JPS605233Y2 - 密閉式燃焼器具の給排気タ−ミナル - Google Patents

密閉式燃焼器具の給排気タ−ミナル

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JPS605233Y2
JPS605233Y2 JP8874180U JP8874180U JPS605233Y2 JP S605233 Y2 JPS605233 Y2 JP S605233Y2 JP 8874180 U JP8874180 U JP 8874180U JP 8874180 U JP8874180 U JP 8874180U JP S605233 Y2 JPS605233 Y2 JP S605233Y2
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pipe
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哲 山本
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株式会社ガスタ−
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【考案の詳細な説明】 本考案は密閉式燃焼器具の自然給排気ターミナルの改良
に関するものである。
従来から慣用されているこの種のターミナルは、第1図
に例示するように、通常は屋外突出部を長くとり、その
給気筒aの内部上方に排気筒すを納め、その排気筒すの
出口側に先端を閉塞した排気室Cを給気筒aより突設さ
せ、その給気筒aの外壁Wより突設する周壁に内側切起
し片を有する給気孔dを設けると共に、排気室Cの周囲
にも同様な排気孔eを設け、さらに内部要所に整流案内
板fなどを装備させたものが主に用いられている。
この自然給排気式ターミナルは、器具の燃焼能力に応じ
て給排気面積を決められるのであるが、器具の設置条件
や壁孔加工などの都合上予め巾と高さ寸法を一定にして
おき、長手方向の部位にその燃焼能力に適する給排気が
円滑に行える開口面積をもつ給気孔dおよび排気孔eを
それぞれ穿設している。
しかして、例えば風呂釜の如き比較的燃焼能力が大きい
器具においては、給排気用の穿設孔や間隔部の大きさは
JIS 、 32131都市ガス風呂釜の4・11項ヨ
に基づき異物(野鳥など)の侵入を防ぐように167r
rIn未満にすることが規定されているため、番孔は大
きく穿けることができない。
そのため、多数の給排気孔を設けなくてはならなくなる
が、その部位を確保するに必然的に屋外への突出寸法が
大きくなり、従って風と接触する面積が増加し、各給排
気孔は強風時の耐風性を考慮した切起し孔を施したり、
また大掛りで複雑化した整流案内板などの手段を設ける
ことを余儀なくされている。
また、上記のような給排気ターミナルを外壁Wに設けた
場合には次のような諸問題がある。
即ち、このものは無風下または弱風下(風速5汎/se
c以下)の場合は燃焼性を支配する要因のCO/CO2
、逆火、リフトなどについては比較的問題が少なく給排
気のバランスは良いが、強風になるに従って給排気バラ
ンスを保持しきれなくなる。
例えば、(a)正面斜め上方から強風を受けると、排気
筒すから排気室Cに流出される排ガスが全部外気に放散
されず、第1図に示す鎖線矢印の如く、その一部が給気
側に廻り込み、給排気の再循環を繰り返して給気中の酸
素を減少させて不完全燃焼を誘起させる。
(b)横方向乃至斜め横方向から強風を受けると、排気
室Cの側面に穿設された排気孔eから風が排気筒す内に
入り、このため排ガスの流出が抑えられて排気筒す内の
圧力P2が給気筒a内の圧力P□よりも高くなり、その
結果、燃焼を継続できなくなる。
(C)屋外に突出する給排気ターミナルの近傍に障害物
があり、特にその障害物が給排気ターミナルの側部に存
在して給気筒a側面の給気孔dが風の吹きつけ方向で障
害物によって穏され、排気室Cのみがのぞくようなター
ミナルの設置条件の場合には、側方壁面に沿う風を受け
たとき、(b)と同様な状態になる。
本考案は、上述のような従来のターミナルの欠陥を克服
するため、屋外側への突出部の短縮化を図ると共に、い
かなる風向き、風速条件下であっても器具の良好な燃焼
を維持することができる密閉式燃焼器具の給排気ターミ
ナルを提供せんとするものである。
以下、本考案の給排気ターミナルの実施例を第2図乃至
第5図に基づいて説明する。
図において、1は角筒状をなし、外壁Wに貫挿して突設
する給気筒で、その筒部前端を覆板2で封塞してその内
部を給気路となし、かつ筒部前方寄りの側壁および土壁
、下壁に穿設した給気孔1a、lb、lcと、前記覆板
2の中心よりや)上方に後述する排気筒6を貫挿させる
開設孔2aと、その覆板2の下級審りに給気孔2bを穿
設し、かつ後端の開放部に壁面フランジ1dを設けてい
る。
3,4および5は前記給気筒1の内部で前記給気孔1a
、lb、lcに対向する位置に配設した側部斜板、上部
斜板、下部斜板であり、その各斜板3,4.5は一端を
前記給気筒1の先端角隅部に取着し、他端を後述する排
気筒6に接近するように傾斜させると共にその終端を排
気筒6の伸長方向と平行な端片とし、その端片は前記給
気孔1a、lb、lcの穿設部よりも若干後方まで張り
出させている。
前記排気筒6は、その前端を前記開設孔2aに貫挿腰後
述する遮風筒8の前板へ離間寸法1に至るまで突出させ
、かつ後端は図示しないが器具内の煙道に連結されてい
る。
7は多角面筒状(実施例は8角面筒)をなし、前記開設
孔2aの前方に同芯状に取着して排気室7aを形成する
排気トップ筒で、その周壁の一面おきに排気孔7bと内
側に切起し片7dを設けた排気孔7cとを穿設している
前記切起し片7dは抜き加工時に前記排気孔7bの穿設
面とほぼ平行に位置するまで折曲させること。
8は前記排気トップ筒7の前方を塞ぐと共に外周を同芯
状に囲んで前記覆板2に取着した遮風筒で、前記排気ト
ップ筒7と同形状をなし、前記排気トップ筒7の側壁と
適宜の間隔を離して排気通路8aを形成させ、また前記
排気孔7cと合致する周壁位置に排気口8bを設けてい
る。
なお、前記給気孔1a、lb、lcと排気孔7a、7b
および排気通路8aのすべての寸法は16斜未満となし
、これ以上の大きさを有する異物が侵入できないように
しである。
また前記給気筒1、覆板2、側部斜板3、上部斜板4、
下部斜板5、排気トップ筒7、遮風筒8はすべてスポッ
ト溶接により接合されてターミナルが形成されている。
本考案による給排気ターミナルは、上記のように構成さ
れているので、器具から発生する燃焼生成物(以下排ガ
スという)は無風時・弱風時には排気筒6から排気室7
aに流入し、その周壁にある排気孔7b、7cから遮風
筒8に設けた排気口8bに向って排出される。
一方燃焼用空気は上記排ガスによる通気力によって、給
気筒1の周壁にある給気孔1 a、 1 bv I
Ctおよび覆板2にある給気孔2bから吸引されて給
排気のバランスが保たれる。
また、有風時には、給気孔1a、1b、lcおよび2b
に流入する風は給気筒1内にある側部斜板3、上部斜板
4、下部斜板5にて適宜に抑制され、かつ排気側に吹き
つけた風は遮風筒8でほとんど遮られ、そのため排ガス
の流出は抑えられず燃焼を正常に維持される。
すなわち、第3図および第4図に白枠矢印で示すように
、ターミナルが下向きイ乃至斜め下向き口の強風(約5
rrL以上/5ec)を受けた場合には、主として上面
の給気孔1bから給気される以外に側面の給気孔1aか
らも給気され、その部位にある上部斜板4と側部斜板3
の抑制作用によって給気流はある程度阻止されつ)傾斜
面ぞいに偏向されて給気筒1内に流入し、他方、排気側
は排気筒6の開口は排気トップ筒7および遮風筒8によ
って風が直接侵入するのを阻止され、覆板2に当った風
の一部が左右部位の排気口8b内に入り、その部に露見
する排気トップ筒7の壁面ぞいに下向流と横向流の帯流
となって流入する。
その際、帯流が切起し片7dを有する排気孔7c側と排
気通路8a側とに分れて流れ、その縮流、加速によって
排気室7a内の排ガスの一部は吸引されると同時に希釈
されつつ風下側に流れ、下部側の排気口8bよりターミ
ナル外へ排出される。
前方正面ハから風を受けた場合には、排気部は覆板2の
前面と遮風筒8によって風を遮えぎって直接排気筒6の
出口に風圧がかかることはないが、特に上部排気口8b
の局所へ吹きつけた風は、覆板2に突き当って下向きに
偏向され、前記下向きイ乃至斜め下向き口の場合と同様
に排気口8bに流入し、排気孔7cおよび排気通路8a
に入り排気室7a内の排ガスを排気孔7b、7cから吸
引、かつ希釈して風下側の排気口8bから四方へ拡散す
る。
給気は主として覆板2の下部の給気孔2bから給気筒1
内に流入するが、給気が過剰気味の場合には下部斜板5
の抑制と偏向作用によって給気孔1aの下部列から排出
される。
また下部の排気口8bから一旦排出された排ガス排気口
8bと接近した給気孔2bより給気筒1内に再循環され
ることもあるが、前記下向流の際に十分希釈されている
ため燃焼用空気としては全く支障はない。
横向き二から風を受けた場合には、排気部は前記風向き
イ99ロ、ハ場合と同様に覆板2と遮風板8によって直
接排気筒6からの排ガス流が抑えられることなく、風下
側の上下部位にある排気口8bから排気孔7c側と排気
通路8a側とに分流し、排ガスを吸引し、かつ希釈され
て下流の排気口8bから排出し、一方、給気は主として
給気孔1aから入り、側部斜板3によって給気筒1内側
に流入する。
また給気が過剰気味の際は風下側(反対側壁)の給気孔
1aの下部列から排出される。
上向きホの風を受けた場合には、給気は主として給気孔
1cから入り、下部斜板5によって給気筒1内側に偏向
され、排気部に受ける風は前記下向きイの場合と全く逆
方向より排出する。
即ち、左右の下部にある排気口8bから上昇し、前記風
方向イ99ロ、ハ二の場合と同様に排ガスを吸引し、か
つ希釈して風下側の排気口8bよりターミナル外へ排出
される。
このように、本考案によれば、いかなる風向き・風の強
弱条件下の場合でも給気筒1内に入る給気は適宜に抑制
されると共に、その圧力P1を排気筒6内の圧力P2よ
りも高目に維持し、しかも排ガス流出は強風になるほど
吸引、希釈が促進されて給排気作用が円滑に行なわれる
また給気孔1a、 1 bg 1 cと排気孔7b
、7cおよび排気通路8aなどの全ての開設部はJIS
規格の16771771未満の寸法にて開口されている
ことにより異物(野鳥など)の侵入を防止する。
以上述べたように、本考案の給排気ターミナルは、前端
を覆板で封塞した給気筒の内部上方に前記覆板より突出
するように排気筒を配設し、多角面筒状周壁の一面おき
に筒部長手方向に沿う排気孔と内側に該排気孔穿設面と
ほぼ平行な切起し片を形威した切起し片つき排気孔を設
けた排気トップ筒を前記覆板上に前記排気筒と同芯状に
固着して排気室を形威し、該排気室の前方を塞ぐと共に
排気トップ筒の周囲との間に排気通路間隔を有する遮風
筒を固定し、かつ該遮風筒は排気トップ筒の排気孔に対
向する面を壁面にすると共に切起し片つき排気孔に対向
する面に排気口を形威し、さらに前記給気筒の周壁およ
び前記覆板の下級審りに複数の給気孔を穿設すると共に
、その給気筒の内部の前記給気孔と対向する位置に給気
筒の先端角隅部から後方に向って排気筒に接近させるよ
うに傾斜させた斜板を配設したので、屋外への突出寸法
を大巾に短縮してもその器具能力に適合する給排気総面
積を確保することができると共に如何なる方向からの強
風時でも常に通気力を有する給排気流を生じさせて良好
な燃焼を行なわせることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の密閉式燃焼器具の自然給排気り−ミナル
の構成を示す縦断面図、第2図は本考案による給排気タ
ーミナルの一実施例を示す一部切欠斜視図、第3図は第
2図の縦断面図、第4図は第3図のY−Y矢視断面図、
第5図は第2図の要部分解説明図である。 1・・・・・・給気筒、la、 lbt lc、
2b・・・・・・給気孔、1d・・・・・・壁面フラン
ジ、2・・・・・・覆板、2a・・・・・・開設孔、3
・・・・・・側部斜板、4・・・・・・上部斜板、5・
・・・・・下部斜板、6・・・・・・排気筒、7・・・
・・・排気トップ筒、7a・・・・・・排気室、7b、
7c・・・・・・排気孔、7d・・・・・・切起し片、
訃・・・・・遮風筒、8a・曲・排気通路、8b・・・
・・・排気口、P□・・・・・・給気筒内の圧力、P2
・・・・・・排気筒内の圧力。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 排気筒と、該排気筒を給気路を存してとり囲む給気筒と
    を有する密閉式燃焼器の給排気ターミナルにおいて、前
    端を覆板で封塞した給気筒の内部上方に前記覆板より突
    出するように排気筒を配設し、多角面筒状周壁の一面お
    きに筒部長手方向に沿う排気孔と内側に該排気孔穿設面
    とほぼ平行な切起し片を形威した切起し片つき排気孔を
    設けた排気トップ筒を前記覆板上に前記排気筒と同芯状
    に固着して排気室を形威し、該排気室の前方を塞ぐと共
    に排気トップ筒の周囲との間に排気通路間隔を有する遮
    風筒を固定し、かつ該遮風筒は排気トップ筒の排気孔に
    対向する面を壁面にすると共に切起し片つき排気孔に対
    向する面に排気口を形威し、さらに前記給気筒の周壁お
    よび前記覆板の下縁寄りに複数の給気孔を穿設すると共
    に、その給気筒の内部の前記給気孔と対向する位置に給
    気筒の先端角隅部から後方に向って排気筒に接近させる
    ように傾斜させた斜板を配設したことを特徴とする密閉
    式燃焼器の給排気ターミナル。
JP8874180U 1980-06-26 1980-06-26 密閉式燃焼器具の給排気タ−ミナル Expired JPS605233Y2 (ja)

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