JPS6052590A - 亜鉛・マンガン合金めつき鋼板の製造方法 - Google Patents
亜鉛・マンガン合金めつき鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JPS6052590A JPS6052590A JP15806083A JP15806083A JPS6052590A JP S6052590 A JPS6052590 A JP S6052590A JP 15806083 A JP15806083 A JP 15806083A JP 15806083 A JP15806083 A JP 15806083A JP S6052590 A JPS6052590 A JP S6052590A
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- steel sheet
- zinc
- efficiency
- acid
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、亜鉛・マンガン合金めっき鋼板の製造方法
に関するものである。
に関するものである。
１ −
一般に亜鉛めっき鋼板は、優れた耐食性を有する鋼板と
して、建材用、家庭電気製品用および自動車外板用など
各分野に広く使用されている。
して、建材用、家庭電気製品用および自動車外板用など
各分野に広く使用されている。
ところで、近年、省資源、省エネルギーの見地から、亜
鉛めっき鋼板製品の耐久性向上が望まれており、亜鉛め
っき鋼板の耐食性を更に高めることが強くをされている
。
鉛めっき鋼板製品の耐久性向上が望まれており、亜鉛め
っき鋼板の耐食性を更に高めることが強くをされている
。
耐食性の高い亜鉛めっき系鋼板として、鋼板に亜鉛・マ
ンガン合金めっきを施した亜鉛・マンガン合金めっき鋼
板が知られている。
ンガン合金めっきを施した亜鉛・マンガン合金めっき鋼
板が知られている。
しかしながら、亜鉛・マンガン合金めっき鋼板は、鋼板
に対する電気亜鉛・マンガン合金めっき時の陰極電解効
率が電気亜鉛めっき時の陰極電解効率に比べて低く、約
２５〜５０チである。
に対する電気亜鉛・マンガン合金めっき時の陰極電解効
率が電気亜鉛めっき時の陰極電解効率に比べて低く、約
２５〜５０チである。
電気めっき時の陰極電解効率が低いことは、製造原価が
高くなる」二、省エネルギーの見地からも好ましくない
。従って、亜鉛・マンガン合金めっき鋼板を製造するに
当り、電気めっき時の陰極電解効率の改善が強く望まれ
ている。
高くなる」二、省エネルギーの見地からも好ましくない
。従って、亜鉛・マンガン合金めっき鋼板を製造するに
当り、電気めっき時の陰極電解効率の改善が強く望まれ
ている。
一方、マンガン電解析出時における陰極電解効率を向上
させるだめの試みは従来から行なわれておシ、電解液中
に微量のセレンを添加すれば、陰極電解効率が２０〜３
０襲向上することが知られている。
させるだめの試みは従来から行なわれておシ、電解液中
に微量のセレンを添加すれば、陰極電解効率が２０〜３
０襲向上することが知られている。
そこで、亜鉛・マンガン合金電気めっきにおいても、め
っき浴中にセレンを添加すれば、マンガンの析出効率が
上昇するように思われる。しかしながら、亜鉛・マンガ
ン合金電気めっき浴は、マンガン電解液とは成分が異な
るから、単純にめっき浴中にセレンを添加しても析出効
率の向上を期待することはできない。
っき浴中にセレンを添加すれば、マンガンの析出効率が
上昇するように思われる。しかしながら、亜鉛・マンガ
ン合金電気めっき浴は、マンガン電解液とは成分が異な
るから、単純にめっき浴中にセレンを添加しても析出効
率の向上を期待することはできない。
しかも、亜鉛・マンガン合金電気めっきにおいては、マ
ンガンの析出効率だけが向上しても、亜鉛の析出効率が
向上しなければ合金を析出させる電解効率の上昇は少な
い。
ンガンの析出効率だけが向上しても、亜鉛の析出効率が
向上しなければ合金を析出させる電解効率の上昇は少な
い。
上述したように、亜鉛・マンガン合金めっき鋼板は、優
れた耐食性を有しているものの、電気めっき時における
陰極電解効率が低いことから工業的な製造には問題があ
り、上記陰極電解効率の改善が強く望まれている。
れた耐食性を有しているものの、電気めっき時における
陰極電解効率が低いことから工業的な製造には問題があ
り、上記陰極電解効率の改善が強く望まれている。
亜鉛・マンガン合金は、水溶液からのめっきが可能であ
るが、亜鉛イオンおよびマンガンイオンが水和した状態
からのめつきでは、両金属の析出電位に太き々差がある
ので、どちらか一方の金属に偏った組成の合金しか得ら
れない。従って、広範囲な組成の亜鉛・マンガン合金を
電気めっきによって得るためには、亜鉛お」：びマンガ
ン金属イオンを錯化して両金属の析出電位を近付けるこ
とが必要である。
るが、亜鉛イオンおよびマンガンイオンが水和した状態
からのめつきでは、両金属の析出電位に太き々差がある
ので、どちらか一方の金属に偏った組成の合金しか得ら
れない。従って、広範囲な組成の亜鉛・マンガン合金を
電気めっきによって得るためには、亜鉛お」：びマンガ
ン金属イオンを錯化して両金属の析出電位を近付けるこ
とが必要である。
上述した問題について本発明者等の研究によれば、錯化
剤としてクエン酸す） ＩＪウムを含有する亜鉛・マン
ガン合金めっき浴を使用すれば、広範囲な゛組成の亜鉛
・マンガン合金電気めっきが可能となることがわかった
。
剤としてクエン酸す） ＩＪウムを含有する亜鉛・マン
ガン合金めっき浴を使用すれば、広範囲な゛組成の亜鉛
・マンガン合金電気めっきが可能となることがわかった
。
第１表は、錯化剤としてクエン酸ナトリウムを含有する
亜鉛・マンガン合金めっき浴の組成および電解条件の一
例である。
亜鉛・マンガン合金めっき浴の組成および電解条件の一
例である。
下記第１表に示しだめつき浴組成および電解条件によれ
ば、鋼板に対して、マンガン含有率が０〜９５ ｗｔ、
％の範囲の亜鉛・マンガン合金電気めつ ３ − ４− きを施すことが可能である。
ば、鋼板に対して、マンガン含有率が０〜９５ ｗｔ、
％の範囲の亜鉛・マンガン合金電気めつ ３ − ４− きを施すことが可能である。
ところで、上記により電気めっきが施された亜鉛・マン
ガン合金めっき鋼板において、その耐食性が優れた合金
組成域は、マンガン含有率が３０〜９０ ｗｔ１％ の
範囲内に限られる。しかしながら、マンガン含有率が上
記範囲の組成の合金を電気めっきする際における陰極電
解効率は約２５〜５０チであり、亜鉛めっき鋼板の電気
亜鉛めっき時における陰極電解効率がほぼ１００チであ
ることに比べて極めて低い。
ガン合金めっき鋼板において、その耐食性が優れた合金
組成域は、マンガン含有率が３０〜９０ ｗｔ１％ の
範囲内に限られる。しかしながら、マンガン含有率が上
記範囲の組成の合金を電気めっきする際における陰極電
解効率は約２５〜５０チであり、亜鉛めっき鋼板の電気
亜鉛めっき時における陰極電解効率がほぼ１００チであ
ることに比べて極めて低い。
本発明者等は、亜鉛・マンガン合金めっき鋼板における
上述した問題を解決し、電気めっき時の陰極電解効率を
向上させる方法を開発すべく鋭意研究を重ねた。
上述した問題を解決し、電気めっき時の陰極電解効率を
向上させる方法を開発すべく鋭意研究を重ねた。
その結束、クエン酸を錯化剤として含有する亜鉛・マン
ガン合金めっき浴中に、セレン酸または亜セレン酸を微
量添加することによって、陰極電解効率を著しく向上し
得ることがわかった。
ガン合金めっき浴中に、セレン酸または亜セレン酸を微
量添加することによって、陰極電解効率を著しく向上し
得ることがわかった。
この発明は上記知見に基いてなされたものであって、
Ｚｎ およびＭｎ を主成分とし、錯化剤としてクエン
酸を含有し、そして、セレン酸、亜セレン酸および前記
セレン酸または亜セレン酸の可溶性塩類の少なくとも１
つを、０．００５〜１．ＯＦ＃の範囲で含有する電気め
っき浴中において、鋼板を陰極として前記鋼板に電気め
っき処理を施すことに特徴を有するものである。
酸を含有し、そして、セレン酸、亜セレン酸および前記
セレン酸または亜セレン酸の可溶性塩類の少なくとも１
つを、０．００５〜１．ＯＦ＃の範囲で含有する電気め
っき浴中において、鋼板を陰極として前記鋼板に電気め
っき処理を施すことに特徴を有するものである。
この発明方法において、電気めっき浴中におけるセレン
酸、亜セレン酸および前記セレン酸または亜セレン酸の
可溶性塩類の少なくとも１つの含有量を０．００５〜１
、０１７１３の範囲に限定した理由は、前記含有量が
０．００５ Ｆ＃ 未満では陰極電解効率の上昇が１〇
チ未満で所期の効果が得られず、一方、前記含有量がり
、Ｏｆ／１３を超えると陰極電解効率の上昇が飽和する
上、めっき外観が不均一となるからである。
酸、亜セレン酸および前記セレン酸または亜セレン酸の
可溶性塩類の少なくとも１つの含有量を０．００５〜１
、０１７１３の範囲に限定した理由は、前記含有量が
０．００５ Ｆ＃ 未満では陰極電解効率の上昇が１〇
チ未満で所期の効果が得られず、一方、前記含有量がり
、Ｏｆ／１３を超えると陰極電解効率の上昇が飽和する
上、めっき外観が不均一となるからである。
次に、この発明を、実施例によって更に詳述する。
実施例Ａ
冷延鋼板を脱脂、酸洗した後、第２表に示すめ ７−
第３表
（陰極電流密度：２０Ａ／ｄ靜）
９ −
８−
第４表
（陰極電流密度： ３０Ａ／ｄｍ’）
−１〇−
つき浴組成および電解条件によって電気めっき処理を施
した。その結果得られた亜鉛・マンガン合金の組成およ
び析出効率を第３表および第４表に示す。なお、第３表
は陰極電流密度を２０ Ａ／ｄｒｒ？とじた場合、寸だ
第４表は陰極電流密度を３０Ａ／ｄｉとした場合である
。
した。その結果得られた亜鉛・マンガン合金の組成およ
び析出効率を第３表および第４表に示す。なお、第３表
は陰極電流密度を２０ Ａ／ｄｒｒ？とじた場合、寸だ
第４表は陰極電流密度を３０Ａ／ｄｉとした場合である
。
上記第３表および第４表かられかるように、めっき浴中
に亜セレン酸を０．００５〜１．０ｙ／１１の範囲で含
有させた実施例１〜１２の場合は、陰極電解効率が１０
〜５０チ上昇しており、極微量の亜セレン酸をめっき浴
中に含有させることによって、電解効率を著しく改善す
ることができた。
に亜セレン酸を０．００５〜１．０ｙ／１１の範囲で含
有させた実施例１〜１２の場合は、陰極電解効率が１０
〜５０チ上昇しており、極微量の亜セレン酸をめっき浴
中に含有させることによって、電解効率を著しく改善す
ることができた。
一方、比較例１．３のように、亜セレン酸の含有量が０
．００５１＃未満の場合は、電解効率の増加量が３〜４
％にとどまり、所期の効果は得られなかった。また、比
較例２，４のように、亜セレン酸の含有量が１ ｙ／ｌ
を超えた場合は、電解効率の増加量が飽和した上、逆に
めっき外観が不良となっだ３、 第５表は、第３表の実施例１〜３および第４表第５表 の実施例７〜９について調べた亜鉛およびマンガンの陰
極電解効率増加量である。
．００５１＃未満の場合は、電解効率の増加量が３〜４
％にとどまり、所期の効果は得られなかった。また、比
較例２，４のように、亜セレン酸の含有量が１ ｙ／ｌ
を超えた場合は、電解効率の増加量が飽和した上、逆に
めっき外観が不良となっだ３、 第５表は、第３表の実施例１〜３および第４表第５表 の実施例７〜９について調べた亜鉛およびマンガンの陰
極電解効率増加量である。
第５表かられかるように、この発明方法によるめっき浴
中への亜セレン酸の添加によって、マンガンのみならず
亜鉛の析出効率も大幅に改善することができた。セレン
がマンガンの析出効率を２０〜３０％向上させることは
従来から知られていたが、亜鉛・マンガン合金めっきに
おいて、亜セレン酸がマンガンのみならず亜鉛の析出効
率も大幅に改善することは、本発明において始めてわか
ったことである。
中への亜セレン酸の添加によって、マンガンのみならず
亜鉛の析出効率も大幅に改善することができた。セレン
がマンガンの析出効率を２０〜３０％向上させることは
従来から知られていたが、亜鉛・マンガン合金めっきに
おいて、亜セレン酸がマンガンのみならず亜鉛の析出効
率も大幅に改善することは、本発明において始めてわか
ったことである。
実施例Ｂ
冷延鋼板を脱脂、酸洗した後、第６表に示すめっき浴組
成および電解条件によって電気めっき処理を施した。そ
の結果得られた亜鉛・マンガン合金の組成および析出効
率を第７表に示す。
成および電解条件によって電気めっき処理を施した。そ
の結果得られた亜鉛・マンガン合金の組成および析出効
率を第７表に示す。
下記第７表かられかるように、めっき浴中にセレン酸を
０．００５〜１．Ｏ１／１３の範囲で含有させた実施例
１３〜１８の場合は、陰極電解効率が１０〜４３％上昇
しておシ、極微量のセレン酸をめつ第７表 制・し＋−ｓｋ Ｚ’Ｔ索１−傳七与が風上−１Ｉノ判
入き浴中に含有させることによって、電解効率を著しく
改善することができた。
０．００５〜１．Ｏ１／１３の範囲で含有させた実施例
１３〜１８の場合は、陰極電解効率が１０〜４３％上昇
しておシ、極微量のセレン酸をめつ第７表 制・し＋−ｓｋ Ｚ’Ｔ索１−傳七与が風上−１Ｉノ判
入き浴中に含有させることによって、電解効率を著しく
改善することができた。
一方、比較例５のようにセレン酸の含有量が０．００５
Ｆｌ／１未満の場合は、電解効率の増加量が３％にとど
捷り、所期の効用は得られなかった。
Ｆｌ／１未満の場合は、電解効率の増加量が３％にとど
捷り、所期の効用は得られなかった。
また、比較例６のように、セレン酸の含有量が１ｙ／１
３ を超えた場合は、電解効率の増加量が飽和した上、
逆にめっき外観が不良となった。
３ を超えた場合は、電解効率の増加量が飽和した上、
逆にめっき外観が不良となった。
上述した実施例では電気めっき浴中に、セレン酸または
亜セレン酸を含有させた場合に、ついて説明したが、セ
レン酸または亜セレン酸の金属塩で、水に溶けてセレン
酸イオンまたは亜セレン酸イオンに解離する可溶性塩類
も、セレン酸または亜セレン酸と同様に陰極電解効率を
向上させる作用を有する。
亜セレン酸を含有させた場合に、ついて説明したが、セ
レン酸または亜セレン酸の金属塩で、水に溶けてセレン
酸イオンまたは亜セレン酸イオンに解離する可溶性塩類
も、セレン酸または亜セレン酸と同様に陰極電解効率を
向上させる作用を有する。
以上述べたように、この発明方法によれば、鋼板を陰極
とした電気めっき処理によシ亜鉛・マンガン合金めっき
鋼板を製造するに当り、電気めっき時の陰極電解効率を
大巾に向」ニさせ、経済的に耐食性の優れた亜鉛・マン
ガン合金めっき鋼板が１６− 出願人 日本鋼管株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫（他２名）
とした電気めっき処理によシ亜鉛・マンガン合金めっき
鋼板を製造するに当り、電気めっき時の陰極電解効率を
大巾に向」ニさせ、経済的に耐食性の優れた亜鉛・マン
ガン合金めっき鋼板が１６− 出願人 日本鋼管株式会社 代理人 潮 谷 奈津夫（他２名）
Claims (1)
- Ｚｎ およびＭｎ を主成分とし、錯化剤としてクエン
酸を含有し、そして、セレン酸、亜セレン酸および前記
セレン酸または亜セレン酸の可溶性塩類の少なくとも１
つを、０．００５〜１．０ｙ／ｌの範囲で含有する電気
めっき浴中において、鋼板を陰極として前記鋼板に電気
めっき処理を施すことを特徴とする、亜鉛・マンガン合
金めっき鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15806083A JPS6052590A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 亜鉛・マンガン合金めつき鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15806083A JPS6052590A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 亜鉛・マンガン合金めつき鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6052590A true JPS6052590A (ja) | 1985-03-25 |
| JPH0124235B2 JPH0124235B2 (ja) | 1989-05-10 |
Family
ID=15663415
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15806083A Granted JPS6052590A (ja) | 1983-08-31 | 1983-08-31 | 亜鉛・マンガン合金めつき鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6052590A (ja) |
-
1983
- 1983-08-31 JP JP15806083A patent/JPS6052590A/ja active Granted
Non-Patent Citations (1)
| Title |
|---|
| ELECTRODEPOSITION OF ALLOYS=1963 * |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0124235B2 (ja) | 1989-05-10 |
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