JPS605409Y2 - 傷認識装置 - Google Patents

傷認識装置

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JPS605409Y2
JPS605409Y2 JP11735283U JP11735283U JPS605409Y2 JP S605409 Y2 JPS605409 Y2 JP S605409Y2 JP 11735283 U JP11735283 U JP 11735283U JP 11735283 U JP11735283 U JP 11735283U JP S605409 Y2 JPS605409 Y2 JP S605409Y2
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JP
Japan
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JP11735283U
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JPS59113846U (ja
Inventor
邦彦 枝松
正夫 仁藤
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富士電機株式会社
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Publication date
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【考案の詳細な説明】 本考案は2値パターンの傷を評価しうる傷認識装置に関
するものである。
従来の傷認識装置として第1図に示すような拡大圧縮法
による“パターン中の微小部分(傷)抽出装置゛′があ
る。
同図において対象パターンaをたとえば白と黒の2値パ
ターンとし黒パターン中の白の傷■と白パターン中の黒
の傷@を有するものとし、これを簡単のため黒、白を“
199,6“0゛。
で表わすと、“°1゛の部分に着目してこれを2次元的
に拡大した後圧縮すると同図す、 cに示すように1゛
の部分に含まれた比較的小さな“0゛の部分■が消滅し
、また反対に“1゛の部分に着目してこれを2次元的に
圧縮した後拡張すると同図b′、C′に示すように□l
?の部分に含まれた比較的小さな1゛の部分@が消滅す
る。
しかもそれぞれの処理のあとには消滅した部分を除くす
べての部分がおおむね形状、位置とも元に復する特徴が
ある。
従って処理後の傷のなくなった2次元パターンと、処理
前の2次元パターンとを比較することによって同図d、
d’に示すように傷■および@の部分だけを抽出するこ
とができる。
従って同図eに示すように全体の微小部の傷パターン■
および@を抽出することができるものである。
しかしこの方法には次のような欠点がある。
すなわち第1に対象パターンを量子化する際に量子化エ
ラーによりパターンの境界部に凹凸が発生味これが傷と
して抽出されるおそれがある。
このため境界部修正処理が必要となる。
第2図はこのように抽出された境界部の傷の1例Aを示
したものである。
第2に大きな傷を抽出するには大きなフィルタを使用し
なければならないから従って装置として複雑になる。
第3図の例では通常用いられる絵素単位の3×3フイル
タでは傷Bは検出できるが大きな傷Cに対しては検出で
きず5×5フイルタを用いなければならない。
また、このような欠点を除去するものとして特開昭50
−55380号公報に示されている傷認識装置がある。
この装置は対象パターンの実際の面積Sと、対象パター
ンの輪郭長L□に基づいて得られた面積(L?/4W)
との比に基づいて傷を検出するものである。
すなわち、対象パターン内に傷が存在する場合には、傷
が存在しない場合と比較すると対象パターンの実際の面
積Sは小さくなるのに対して、輪郭長L1に基づいて得
られた面積は傷の輪郭長も含んでいることにより大きく
なるため、両者の比に基づいて傷を検出でくるのである
ところが、この装置においては、両者の比を取るために
対象パターンの面積が変わるとそれに応じて検出できる
傷の大きさも変わってしまうという問題点がある。
したがって、この装置は対象パターンの面積が一定の場
合には有効であるが、面積が異なる複数の対象パターン
から一定の大きさの傷を検出することができなかった。
また、面積の比をとるために、大きな面積の対象パター
ン内にある小さな傷を検出することができなかった。
本考案の目的は、上述の欠点を除去し、しかも簡単な構
成により傷を絶対的大きさで評価しつる傷認識装置を提
供することである。
前記目的を遠戚するために、本考案の傷認識装置は、円
や正方形等の単純パターンを撮像する手段と、該手段に
よる撮像信号を量子化する手段と、量子化された絵素数
を計数することにより2値パターンの面積を測定する手
段と、該面積値より境界長を計算する手段と、前記2値
パターンのX方向またはY方向の何れか一方向の境界を
示す絵素およびX方向とY方向の両方向の境界を示す絵
素を検出してそれぞれの絵素を各別に計数する手段と、
該計数値のそれぞれの2乗の和から前記2値パターンの
境界長を計算する手段と、該手段により求められた境界
長と前記面積値から求められた境界長との差を求める手
段とを備え、この境界長の差に基づいて前記2値パター
ンの傷を評価することを特徴とする′ものである。
以下本考案の原理と実施例につき詳述する。
本考案の原理を簡単に述べると、円とか正方形等の単純
パターンにおいて、パターン内に傷があると、パターン
の境界部が長くなる。
面積から計算される境界長と境界長測定により求められ
た境界長との差を求め、この差に基づいて傷の大きさを
評価することができるものである。
第6図は円形の2値パターンを示すもので、中央斜線部
りすなわち、傷がなくパターン内部の絵素が全部“1゛
°(白)を示している場合、面積値Sは”1”(7)絵
素数テ177テある。
(S=177) tた境界検出の場合、X方向かY方向
の何れかまたは両方において境界と接する絵素、いわゆ
るX0RY方向境界絵素Bは○印と◎印の合計で示され
その数は40である。
(B = 40)さらにX方向とY方向の両方向に接す
る絵素すなわちXANDY境界絵素Cは◎印のみでその
数は20である。
(C=20)面積値Sから計算される境界長親はp=2
5百=21行石行音中47 <1)となる。
境界絵素数から測定される境界長L1はt、、=、f僅
テ=を佑’ + 20” =:=45 (2+
であり式(1)、 (2)よりり。
−=L1となり傷がないことが分る。
次に対象パターン内に斜線部りのような傷が存在すると
この部分の絵素は“’o”(黒))を示し、また傷の周
囲にパターンの境界が発生するためLo、Llは次のよ
うな値となる。
塊=2f行石百元牛46 (31h=
詔イ爾−23”=:==56 (4
)この場合Lr >Loとなり傷があることが認識され
る。
第4図は上述の原理に基いた本考案の実施例の構成を示
す説明図である。
同図において円形板10の表面をITVカメラ11によ
りアナログ画像信号を得て量子化回路12において傷検
出レベルで2値化するとともに単位絵素に量子化する。
この2値の量子化信号を第5図で詳述する方法により着
目絵素の周囲の状況により着目絵素がX方向境界かY方
向境界かなどを判定する。
このようにして前述のX0RY方向境界検出回路13を
通して積算8回路14でX0RY方向境界絵素Bを積算
し、XANDY方向境界検出回路15を通して積算C回
路16でXANDY方向境界絵素Cを積算し、これらの
2数値から境界長L1演算回路17によりL1=A7羽
テが計算される。
一方2値の量子化信号より面積積算S回路18で面積積
算値Sを求め、これより境界長り。
演算回路19によりり、=217「が計算される。
これらの境界長L□と稲を比較回路20に入れて差を求
め、この差の大小により一致の程度を判定回路21で判
定して傷の大きさを判定評価する。
第5図は第4図の量子化信号より積算値B、 Cを求め
る具体的回路の1例を示したものである。
第4図に示す量子化回路12の出力たる2値の量子化信
号をシフト形の2次元局部メモリ30に順次記憶、させ
て着目絵素を中心とする3×3フイルタ領域のたとえば
左右、上下の周囲絵素を検出する。
着目絵素と周囲4絵素とを1゛°の絵素カウンタ31に
入れ計数値下を求めこれを2分岐して比較器32.33
に入れる。
比較器32の場合にはT=2.3.4で、比較器33の
場合にはT=3で“1゛を出力し他の場合にはOttを
出力する。
この比較器32.33の出力をそれぞれ着目絵素の情報
とともにAND回路24.35に入れそれぞれの出力を
積算Bカウンタ36、積算Cカウンタ37に入れて前述
の2数値B、Cを求めることができる。
この場合T=2.3.4に設定した比較器32とAND
回路34の組合わせによりたとえば第6図の○印と◎印
の絵素を選択することができ、またT=3に設定した比
較器33とAND回路35の組合わせにより第6図の◎
印のみを選択することができるものである。
上記の実施例では原理的な構成に基づいて平方根演算を
行ない面積値Sから計算される境界長りと境界絵素数か
ら測定される境界長りとを比較することについて述べた
が、周知のように、例えば2つの演算情報の極性が問題
とならない場合、それら演算情報の平方根の差の大小を
比較するときには平方根演算の代わりに2乗演算を行な
うことが良く知られており、しかもその差は前記演算情
報の和を掛けた分ぼけ増大することも知られている。
よって、本考案の実施例にあたっては両境界長り。
とL□の2乗の差を演算して傷認識を行なうのが好適で
ある。
この場合演算時間は平方根演算が34m5程度に対し5
mS程度となり、演算時間を短縮できる。
このように構成された本考案においては、第6図に示す
ような大きさの対象パターンの場合には、傷がある時と
ない時の両境界長りとLlの差は前述の(1)式ないし
く4)式に示されている通り、傷がない時にはり、−L
、=−2、傷がある時にはり。
Lo ” 10である。
そして第7図に示すように、面積は第6図に比較して大
きい対象パターン内に第6図と同一面積の傷りがある場
合に本考案を適用すると、傷がない場合には、 h=25下=乃肩刀焉牛91 (5)L1=元写
U=而yツ面÷89 (6)LI LO=
2 (7)となり、また傷
がある場合には 塊=217百=21行石4石字90 (8)t、=
、/F石ヲ=ψ汗爾1y÷101 (9)L、−
L、=11 (10)とな
る。
したがって本考案によれば、対象パターンの面積が変更
してもその面積の変更にかかわりなく同じ大きさの傷を
評価することができる。
これに対して、前述の特開昭50−5538に公報に開
示されている装置を第6図、第7図の対象パターンに適
用して傷の評価を行なうと次の通りになる。
境界絵素数から測定される境界長L1より求められる面
積と絵素数から求められる面積Sとの比L”> Kは、K=47にとなるため、第6図の対象パターンに
おいて傷がない場合には、 L14Cy+7へ (11) K=石青=4□1□;7=0.89 となり、また傷がある場合には、 L> 51”+2島 (12)K=hrS
=4m X 170= ”46となる。
これに対して第7図の対象パターンにおいて傷がない場
合には、 Ll 8σ+402 に=−= =0.97 (13)
4wS 4w X 656 となり、また傷がある場合には に=L・= 91” + 432 = 1.24(14
)4wS 4?rX 649 となる。
(11)式と(12)式、(13)式と(14)式の結
果を比較すれば明らかな通り、この従来の装置では対象
パターンが大きくなるにしたがって傷がある場合とない
場合の比にの値の差は少さくなり、対象パターンの面積
が絶えず変化する場合や、大きな対象パターンの中から
小さな傷を検出することが不可能である。
被検査物体および傷パターンを円形と考えて、それぞれ
の半径をr、r′とすると、被検査物体の境界長LA%
傷パターンの境界長δ、面積値より計算した境界長塊、
測定された境界長L1はそれぞれ次式に表わすことがで
きる。
LA= 2 W r
(1)δ= 27rr
(2)Lo=2?rA[Y−2?
rr=Lx (:3)(r2>r”’のため) I、=LA十δ (4)したが
って、2値パターンより測定された境界長と面積より計
算された境界長との差りは(3)、 (4)式より、 L=Lz−Lo= (LA十δ)−LA=δ (5)
となり、境界長差は傷の境界長である。
本考案によれば、このように傷の境界長を求めるために
、対象パターンの面積の変化による影響を受けることが
なく、また対象パターンの面積が大きい場合でも小さな
傷を検出することができる。
以上説明したように、本考案によれば、対象パターンが
比較的単純な場合、X0RY方向境界絵素を検出し、こ
の絵素の積算値Bを求め、XAND Y境界絵素を検出
腰この絵素の積算値Cを求め、これらの2数値から求め
た境界長編と面積積算値Sから求めた境界長り。
との差を求め、この差に基づいて傷の有無と程度を判定
しうるもので、ある程度中さい傷から大きな傷まで認識
できるもので前述の拡大圧縮法においては大きな傷の場
合回路が非常に複雑になるのに対し何れも簡単な回路で
実現することができ、傷認識装置として極めて有効であ
る。
さらに本考案の傷認識装置によれば、2値パターンの面
積から計算された境界長と2値パターンから測定された
境界長との差を求め、この差に基づいて傷を評価するの
で、被検査物体(対象パターン)の大きさが変っても、
正しく傷の評価を行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は従来例の説明図、第4図および第5図
は本考案の実施例の構成を示す説明図、第6図、第7図
は対象とされる2値パターンの1例を示し、図中10は
円形板、11はITVカメラ、12は量子化回路、13
はX0RY方向境界検出回路、14は演算8回路、15
はXAND Y方向境界検出回路、16は積算C回路、
17は境界長り演算回路、18は面積積算S回路、19
は境界長り。 演算回路、20は比較回路、21は判定回路を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 円や正方形等の単純パターンを撮像する手段と、該手段
    による撮像信号を量子化する手段と、量子化された絵素
    数を計数することにより2値パターンの面積を測定する
    手段と、該面積値より境界長を計算する手段と、前記2
    値パターンのX方向またはY方向の何れか一方向の境界
    を示す絵素およびX方向とY方向の両方向の境界を示す
    絵素を検出してそれぞれの絵素を各別に計数する手段と
    、該計数値のそれぞれの2乗の和から前記2値パターン
    の境界長を計算する手段と、該手段により求められた境
    界長と前記面積値から求められた境界長との差を求める
    手段とを備え、この境界長の差に基づいて前記2値パタ
    ーンの傷を評価することを特徴とする傷認識装置。
JP11735283U 1983-07-28 1983-07-28 傷認識装置 Expired JPS605409Y2 (ja)

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JP11735283U JPS605409Y2 (ja) 1983-07-28 1983-07-28 傷認識装置

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JP11735283U JPS605409Y2 (ja) 1983-07-28 1983-07-28 傷認識装置

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Publication Number Publication Date
JPS59113846U JPS59113846U (ja) 1984-08-01
JPS605409Y2 true JPS605409Y2 (ja) 1985-02-19

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ID=30270173

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JP11735283U Expired JPS605409Y2 (ja) 1983-07-28 1983-07-28 傷認識装置

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