JPS6054376A - エポキシ化合物の精製方法 - Google Patents
エポキシ化合物の精製方法Info
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- JPS6054376A JPS6054376A JP15904083A JP15904083A JPS6054376A JP S6054376 A JPS6054376 A JP S6054376A JP 15904083 A JP15904083 A JP 15904083A JP 15904083 A JP15904083 A JP 15904083A JP S6054376 A JPS6054376 A JP S6054376A
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- epoxy
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はエポキシ系化合物中に不純物として含まれてi
るクロル基の除去方法に関するものである。
るクロル基の除去方法に関するものである。
一般にエポキシ系化合物を得る方法は、■エピクロルヒ
ドリンまたはこれと同効物質と活性水素基を有する化合
物との反応による方法、■炭素・炭素2重結合の過酸酸
化による方法、■その他である。
ドリンまたはこれと同効物質と活性水素基を有する化合
物との反応による方法、■炭素・炭素2重結合の過酸酸
化による方法、■その他である。
これらの中■の方法で得られるエポキシ化合物は熱硬化
性樹脂の原料として極めて有用なものであり、実用化さ
れているものが多ム。しかし、副反応によ)不純物とし
て脂肪族の第1級クロル基を含むものであシ、通常その
値は1,000 ppm以上にも達するものであり、条
件によっては加水分解してクロルイオンを遊離するので
エレクトロニクス用などの応用分野に於てはこの量を極
力減少させることが永年値まれて来た。
性樹脂の原料として極めて有用なものであり、実用化さ
れているものが多ム。しかし、副反応によ)不純物とし
て脂肪族の第1級クロル基を含むものであシ、通常その
値は1,000 ppm以上にも達するものであり、条
件によっては加水分解してクロルイオンを遊離するので
エレクトロニクス用などの応用分野に於てはこの量を極
力減少させることが永年値まれて来た。
従来はアルコール性苛性アルカリ溶液を処理剤としてエ
ポキシ系化合物に微量添加し、数乃至数十分間、50〜
100℃に加熱、反応させ−Hフリーのクロルイオ/と
なし、次いで水洗して除去する方法がとられて来た。こ
の方法では全クロル基の中、比較的少ない割合で存在す
る易加水分解性クロル基のみが主として除去されるに過
ぎず、大部分を占める峻別水分解性クロル基はそのま\
残存することになり、これを更に除去しようとしてよシ
過酷な条件で処理しようとすると同時に大量のエポキシ
基が消費されてしまうので]1itL<なioなお、エ
レクトロニクス用途に於てはこの離別水分解性のものを
含む加水分解性クロル基の除去が必要である。
ポキシ系化合物に微量添加し、数乃至数十分間、50〜
100℃に加熱、反応させ−Hフリーのクロルイオ/と
なし、次いで水洗して除去する方法がとられて来た。こ
の方法では全クロル基の中、比較的少ない割合で存在す
る易加水分解性クロル基のみが主として除去されるに過
ぎず、大部分を占める峻別水分解性クロル基はそのま\
残存することになり、これを更に除去しようとしてよシ
過酷な条件で処理しようとすると同時に大量のエポキシ
基が消費されてしまうので]1itL<なioなお、エ
レクトロニクス用途に於てはこの離別水分解性のものを
含む加水分解性クロル基の除去が必要である。
一方、エレクトロニクス業界の最近の著し1発展により
、トランジスター、工0、LSI、超LSIと進化し、
これら手導体素子における回路の集積度が急激に増大す
ると共に高信頼性に対する要求に応じて加水分解性クロ
ル基の菫の規制が順次厳しくなpつつある。この傾向は
、その試験法として最初はメタノール性苛性アルカリ液
で15分煮沸処理することKよプクロルイオンを遊離す
るような比較的易加水分解性のクロル基のみが対象とさ
れて9たのが、最近ではジオキサン溶液中エタノール性
苛性アルカリでI分乃至60分煮沸処理することにより
やつとイオン化するような、かな)離別水分解性のクロ
ル基まで対象とするようになって来たことにより明らか
である。
、トランジスター、工0、LSI、超LSIと進化し、
これら手導体素子における回路の集積度が急激に増大す
ると共に高信頼性に対する要求に応じて加水分解性クロ
ル基の菫の規制が順次厳しくなpつつある。この傾向は
、その試験法として最初はメタノール性苛性アルカリ液
で15分煮沸処理することKよプクロルイオンを遊離す
るような比較的易加水分解性のクロル基のみが対象とさ
れて9たのが、最近ではジオキサン溶液中エタノール性
苛性アルカリでI分乃至60分煮沸処理することにより
やつとイオン化するような、かな)離別水分解性のクロ
ル基まで対象とするようになって来たことにより明らか
である。
このようにかなル離加水分解性のクロル基をも含めて加
水分解性クロル基を除去し、しかも共存するエポキシ基
は出来るだけ消費しないような精製する方法が必要とさ
れるようになって来た。
水分解性クロル基を除去し、しかも共存するエポキシ基
は出来るだけ消費しないような精製する方法が必要とさ
れるようになって来た。
本発明者らはこれらの点について種々検討した結果、エ
ポキシ系化合物をOH型及び/またはON型強塩基性陰
イオン交換性樹脂と10乃至50’Cのや\低い温度で
、10乃至100時間の長時間接触せしめることによシ
、エポキシ基は殆んど消費することなく、シかも峻別水
分解性のものをも含めてクロル基を有効に除去し得るこ
とを見出し本発明をなすに至った。
ポキシ系化合物をOH型及び/またはON型強塩基性陰
イオン交換性樹脂と10乃至50’Cのや\低い温度で
、10乃至100時間の長時間接触せしめることによシ
、エポキシ基は殆んど消費することなく、シかも峻別水
分解性のものをも含めてクロル基を有効に除去し得るこ
とを見出し本発明をなすに至った。
従来エポキシ系化合物はり日ル基を不純物として少くと
も1,000 ppmは含有しており、反応条件の検討
でこれを減少せしめることは極めて困難とされて9たの
であるが、本発明のnR方法を適用することにより、6
00 pPIIl以下、好ましくは300ppm以下に
まで大幅に高純度化することが出来る。
も1,000 ppmは含有しており、反応条件の検討
でこれを減少せしめることは極めて困難とされて9たの
であるが、本発明のnR方法を適用することにより、6
00 pPIIl以下、好ましくは300ppm以下に
まで大幅に高純度化することが出来る。
エレクトロニクス業界に於ては、エポキシ樹脂中のクロ
ル基が少なければ少なi程信頼性の面よp有利であり、
本発明の方法はそのためには極めて有用なものである。
ル基が少なければ少なi程信頼性の面よp有利であり、
本発明の方法はそのためには極めて有用なものである。
本発明のクロルイオンの定電法は、エポキシ化合物をM
素オーツy中で完全燃焼させてクロルイオンとなし、次
にこれを硝酸銀による通常の定量法によってめようとす
るものである。
素オーツy中で完全燃焼させてクロルイオンとなし、次
にこれを硝酸銀による通常の定量法によってめようとす
るものである。
本r@明に用いる強塩基性イオン交換性樹脂は、架橋ポ
リスチレン樹脂の骨格を有しフェニル核に第4級アンモ
ニウム基が直接結合しているものである。
リスチレン樹脂の骨格を有しフェニル核に第4級アンモ
ニウム基が直接結合しているものである。
イオン結合によシ吸着している隘イオンの種類によりO
H型、ON型などと称している。
H型、ON型などと称している。
本発明のためには、エポキシ化合物中のクロル基をOH
型及び/またはOHm強塩基性陰イオン交換 5 − 性樹脂と接触せしめ、イオン交換樹脂中のOHまたはO
Nイオンと置換反応を行わせることにょ9、有害なりロ
ル基を無害なOH基及び/またt/′ioN基に交換せ
んとするものである。
型及び/またはOHm強塩基性陰イオン交換 5 − 性樹脂と接触せしめ、イオン交換樹脂中のOHまたはO
Nイオンと置換反応を行わせることにょ9、有害なりロ
ル基を無害なOH基及び/またt/′ioN基に交換せ
んとするものである。
OH型、ON製以外の陰イオン交換性樹脂では有害なり
ロル基を無害な基にかえることが出来ないので望ましく
な9゜強塩基性イオン交換性樹脂の代)に弱塩基性のも
のを用iると上記のクロル基との置換反応が着しくおこ
9にくくなるので好ましくな10 本発明の精製反応は模式的にあられすと次式のようであ
る。
ロル基を無害な基にかえることが出来ないので望ましく
な9゜強塩基性イオン交換性樹脂の代)に弱塩基性のも
のを用iると上記のクロル基との置換反応が着しくおこ
9にくくなるので好ましくな10 本発明の精製反応は模式的にあられすと次式のようであ
る。
■”−X0+o−at−+■”−Ol”’+@−X但し
X : −OHまたは一0N R:イオン交換樹脂本体 IIl:エポキシ化合物本体 この反応の機構は次のようである。
X : −OHまたは一0N R:イオン交換樹脂本体 IIl:エポキシ化合物本体 この反応の機構は次のようである。
■ 非可逆反応、
■ 固液間の不均一系反応、
−
■ 070間のX<−)イオン/ Ot基の交換反応従
って次のような条件調整が必要である。
って次のような条件調整が必要である。
■ [相]−Xが安定であり、加水分解及びイオンの遊
離が起り難いものであること。そのためにはXはOH,
ONが適して偽る。
離が起り難いものであること。そのためにはXはOH,
ONが適して偽る。
■ イオン交換樹脂の安定性が■e) ze <■66
teであること。そのためにもXeはoneON が適
してiる。
teであること。そのためにもXeはoneON が適
してiる。
■ o”−Xe/■−Otのモル比が大過剰、即ち、2
71〜30/lであること。
71〜30/lであること。
■ H,01R−01(などの活性水素を有する化合物
を含まぬこと。
を含まぬこと。
■ He He3 が溶剤で適宜湿潤乃至浸透されてい
ること。
ること。
■ [相]−〇t が溶剤で十分圧希釈され低粘度であ
ること。
ること。
■ 系が十分に攪拌され、両者の接触が十分であること
。
。
即ち、エポキシ系化合物に含まれているクロル基を置換
反応によりOH基及び/またはOH基に変える場合、こ
の反応を円滑に進めるためには上記のような条件を充し
ていることが好ましい。そのためにはイオン交換樹脂に
イオン的に結合したOH”イオン及び/またはONeイ
オン、即ち全交換容量とエポキシ化合物中に含まれた除
去すべきクロル基とのモル比は2/1またはそれ以上の
太きiものであることが必要である。これより少ないと
反応が極度におそくなp、置換率が低下するので好まし
くない。また30/1よりも大きいと反応は多少速くな
るが、イオン交換樹脂に吸着されエポキシ化合物の損失
が増大したり、用いる溶剤量が過大となったり、高価な
イオン交換樹脂の損失が増大するので好ましくなりho
用い、るイオン交換性樹脂は完全に脱水されてiる必要
はないが、ジオキサンなどの親水性溶剤に浸漬後、濾過
して出来るだけ水分は除去してから用いる方が好ましい
。即ち用匹るイオン交換樹脂は十分に親水性溶剤により
湿潤されていて活性化されていることが好ましい。
反応によりOH基及び/またはOH基に変える場合、こ
の反応を円滑に進めるためには上記のような条件を充し
ていることが好ましい。そのためにはイオン交換樹脂に
イオン的に結合したOH”イオン及び/またはONeイ
オン、即ち全交換容量とエポキシ化合物中に含まれた除
去すべきクロル基とのモル比は2/1またはそれ以上の
太きiものであることが必要である。これより少ないと
反応が極度におそくなp、置換率が低下するので好まし
くない。また30/1よりも大きいと反応は多少速くな
るが、イオン交換樹脂に吸着されエポキシ化合物の損失
が増大したり、用いる溶剤量が過大となったり、高価な
イオン交換樹脂の損失が増大するので好ましくなりho
用い、るイオン交換性樹脂は完全に脱水されてiる必要
はないが、ジオキサンなどの親水性溶剤に浸漬後、濾過
して出来るだけ水分は除去してから用いる方が好ましい
。即ち用匹るイオン交換樹脂は十分に親水性溶剤により
湿潤されていて活性化されていることが好ましい。
また反応は固液の界面のみでおこる不均一系の反応であ
るので、互の接触を容易ならしめるように、イオン交換
性樹脂の粒度を小にして表面積を大とし、エポキシ樹脂
の粘度を下げ、攪拌をはげしくすることにより反応を促
進することが好ましい。反応条件は緩和な方が反応の選
択性が大きくなる傾向があるので好まし9゜即ち室温付
近のやや低い温間で10乃至100時間の反応が適当で
ある。
るので、互の接触を容易ならしめるように、イオン交換
性樹脂の粒度を小にして表面積を大とし、エポキシ樹脂
の粘度を下げ、攪拌をはげしくすることにより反応を促
進することが好ましい。反応条件は緩和な方が反応の選
択性が大きくなる傾向があるので好まし9゜即ち室温付
近のやや低い温間で10乃至100時間の反応が適当で
ある。
聞℃以上の高温では副反応がおこり易くなるので好まし
くない。10℃以下では反応がおそくなるので好ましく
ない。
くない。10℃以下では反応がおそくなるので好ましく
ない。
従って本発明の精製反応の特長は次のようである。
■ 除去すべきクロルイオンは遊離の状態にはなくてイ
オン交換性樹脂に結合して固体化しているので、−過に
より容易に確実に除去可能であること。
オン交換性樹脂に結合して固体化しているので、−過に
より容易に確実に除去可能であること。
■ 反応試薬としてのOHeイオイオンN0イオ/は遊
離の状態ではなくて固形のイオン交換性樹脂を相体とし
て結合して藝るので、水、アルコールなどを殆んど含ま
ない有機溶剤の系でも有効に作用し得ること。
離の状態ではなくて固形のイオン交換性樹脂を相体とし
て結合して藝るので、水、アルコールなどを殆んど含ま
ない有機溶剤の系でも有効に作用し得ること。
■ 緩和な条件下で長時間反応させることによシ、反応
を選択的にOt基の置換反応主体に進行させるように調
整可能であること。
を選択的にOt基の置換反応主体に進行させるように調
整可能であること。
本発明に用いる溶剤としては親水性、非プロトン性のも
のが陰イオン交換性樹脂自体が親水性であり多少は吸湿
しているので、これとなじみ易9ためには、溶剤も親水
性であることが好ましい。
のが陰イオン交換性樹脂自体が親水性であり多少は吸湿
しているので、これとなじみ易9ためには、溶剤も親水
性であることが好ましい。
しかもエポキシ基と反応し易9活性水素を有しない溶剤
であることが好ましい。
であることが好ましい。
即ち、ジオキサン、ジメチルホルムアミド、ツメチルア
セトアミド、テトラヒドロフラン、ヘキサメチルホスホ
ソアミドなどがこのような面よりすぐれて9る。なおこ
れらの溶剤と共にn−ヘキサ/、ベンゼン、トルエン、
キシレン、シクロヘキサン、テトラリン、デカリンなど
の炭化水素系溶剤を適宜併用してもよい。しかし、エス
テル十ケトンなど、強アルカリにより変質し易い溶剤は
望ましくなV−h。なお、用いる溶剤は不純物としてハ
ロダン化合物やノ10ダンイオンを含まない鍋純度のも
のであることが必要である。
セトアミド、テトラヒドロフラン、ヘキサメチルホスホ
ソアミドなどがこのような面よりすぐれて9る。なおこ
れらの溶剤と共にn−ヘキサ/、ベンゼン、トルエン、
キシレン、シクロヘキサン、テトラリン、デカリンなど
の炭化水素系溶剤を適宜併用してもよい。しかし、エス
テル十ケトンなど、強アルカリにより変質し易い溶剤は
望ましくなV−h。なお、用いる溶剤は不純物としてハ
ロダン化合物やノ10ダンイオンを含まない鍋純度のも
のであることが必要である。
本発明のエポキシ系化合物とは、エビクロルヒドリ/と
活性水素化合物とを苛性アルカリの存在下で縮合させる
ことにより得られるものである。
活性水素化合物とを苛性アルカリの存在下で縮合させる
ことにより得られるものである。
このタイプの工4ゼキシ糸化合物としては、■工4キシ
基の数7分子が1ケの単官能性のものと2ケを九はそれ
以上の多官能性のものとに分けること、■活性水嵩化合
物の種類、即ちアルコール類、フェノール類、カルがン
酸類、アミン類、メルカプタン類などによって分ける2
つの分は方がある。
基の数7分子が1ケの単官能性のものと2ケを九はそれ
以上の多官能性のものとに分けること、■活性水嵩化合
物の種類、即ちアルコール類、フェノール類、カルがン
酸類、アミン類、メルカプタン類などによって分ける2
つの分は方がある。
その中、多官能性のものが一般にエポキシ樹脂として用
いられ゛〔iるものであp1単官能性のものがエポキシ
樹脂の反応性希釈剤として用9られてiるものである。
いられ゛〔iるものであp1単官能性のものがエポキシ
樹脂の反応性希釈剤として用9られてiるものである。
これらのうち工頑キシ樹脂として代表的なものは、4リ
フエノール類のポリグリシシールエーテル型のものであ
る。なお、多官能性のものであっても液状、低粘度、低
揮発性のもの、例えばグリコール、グリセリン、ベント
ールなどのil?lオリルのポリグリシツールエーテル
、γノヒ/酸、セパチン酸、タイマー酸などのポリ酸の
ポリグリシシールエステルなどは反応性希釈剤としても
用iられている。反応性希釈剤として用する単官能のも
のとしては室温で低粘度の液体であ)しかも低揮発性、
即ち、沸点200℃以上のものが望ましく、グリシシー
ルエーテル型、同エステル型の何れでも同等に用iられ
る。
フエノール類のポリグリシシールエーテル型のものであ
る。なお、多官能性のものであっても液状、低粘度、低
揮発性のもの、例えばグリコール、グリセリン、ベント
ールなどのil?lオリルのポリグリシツールエーテル
、γノヒ/酸、セパチン酸、タイマー酸などのポリ酸の
ポリグリシシールエステルなどは反応性希釈剤としても
用iられている。反応性希釈剤として用する単官能のも
のとしては室温で低粘度の液体であ)しかも低揮発性、
即ち、沸点200℃以上のものが望ましく、グリシシー
ルエーテル型、同エステル型の何れでも同等に用iられ
る。
上記タイプのエポキシ系化合物は特にエポキシ樹脂の分
野で重要なものが多い。その理由のlりはすぐれた硬化
性及び硬化後の物性がすぐれている点にある。
野で重要なものが多い。その理由のlりはすぐれた硬化
性及び硬化後の物性がすぐれている点にある。
しかし上記のタイプのエポキシ系化合物は本質的に副反
応により脂肪族系第1級クロル基を含むものである。こ
のクロル基は苛性アルカリまたは高圧水煮沸すると徐々
に分解してクロルイオンを遊離するものである。このよ
うにして発生するクロルイオンはL8工や超L8工など
のアルミニウム配線部を腐食するおそれが69、高温下
長時間通電テストを行った際に異常を発生する等信頼性
を低下させる原因となるものでTo9、発生するクロル
イオンの量は出来るだけ少な9ことがのぞまれてiる。
応により脂肪族系第1級クロル基を含むものである。こ
のクロル基は苛性アルカリまたは高圧水煮沸すると徐々
に分解してクロルイオンを遊離するものである。このよ
うにして発生するクロルイオンはL8工や超L8工など
のアルミニウム配線部を腐食するおそれが69、高温下
長時間通電テストを行った際に異常を発生する等信頼性
を低下させる原因となるものでTo9、発生するクロル
イオンの量は出来るだけ少な9ことがのぞまれてiる。
そのためにはその原因となる全クロル基の量感可及的に
少ないことが必要である。なお全クロル基には芳香族系
の核置換のハロゲン基は含まれてはいない。
少ないことが必要である。なお全クロル基には芳香族系
の核置換のハロゲン基は含まれてはいない。
本発1jIJの方法はこのような要望に対応して、エポ
キシ樹脂のその他の性能は出来るだけ変化させなiで不
純物としてのクロル基の量を大幅に減少させ高純度化す
るのに有効なものである。
キシ樹脂のその他の性能は出来るだけ変化させなiで不
純物としてのクロル基の量を大幅に減少させ高純度化す
るのに有効なものである。
以下実施例につき説明する。
実施例1
エポキシ化ノボラック(クロルa、LaO2PPm%エ
ポキシ当童、195、粘度80ポイズ/25℃、数平均
分子量、720 ) 20(1fをジオΦすy 200
f K溶解する。次にOH型強塩基性陰イオン交換性
樹脂粉末(交換容量! J t IJ当t/iwds粒
径(資)乃至300イクロン)100−をジオキサンに
1夜湿潤させて後P遇したものを上記エポキシ樹脂溶液
に加え、室温加時間攪拌する。
ポキシ当童、195、粘度80ポイズ/25℃、数平均
分子量、720 ) 20(1fをジオΦすy 200
f K溶解する。次にOH型強塩基性陰イオン交換性
樹脂粉末(交換容量! J t IJ当t/iwds粒
径(資)乃至300イクロン)100−をジオキサンに
1夜湿潤させて後P遇したものを上記エポキシ樹脂溶液
に加え、室温加時間攪拌する。
次に交換性樹脂粉末を戸別し、ジオキサンで洗11真空
脱溶剤を行う。得られたエポキシ化ノボラックはクロル
基の含有量600 ppm %エポキシ商量203、粘
度95ポイ−e/25℃、数平均分子量760、収量9
8重量−であ〕、樹脂の外観、色■も殆んど変化はなか
りた。
脱溶剤を行う。得られたエポキシ化ノボラックはクロル
基の含有量600 ppm %エポキシ商量203、粘
度95ポイ−e/25℃、数平均分子量760、収量9
8重量−であ〕、樹脂の外観、色■も殆んど変化はなか
りた。
なお、このエポキシ樹脂のクロル基をこのような水準ま
で減少させることはその反応条件のみの詞整では極めて
困難である。従って得られた高純度化されたエポキシ化
ノがラックは未処理のものと比較し銀粉と組合せ導電性
マウント樹脂組成物として用iた場合、信頼性に於て顕
著な相違が認められた。
で減少させることはその反応条件のみの詞整では極めて
困難である。従って得られた高純度化されたエポキシ化
ノがラックは未処理のものと比較し銀粉と組合せ導電性
マウント樹脂組成物として用iた場合、信頼性に於て顕
著な相違が認められた。
参考例1
実施例1の工?キシ化ノボラック200tに対して、0
+1’−アルコール性苛性カリ溶液10d、)ルエン4
00−を加え、還流反応15分行う。系を水洗後、更に
0.IN−アルコール性苛性カリ溶液4−を加え15分
間還流反応させる。系を水洗、脱溶剤を行う。得られた
エポキシ化ノがラックはクロル基の量が1,370 P
Pm %その他の物性にもとのレジンと大差はなかった
。この処理により易加水分解性のクロル基は殆んど完全
に加水分解されておL Lかもエポキシ樹脂の分子量、
エポキシ当量、数平均分子量、粘度などは元のものと大
差はなかった。なおこの5IIILのクロル基の除去で
はエレクトロニクス部間では不充分である。
+1’−アルコール性苛性カリ溶液10d、)ルエン4
00−を加え、還流反応15分行う。系を水洗後、更に
0.IN−アルコール性苛性カリ溶液4−を加え15分
間還流反応させる。系を水洗、脱溶剤を行う。得られた
エポキシ化ノがラックはクロル基の量が1,370 P
Pm %その他の物性にもとのレジンと大差はなかった
。この処理により易加水分解性のクロル基は殆んど完全
に加水分解されておL Lかもエポキシ樹脂の分子量、
エポキシ当量、数平均分子量、粘度などは元のものと大
差はなかった。なおこの5IIILのクロル基の除去で
はエレクトロニクス部間では不充分である。
参考例2
実施例1の工4キシ化ノがラック200fに対してIN
−アルコール性苛性カリ加−、ジオキサン400−を加
え、還流下30分反応させ、次ムで減圧上脱溶剤を行う
。
−アルコール性苛性カリ加−、ジオキサン400−を加
え、還流下30分反応させ、次ムで減圧上脱溶剤を行う
。
得うれた工ンパキシ化ノがラックはクロル基の量が70
o ppm %工4キシ当量1050、粘度、軟化点9
5℃、数平均分子量1,150であった。クロル基の量
はは輩満足すべき値に゛まで低下してムるが、エポキシ
基が大駿に消費されており好ましくな10実施例2 011の脂肪族モノカルlン酸のグリシシールエステル
(クロA/基21000 PP”l s ニーキシ当量
248、粘度7.2センチンメイズ/25℃、沸点27
5℃、数平均分子量240 ) 200 tに対し、O
N型強塩基性イオン交換性樹脂粉末=60モルチがON
型でのこりがOH製のままのもの(両者のイオンの合計
の交換容量4ンり当量/−1粒径20〜200ンクロン
)2Ofをジオキサンに1夜浸漬湿潤させて後F遇した
ものを加え、園時間、室温で攪拌する。
o ppm %工4キシ当量1050、粘度、軟化点9
5℃、数平均分子量1,150であった。クロル基の量
はは輩満足すべき値に゛まで低下してムるが、エポキシ
基が大駿に消費されており好ましくな10実施例2 011の脂肪族モノカルlン酸のグリシシールエステル
(クロA/基21000 PP”l s ニーキシ当量
248、粘度7.2センチンメイズ/25℃、沸点27
5℃、数平均分子量240 ) 200 tに対し、O
N型強塩基性イオン交換性樹脂粉末=60モルチがON
型でのこりがOH製のままのもの(両者のイオンの合計
の交換容量4ンり当量/−1粒径20〜200ンクロン
)2Ofをジオキサンに1夜浸漬湿潤させて後F遇した
ものを加え、園時間、室温で攪拌する。
次に交換性樹脂粉末を戸別し、ジオキサンで数置洗い、
真空脱溶剤を行う。得られたモノエポキシエステルはク
ロル基の含有量が400 pPm 、 x f!キシ当
量253、粘度7.5センチIイズ725℃、沸点27
5℃、数平均分子量250、収量95重量−であル、樹
脂の色調が十\褐色になった以外は外観的に殆んど変化
はなかりた。
真空脱溶剤を行う。得られたモノエポキシエステルはク
ロル基の含有量が400 pPm 、 x f!キシ当
量253、粘度7.5センチIイズ725℃、沸点27
5℃、数平均分子量250、収量95重量−であル、樹
脂の色調が十\褐色になった以外は外観的に殆んど変化
はなかりた。
なお、このエポキシ樹脂のクロル基をこのような水準ま
で減少させることはその反応条件のみのg*では極めて
困離である。従って得られた高純度化されたエポキシ化
合物は未処理のものに比し、高純度の反応性希釈剤とし
て極めて有用である。
で減少させることはその反応条件のみのg*では極めて
困離である。従って得られた高純度化されたエポキシ化
合物は未処理のものに比し、高純度の反応性希釈剤とし
て極めて有用である。
即ち、実施例1O高純度化されたエポキシ樹脂と併用し
て牛導体封入用、チラノマウント用など半導体加工用樹
脂として信頼性の面で極めて高φものである。
て牛導体封入用、チラノマウント用など半導体加工用樹
脂として信頼性の面で極めて高φものである。
特許出願人 住友ベークライト株式会社手続補正書(自
発) 昭和59年 3月22日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第159040号 2、発明の名称 エポキシ化合物の精製方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号5、補正
の内容 別紙のとおり。
発) 昭和59年 3月22日 特許庁長官殿 1、事件の表示 昭和58年特許願第159040号 2、発明の名称 エポキシ化合物の精製方法 3、補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 東京都千代田区内幸町1丁目2番2号5、補正
の内容 別紙のとおり。
別紙
(1)第5は第り (’? l’1
1−クロルイオン1を[全クロル−1と補正する。
(2)第5更第12行目と第13行目の間に以下の文を
挿入する。
挿入する。
[クロルイオンは常法によりエポキシ化合物から水で抽
出し定量する。有機クロル基の量は全クロルよりクロル
イオンを差引いたものである。」 (3)第6頁第5行1−1から第10行目まで削除する
。
出し定量する。有機クロル基の量は全クロルよりクロル
イオンを差引いたものである。」 (3)第6頁第5行1−1から第10行目まで削除する
。
(4)第16頁第12行目と第13行目の開に以下の文
を挿入する。
を挿入する。
「なお、実施例1,2、参考例1,2のエポキシ化合物
はいずれもクロルイオン含有量は3〜8 ppIIlで
ある。」以 上 636−
はいずれもクロルイオン含有量は3〜8 ppIIlで
ある。」以 上 636−
Claims (3)
- (1) エポキシ化合物をOH型及び/またはON型強
塩基性陰イオン交換性樹脂と10乃至50’Cの温度で
、10乃至100時間、接触し反応させ、エポキシ化合
物中に含まれる不純物としてのクロル基を除去すること
を特徴とするエポキシ化合物の精製方法。 - (2) エポキシ化合物の希釈剤並びにイオン交換性樹
脂の湿潤剤として、更に親水性非プロトン系溶剤を用−
ることを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の精
製方法。 - (3) イオン交換性樹脂の使用量は、その保有するO
HイオンとOHイオンの総和に対し、エポキシ化合物の
クロル基のモル比が2/1〜30/1となるような割合
である特許請求の範囲第(1)項または第(2)項記載
の精製方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15904083A JPS6054376A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | エポキシ化合物の精製方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15904083A JPS6054376A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | エポキシ化合物の精製方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6054376A true JPS6054376A (ja) | 1985-03-28 |
JPH0324476B2 JPH0324476B2 (ja) | 1991-04-03 |
Family
ID=15684920
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15904083A Granted JPS6054376A (ja) | 1983-09-01 | 1983-09-01 | エポキシ化合物の精製方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6054376A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02218671A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-31 | Sanyo Chem Ind Ltd | グリシジルエーテルの精製法 |
JPH045284A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 | Daiso Co Ltd | エポキシ化合物の精製方法 |
-
1983
- 1983-09-01 JP JP15904083A patent/JPS6054376A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02218671A (ja) * | 1989-02-17 | 1990-08-31 | Sanyo Chem Ind Ltd | グリシジルエーテルの精製法 |
JPH045284A (ja) * | 1990-04-19 | 1992-01-09 | Daiso Co Ltd | エポキシ化合物の精製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0324476B2 (ja) | 1991-04-03 |
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