JPS605306B2 - 指に装着する爪具 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、皮膚など、とくに頭皮を爪立てマッサージ
するための器具に関するものである。

頭髪の発毛促進、脱毛の防止には、頭皮の圧迫、マッサ
ージが有効であることは、よく知られている。しかし「
人がその爪で圧迫、マッサージを行う場合、いまいま頭
皮を傷つけ、爪に付着した有害細菌が傷口から侵入して
、かえつて化濃して脱毛してしまうことがあった。そこ
でこの発明は、指先に挿隊可能な筒状本体の上部に、人
の爪状に形成した複数の爪体を並設することにより、衛
生的でしかも血行促進、刺戟による皮膚の柔軟化などの
効果が大きい爪具を提供することを目的とする。

以下、この発明を、図示実施例に基づいて詳説する。

１は、硬質合成樹指の本体で、指先に挿鉄するため外形
及び内部は指先状に形成されており、又、上部１′は肉
厚に形成されている。

本体１は、指の第１関節の屈伸に支障がないだけの長さ
である。２は、後述の爪体を着脱自在に挿隊するための
受け縁であり、本体１の表面、即ち、本体を指先に挿鼓
したときの爪側に本体と一体に設けられる。

３は爪体で、人の爪とほぼ同形状であり、又、人の爪と
同程度の硬質、可凝性を有する合成樹指で作られており
、その先端部は、マッサージ時、圧力を得やすいよう頭
皮を傷めない程度に尖鋭に形成される。

爪体３は、前記受け緑２に挿隊されることによって、本
体１へ先端部を突出させて着脱自在に装着される。なお
図示しないが、爪体３に長手方向（上下方向）の最孔を
、又、本体１に雌ねじをそれぞれ設けて、爪体を長手方
向へ位置調節できるようビス止めしてもよい。

３′，３″は、それぞれ補助の爪体で、爪体３と平行に
、適宜間隔を置いて本体上部１′に固着される。

この爪体３′，３″は、その先端部が爪体３より、内側
、即ち掌側に向って順次低くなるよう取付け、指先を斜
めにした場合、すべての爪体が頭皮に当援できるように
する。４は、伸縮性あるゴム製の筒状の支持筒で、本体
１の後端部に、支持筒の先端部が鉄込まれている。この
支持筒４は、本体１を支持するため、指の第１関節と第
２関節との間に挿嫁されるもので、指の関節の屈伸に対
しては、抵抗が少なく、かつ指に密着することが必要で
ある。上述の構成から、皮層の爪立てマッサージ、とく
に頭皮の爪立てマッサージを効果的に行うことができる
。即ち、左右の第２指から第５師に、又は必要な指に、
この爪具を挿鼓し、爪体３，３′，３″で頭皮に圧迫、
振動を与えながら、或いは頭皮をマッサージしながら、
順次位置を移動する。

このようなマッサージを１回５なし、し１０分程度、１
日数回、繰り返すことにより、頭皮の新陳代謝が促され
て、頭髪の発毛促進、脱毛の防止を極めて効果的に行う
ことができる。爪具は指に装着されているため力の加減
が自由であり、しかも、爪体は複数であるため、指の爪
で圧迫、マッサージするより効果的であり、又、本体１
により指先が保護されているので、指を傷めることがな
い。さらに、爪体は容易に清拭できるので、極めて衛生
的である。なお、頭皮の爪立てマッサージの他、肩こり
のマッサージ等にも用いることができるのは勿論である
。

上述の実施例にかえて、爪体３を固着する、或いは、爪
体と本体とを一体に形成するなど自由である。

又、支持筒４を設けないかわりに、本体１内面に弾力あ
る材質、例えばゴムなどを貼付けて指先に密着させるこ
ともできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は正面図、第２図は平面図、第３図は縦断面図で
ある。 １・・・・・・本体、３，３′，３″・・・・・０爪体
、４・・・・・・支持筒。 第１図 第２図 第３図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 指先に挿嵌可能な筒状本体１の上部に、人の爪状に
   形成した複数の爪体３，３′，３″を、指先を斜めにし
   たときすべての爪体が頭皮に当接可能に、掌側に向かっ
   て先端部が順次低くなるよう前後に並設したことを特徴
   とする指に装着する爪具。