JPS6052620A - 炭化ケイ素繊維の製造方法 - Google Patents

炭化ケイ素繊維の製造方法

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JPS6052620A
JPS6052620A JP15451383A JP15451383A JPS6052620A JP S6052620 A JPS6052620 A JP S6052620A JP 15451383 A JP15451383 A JP 15451383A JP 15451383 A JP15451383 A JP 15451383A JP S6052620 A JPS6052620 A JP S6052620A
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organosilicon polymer
regenerated cellulose
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silicon
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Tetsuo Matsumoto
哲夫 松本
Toshikazu Abe
阿部 敏万
Kumiko Sakai
久美子 酒井
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Nippon Ester Co Ltd
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Nippon Ester Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、炭化ケイ素繊維の製造方法に関するものであ
る。
ケイ素と炭素を主たる骨格成分とする有機ケイ素重合体
を溶融紡糸してプレカーサーとし9次いで不融化等の処
理を施した後、さらに高温焼結して炭化ケイ素(以下S
iCと略記する)繊維とする方法は、たとえば特開昭5
1−1.30324号公報や特開昭52 = 6342
7号公報などにより公知である。
1だ、このようにして得られたSiCが特に高温におけ
る耐酸化性に非常に優れた性質を示し、繊維をはじめと
して焼結結合剤、複合材料あるいは1− 各種添加剤として幅広い用途を有していることも。
公知である。
しかしながら、前記のようにして得られたプレカーサー
は極めて脆く、紡糸が困難であるばかりでな(、たとえ
ば焼結などの後工程で繊維の形状を維持できないなど取
扱いが非常に困難であった。
この欠点を改善するためては、プレカーサーの強度をあ
げる必要がある。そのために、たとえば原料である有機
ケイ素重合体の分子量分布を規制する方法が特開昭56
−1.1.0733号公報に提案されており、そのほか
本発明者らも特願昭57−160409号、同57−1
604.10号、同58−8230号、同58−823
1号等に既rい(つかの改良方法を提案しているが、そ
の効果は今なお十分であるとはいえなかった。
本発明者らは、このような従来技術の欠点を解消し、後
工程での取扱いのしやすいプレカーサーを得るべく鋭意
研究の結果、再生セルロース繊維に有機ケイ素重合体を
含浸させたものをプレカーサーとして用いることにより
、プレカーサーが強2− 度的に著しく改善され、その結果、取扱いが極めて容易
になり、しかも後工程で焼結したあとのSiCの強度も
十分満足な値であることを見出し。
本発明に到達したものである。
すなわち本発明は、再生セルロース繊維に、ケイ素と炭
素を主たる骨格成分とする有機ケイ素重合体を含浸させ
、不融化した後、800℃以上の温度で焼結することを
特徴とするSiC繊維の製造方法である。
本発明に用いられる再生セルロース繊維としては、公知
の任意の方法で製造されたものを用いることができるが
、ビスコースレーヨン、トくに重合度が100〜500
.好ましくは150〜350.最適には250前後のビ
スコースレーヨンが好マしく用いられる。重合度が前記
範囲より低いと強度が脆くなり、一方9重合度が前記範
囲より高見・と焼結後、ビスコースレーヨンが炭素ホ孜
維イヒしてしまって耐炎性能が低下するので好ましくな
い。
本発明に用いられるケイ素と炭素を主な骨格成分とする
有機ケイ素重合体とは、たとえばポリカルポジランプf
どのような有機ケイ素重合体をさ1〜。
好ましい具体例としてはポリシルメチレン、ポリシルプ
ロピレン、ポリシルフェニレンなどの重合体があげられ
る。なかでもその数平均分子蚤が500〜5000 、
好ましくは1000〜2000のポリシルプロピレンが
とくに好捷しい。
本発明においては9寸ず再生セルロース繊維に有機ケイ
素重合体を含浸させる。再生セルロース繊維に有機ケイ
素重合体を含浸させる方法としては、たとえば加熱溶融
した有機ケイ素重合体の融液中を1+生セルロース繊維
を通過させた後、冷却して、有機ケイ素重合体を固化さ
せる方法、有機ケイ素重合体をキシレン、シクロヘキサ
ン、クロロホルム等の溶媒に溶解させた溶液を再生セル
ロース繊細に含浸させた後、乾燥して溶媒のみを飛散さ
せる方法等を採用することができる。いずれの方法にお
いても、再生セルロース繊維が溶融した有機ケイ素q%
合体や有機ケイ素重合体溶液中を通過する速度や溶融粘
度あるいは溶液の濃度を変化させろことてより最終生成
物であるSiC繊維の繊度を調節することができる。有
機ケイ素重合体を加熱溶融させる方法の場合、有機ケイ
素重合体の溶融温度が高すぎると、再生セルロース繊維
の強度が低下したり、また有機ケイ素重合体の重合度が
高くなりすぎて固化する。このため溶融温度は300℃
以下に保つのが好ましい。
本発明においては9次に、有機ケイ素重合体を含浸させ
た再生セルロース繊維を不融化した後。
800℃以上の温度で焼結する。不融化は、一本一本の
糸が融着しないように再生セルロース繊維を被覆してい
る有機ケイ素重合体表面に酸化被膜を形成させるために
行うものである。不融化の温度が50℃未満では実質的
に反応がしにくいため効果が現われに<(、一方、30
0℃をこえると再生セルロース繊維が劣化して強度が低
下して糸切れが生じやすくなるためともに好捷しくない
不融化を行う際は、薬剤や放射線を用いることもできる
が、空気、酸素等の酸化性雰囲気で不融化させるには通
常05時間〜100時間程度の処理が好ましい。焼結時
の温度は800℃以上でなげれ5− ばならない。800℃未満では有機ケイ素重合体の炭化
水素側鎖等の脱離が不完全でシリコンカーバイドへの転
化が不十分になるためである。焼結は真空中あるいはH
e 、 Ar 、 N2 、 H2等の不活性ガス雰囲
気下で行うのが好ましい。空気中などの酸化性雰囲気下
で行った場合、有機ケイ素重合体の酸化が進行しすぎて
燃焼してし捷いSiCとなりにくいため、好ましくない
さらに、生成するSiCの配向度をあげて強度を向上さ
せるため、不融化、焼結工程を通じて繊維に張力を作用
させることが好捷しい。作用させる張力の大きさは通常
0.01〜1oOKV−程度が好適であり、繊維が弛7
オないようにすることが好ましい。
以上本発明の方法によれば、再生セルロース繊維の外側
を有機ケイ素重合体で被覆し、これをプレカーサーとす
るので、従来の方法の有機ケイ素重合体のみを用いたプ
レカーサーに比べて強度的に著しく向上し、後工程での
取扱いも容易になる。
これは、焼結の初期段階では再生セルロース繊維の強度
が有機ケイ素重合体の強度に比べて著しく6− 犬であり9本発明の方法において、プレカーサーの強度
は主として内側の再生セルロース繊維の部分に依存する
からである。そして、焼結の後期段階では主として有機
ケイ素重合体の強度が比較的大きくなってプレカーサー
の強度を維持する。
以下、実施例をあげて本発明をさらに詳しく説明する。
参考例1 常法によりバラキシレン溶謀中でジメチルジクロロシラ
ンを金属ナトリウムで脱塩素化してポリジメチルシラン
を製造した。
一方、ジーn−ブチルエーテル中でジフェニルジクロロ
シランとホウ酸とを反応させてポリボロジフェニルシロ
キサンを製造した。
このよってして製造したポリジメチルシランにポリボロ
ジフェニルシロキサンを3wt%添加し。
N2ガス雰囲気下9反応温度390℃で6時間反応させ
、融点1.60℃、数平均分子量1240のポリシルプ
ロピレンを製造した。
実施例1 参考例1で得ら」tたポリシルプロピレンをキシレンに
溶解して濃度10918の溶液とし、この溶液に繊維径
81t、重合度250の強力ビスコースレーヨンを分繊
して2分間浸漬したのち乾燥し、収束しながら巻き取っ
た。このものの径は約15μ、引張強度は約47 K9
Anl、であった。このようにして得られたプレカーサ
ーを空気中で300 g/m:Aの張力をがけながら1
50℃寸で3時間で昇温し、さらに150℃に5時間保
持して不M111化した。その後、真空中(0,1,m
mHg以下)で1300’C4で10時間で昇温して焼
結した。得られたSiC繊維の径は約7μであり。
1200℃の酸化炎中においても消耗しなかった。
実施例2 ポリシルプロピレンのキシレン溶液のかわりに。
参考例1で得たボ11シルプロピレンヲ2oo′cK保
持した融液な用いたほかは実施例1と同様にしてプレカ
ーサーを得た。得られたプレカーサーは径が約20μ、
引張強度が39に7/−であった。また、得られたSi
C繊維は径が約9 lhであり、1−200℃の酸化炎
中でも消耗しなかった。
比較例1 焼結温度を7001:までとした以外は実施例〕と同様
にしてSiC繊維を得た。得られたSiC繊維は径が約
11μであり、120(1℃のf・便化炎中においたと
ころ火花を散らすようにして徐々冗消耗した。
特許出願人 日本エステル株式会社 代 理 人 児 玉 雄 三 9−

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) 再生セルロース繊維に、ケイ素と炭素を主たる
    骨格成分とする有機ケイ素重合体を含浸させ、不融化1
    〜だ後、800℃以上の温度で焼結することを特徴とす
    る炭化ケイ素繊維の製造方法。
JP15451383A 1983-08-24 1983-08-24 炭化ケイ素繊維の製造方法 Granted JPS6052620A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15451383A JPS6052620A (ja) 1983-08-24 1983-08-24 炭化ケイ素繊維の製造方法

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JP15451383A JPS6052620A (ja) 1983-08-24 1983-08-24 炭化ケイ素繊維の製造方法

Publications (2)

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JPS6052620A true JPS6052620A (ja) 1985-03-25
JPH043451B2 JPH043451B2 (ja) 1992-01-23

Family

ID=15585892

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15451383A Granted JPS6052620A (ja) 1983-08-24 1983-08-24 炭化ケイ素繊維の製造方法

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5285524A (en) * 1976-01-02 1977-07-15 Avco Corp Silicon carbide filament and its manufacture
JPS5296237A (en) * 1976-02-09 1977-08-12 Tohoku Daigaku Kinzoku Zairyo Manufacture of silicon carbide fiber

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5285524A (en) * 1976-01-02 1977-07-15 Avco Corp Silicon carbide filament and its manufacture
JPS5296237A (en) * 1976-02-09 1977-08-12 Tohoku Daigaku Kinzoku Zairyo Manufacture of silicon carbide fiber

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JPH043451B2 (ja) 1992-01-23

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