成した一組の被回転体11は次の入力軸1″に
固定し、以下上記の構成を繰返すようにして多段の減速
装置を組上げることができる。しかして図中15は偏心
リング6,7とドラム3を一体として全体として偏心ド
ラムとするための止金、16はシャフト2や入力軸1と
一体とした中心軸で、二段目の入力軸1″や出力軸10
又はこの出力軸10を入力軸としたときに、これらを回
転自在に支承する。17はブレーキ14の取付部で、こ
の取付部17は図示していないが゛ケース等に固定すれ
ばよく、ブレーキ14の作動は図示していない力幼ムや
リングによつて手動又は倍力装置等を介して行なえばよ
く、偏心リングはその外周とブレーキ14との摩擦によ
つて回転が停止したり、ブレーキ14を緩めることで偏
心リングが入力軸1と共に回転するようにする。
、後記の実施例で述べる如き寸法のものでも有効であつ
た。この入力軸1の外側には入力軸1の外周との間に間
隙をおいて、内周4と5が前記入力軸の回転中心に対し
て偏心している偏心リング6と7を配置し、該偏心リン
グ6と7の内周4と5の中心を180度位相をずらせて
ドラム3に固定してバランスを取り、偏心リング6,7
とドラム3の全体で偏心ドラムとする。前記入力軸1の
外周と偏心リング6,7の内周4と5との間には一列で
3個宛均等に、二列のコロ8と9を配置する。上記コロ
8と9は一列で3個宛均等に配置するので120度毎と
なり、上記一列のコロ8は偏心リング6の内周4に常時
当接するか、非常に接近させ、他の一列のコロ9は前記
配列のコロ8とは180度回転させた位置に配置して偏
心リング7の−内周5に常時当接させるか非常に接近さ
せる。上記偏心ドラムと入力軸1との間には上記コロ8
,9を介在させると共に、出力軸10に連らなる被回転
体11を回転可能に介在させる。この被回転体11には
コロ8と9の配列を維持してコロ8と.9の自転を可能
としながら、かつ、コロ8と9が入力軸1の放射方向に
対してほぼ放射方向に移動可能に保持する貫通孔状の支
持部12と13を設け、この支持部12にコロ8を嵌入
し、支持部13にコロ9を嵌入する。その結果、ドラム
が偏心一してもバランスが取れてるので振動、ブレ等が
発生しない。更に、偏心ドラムの外周にはバンドブレー
キ14を設けて適宜制動停止可能とする。そして、上記
の如く構成した一組の被回転体11は次の入力軸1″に
固定し、以下上記の構成を繰返すようにして多段の減速
装置を組上げることができる。しかして図中15は偏心
リング6,7とドラム3を一体として全体として偏心ド
ラムとするための止金、16はシャフト2や入力軸1と
一体とした中心軸で、二段目の入力軸1″や出力軸10
又はこの出力軸10を入力軸としたときに、これらを回
転自在に支承する。17はブレーキ14の取付部で、こ
の取付部17は図示していないが゛ケース等に固定すれ
ばよく、ブレーキ14の作動は図示していない力幼ムや
リングによつて手動又は倍力装置等を介して行なえばよ
く、偏心リングはその外周とブレーキ14との摩擦によ
つて回転が停止したり、ブレーキ14を緩めることで偏
心リングが入力軸1と共に回転するようにする。
そのために偏心リングの外周は入力軸1の回転中心を中
心とした円弧とすることが望ましい。またこの発明の減
速装置を多段としたときには、多段の各偏心ドラムには
それぞれ別個にブレーキを備える。
心とした円弧とすることが望ましい。またこの発明の減
速装置を多段としたときには、多段の各偏心ドラムには
それぞれ別個にブレーキを備える。
前記各構成部分の寸法は図面と同一又はその拡大あるい
は縮小寸法でもよいが、例えば下記の如き寸法で構成し
たときにも確実な作動をした。入力軸1の外周の寸法は
、入力軸1の回転中心より長径方向に9Tf0nの位置
と、短径方向に14Tnmの位置にそれぞれ曲率半径の
中心をおき、上記長径方向の曲率半径の中心より15.
5wnの曲率半径で円弧を描き、短径方向の曲率半径の
中心より32wftの曲率半径で円弧を描き、これらの
円弧を連続させることでほぼ楕円形としてもよい。
は縮小寸法でもよいが、例えば下記の如き寸法で構成し
たときにも確実な作動をした。入力軸1の外周の寸法は
、入力軸1の回転中心より長径方向に9Tf0nの位置
と、短径方向に14Tnmの位置にそれぞれ曲率半径の
中心をおき、上記長径方向の曲率半径の中心より15.
5wnの曲率半径で円弧を描き、短径方向の曲率半径の
中心より32wftの曲率半径で円弧を描き、これらの
円弧を連続させることでほぼ楕円形としてもよい。
また偏心ドラムを構成する偏心リング6と7の内周4と
5はその内径を76Twtとし、内周4と5の曲率半径
の中心を入力軸1の回転中心より3顛偏心させ、上記入
力軸1と偏心ドラムとの間には直径18wLのコロ8を
3個で一列とし、またコロ9を3個で別の一列として3
個のコロ8はそれぞれ120度宛に配置し、別の一列の
コロ9は120度宛に配置すると共に、前記コロ8とは
180度位置を変えて配置して実施することで確実な作
動を得ることができた。この発明は上記の如くで、その
作動を実施例について説明すると、この減速装置におい
てブレーキ14を開放したときには、右回転のときにも
、左回転のときにも入力軸1と偏心ドラムはコロ8,9
を介して一体に回転し、従つてブレーキ14を全部開放
すると最初の入力軸1即ちシャフト2と最終の出力軸1
0は同一速度で回転することになり減速比はないことと
なる。次にブレーキ14をかけて偏心ドラム回転を停止
させると、入力軸1の回転により、入力軸1が右回転の
場合には、第3図から第11図まで順次示すように偏心
ドラムが停止した状態にて入力軸1が回転することで、
遊星歯車の原理によりコロ8と9を順次右方向に減速移
動さ、これにともなつて被回転体11もコロ8,9と同
じ速度で右方向に移動する。
5はその内径を76Twtとし、内周4と5の曲率半径
の中心を入力軸1の回転中心より3顛偏心させ、上記入
力軸1と偏心ドラムとの間には直径18wLのコロ8を
3個で一列とし、またコロ9を3個で別の一列として3
個のコロ8はそれぞれ120度宛に配置し、別の一列の
コロ9は120度宛に配置すると共に、前記コロ8とは
180度位置を変えて配置して実施することで確実な作
動を得ることができた。この発明は上記の如くで、その
作動を実施例について説明すると、この減速装置におい
てブレーキ14を開放したときには、右回転のときにも
、左回転のときにも入力軸1と偏心ドラムはコロ8,9
を介して一体に回転し、従つてブレーキ14を全部開放
すると最初の入力軸1即ちシャフト2と最終の出力軸1
0は同一速度で回転することになり減速比はないことと
なる。次にブレーキ14をかけて偏心ドラム回転を停止
させると、入力軸1の回転により、入力軸1が右回転の
場合には、第3図から第11図まで順次示すように偏心
ドラムが停止した状態にて入力軸1が回転することで、
遊星歯車の原理によりコロ8と9を順次右方向に減速移
動さ、これにともなつて被回転体11もコロ8,9と同
じ速度で右方向に移動する。
そして、この時に、入力軸1がほぼ楕円形の外周を有し
ているのでその長径側円弧にてコロ8と9に圧力接触し
被回転体11を回転させるから、曲率の小さい長径側円
弧とコロ8,9とにより遊星歯車の原理によつて被回転
体11を回転させることとなり、曲率半径が小さくとも
長径の分回転半径が長くなつてコロ8,9の回転は速く
なるがその分短径側円弧におけるコロ8,9の回転摩擦
抵抗が少なくなるので全体の減速時摩擦抵抗を最小限に
押えた減速を行なうことができる。又、入力軸1の短径
側円弧におけるコロ8,9との接触は、ほとんど力が加
わらない状態となつていて、入力軸1とコロ8,9との
接触のガタがないようにする程度の働きしかせず、曲率
の大きい短径側円弧とコロ8,9とによるコロ8,9の
回転は、長径側円弧とコロ8,9とによるコロ8,9の
回転速度と同じ速度となるように若干スリップしながら
本来の短径側円弧とコロ8,9との接触回転よりも速く
回転するものである。そして、この減速装置を多段とし
て二段目までブレーキを加えると、一段毎の減速化を1
/Mとすれば1/Mの自乗の減速比を得ることができ、
三段目まてブレーキを加えると1/Mの3乗の減速装置
比を得ることができる。
ているのでその長径側円弧にてコロ8と9に圧力接触し
被回転体11を回転させるから、曲率の小さい長径側円
弧とコロ8,9とにより遊星歯車の原理によつて被回転
体11を回転させることとなり、曲率半径が小さくとも
長径の分回転半径が長くなつてコロ8,9の回転は速く
なるがその分短径側円弧におけるコロ8,9の回転摩擦
抵抗が少なくなるので全体の減速時摩擦抵抗を最小限に
押えた減速を行なうことができる。又、入力軸1の短径
側円弧におけるコロ8,9との接触は、ほとんど力が加
わらない状態となつていて、入力軸1とコロ8,9との
接触のガタがないようにする程度の働きしかせず、曲率
の大きい短径側円弧とコロ8,9とによるコロ8,9の
回転は、長径側円弧とコロ8,9とによるコロ8,9の
回転速度と同じ速度となるように若干スリップしながら
本来の短径側円弧とコロ8,9との接触回転よりも速く
回転するものである。そして、この減速装置を多段とし
て二段目までブレーキを加えると、一段毎の減速化を1
/Mとすれば1/Mの自乗の減速比を得ることができ、
三段目まてブレーキを加えると1/Mの3乗の減速装置
比を得ることができる。
これをN段までブレーキを加えると1/M(7)N乗の
減速比を得ることができるものである。又、この発明を
実施するときに、ブレーキ14と偏心ドラムとの間にい
わゆる半クラッチ状態の如き滑りを生じさせながら摩擦
もある程度加わつている状態、すなわち、偏心ドラムを
完全に停止させないである程度制動がかかつた状態で回
転できるようにしておけば、入力軸1の回転は、コロ8
,9の回転移動のためにそのまま伝達されないで偏心ド
ラムの回転にも振り分けられることとなり、その振り分
け配分をブレーキ14による半クラッチ状態の制動によ
つて調整し行なうので若干不正確にはなるもののその振
り分けた分中間の減速比を得ることができ、更には減速
の開始時のショックを軽減することもできる。
減速比を得ることができるものである。又、この発明を
実施するときに、ブレーキ14と偏心ドラムとの間にい
わゆる半クラッチ状態の如き滑りを生じさせながら摩擦
もある程度加わつている状態、すなわち、偏心ドラムを
完全に停止させないである程度制動がかかつた状態で回
転できるようにしておけば、入力軸1の回転は、コロ8
,9の回転移動のためにそのまま伝達されないで偏心ド
ラムの回転にも振り分けられることとなり、その振り分
け配分をブレーキ14による半クラッチ状態の制動によ
つて調整し行なうので若干不正確にはなるもののその振
り分けた分中間の減速比を得ることができ、更には減速
の開始時のショックを軽減することもできる。
このためにはブレーキの加わる周面は偏心していないこ
とが望ましい。さらにこの発明を実施するに際して、コ
ロ9はさらにこれを二列とし、コロ8の両側に配置した
とすると、全体の配置が対称的となり、力の加わり方に
片寄りがなくなるものである。
とが望ましい。さらにこの発明を実施するに際して、コ
ロ9はさらにこれを二列とし、コロ8の両側に配置した
とすると、全体の配置が対称的となり、力の加わり方に
片寄りがなくなるものである。
この場合偏心ドラムは偏心リングを集合する形て構成す
ると製作が容易となる。
ると製作が容易となる。
なお、上記実施例ではコロの配列が二列以上となつたお
り、この場合にはより確実な作動を行なわせることがで
きるが、この発明はこれに限定されるものでなく、コロ
の配列が一列の場合でも本発明の範囲に含まれるもので
ある。
り、この場合にはより確実な作動を行なわせることがで
きるが、この発明はこれに限定されるものでなく、コロ
の配列が一列の場合でも本発明の範囲に含まれるもので
ある。
ただし、実施例の如くコロの配列を二列以上とし、その
配列と偏心ドラムの内周の偏心位置をコロの配列によつ
て変化させることでより確実な作動を行なわせることが
できる。
配列と偏心ドラムの内周の偏心位置をコロの配列によつ
て変化させることでより確実な作動を行なわせることが
できる。
またコロはボール状としてもよい。
以上説明したように、この発明によれば、非常に簡単な
構成でありながら、確実な作動を行なう減速装置を提供
することができ、多段とすることも容易であつて多段と
することで一段の減速比の乗数倍の減速比を得ることが
でき、右回転でも左回転でもそのままこれを用いること
ができるし、ブレーキを幾分滑らせて半クラッチ状態と
することで中間の減速比を得ることも容易であり、しか
も、ドラムが偏心していてもバランスが取れているから
振動等が発生せず自動車や、工作機械等の高速回転、或
いはウインチやチエンプロツクの如き巻上機等の重荷重
に非常に適していて多くの用途に用いることができる利
点を有する。
構成でありながら、確実な作動を行なう減速装置を提供
することができ、多段とすることも容易であつて多段と
することで一段の減速比の乗数倍の減速比を得ることが
でき、右回転でも左回転でもそのままこれを用いること
ができるし、ブレーキを幾分滑らせて半クラッチ状態と
することで中間の減速比を得ることも容易であり、しか
も、ドラムが偏心していてもバランスが取れているから
振動等が発生せず自動車や、工作機械等の高速回転、或
いはウインチやチエンプロツクの如き巻上機等の重荷重
に非常に適していて多くの用途に用いることができる利
点を有する。
図面は実施例で、第1図はこの発明により構成した減速
装置の側断面図、第2図は正断面図、第3図乃至第11
図は作動原理を示す側断面略図である。 1と1″・・・・入力軸、2・・・・・シャフト、3・
・・ドラム、4と5・・・・・・内周、6と7・・・・
・・偏心リング、8と9・・・・・・コロ、10・・・
・・・出力軸、11・・・被回転体、12と13・・・
・・・支持部、14・・・・・・ブレーキ、15・・・
・・・止金、16・・・・・・中心軸、17・・ブレー
キ取付部。
装置の側断面図、第2図は正断面図、第3図乃至第11
図は作動原理を示す側断面略図である。 1と1″・・・・入力軸、2・・・・・シャフト、3・
・・ドラム、4と5・・・・・・内周、6と7・・・・
・・偏心リング、8と9・・・・・・コロ、10・・・
・・・出力軸、11・・・被回転体、12と13・・・
・・・支持部、14・・・・・・ブレーキ、15・・・
・・・止金、16・・・・・・中心軸、17・・ブレー
キ取付部。
Claims (1)
- 1 外周をほぼ楕円形とした入力軸1と、この入力軸1
の回転中心に対して180度位相をずらして偏心してい
るそれぞれの内周を有する偏心ドラムとの間に、断面が
円形のコロ8,9を前記偏心ドラムの一つの内周に対し
て3個宛と、次の出力軸1′に連らなる被回転体11と
を回転可能に介在させ、この被回転体11には、前記3
個宛のコロ8,9の相互の間隙を均等に維持すると共に
、コロ8,9が入力軸11に対してほぼ放射方向に移動
可能とすべくコロ8,9の支持部12,13を設け、前
記偏心ドラムの回転を適宜制動停止可能とするブレーキ
14を備えたことを特徴とする減速装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7300080A JPS6054541B2 (ja) | 1980-05-31 | 1980-05-31 | 減速装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7300080A JPS6054541B2 (ja) | 1980-05-31 | 1980-05-31 | 減速装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS571851A JPS571851A (en) | 1982-01-07 |
JPS6054541B2 true JPS6054541B2 (ja) | 1985-11-30 |
Family
ID=13505645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7300080A Expired JPS6054541B2 (ja) | 1980-05-31 | 1980-05-31 | 減速装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054541B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01168448U (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-28 |
-
1980
- 1980-05-31 JP JP7300080A patent/JPS6054541B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01168448U (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-28 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS571851A (en) | 1982-01-07 |
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