JPS6052681B2 - N−アシルピロ−ル誘導体を含有する農園芸用殺菌剤 - Google Patents

N−アシルピロ−ル誘導体を含有する農園芸用殺菌剤

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JPS6052681B2
JPS6052681B2 JP13468477A JP13468477A JPS6052681B2 JP S6052681 B2 JPS6052681 B2 JP S6052681B2 JP 13468477 A JP13468477 A JP 13468477A JP 13468477 A JP13468477 A JP 13468477A JP S6052681 B2 JPS6052681 B2 JP S6052681B2
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JP
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fungus
agricultural
acylpyrrole
derivatives
present
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JP13468477A
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和彦 大熊
昭嘉 植田
昭 中田
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Nippon Soda Co Ltd
Original Assignee
Nippon Soda Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 性5−イ” σ=℃−R (式中、Rは低級アルキル基を示す。
)で表わされる化合物類を有効成分として含有する農園
芸用殺菌剤に関するものである。 3−フェニルピロー
ル化合物としては、3一(2−ニトロー3−クロルフェ
ニル)−4−クロルピロール等が既知物質であり、白蘇
剤(Trichophytonsp、)はじめ細菌や真
菌類に対して抗菌性を有し、医薬として現在使用されて
いるものである。
これらの3−フェニルピロール類は、また、各種の重要
な植物病原菌に対しても抗菌性を有することが知られて
いる(特開昭51一8863時)が、日光に対して不安
定であるため通常の農園芸用殺菌剤として使用すること
は難しい。 また、N−アルカノイル又はアリロイルピ
ロール誘導体としては、3−(2−ニトロー3−クロル
フェニル)−4−クロルピロールのN−アセチル体及び
N−ベンゾイル体が既知物質であり、それらの化合物が
病原細菌に対し発育阻止作用を有し医薬として有用であ
ることが知られている(特公昭42−6745号)。
本発明者らは、3−(2−ニトロー3−クロルフェニ
ル)−4−クロルピロールの種々のN−アシル体を合成
し、その農園芸用殺菌としての効力について検討したと
ころ、前記一般式においてRが低級アルキル基である化
合物類が植物病原菌である糸状菌の感染によつておこる
病害に対し顕著な防除効果を示すこと、また光に対して
安定であることを見い出し本発明を完成するに至つた。
本発明の殺菌剤は植物病原糸状菌の感染によつておこ
る病害の防除に有効であり、該糸状菌としては、 A]
ternariaKikuchiana(アン黒斑病菌
)Alterrklriamlall(りんご斑点落葉
病菌)AlternariasOIani(野菜輪紋病
菌)A]Ternariacitr′i(柑きつ黒腐病
菌)BOtrytisCiIlerea(野菜ぶどうの
灰色かび病菌)BOtrytisfabae(ソラマメ
赤色斑点病菌)COchllObOlusmiyabe
anus(イネごま葉枯病菌)COlletOtric
humglOeOspOriOdes(柑きつ炭痘病菌
)Gibberellafujkur″0i(イネ馬鹿
苗病菌)GlOeOsbOriunlkaki(カギ炭
痘病菌)Guigrlardialaricina(マ
ン先枯病菌)HeiminthOspOriurT]M
aydis(トウモロコシごま葉枯病菌)HeImin
thOspOriumgramirleum(オオムギ
斑葉病菌)RhizOctOniasOlani(野菜
苗立枯病菌)PelliculariasasaKii
(イネ紋枯病菌)PyriculariaOryzae
(イネいもち病菌)MacrOspOriumpOrr
i(タマネギ黒斑病菌)MycOsphaerella
melOnis(キユウリつる枯病菌)SclerOt
iniacinerea(もも灰星病菌)SclarO
tiniasclerOtiOrum(野菜菌核病菌)
Tilletiacaries(コムギなまぐさ黒穂病
菌)Enturiainaequalls(りんご黒星
病菌)VenturianashicOIa(ナシ黒星
病菌)ValsaceratOsperma(りんごふ
らん病菌)等が挙げられる。
本発明に係る化合物としては前記一般式においてRが炭
素数1〜4の低級アルキル基である化合物が好ましく、
特にメチル基、イソプロピル基、三級ブチル基である化
合物がこのましい。
N−アセチル体の製造方法としては、無水酢酸によるア
シル化が知られているが、この酸無水物によるアシル化
はより炭素数の多いN−アシル体の製造には適用が困難
である。
本発明に係る化合物の製造にあたつては、一般的な方法
として、ナトリウムアミドを用いピロールニトリンのナ
トリウム塩のテトラヒドロフラン溶液をつくり、これに
アシルハロゲニド又はアロイルハロゲニドその他の求電
子試薬を反応させる方法を用いた。以下、実施例を挙げ
本発明に係る化合物の製造方法を説明する。実施例1(
化合物番号4) 0.0039Mのイソブチルクロリドを10m1のテト
ラヒドロフランに溶解し、アルゴン気流中攪拌下3一(
2−ニトロー3−クロルフェニル)−4−クロルピロー
ルのナトリウム塩のテトラヒドロフラン溶液(0.00
39I1!4)10m1を室温で滴下した。
30分”間攪拌後、減圧下溶媒を留去し残渣をシリカゲ
ルクロマトグラフィーにかけ(ヘキサン−アセトン3:
1)、1−イソブチリルー3−(2−ニトロー3−クロ
ルフェニル)−4−クロルピロールをほぼ無色の板状晶
として得た(収率400m9)。
実施例2(化合物番号6)3−(2−ニトロー3−ク的
レフエニル)−4−クロルピロールのナトリウム塩0.
0039r1!4のテトラヒドロフラン溶液25m1に
攪拌下51ntのテトラヒドロフランに溶かした0.0
039Mのピバロイルクロリドを滴下した。
滴下後室温で1時間攪拌を続けた。反応液を減圧下蒸留
し反応溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラ
ムクロマトにより精製した。ヘキサン−アセトン(8:
2)で溶出すると、目的物1−ピバロイルー3−(2−
ニトロー3−クロルフェニル)−4−クロルピロールが
微黄色結晶として得られた(収量350Tng)。実施
例3(化合物番号2)0.0039r!4のプロピオニ
ルクロリドのテトラヒドロフラン溶液10m1に攪拌下
等モルの3−(2−ニトロー3−クロルフェニル)−4
−クロルピロールのナトリウム塩を10m1のテトラヒ
ドロフランに溶かした溶液を滴下した。
滴下後室温で1時間攪拌を続けた。反応液を減圧下蒸留
し、反応溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトにより精製した。ヘキサン−アセトン(9
5:5)で溶出すると、目的物1−プロピオニルー3−
(2−ニトロー3−クロルフェニル)−4−ク的レピロ
ールが無色針状結晶として得られた(収量437m9)
。本発明化合物の代表例を示せば第1表の如くである。
本発明化合物を植物病害防除剤として使用するにあたつ
ては一般の農薬のとり得る形態、即ち水和剤、乳剤、粉
剤等の形態で使用される。
添加剤及ひ担体としては、固型剤を目的とする場合には
ケイソウ土、燐灰石、タルク、パイロフイライト、クレ
イ等の鉱物性微粉末或るいは大豆粉、小麦粉等の植物性
粉末か、液体の剤型を目的とする場合にはケロシン、鉱
油、石油、ソルベントナフサ、キシレン、シクロヘキサ
ン、シクロハキサノン、ジメチルホルムアミド、アルコ
ール、アセトン、又は水等が溶媒として使用される。こ
れらの製剤において均一な且つ安定な形態をとるために
4必要ならば界面活性剤を添加することができる。次に
本発明植物病害防除剤の製剤に関する実施例を若干示す
が、添加物及び添加割合は本実施例に限定されることな
く広範囲に変更可能である。実施例4水和剤 以上を均一に混合し、微細に粉砕して有効成分20%の
水和剤を得た。
実施例5 乳剤 以上を混合溶解して有効成分10%の乳剤を得た。
実施例6 粉剤 以上を均一に混合粉砕して有効成分2%の粉剤を得た。
実施例7粒剤 以上を均一νi合して微細に粉砕後、造粒機で直径0.
5−1mの粒状物に造粒して有効成分6%の粒剤を得た
以上の実施例の如くして得られた水和剤、乳剤は水で希
釈して懸濁液或るいは乳濁液として、また粉剤、粒剤は
そのまま植物病害の発生した所または発生の予想される
所に適用される。
即ち、植物体に直接散布、塗布等の手段により適用する
ことによつていもち病、紋枯病、灰色かび病、黒星病等
の病害を、或るいは土壌に処理することにより苗立枯病
等の病害を有効に防除することができる。更には水和剤
、粉剤をそのまま植物の種子に粉衣処理又は水和剤、乳
剤を水で希釈した薬液に種子を浸漬処理することにより
、いもち病、ごま事8葉病、なまぐさ黒穂病等の病害を
防除することもできる。また、従来の各種形態の殺菌剤
、殺虫剤、植物調節剤等に本発明有効化合物を添加し含
有させ、殺菌性を附与することもできる。次に本発明の
防除効果に関する試験例を若干示す。
試験例1 灰色かび病予防生葉試験 約3週間栽培したインゲン苗(品質ながうずら)の本葉
を切りとり、本発明化合物の水和剤の所定濃度の薬液に
約3鰍間浸漬し、風乾したのち、灰色かび病菌(BOt
rytiscinerea)の菌糸を接種し、4日間2
0℃の湿室に保つたのち、発病程度を調査し、無処理対
照区の発病度を基準にして、防除価を算出した。
その結果を第2表に示す。*3−(2−ニトロー3−ク
ロルフェニル)−4−クロルピロール**1−イソプロ
ピルカルバモイルー3−(3●5ージクロルフェニル)
ヒダントイン(商品名口フラール)***N″−ジクロ
ルフルオルメチルチオーN●N−ジメチルーN′−フェ
ニルスルファミド(商品名ユーバレン)試験例2 灰色かひ病防除残効試験 鉢植えインゲン苗(品種ながうずら、本葉1.3葉期)
に本発明化合物の水和剤の所定濃度の薬液を散布した後
、7日目に処理本葉を切りとり、試験例1の場合と同様
、BOtrytiscinereaの菌糸を接種し、4
日間20℃の湿室に保つたのち、発病程度を調査し、無
処理対照区の発病度を基準にして防除価を算出した。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Rは低級アルキル基を示す。 )で表わされる化合物を有効成分として含有することを
    、特徴とする農園芸用殺菌剤。
JP13468477A 1977-11-11 1977-11-11 N−アシルピロ−ル誘導体を含有する農園芸用殺菌剤 Expired JPS6052681B2 (ja)

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JP13468477A JPS6052681B2 (ja) 1977-11-11 1977-11-11 N−アシルピロ−ル誘導体を含有する農園芸用殺菌剤

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Publication Number Publication Date
JPS5470425A JPS5470425A (en) 1979-06-06
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JP13468477A Expired JPS6052681B2 (ja) 1977-11-11 1977-11-11 N−アシルピロ−ル誘導体を含有する農園芸用殺菌剤

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