JPS6053153B2 - 鉄骨鉄筋組立方法 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は鉄骨鉄筋コンクリート造粱部材における鉄骨鉄
筋の組立方法に係るものてある。

従来この種の鉄骨鉄筋の組立方法においては、吊足場を
利用して鉄骨速力完了後に鉄骨を組立てるか、現場若し
くは工場内において鉄骨に鉄筋を巻付ける先組方法が行
なわれている。

前者の方法ては多くの労力と費用とを要し、また後者の
方法では現場内の先巻ヤードや一度の多くの鉄筋工が必
要となり、工場で組立てた場合には運搬方法が困難であ
るという欠点があつた。

本発明はこのように実情に鑑みて提案されたものであつ
て、水平主筋とＵ字状助筋とによつて予め組立てられた
籠状鉄筋内に、同籠状鉄筋の上端開口部より鉄骨を挿入
し、同鉄骨と前記籠状鉄筋とを一体に結合せしめること
を特徴とする鉄骨鉄筋組立方法に係り、その目的とする
処は、鉄骨鉄筋組立作業の能率を向上し、工期を短縮し
、工費を節減しうる改良された鉄骨鉄筋の組立方法を供
する点にある。本発明において前記したように、水平主
筋とＵ字状助筋とによつて工場等で予め組立てられた籠
状鉄筋と鉄骨とを現場に搬入し、Ｕ字状助筋を使用した
ことによつて前記籠状鉄筋の上端に形成された開口部を
利用して、同籠状鉄筋内に鉄骨を挿入して両者を一体に
結合して鉄骨鉄筋を組立てるようにしたので、現場作業
が大幅に削減され、省力化が図れるものてあり、鉄筋の
組立が工場若しくは現場内の加工場で可能となり、作業
員の定量化が図れるものである。

また前記鉄骨は既に組立てられた籠状鉄筋内に、その開
口部より挿入されて一体的に結合されることにより、鉄
骨と籠状鉄筋との一体化が簡単になり、速方作業に支障
を与えない。また本発明によれば鉄筋が先組されるので
吊足場等の仮設設備の削減ができ、危険な高所作業が除
去されるものであり、また予め配筋できるので地上での
検査が可能となる。

本発明によればこのように鉄骨鉄筋の組立作業’能率が
向上し、工期が短縮され、工費が節減されるものである
。

以下本発明を図示の実施例について説明する。

水平主筋１とＵ字状助筋２とによつて上端面の開口した
籠状鉄筋Ａを予め工場若しくは現場内て門組立て、（第
３図参照）同籠状鉄筋Ａ内にその上端開口部より鉄骨Ｂ
を吊降し、籠状鉄筋Ａの載置部上に配設されたスペーサ
３上に載架する。（第４図参照）次いで前記籠状鉄筋Ａ
の上端開口部に水平助筋２ａを配筋し、（第５図参照）
鉄骨Ｂの上部フランジ上に薄型断面のかんざし筋受台４
をクリップ等を利用して固定する。（第６図参照）而し
て同かんざし筋受台４の両側片４ａに設けられたかんざ
し筋挿通孔にかんざし筋５を挿通するものであるが、こ
の場合、籠状鉄筋Ａを扛上して、その水平主筋１の上端
筋１ａがかんざし筋５の挿通を妨げないようにする。（
第７図参照）次いで籠状鉄筋Ａを下げて、その上端筋１
ａをかんざし筋５上に架乗せしめ、両者１ａ，５を緊結
して鉄骨鉄筋を組立てるものである。（第２図及び第８
図参照）以上本発明を実施例について説明したが本発明
は勿論このような実施例にだけ局限されるものではなく
、本発明の精神を逸脱しない範囲内で種々の設計の改変
を施しうるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る鉄骨鉄筋の組立方法の他の実施例
において使用される部材の分解斜面図、第２図は同実施
例によつて組立てられた鉄骨鉄筋の斜面図、第３図乃至
第８図は同実施例の工程を示す縦断面図である。 Ａ・・・・・・籠状鉄筋、Ｂ・・・・・・鉄骨、１・・
・・・・水平主筋、１ａ・・・・・・上端筋、２・・・
・・・助筋、２ａ・・・・・上部助筋、３・・・・・・
スペーサ、４・・・・・・かんざし筋受台、５・・・・
・・かんざし筋。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 水平主筋とＵ字状助筋とによつて予め組立てられた
   上端面の開放された籠状鉄筋内に、同籠状鉄筋の上端開
   口部より鉄骨を挿入し、同鉄骨と前記籠状鉄筋とを一体
   に結合することを特徴とする鉄骨鉄筋組立方法。