JPS6052137B2 - 脂肪族アルコ−ル類の製造方法 - Google Patents
脂肪族アルコ−ル類の製造方法Info
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- JPS6052137B2 JPS6052137B2 JP58244171A JP24417183A JPS6052137B2 JP S6052137 B2 JPS6052137 B2 JP S6052137B2 JP 58244171 A JP58244171 A JP 58244171A JP 24417183 A JP24417183 A JP 24417183A JP S6052137 B2 JPS6052137 B2 JP S6052137B2
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- reaction
- phosphine
- butylphosphine
- tri
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は液相において一酸化炭素および水素の混合物
(以下合成ガスと略称する)から脂肪族アルコール類、
特にエチレングリコールおよびメタノールを直接製造す
る方法に関する。
(以下合成ガスと略称する)から脂肪族アルコール類、
特にエチレングリコールおよびメタノールを直接製造す
る方法に関する。
エチレングリコールはポリエステル繊維原料、有機溶
剤原料、あるいは不揮発性不凍液として工業的に重要な
化学品であり、現在一般にエチレンを原料として、酸化
反応と水和反応を施すことによつて製造されている。
剤原料、あるいは不揮発性不凍液として工業的に重要な
化学品であり、現在一般にエチレンを原料として、酸化
反応と水和反応を施すことによつて製造されている。
他方メタノールはホルマリン、酢酸、ジメチルフタレー
ト、メタクリル酸メチルあるいは溶剤などの原料として
広汎に使用される基幹化学品であつて、現在合成ガスを
高温高圧下に気相で反応させて製造されている。 近年
合成ガスを原料として液相て直接低級脂肪族アルコール
類を製造する方法が提案されるようになつた。このよう
な方法に関しては、ロジウムを含む触媒が活性およびエ
チレングリコールの選択性の点で比較的優れていること
が知られている。ロジウムを含む触媒を用いる方法は既
に数多く提案されており、例えば、特開昭51−364
03号、特開昭51−32506号あるいは特開昭51
−6311鰻明細書には助触媒としてのアルカリ金属塩
、第四級アンモニウム塩あるいはビス(第三級ホスフィ
ン)イミニウム塩の添加が有効であることが記載されて
いる。
ト、メタクリル酸メチルあるいは溶剤などの原料として
広汎に使用される基幹化学品であつて、現在合成ガスを
高温高圧下に気相で反応させて製造されている。 近年
合成ガスを原料として液相て直接低級脂肪族アルコール
類を製造する方法が提案されるようになつた。このよう
な方法に関しては、ロジウムを含む触媒が活性およびエ
チレングリコールの選択性の点で比較的優れていること
が知られている。ロジウムを含む触媒を用いる方法は既
に数多く提案されており、例えば、特開昭51−364
03号、特開昭51−32506号あるいは特開昭51
−6311鰻明細書には助触媒としてのアルカリ金属塩
、第四級アンモニウム塩あるいはビス(第三級ホスフィ
ン)イミニウム塩の添加が有効であることが記載されて
いる。
また特開昭48−68509号、特開昭52一428的
号および特開昭52−4281吋明細書には有機窒素配
位子あるいは有機酸素配位子の添加についての記載があ
る。さらにまた特開昭55−9065号明細書には助触
媒としてホスフインオキシドが用いられている。そのほ
か、ロジウムを触媒として使用する方法としては特開昭
50−32117号、同32118号、特開昭51−3
2507号、同88902号、同125203号、特開
昭52−42808号、特開昭53−10羽羽号、同1
21714号、同124204号、特開昭M一1641
5号、同48703号、同71098号、同92903
号、同122211号、特開昭56−75498号、特
開昭57−128645号、同130941号、同13
09招号明細書などに記載がある。しかしながら、これ
らの方法によつても触媒の活性および選択性がまだ不充
分であり、また触媒の循環使用が困難である等の理由の
ため工業的に実施するには至つていない。ロジウム以外
の触媒として、特開昭55−115834号、特開昭5
6−100728号、同51426号、特開昭57−1
09735号、同123128号、同130937号あ
るいは同13093吋明細書にはルテニウムを含む触媒
に関する記載があるが、これらについても活性は不充分
であり、またエチレングリコールの選択性が低水準であ
る。本発明者らはロジウム触媒における前記の欠点を克
服すへく鋭意検討した結果、助触媒として適当なホスフ
ィン類を適当量存在させることによつ!て脂肪族アルコ
ール類の生成活性が著しく向上すると共に、就中エチレ
ングリコールおよび/またはメタノール(以下、それぞ
れ簡単の為EG,MeOHと略称する。
号および特開昭52−4281吋明細書には有機窒素配
位子あるいは有機酸素配位子の添加についての記載があ
る。さらにまた特開昭55−9065号明細書には助触
媒としてホスフインオキシドが用いられている。そのほ
か、ロジウムを触媒として使用する方法としては特開昭
50−32117号、同32118号、特開昭51−3
2507号、同88902号、同125203号、特開
昭52−42808号、特開昭53−10羽羽号、同1
21714号、同124204号、特開昭M一1641
5号、同48703号、同71098号、同92903
号、同122211号、特開昭56−75498号、特
開昭57−128645号、同130941号、同13
09招号明細書などに記載がある。しかしながら、これ
らの方法によつても触媒の活性および選択性がまだ不充
分であり、また触媒の循環使用が困難である等の理由の
ため工業的に実施するには至つていない。ロジウム以外
の触媒として、特開昭55−115834号、特開昭5
6−100728号、同51426号、特開昭57−1
09735号、同123128号、同130937号あ
るいは同13093吋明細書にはルテニウムを含む触媒
に関する記載があるが、これらについても活性は不充分
であり、またエチレングリコールの選択性が低水準であ
る。本発明者らはロジウム触媒における前記の欠点を克
服すへく鋭意検討した結果、助触媒として適当なホスフ
ィン類を適当量存在させることによつ!て脂肪族アルコ
ール類の生成活性が著しく向上すると共に、就中エチレ
ングリコールおよび/またはメタノール(以下、それぞ
れ簡単の為EG,MeOHと略称する。
)の選択率を高めることができることを見出して本発明
を完成するに至つた。即ち、本発明はロジウム化合物の
存在下に一酸化炭素および水素を液相で反応させて脂肪
族アルコール類を製造するに当り、助触媒としてロジウ
ム1グラム原子あたり0.2グラム分子以上のトリアル
キルホスフィンを共存させることを特徴とする方法を提
供するものである。(尚、ロジウム1グラム原子あたり
のトリアルキルホスフィンの共存グラム分子量(モル当
量)については以下簡単の為P/Rh比と称する。)更
にまた、本発明はトリアルキルホスフィンとして特に選
ばれた構造のものを使用し、P/Rhを適当に選択する
ことによつてEGおよび/またはMeOHの生成活性お
よび選択率を自由に制御す)る方法を提供するものであ
る。
を完成するに至つた。即ち、本発明はロジウム化合物の
存在下に一酸化炭素および水素を液相で反応させて脂肪
族アルコール類を製造するに当り、助触媒としてロジウ
ム1グラム原子あたり0.2グラム分子以上のトリアル
キルホスフィンを共存させることを特徴とする方法を提
供するものである。(尚、ロジウム1グラム原子あたり
のトリアルキルホスフィンの共存グラム分子量(モル当
量)については以下簡単の為P/Rh比と称する。)更
にまた、本発明はトリアルキルホスフィンとして特に選
ばれた構造のものを使用し、P/Rhを適当に選択する
ことによつてEGおよび/またはMeOHの生成活性お
よび選択率を自由に制御す)る方法を提供するものであ
る。
本発明方法において主触媒としてはロジウム化合物が使
用される。
用される。
使用できるロジウム化合物は高温、高圧の反応系中でロ
ジウムカルボニル錯体を形成するものであれば、いずれ
の形でもよく、・例えばカルボニル化合物、アセチルア
セトナート塩、カルボン酸塩、酸化物、水酸化物、ハロ
ゲン化物、硝酸塩、リン酸塩等の配位化合物や塩があげ
られる。また本反応条件下でロジウムカルボニル錯体に
変化することが知られている金属状ロジ″ウムを使用す
ることもできる。これらのロジウム化合物を具体的に例
示すると酸化ロジウム()、テトラロジウムドデカカル
ボニル、ジロジウムオクタカルボニル、ヘキサロジウム
ヘキサデカカルボニル、ぎ酸ロジウム()、酢酸ロジウ
ム()、プロピオン酸ロジウム()、酪酸ロジウム()
、吉草酸ロジウム()、ナフテン酸ロジウム()、ロジ
ウムジカルボニルアセチルアセトナート、ロジウムトリ
ス(アセチルアセトナート)、硝酸ロジウム()等があ
げられる。
ジウムカルボニル錯体を形成するものであれば、いずれ
の形でもよく、・例えばカルボニル化合物、アセチルア
セトナート塩、カルボン酸塩、酸化物、水酸化物、ハロ
ゲン化物、硝酸塩、リン酸塩等の配位化合物や塩があげ
られる。また本反応条件下でロジウムカルボニル錯体に
変化することが知られている金属状ロジ″ウムを使用す
ることもできる。これらのロジウム化合物を具体的に例
示すると酸化ロジウム()、テトラロジウムドデカカル
ボニル、ジロジウムオクタカルボニル、ヘキサロジウム
ヘキサデカカルボニル、ぎ酸ロジウム()、酢酸ロジウ
ム()、プロピオン酸ロジウム()、酪酸ロジウム()
、吉草酸ロジウム()、ナフテン酸ロジウム()、ロジ
ウムジカルボニルアセチルアセトナート、ロジウムトリ
ス(アセチルアセトナート)、硝酸ロジウム()等があ
げられる。
ロジウム触媒の量は広範囲に変えられるが、一般に反応
媒体1fに対してロジウム金属として0.001ないし
1ダ原子が適当である。触媒であるロジウム化合物は単
独で用いてもよいが、他の遷移金属化合物と組み合わせ
て使用することもできる。本発明方法においては適当な
構造を有するホスフィンを助触媒として使用することが
極めて重要である。適当なホスフィンを共存させること
によつて触媒の活成が著しく向上すると共に、EGおよ
び/またはMeOHの選択率を高めるこが可能になるば
かりでなく、触媒の安定性が向上し、ロジウム系触媒を
用いる際に問題となる金属状沈澱の生成を抑制すること
ができる。このような適当な構造のホスフィンとしては
一般式アR1R2R3(ここにR1,R2,R3は同一
かまたは互に相異なる炭素数3〜18の第二級アルキル
基あるいは第三級アルキル基あるいはシクロアルキル基
を表わす)で表わされる分岐アルキルホスフィンまたは
一般式PR″1R″2R″3(ここにR″1,R″2,
R″3は同一かまたは互に相異る炭素数1〜18の第一
級アルキル基を表わす)で表わされる一級アルキルホス
フィンが用いられる。分岐アルキルホスフィンの具体例
としてはトリイソプロピルホスフィン、トリーTert
−ブチルホスフィン、トリーSec−ブチルホスフィン
、トリシクロヘキシルホスフィン、トリシクロペンチル
ホスフィン、ジイソプルピルーTert−ブチルホスフ
ィン、ジイソプロピルーSec−ブチルホスフィン、ジ
イソプロピルシクロヘキシルホスフイン、ジーTert
−ブナルイソプロピルホスフイン、ジーTert−ブチ
ルーSec−ブチルホスフィン、ジーTert−ブチル
シクロヘキシルホスフィン、ジーSec−ブチルイソプ
ロピルホスフィン、ジーSec−ブチルーTert−ブ
チルホスフィン、ジーSec−ブチルシクロヘキシルホ
スフィン、シンクロヘキシルイソプロピルホスフィン、
ジシクロヘキシルーTert−ブチルホスフィン、ジシ
クロヘキシルーSec−ブチルホスフィン、トリーTe
rt−アミルホスフイン、トリ(メチルーTert−ブ
チル)ホスフィン、トリ(ジメチルイソプロピル)ホス
フィン、トリ(ペンタメチルエチル)ホスフィンなどが
挙げられる。
媒体1fに対してロジウム金属として0.001ないし
1ダ原子が適当である。触媒であるロジウム化合物は単
独で用いてもよいが、他の遷移金属化合物と組み合わせ
て使用することもできる。本発明方法においては適当な
構造を有するホスフィンを助触媒として使用することが
極めて重要である。適当なホスフィンを共存させること
によつて触媒の活成が著しく向上すると共に、EGおよ
び/またはMeOHの選択率を高めるこが可能になるば
かりでなく、触媒の安定性が向上し、ロジウム系触媒を
用いる際に問題となる金属状沈澱の生成を抑制すること
ができる。このような適当な構造のホスフィンとしては
一般式アR1R2R3(ここにR1,R2,R3は同一
かまたは互に相異なる炭素数3〜18の第二級アルキル
基あるいは第三級アルキル基あるいはシクロアルキル基
を表わす)で表わされる分岐アルキルホスフィンまたは
一般式PR″1R″2R″3(ここにR″1,R″2,
R″3は同一かまたは互に相異る炭素数1〜18の第一
級アルキル基を表わす)で表わされる一級アルキルホス
フィンが用いられる。分岐アルキルホスフィンの具体例
としてはトリイソプロピルホスフィン、トリーTert
−ブチルホスフィン、トリーSec−ブチルホスフィン
、トリシクロヘキシルホスフィン、トリシクロペンチル
ホスフィン、ジイソプルピルーTert−ブチルホスフ
ィン、ジイソプロピルーSec−ブチルホスフィン、ジ
イソプロピルシクロヘキシルホスフイン、ジーTert
−ブナルイソプロピルホスフイン、ジーTert−ブチ
ルーSec−ブチルホスフィン、ジーTert−ブチル
シクロヘキシルホスフィン、ジーSec−ブチルイソプ
ロピルホスフィン、ジーSec−ブチルーTert−ブ
チルホスフィン、ジーSec−ブチルシクロヘキシルホ
スフィン、シンクロヘキシルイソプロピルホスフィン、
ジシクロヘキシルーTert−ブチルホスフィン、ジシ
クロヘキシルーSec−ブチルホスフィン、トリーTe
rt−アミルホスフイン、トリ(メチルーTert−ブ
チル)ホスフィン、トリ(ジメチルイソプロピル)ホス
フィン、トリ(ペンタメチルエチル)ホスフィンなどが
挙げられる。
次に一級アルキルホスフィンの具体例としては、トリメ
チルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリーn−プ
ロピルホスフィン、トリーn−ブチルホスフィン、トリ
イソブチルホスフィン、トリーn−ヘキシルホスフィン
、トリス(2−エチルヘキシルホスフィン、ジーn−ブ
チルイソブチルホスフィンなどが挙げられる。
チルホスフィン、トリエチルホスフィン、トリーn−プ
ロピルホスフィン、トリーn−ブチルホスフィン、トリ
イソブチルホスフィン、トリーn−ヘキシルホスフィン
、トリス(2−エチルヘキシルホスフィン、ジーn−ブ
チルイソブチルホスフィンなどが挙げられる。
これらのホスフィンの使用量はP/Rh比で0.2ない
し1000の範囲が好ましく、尚0.2〜500の範囲
が適当である。
し1000の範囲が好ましく、尚0.2〜500の範囲
が適当である。
また、分岐アルキルホスフィンの場合、P/Rh比が更
に0.2〜100の範囲が好ましく、就中0.2〜50
の範囲が適当である。一方、一級アルキルホスフィンの
場合、P/Rh比が更に1〜250の範囲が好ましく、
就中2〜200の範囲が適当である。P/Rh比が0.
2未満では効果が十分でなく、一方1000を越えると
もはや効果の増大は期待できず、徒らにホスフィンを浪
費することになるので適当ではない。本発明方法は溶媒
を用いて実施するのが好ましい。
に0.2〜100の範囲が好ましく、就中0.2〜50
の範囲が適当である。一方、一級アルキルホスフィンの
場合、P/Rh比が更に1〜250の範囲が好ましく、
就中2〜200の範囲が適当である。P/Rh比が0.
2未満では効果が十分でなく、一方1000を越えると
もはや効果の増大は期待できず、徒らにホスフィンを浪
費することになるので適当ではない。本発明方法は溶媒
を用いて実施するのが好ましい。
このような溶媒としては、例えばジエチルエーテル、ア
ニソール、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、アセトン
、メチルエチルケトン、アセトフェノン等のケトン類、
メタノール、エタノール、n−ブタノール、ベンジルア
ルコール、フェノール、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール等のアルコール類、ギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、トルイル酸等のカルボ7酸類、酢酸メチル、酢酸
n−ブチル、安息香酸ベンジル等のエステル類、ベンゼ
ン、トルエン、エチルベンゼン、テトラリン等の芳香族
炭化水素、n−ヘキサン、n−オクタン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素、ジクロロメタン、トリクロロエ
タン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ニトロ
メタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン等のカルボン酸アミド、ヘキサメ
チル燐酸トリアミド、N,N,N″,N″−テトラエチ
ルスルファミド等のその他のアミド類、N,N″−ジメ
チルイミダゾリジノン、N,N,N,N−テトラメチル
尿素等の尿素類、ジメチルスルホン、テトラメチレンス
ルホン等のスルホン類、ジメチルスルホキシド、ジフェ
ニルスルホキシド等のスルホキシド類、γ−ブチロラク
トン、ε一カプロラクトン等のラクトン類、テトラグラ
イム、18−クラウンー6等のポリコエーテル類、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ジメチル
カーボネート、エチレンカーボネート等の炭酸エステル
類等である。以上のような溶媒を使用して、反応は均一
系あるいは不均一懸濁系のいずれでも実施可能である。
原料として使用する合成ガス中の一酸化炭素と水素のモ
ル比は一般に1110〜10ハの範囲である。
ニソール、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジ
メチルエーテル、ジオキサン等のエーテル類、アセトン
、メチルエチルケトン、アセトフェノン等のケトン類、
メタノール、エタノール、n−ブタノール、ベンジルア
ルコール、フェノール、エチレングリコール、ジエチレ
ングリコール等のアルコール類、ギ酸、酢酸、プロピオ
ン酸、トルイル酸等のカルボ7酸類、酢酸メチル、酢酸
n−ブチル、安息香酸ベンジル等のエステル類、ベンゼ
ン、トルエン、エチルベンゼン、テトラリン等の芳香族
炭化水素、n−ヘキサン、n−オクタン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族炭化水素、ジクロロメタン、トリクロロエ
タン、クロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素、ニトロ
メタン、ニトロベンゼン等のニトロ化合物、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチルピロリドン等のカルボン酸アミド、ヘキサメ
チル燐酸トリアミド、N,N,N″,N″−テトラエチ
ルスルファミド等のその他のアミド類、N,N″−ジメ
チルイミダゾリジノン、N,N,N,N−テトラメチル
尿素等の尿素類、ジメチルスルホン、テトラメチレンス
ルホン等のスルホン類、ジメチルスルホキシド、ジフェ
ニルスルホキシド等のスルホキシド類、γ−ブチロラク
トン、ε一カプロラクトン等のラクトン類、テトラグラ
イム、18−クラウンー6等のポリコエーテル類、アセ
トニトリル、ベンゾニトリル等のニトリル類、ジメチル
カーボネート、エチレンカーボネート等の炭酸エステル
類等である。以上のような溶媒を使用して、反応は均一
系あるいは不均一懸濁系のいずれでも実施可能である。
原料として使用する合成ガス中の一酸化炭素と水素のモ
ル比は一般に1110〜10ハの範囲である。
また、窒素、メタン、二酸化炭素等の不活性ガスが混入
していてもさしつかえない。反応圧力は一ン酸化炭素分
圧と水素分圧の合計で表わすと好ましくは100〜30
00k9/Clllさらに好ましくは150〜1000
kg/Cltの範囲である。反応温度は100〜350
℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは150〜300
℃の範囲である。本発明方法は連続式、回分式のいずれ
によつても実施しうる。
していてもさしつかえない。反応圧力は一ン酸化炭素分
圧と水素分圧の合計で表わすと好ましくは100〜30
00k9/Clllさらに好ましくは150〜1000
kg/Cltの範囲である。反応温度は100〜350
℃の範囲が好ましく、さらに好ましくは150〜300
℃の範囲である。本発明方法は連続式、回分式のいずれ
によつても実施しうる。
EG,MeOH等の生成物は反応液から既知の分離操作
(例えば蒸留、抽出など)により容易に分離することが
できる。生成物を分離した残液中の触媒は種々の再生処
理を行なうかあるいは何ら特別な処理を行なわずに反応
系へ循環することができる。以下、実施例によりさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるも
のではない。
(例えば蒸留、抽出など)により容易に分離することが
できる。生成物を分離した残液中の触媒は種々の再生処
理を行なうかあるいは何ら特別な処理を行なわずに反応
系へ循環することができる。以下、実施例によりさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらにより限定されるも
のではない。
尚、触媒の性能を表わす為に1y原子のロジウム(Rh
)、1時間あたり生成するEGおよびMeOHの生成モ
ル数をターン・オーバー数(MOI/y−AtOmRh
Ihr)で表示した。
)、1時間あたり生成するEGおよびMeOHの生成モ
ル数をターン・オーバー数(MOI/y−AtOmRh
Ihr)で表示した。
実施例1内容積30m1のハステロイーC製オートクレ
ーブの内部を窒素で置換した後、テトラロジウムドデカ
カルボニル(R114(CO)12)0.025rnm
0Iとトリイソプロピルホスフィン0.1mm01(P
/Rh=1.0)および溶媒としてN−メチルピロリド
ン7.5m1を仕込み、さらに一酸化炭素と水素との等
溶混,合ガスを室温で350k9/CTiまで充填した
。
ーブの内部を窒素で置換した後、テトラロジウムドデカ
カルボニル(R114(CO)12)0.025rnm
0Iとトリイソプロピルホスフィン0.1mm01(P
/Rh=1.0)および溶媒としてN−メチルピロリド
ン7.5m1を仕込み、さらに一酸化炭素と水素との等
溶混,合ガスを室温で350k9/CTiまで充填した
。
オートクレーブの温度を240℃まで加熱し、そのまま
1時間反応させた。このときの反応圧力は500k9/
dであつた。反応終了後、オートクレーブを室温まで冷
却し、大部分のガスをゆつくりと放出し常圧まで戻した
のち、反応混合物を取り出し、ガスクロマトグラフによ
つて生成物の分析を行なつた結果、ターン・オーバー数
として、21.2n101/g一AtOmRh●Hrの
EGと18.6rn01/g−AtOmRh●HrのM
eOHが生成していた。比較例1 トリイソプロピルホスフィンを添加しない他は実施例1
と全く同様に実験を繰り返した結果は以下の通りであつ
た。
1時間反応させた。このときの反応圧力は500k9/
dであつた。反応終了後、オートクレーブを室温まで冷
却し、大部分のガスをゆつくりと放出し常圧まで戻した
のち、反応混合物を取り出し、ガスクロマトグラフによ
つて生成物の分析を行なつた結果、ターン・オーバー数
として、21.2n101/g一AtOmRh●Hrの
EGと18.6rn01/g−AtOmRh●HrのM
eOHが生成していた。比較例1 トリイソプロピルホスフィンを添加しない他は実施例1
と全く同様に実験を繰り返した結果は以下の通りであつ
た。
EG9.9rnOl/g−AtOmRh●HrMeOH
5.9mlOl/g−AtOmRh●Hr実施例2〜6
および比較例2実施例1と同様の反応器にRh4 (CO)120.075mm0Iと所定量のトリイソプ
ロピルホスフィンおよびN−メチルピロリドン7.5m
1を仕込み一酸化炭素と水素との等溶混合ガスを室温で
約300kg/dまで充填し、240℃にて3時間反応
させた。
5.9mlOl/g−AtOmRh●Hr実施例2〜6
および比較例2実施例1と同様の反応器にRh4 (CO)120.075mm0Iと所定量のトリイソプ
ロピルホスフィンおよびN−メチルピロリドン7.5m
1を仕込み一酸化炭素と水素との等溶混合ガスを室温で
約300kg/dまで充填し、240℃にて3時間反応
させた。
結果を表−1に記す。
実施例7〜10および比較例3
Rh4(CO)120.075mm01と所定量のホス
フィンおよびN−メチルピロリドン7.5m1を仕込み
一酸化炭素と水素との等溶混合ガスを充填し、所定の反
応圧力にて220℃、3時間反応させた。
フィンおよびN−メチルピロリドン7.5m1を仕込み
一酸化炭素と水素との等溶混合ガスを充填し、所定の反
応圧力にて220℃、3時間反応させた。
結果を表−2に記す。実施例11
Rh4(CO)120.075n1m011トリイソプ
ロピルホスフィン0.3Tnm01および溶媒としてγ
−ブチロラクトン7.5m1を仕込み、実施例1と同様
の方法で240℃にて3時間反応させた。
ロピルホスフィン0.3Tnm01および溶媒としてγ
−ブチロラクトン7.5m1を仕込み、実施例1と同様
の方法で240℃にて3時間反応させた。
反応圧力は450kg/clから390k9/Cltま
で変化した。反応液の分析の結果は以下の通りであつた
。なお反応液には触媒の沈澱は認められなかつた。比較
例4 トリイソプロピルホスフィンを加えない以外は実施例1
1と全く同様の実験を繰り返した。
で変化した。反応液の分析の結果は以下の通りであつた
。なお反応液には触媒の沈澱は認められなかつた。比較
例4 トリイソプロピルホスフィンを加えない以外は実施例1
1と全く同様の実験を繰り返した。
反応液の分析の結果は以下の通りでや一つた。なお、反
応液に青触媒の沈澱が多量生成していた。
応液に青触媒の沈澱が多量生成していた。
実施例12
内容量35m1のハステロイC製オートクレーブに、0
.1m9−AtOmのロジウムを含むアセチルアセトナ
トビス(カルボニル)ロジウム(Rh(CO)2aca
c)をトリーn−ブチルホスフィン0.5mm01およ
びN,N″−ジメチルイミダゾリジノン(DMI)10
mtを仕込み、さらに一酸化炭素と水素との等溶混合ガ
スを室温で300k9/Cltまで充填した。
.1m9−AtOmのロジウムを含むアセチルアセトナ
トビス(カルボニル)ロジウム(Rh(CO)2aca
c)をトリーn−ブチルホスフィン0.5mm01およ
びN,N″−ジメチルイミダゾリジノン(DMI)10
mtを仕込み、さらに一酸化炭素と水素との等溶混合ガ
スを室温で300k9/Cltまで充填した。
オートクレーブの温度を240℃まで上げたときの反応
の圧力の初期値は480k9/Cltであつた。そのま
ま2時間の反応を継続した後、オートクレーブを冷却し
、内容物をとり出してガスクロマトグラフィーによつて
分析した結果、ターン・オーバー数として、0.42r
r]o1/g−At(1)MRh.hrのEGと27.
8m01/g−AtOmRh.hr(7)MeOHが生
成していることが計測された。比較例5および実施例1
3〜20 ロジウム、トリーn−ブチルホスフィンおよびDMIの
使用量と反応条件とを変えた以外は、実施例13と類似
の実験を行つた成績を表−3に記す。
の圧力の初期値は480k9/Cltであつた。そのま
ま2時間の反応を継続した後、オートクレーブを冷却し
、内容物をとり出してガスクロマトグラフィーによつて
分析した結果、ターン・オーバー数として、0.42r
r]o1/g−At(1)MRh.hrのEGと27.
8m01/g−AtOmRh.hr(7)MeOHが生
成していることが計測された。比較例5および実施例1
3〜20 ロジウム、トリーn−ブチルホスフィンおよびDMIの
使用量と反応条件とを変えた以外は、実施例13と類似
の実験を行つた成績を表−3に記す。
実施例21,22トリーn−ブチルホスフィンの代りに
トリシクロヘキシルホスフィンを使用した他は実施例1
2と類似の実験を行つた成績を表−4に記す。実施例2
3、24および比較例6、7 トリーn−ブチルホスフィンの代りに所定量のトリシク
ロペンチルホスフィンを使用し、溶媒としてN−メチル
ピロリドン(NMP)あるいはDMIを用い、230℃
にて2時間反応させた以外は実施例13と類似の実験を
行なつた。
トリシクロヘキシルホスフィンを使用した他は実施例1
2と類似の実験を行つた成績を表−4に記す。実施例2
3、24および比較例6、7 トリーn−ブチルホスフィンの代りに所定量のトリシク
ロペンチルホスフィンを使用し、溶媒としてN−メチル
ピロリドン(NMP)あるいはDMIを用い、230℃
にて2時間反応させた以外は実施例13と類似の実験を
行なつた。
結果を表−5に示す。
実施例25および26
リン化合物をトリーn−ブチルホスフィンからトリーn
−プロピルホスフィンとし、使用量を16m1m0Iお
よび25n1m01とした以外は実施例13と同様の実
験を行なつた。
−プロピルホスフィンとし、使用量を16m1m0Iお
よび25n1m01とした以外は実施例13と同様の実
験を行なつた。
Claims (1)
- 1 ロジウム化合物およびロジウム1グラム原子あたり
0.2グラム分子以上のトリアルキルホスフィンの存在
下に、一酸化炭素および水素を液相で反応させることを
特徴とする脂肪族アルコール類の製造方法。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58244171A JPS6052137B2 (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 脂肪族アルコ−ル類の製造方法 |
GB08432039A GB2155010B (en) | 1983-12-26 | 1984-12-19 | Process for producing aliphatic alcohols |
US06/685,893 US4595701A (en) | 1983-12-26 | 1984-12-24 | Process for producing aliphatic alcohols |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58244171A JPS6052137B2 (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 脂肪族アルコ−ル類の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60136524A JPS60136524A (ja) | 1985-07-20 |
JPS6052137B2 true JPS6052137B2 (ja) | 1985-11-18 |
Family
ID=17114821
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58244171A Expired JPS6052137B2 (ja) | 1983-12-26 | 1983-12-26 | 脂肪族アルコ−ル類の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6052137B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0544186Y2 (ja) * | 1984-11-14 | 1993-11-09 |
-
1983
- 1983-12-26 JP JP58244171A patent/JPS6052137B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0544186Y2 (ja) * | 1984-11-14 | 1993-11-09 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60136524A (ja) | 1985-07-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |