JPS605202A - 多孔性セルロ−スエステル系中空繊維およびその製造方法 - Google Patents

多孔性セルロ−スエステル系中空繊維およびその製造方法

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JPS605202A
JPS605202A JP11004783A JP11004783A JPS605202A JP S605202 A JPS605202 A JP S605202A JP 11004783 A JP11004783 A JP 11004783A JP 11004783 A JP11004783 A JP 11004783A JP S605202 A JPS605202 A JP S605202A
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cellulose ester
hollow
hollow fiber
polyhydric alcohol
additive
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JP11004783A
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Koji Soga
曽我 宏治
Shohei Kamishiro
神代 尚平
Nobuo Taneda
種田 信夫
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Teijin Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 く技術分野〉 本発明は選択透過性の多孔性セルロースニスデル系中空
繊維に関するものである。
更に詳しくは、セルロースニスデルを主成分とし、この
重合体(C)と相溶性を有する可塑剤(A)と実質的に
溶耐性を呈しない添加剤(B)とからなる組成物から溶
融紡糸法によって中空繊維透析膜を得る技術に係る。
〈従来技術〉 一方、セルロースエステルの溶融紡糸による中空繊維に
ついては特冊昭54−42420号公報に、セルロース
エステルにポリエチレングリコール及びグリセリンの均
一混合物を加えて中空繊維を製造した後、繊維から混合
物溶媒を抽出処理することに〜より人工透析用膜を得る
方法が記載されている。
この製法からなる中空!1組は透析膜であり、物質透過
性は小分子量物質に限られた緻密性の膜に関するもので
ある。
他方、多孔性のセルロースアセテート系膜については、
特公昭57−59253号公報又は特開昭57−825
14号公報に湿式紡糸による製造方法が開示されている
ものの、溶融紡糸による多孔性セルロースエステル系中
空繊維の製造技術は未だ知られていない。
従来法の溶融紡糸においては、紡糸ドラフトが大きいこ
と(一般的には40以上)から多孔性とすることは回動
であり、従来技術によって空孔率の高い多孔性セルロー
スエステルの中空繊維を得ようどすると、セルロースエ
ステルに対して可塑剤及び非可塑性の添加物を多量に使
用した組成とする必要がある。
ところが、このような重合体成分の少ないセルロースエ
ステル組成物の溶融粘度は、一般のポリマーの溶融紡糸
の場合に比較して著しく低くなり、紡糸可能な溶融温度
範囲が狭小となり、結果的に安定条(Tで均繊性の良好
なセルロースエステル系中空NJ&iffが得られない
という製造上の問題がある。
また、溶融紡糸の場合、湿式紡糸のように紡糸ポリマ、
−の温度を低くなし得ないため、空孔率の高い、孔径の
大きい、多孔性構造体を得るには不利となる。
このように溶融紡糸によるセルロースエステル系中空繊
維の多孔性構造体の!!IJ造方法は至勤な技術である
と予測され、その製造技術が確立されていない状況にあ
る。
〈発明の目的〉 本発明の目的は、溶融紡糸においてセルロースエステル
系中空繊維の孔径、内外面の孔径分布。
空孔率等の多孔性特性を自由に制御ならしめて、所望の
透過特性を保有する多孔性のセルロースエステル系中空
litを提供することにある。
〈発明の構成〉 本発明は従来の溶融紡糸によって1g−られることがで
きなかった多孔性セルロースエステル系中空IJi帷、
即ち孔直径0.01μ〜数μ、空孔率30%以上の多孔
性構造体よりなるセルロースエステル中空繊維及びその
製造方法である。
本発明における多孔性セルロースエステル系中空繊維は
、その多孔性に起因して優れた透水1/l−と−選択透
過性を備えたものである。即ち本発明の中空ll1Nは
、50〜2000we / rd ・rtvn r ・
hrなる大きな限外1過係数を有し、しかも血漿アルブ
ミンの透過率が60%以上で分子量200万のブルーデ
キストランの透過阻止率が80%以上であるという優れ
た選択透過性を有する。
かかる本発明の中空繊維は、溶融紡糸により製造された
ものであることから、中空繊維内外面の平滑性、空孔径
分布等の多孔性の特性に優れている。
本発明の多孔性セルロースエステル系中空繊維の製造方
法は、セルロースエステル(C)、可塑剤どしての多価
アルコール(A)、及びグリセリン誘導体(少なくとも
一残基がグリセリンからなるポリエーテル群より選ばれ
た少なくとも一つ以上の混合物)等の添加剤・(B)と
からなる特定の組成物からミクロ相分離を形成させる特
殊な溶融紡糸法により中空繊維を得、この中空繊維から
可塑剤(A)と添加剤(B)とを抽出除去して、透析性
の優れたセルロースアセテート中空繊維を得るものであ
る。
ここに、本発明でいう組成物は、セルロースエステル(
C)と該セルロースエステルに可塑化作用を呈する可塑
剤(A>と該セルロースに対し実質的な可塑化作用をも
たずかつ該可塑剤と相溶性を有する添加剤(B)とから
構成される。
また、可塑剤と添加剤とは、前者がポリエチレングリコ
ールで代表されるものであり、後者がポリグリセリンで
代表されるものであって、両者を併せて混合物又は混合
溶媒ということができる。
本発明の製造方法における特徴の第1は、紡糸口合間孔
部より吐出されるセルロースエステルを含む組成物の溶
融温度を所定温度に保持することにより、吐出された上
記組成物が中空繊維状に細化される過程においてシクロ
相分離を伴い、次いで固化される点にある。ここにシク
ロ相分離とは孔直径0.01−・数μ、空孔率30%以
上の多孔性構造を形成しうる様にセルロースエステルが
配されることを意味する。固化したセルロースエステル
系中空!l維にミクロ相分離が形成されることは、セル
ロースエステル系中空繊維の透明性・が低下し乳白色の
光沢が発生することから知り得る。勿論電子類fjII
鏡により微細孔を確認することもできる。
吐出時の溶融組成物の温度は、細化過程でミクロ相分N
1を形成させしめる温度、即ち通常140〜200℃の
範囲であり、組成中の可塑剤(A>及び添加剤(B)の
占める比率により可紡性を満足する範囲の温度が選択さ
れる。
本発明における第2の特徴は、用いるセルロースエステ
ルがセルロースのモノ、ジ及びトリアセテート等のエス
テルとこれらの混合物に特・定される点にある。セルロ
ースエステルに対して可塑化作用のある可塑剤(水溶性
多価アルコール)として、エチレングリコール、ブロビ
レングリコールテトラメチレングリコール、ポリエチレ
ンタリコール、ポリプロピレングリコール、ポリプロピ
レングリコール、あるいはエチレングリコールとプロピ
レングリコールとの共重合体、或はこれらの混合物が例
示できる。この可塑剤(A)はセルロースエステルに対
して60〜?2op HRの範囲の組成比がよい。また
、もし可塑剤(A)、として2価アルコールの共重合体
を用いる場合は、その分子量が2000以下のもの、好
ましくは1oo〜1000のものを選択すべきであって
、分′子母が2000を越えるものではセルロースエス
テルに対して可塑化作用が著しく低下するため適当でな
い。
本発明の製造法では、かがるセルロースエステルと上記
可塑剤(A>とに、更に添加剤(B)として次の(イ)
〜(ト)の中より選ばれる少なくとも1種類以、上のも
のを」1記可塑剤に対して゛12012%以上添加する
必要がある。
これらの添加剤(B)として使用可能な物質は、前記可
塑剤(A>に対して相溶性があり、かつセルロースエス
テルに対して可塑化作用のないという条件に適合するも
のである。
添加剤(B)として使用できる具体“的な例を下記に挙
げる。
(イ) グリセリン誘導体で少なくとも一残基がグリセ
リンからなるポリエーテル8Y:エチレングリコール、
プロピレングリコール、ポリニl−ヂレングリコール、
ポリプロピレングリコールまたはエチレングリコールと
プロピレングリコールとの共重合体等の水酸基とグリセ
リンの水酸基どの脱水反応によって得られる次式のポリ
エーテル; CH2−0(CHz −CHR+ 04HCti −0
(T CH2−CHR2−04〉トド1CH20(−C
I−12−〇 HR30文H(但し、R+ 、R2及び
R3は同−又は異なるH又はC,t−13であり、a、
b及びCは同−又は異なるO又は整数であって 1≦a+b+c≦20で表わされる。)(Ω) 重合度
が2〜10のグリセリン重合体、(ハ) ポリエチレン
グリコールおよびポリプロピレングリコールの分子fi
1000以上のもの、(ニ) グリセリンと炭素数6〜
18の脂肪酸とのエステル、 (ホ)炭素数が8〜18である脂肪族−価アルコール、 (−)炭素数が8〜18の脂肪族アルコールと酢酸のエ
ステル、 (ト)単糖類(ソルビトール等の多価アルコール)これ
らの添加剤(B)の添加量は、可塑剤(A)に対して4
5重量%以上140重量%以下であり、得られる多孔性
セルロースエステル系中空All’ Iftの空孔率、
孔径等の特性により適宜選択できる。添加剤(B)が1
20重■%を超えるとマク臼相分離が起き、細化過程で
断糸が生じ、紡糸が不可能になる。添加剤の好ましい範
囲は60〜90重Q%である。
これらの添加剤は単独でもよく、2種類以上を混合して
使用してもよい。
これらの添加剤(B)の作用効果は、紡糸過程で中空繊
維にミクロ相分離を容易に形成せしめることにあり、添
加剤の分子R9融点及び添加量の多少により、セルロー
スエステル系中空繊維の多孔化条件を大巾に制御できる
本発明における第3の特徴は、溶融紡糸により得られ多
孔性セルロースエステル系中空繊維を、セルロースエス
テルに非溶剤である水系水溶液を用いて可塑剤及び添加
剤を中空繊維内から抽出処理する点である。抽出温度は
紡糸過程で発生したミクロ相分離構造を緻密化させない
温度範囲を選択する必要があり、この観点から40〜9
0℃の温度が好ましく、さらには40〜70℃が望まし
い。
また、水への溶解性が少ない添加剤を使用した場合は、
抽出溶媒にアルコール水溶液を用いることもできる。
本発明はセルロースエステルの組成物の選択及び中空繊
維の成型過程において吐出時のセルロースエステル組成
物の溶融温度を相分離の誘発される特定温度以下にした
後、口金開孔部よりこの組成物を吐出することにより、
細化による力学変形によってミクロ相分離構造が形成さ
れ、さらに相乗的に助長せしめられることを利用したも
のである。その結果、溶融紡糸において、従来得られな
かった微細孔径の大きな多孔性セルロースエステル系中
空繊維を得ることができたものである。
本発明によって得られた多孔性セルロースエステル系中
空繊維は、選択透過性に優れており、医療食品工業、排
本処理等の分野に用いることができる。以下本発明にお
ける定義、測定法について説明する。
(1)孔径の測定は、ボアズイユーの式によりめる。
r2= 8[η] D、J/P (r )ΔP但し r
:半径(細孔) [η]:水の粘度 D:膜厚 J:流速(原註/膜面積) P(r)−空孔率 △P−圧力 (2)孔密度は単位面積当りに有づ”る孔の数で電子顕
微鏡により測定する。
(3) 空孔率は次式により算出した。
空孔率(%)= (I Pa/P b)X 100但し
Pa:多孔性セルロースエステルの見掛の密疫 Pb:アセテートの密度(Pb=1.30を用いた) (4) 中空繊維の限外濾過係数の測定中空繊維を10
00本束ねて両端を熱硬化性ウレタン樹脂で固定したモ
ジュールを造りこのモジュールを用いて測定する。
水透過性はこのモジュールの一端を閉じ、他端にり一定
(社)の水を送り、一定量の水が中空繊維を透過する時
の圧力を測定し、mQ / rd・mm1−1g・hr
小単位中空繊維の水透過性を算出する。
(5)物質透過性の測定 物質透過性の測定は生血アルブミン(分子量6.8万)
、デキストランT−500(分子量50万)、ブルデキ
ストラン(分子量200万(の各水溶液(37°C)を
、中空繊維を組込んだ(4)と同様なモジュールを用い
て、50mInt4Qの加圧下で200戒/分の一定量
を流した時、繊維壁を透過してくる水溶液のi11度と
原液のIIとから下記の式で透過率を算出する。
(%) 測定物質の原液濃度 × 100 なお透過阻止率は(100−透過率)より算出する。
以下実施例により具体的に説明する。
実施例1 酢化度55.0%のセルロースジアセテ−1〜フレーク
スを粉砕機により粉末となし、この粉末100Φm部に
分子量400のポリエチレングリコールと種々の添加剤
を所定量配合して、均一に混練した組成物を得た。この
組成物をリボンブレンダーを使用し、更に50℃で混練
して均質なセルロースジアセテート、ポリエチレングリ
コール、及び添加剤とからなる組成物を得た。この組成
物をエクストルーダー型押出機により160〜200℃
で溶融押出しカッ1〜して5種類のチップとなし、更に
これらのチップを乾燥機で水分0.5%以下に乾燥した
種々の乾燥チップをホットプレスを用いて 180℃に
おいて3分間加熱溶融して厚さ50μの平膜に成型し、
その後50℃の温水で可塑剤及び添加剤を抽出し、40
%のグリセリン水溶液に浸漬してグリセリン処理を施し
た。
これらのセルロースアセテートの平膜の多孔性構造の特
性を表Tに示す。
(以下余白) 添加剤の種類を変えた場合の実験であるが、実験NO6
3は平膜に成膜不能で実施できなかった。
また実験NO,2はミクロ相分離が起らず目的の多孔性
構造が19られなかった。
実htfA例2 実施例1と同じ方法にて得られた種々の乾燥チップをエ
クストルーダ−型の溶融紡糸機を用いて二重管壁ロ金の
内口よりN2ガス、昇口より溶融物を175°Cの紡糸
温度で押出し中空繊維に溶融紡糸した。IJられた種々
の中空繊維を50〜80’Cの熱水中に15秒間、55
℃の渇水浴中に6秒間、更に45%グリレリン浴中に5
5℃において15秒間連続的に浸漬して可塑剤及び添加
剤を抽出し、セルロースジアヒテート中空48Mを得た
。これらの中空[をモジュールに組んで、上記の方法で
水透過性及び物質透過性の測定を行い、その結果を表■
に示した。本実施例は、添加剤の種類、及び添加量を変
更させた場合であるが、実験No、7はミクロ相分離が
充分に形成されず、得られた多孔性セルロースニスデル
中空繊維の孔径が小ざく実用的でない。実験No、10
はグリセリンが分離し紡糸ができなかった。
(以下余白) 実施例3 蛋白温度5%の生血類(新鮮生血より遠心分囚1法によ
り血球成分を分離して血漿を取り出した)を実施例2と
同じセルロースニスデル中空繊維をもつ濾過器に(膜面
fi’i 0.4TIL、 3500本、有効艮16c
m )で図−■の装置を用いて部分循環法にJ:る3時
間連続濾過を実施した。
この時の処理条件は次のとおりである。
部分循環流量は100d/分、血漿供給速度は20d/
分、濾過温度は25℃、濾過速度は15 mQ /分。
濾過前後の血漿成分のアルブミン、グロブリン及びIo
Mの各成分の濃度よりセルロースエステル中空繊維の分
画特性を算出し、その結果を表■に示した。血漿成分の
測定方法は、次の方法にJ:り実施した。なおアルブミ
ン濃度及び総タンパク淵度の測定は和光紬薬工業KK製
のA / G B T astwakoキッドを使用し
手順内に従って実施した。
またグロブリン潤度の測定は、総タンパク821(fか
らアルプシン温度を差引いてめたものであり、更にTo
M濶度温度Mll−ES IABORAT0RIESネ
1のT(1M測定キッド[1−ot47c。
DEG4−473〜 l]による単純fil DA免疫
性拡散法によるものである。
表mから、血漿成分の分離性能についての実験結果で、
実験No、11は血漿成分のアルブミン、グ[lプリン
及びI(IMの透過性がそれぞれ85%、53%及び1
5%であった。血漿成分の分mt IInの必要特性は
、分子宿百万以上の物質、好ましくは分子ω16万附近
のγ−グロブリンの除去が望まれるものであり、本発明
のセルロースエステル中空繊維はこの目的のために適合
性の大きいことが確認できIこ 。
(以下余白) 〈発明の効果〉 本発明によって得られる多孔性セルロースエステル中空
繊維は実施例に示した通り、優れた選択透過11[を備
えている。特にアルブミンの透過性に優れ、分子量16
万〜100万の物質についての選択透過性が優れたもの
であり、血漿中の有効成分の分離1回収等に適用性の大
きいものである。またセルロースエステル中空ttvi
は優れた安全性及び生体適合性を本質的に具備している
ことから、本発明の中空繊組は医療分野における通液分
離器用の素材として実用価値が大である。
【図面の簡単な説明】
図−■は部分循環法による血漿処理装置を示す。 図中の番号とその内容は、それぞれ 1−血漿原液バス、 2−血漿処理後の血漿受はバス、
 3−白液ポンプ、 4−チャンバー。 5−血漿送液側圧力計、 6−濾過側圧力計。 7−濾過器出側圧力計、及び8−濾過器である。 特許出願人 帝 人 株 式 会 社 代 理 人 弁理士 前 1) 純 博+W−1 −

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)限外濾過係数が50〜200(b++f! / r
    d−mrn Hkl−hrであり、血漿アルブミンの・
    透過率が60%以上であり、かつ分子間200万のブル
    ーデキストランの透過阻止率が80%以上である多孔性
    セルロースエステル系中空繊維。 2)セルロースエステル(C) 100重石部と、該セ
    ルロースエステルに対し可塑化作用を有する水溶性多価
    アルコール(A)60〜120重母部と、該セルロース
    エステルに対し実質的な可塑化作用がなくかつ該多価ア
    ルコールに相溶性を呈する添加剤(B)を該多価アルコ
    ールの口に対して45〜120重ω%とからなる組成物
    を、 溶融紡糸して中空繊維となし、 しかる後水系溶剤により該中空繊維内に含まれる前記多
    価アルコール及び前記添加剤を抽出除去する 工程よりなる多元性セルロースエステル系中空繊維の製
    造方法。 3)中空m維の製造工程において、溶融温度を140〜
    200℃の温度箱、囲に調節しくセルロースエステル組
    成物を口金開孔部より中空11i紺状に吐出し、溶融物
    の細化過程で中空繊維にミクロ相分離構造を形成せしめ
    、次いで固化せしめる工程を含むことを特徴とする特許
    請求の範囲第2項記載の多孔性セルロースエステル系中
    空111flの製造方法。 4)セル、ロースエステルに添加する非可塑性の添加剤
    (B)どして次の(イ)〜(ト)に記載の物質のいずれ
    か少なくとも1種を含むことを特徴とする特許請求の範
    囲第2項記載の多孔性セルロース゛エステル系中空繊維
    の製造方法。 (イ) グリセリン誘導体で少なくとも一残基がグリセ
    リンからなるポリエーテル群;グリセリンの水酸基と、
    エチレングリ]−ル、プロピレングリコール、ポリエチ
    レングリコール、ポリプロピレングリコールまたは、エ
    チレングリコール及びプ′口ビレングリコールの共重合
    体の水酸基との脱水反応によって得られる次式のポリエ
    ーテル: Cl−12−0(−CH2−CHR+ −0+aH盲 CI −0(ト Cト12 CHR2−0ミiH■ Ct−L −0+CH2CHR3−0灸H(但し、R+
     、Fi2及びR3はト1又はCH3−であり、a、b
    及びCはO又は整数であって1≦a+b十c≦20であ
    る。) (0)重合度が2〜10のグリセリン重合体、(ハ) 
    ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコー
    ルの分子l31iooo以上のもの、(ニ) グリセリ
    ンと炭素数6〜18の脂肪酸とのエステル、 (ホ)炭素数8〜18である脂肪酸のm個アルコール、 (へ)炭素数8〜18の脂肪族アルコールと酢酸のエス
    テル、及び (ト) 単糖類
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