JPS6052729B2 - プレス状化粧料 - Google Patents
プレス状化粧料Info
- Publication number
- JPS6052729B2 JPS6052729B2 JP53101639A JP10163978A JPS6052729B2 JP S6052729 B2 JPS6052729 B2 JP S6052729B2 JP 53101639 A JP53101639 A JP 53101639A JP 10163978 A JP10163978 A JP 10163978A JP S6052729 B2 JPS6052729 B2 JP S6052729B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- raw materials
- dry
- pressed
- oil
- polyhydric alcohol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規なプレス状化粧料に係り、その目的とする
ところは、従来の乾パラ又は乾ブラシを使用するプレス
状化粧料における配合量を越えた多量の油性原料を配合
し、メークアップ効果を増大せしめた乾パラ又は乾ブラ
シ用プレス状化粧料を提供せんとするにある。
ところは、従来の乾パラ又は乾ブラシを使用するプレス
状化粧料における配合量を越えた多量の油性原料を配合
し、メークアップ効果を増大せしめた乾パラ又は乾ブラ
シ用プレス状化粧料を提供せんとするにある。
一般に乾パラ又は乾ブラシ用プレス状化粧料は、主とし
て仕上げのメークアップ用に使用されるものであるが、
従来の当該プレス状化粧料は、油性原料を多量に配合す
ると粉体の凝集、プレス表面の硬化等の現象か発生し、
乾性パラ又は乾性ブラシでの使用が困難になる欠点があ
り、油性原料と多価アルコールの総和量で5〜6%程度
しか配合することはできなかつた。
て仕上げのメークアップ用に使用されるものであるが、
従来の当該プレス状化粧料は、油性原料を多量に配合す
ると粉体の凝集、プレス表面の硬化等の現象か発生し、
乾性パラ又は乾性ブラシでの使用が困難になる欠点があ
り、油性原料と多価アルコールの総和量で5〜6%程度
しか配合することはできなかつた。
また近年プレスドパウダーに更に油性原料を配合し、ベ
ースフアンデーシヨン上に仕上げ用粉白粉を使用する必
要のないパウダーフアンデーシヨンが市販されているが
、この場合においても油性原料と多価アルコールの総配
合量は5〜10%程度であつた。
ースフアンデーシヨン上に仕上げ用粉白粉を使用する必
要のないパウダーフアンデーシヨンが市販されているが
、この場合においても油性原料と多価アルコールの総配
合量は5〜10%程度であつた。
しかしながら、プレス状化粧料に油性原料と多価アルコ
ールを多く配合することができれば1しつとりとした感
触を与える(特に乾性肌の人のために)、流動つぽさが
なくなる、3ソフトな仕上り惑を与える、4肌とのなじ
みが良くなる、4肌のしわが目立たなくなる等数多くの
利点があるため、乾性パラ又は乾性ブラシで使用可能な
油性原料と多価アルコールを多く配合したブレス状化粧
料の開発が所望されていた。
ールを多く配合することができれば1しつとりとした感
触を与える(特に乾性肌の人のために)、流動つぽさが
なくなる、3ソフトな仕上り惑を与える、4肌とのなじ
みが良くなる、4肌のしわが目立たなくなる等数多くの
利点があるため、乾性パラ又は乾性ブラシで使用可能な
油性原料と多価アルコールを多く配合したブレス状化粧
料の開発が所望されていた。
そこで、本発明者は、油性原料と多価アルコールの配合
量がその総和で11%以上となる当該プレス状化粧料を
得るべく鋭意研究を行つた。
量がその総和で11%以上となる当該プレス状化粧料を
得るべく鋭意研究を行つた。
従来の乾パラ又は乾ブラシ用プレス状化粧料は、これを
製造するに際し、油性原料、水溶性原料の間てある程度
の親和性を持ち、しかもこれらと粉体がなじみを持つ原
料を選択する必要があり、これによりプレス状態をよく
し、メークアップ効果の優れたものが得られるとされて
いた。
製造するに際し、油性原料、水溶性原料の間てある程度
の親和性を持ち、しかもこれらと粉体がなじみを持つ原
料を選択する必要があり、これによりプレス状態をよく
し、メークアップ効果の優れたものが得られるとされて
いた。
本発明者は油性原料と水溶性原料との間の親和性及びこ
れらと粉体間とのなじみについて検討を行つた結果、後
述の如く、溶解パラメーターが異る互に親和性のない油
性原料と水溶性原料を選択・すれば、粉体の凝集、プレ
ス表面の硬化等を惹起せす、優れたメークアップ効果を
有する乾パラ又は乾ブラシ用プレス状化粧料が得られる
ことを見出した。溶解パラメーターは例えばポリマーハ
ンドブック(POlymerhandbOOk;E.H
.ImmergL]T,IntersciencePu
bljshers)に記載されているもので、溶媒の熱
力学的性質を示し、相溶性(親和性)を測定するために
用いられるものてあり、二種の溶媒がほぼ同一な値を持
てばその溶媒は互いに混和するとされている。
れらと粉体間とのなじみについて検討を行つた結果、後
述の如く、溶解パラメーターが異る互に親和性のない油
性原料と水溶性原料を選択・すれば、粉体の凝集、プレ
ス表面の硬化等を惹起せす、優れたメークアップ効果を
有する乾パラ又は乾ブラシ用プレス状化粧料が得られる
ことを見出した。溶解パラメーターは例えばポリマーハ
ンドブック(POlymerhandbOOk;E.H
.ImmergL]T,IntersciencePu
bljshers)に記載されているもので、溶媒の熱
力学的性質を示し、相溶性(親和性)を測定するために
用いられるものてあり、二種の溶媒がほぼ同一な値を持
てばその溶媒は互いに混和するとされている。
溶解パラメーターの計算方法は、蒸発熱から求める方法
、フアンデル・ワールス・ガス定数から求める方法、臨
界圧から求める方法、表面張力から求める方法があるが
、本発明においては次式に従い蒸発熱から求めたものを
使用した。―暴易 Vv−w−ーIV●υυ番〜 ρ
JUVlOlδ:溶解パラメーターΔE:蒸発エネルギ
ー V:分子容 ΔH:蒸発熱Tb:沸点(0K)補正:ア
ルコールの場合計算値に1.4を加える。
、フアンデル・ワールス・ガス定数から求める方法、臨
界圧から求める方法、表面張力から求める方法があるが
、本発明においては次式に従い蒸発熱から求めたものを
使用した。―暴易 Vv−w−ーIV●υυ番〜 ρ
JUVlOlδ:溶解パラメーターΔE:蒸発エネルギ
ー V:分子容 ΔH:蒸発熱Tb:沸点(0K)補正:ア
ルコールの場合計算値に1.4を加える。
以〒冨方法によつて測定した油〒料、水溶性原料の溶解
パラメーターは表1の如くであり、本発明で使用できる
油性原料の溶解パラメーターは7.5以下、水溶性原料
のそれは10.0以上のものが特に有効であつた。
パラメーターは表1の如くであり、本発明で使用できる
油性原料の溶解パラメーターは7.5以下、水溶性原料
のそれは10.0以上のものが特に有効であつた。
而してセチルアルコール、イソプロピルミリステート、
オレイン酸等の溶解パラメーター値が高い原料を使用す
ると、多価アルコールあるいは粉体との親和性が増大し
、乾ハブ又は乾ブラシを使用するとき粉体の凝集、ブレ
ス表面の硬化が生じ、本発明の目的は達成されない。
オレイン酸等の溶解パラメーター値が高い原料を使用す
ると、多価アルコールあるいは粉体との親和性が増大し
、乾ハブ又は乾ブラシを使用するとき粉体の凝集、ブレ
ス表面の硬化が生じ、本発明の目的は達成されない。
上記要件を満たす油性原料としては、例えは流動パラフ
ィン、スクワラン、プリスタンシリコンオイル、ポリイ
ソブチレン、ポリブテン(低粘度)、エヂルオレエート
等が、また水溶性原料としては、例えばプロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
コール、エチレングリコール、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコール、3−メチルー1,3,5−ペンタン
トリオール等の多価アルコールが挙げられる。
ィン、スクワラン、プリスタンシリコンオイル、ポリイ
ソブチレン、ポリブテン(低粘度)、エヂルオレエート
等が、また水溶性原料としては、例えばプロピレングリ
コール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリ
コール、エチレングリコール、グリセリン、1,3−ブ
チレングリコール、3−メチルー1,3,5−ペンタン
トリオール等の多価アルコールが挙げられる。
本発明においては、油性原料は6〜20%、多価アルコ
ールは5〜15%を配合するのが好ましく、製造は従来
法と同様にして行われる。叙上の如くして得られる本発
明のブレス状化粧゛料は従来品と同様に乾性ハブ又は乾
性ブラシを使用してメークアップに供することができる
と共に、油性原料と多価アルコールを多量に含むので油
性原料と多価アルコールが与える前記化粧効果を充分に
発揮することができる。
ールは5〜15%を配合するのが好ましく、製造は従来
法と同様にして行われる。叙上の如くして得られる本発
明のブレス状化粧゛料は従来品と同様に乾性ハブ又は乾
性ブラシを使用してメークアップに供することができる
と共に、油性原料と多価アルコールを多量に含むので油
性原料と多価アルコールが与える前記化粧効果を充分に
発揮することができる。
次に実施例を挙げて説明する。
尚実施例中の配合量は重量部で示した。実施例1(パウ
ダーフアンデーシヨン) 原料: (1)二酸化チタン 10.0(
2)雲母 30.0(3)カリオン
15.0(4) タルク
9.0(5)ベンガラ
3.0(6)黄酸化鉄
5.0(7)アッパー
1.0(8)シリコンオイル
8.0(9)流動パラフィン
3.0Q0スクワラン
5.03−メチルー1,3,5−ペンタントリオール
10.0(1
2)香料 1.0製造法: A (1)〜(7)を混合粉砕。
ダーフアンデーシヨン) 原料: (1)二酸化チタン 10.0(
2)雲母 30.0(3)カリオン
15.0(4) タルク
9.0(5)ベンガラ
3.0(6)黄酸化鉄
5.0(7)アッパー
1.0(8)シリコンオイル
8.0(9)流動パラフィン
3.0Q0スクワラン
5.03−メチルー1,3,5−ペンタントリオール
10.0(1
2)香料 1.0製造法: A (1)〜(7)を混合粉砕。
B (8)〜(12)を混合。
CAにBを混合分散させブレスして製品とする。
得られたパウダーフアンデーシヨンは従来品に比べ粉つ
ぽさがなくしつとり感があり、よりソフトな仕上りの得
られるものであつた。
ぽさがなくしつとり感があり、よりソフトな仕上りの得
られるものであつた。
実施例2(ホホ紅)
原料:
(1)酸化亜鉛 8.0(2
)雲母 50.0(3)カオリン
5.0(4)ベンガラ
5.0(5)黄酸化鉄
3.0(6)赤2021.0(7)
タルク 4.0(8)
シリコンオイル 10.0(9)流
動パラフィン 5.0(1aグリセ
リン 8.0(11)香料
1.0製造法:実施例1と同様にして製造する。
)雲母 50.0(3)カオリン
5.0(4)ベンガラ
5.0(5)黄酸化鉄
3.0(6)赤2021.0(7)
タルク 4.0(8)
シリコンオイル 10.0(9)流
動パラフィン 5.0(1aグリセ
リン 8.0(11)香料
1.0製造法:実施例1と同様にして製造する。
得られたホホ紅は従来品に比べ粉つぽさがなく、しつと
り感があり、よりソフトな仕上りが得られた。
り感があり、よりソフトな仕上りが得られた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 溶解パラメーターが7.5以下の油性原料6〜20
%及び多価アルコール5〜15%を含有することを特徴
とする乾パフ又は乾ブラシ使用のプレス状化粧料。 2 油性原料が流動パラフィン、スクワラン、プリスタ
ンポリイソブチレン、ポリブテン、エチルオレエートま
たはシリコンオイルである特許請求の範囲第1項記載の
プレス状化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53101639A JPS6052729B2 (ja) | 1978-08-21 | 1978-08-21 | プレス状化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP53101639A JPS6052729B2 (ja) | 1978-08-21 | 1978-08-21 | プレス状化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5528934A JPS5528934A (en) | 1980-02-29 |
JPS6052729B2 true JPS6052729B2 (ja) | 1985-11-21 |
Family
ID=14305948
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP53101639A Expired JPS6052729B2 (ja) | 1978-08-21 | 1978-08-21 | プレス状化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052729B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2021039717A1 (ja) | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 株式会社W | 鮮度保持用袋体の製造方法 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0618768B2 (ja) * | 1983-10-01 | 1994-03-16 | 株式会社資生堂 | 固形粉末化粧料 |
JPS60158002A (ja) * | 1984-01-28 | 1985-08-19 | 田中 壮吉 | 溶融物の自動袋詰方法 |
JP2720881B2 (ja) * | 1988-03-08 | 1998-03-04 | ▲高▼木産業株式会社 | チャック装置 |
JP3688983B2 (ja) * | 2000-08-07 | 2005-08-31 | 花王株式会社 | 固形粉体化粧料の製造法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040758A (ja) * | 1973-08-14 | 1975-04-14 |
-
1978
- 1978-08-21 JP JP53101639A patent/JPS6052729B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5040758A (ja) * | 1973-08-14 | 1975-04-14 |
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WO2021039717A1 (ja) | 2019-08-23 | 2021-03-04 | 株式会社W | 鮮度保持用袋体の製造方法 |
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---|---|
JPS5528934A (en) | 1980-02-29 |
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