JPS61106168A - 選択透過性中空糸膜及び血漿成分分離用中空糸膜の製造方法 - Google Patents

選択透過性中空糸膜及び血漿成分分離用中空糸膜の製造方法

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JPS61106168A
JPS61106168A JP22687484A JP22687484A JPS61106168A JP S61106168 A JPS61106168 A JP S61106168A JP 22687484 A JP22687484 A JP 22687484A JP 22687484 A JP22687484 A JP 22687484A JP S61106168 A JPS61106168 A JP S61106168A
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fiber membrane
membrane
permeation
permeability
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瑛一 村上
松沢 公彦
益永 栄二
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔技術分野〕 本発明は、新鮮ヒト血漿成分の分離において優れた分離
特性を有する中空糸膜及びその製造方法に関する。
〔従来技術〕
近年、高ガンマグロブリン血症、グツドパスチャー症候
群、慢性リューマチ、全身性エリテマトーデス、高脂血
症などの自己免疫疾患の治療に血漿交換療法が行なわれ
ている。
血漿交換療法の目的は、免疫複合体又は抗体などの血漿
中の高分子蛋白質を除去することでける抗基府膜抗体、
免疫複合体腎炎における複合体1重症筋無力症における
抗アセチルコリンレセプター抗体などを除去することで
ある。しかし1分離血漿を捨てると同時に交換液として
大量のヒト血液製剤を使用する難点がおる。効率をよく
するには、なるだけ大量の血漿を交換することが要求さ
れ、通常1回に2.5〜5.Olの交換が必要と言われ
ている。この様に大量のアルブミン又は新鮮ヒト血漿が
必要でおる。この対策として、分離された血漿を一過膜
に導き、有用なアルブミンを回収し、免疫複合体、又は
抗体イムノグロブリ呂以下IgMと記すこともある)、
イムノグロブリンG(以下IgGと記すこともある)な
との高分子蛋白質を除去する試みがなされている。(例
えば阿岸鉄三Trans 。
Am5r、 Sue、 Artif、 Intern、
 nrg、 26,406(1980)、医科器械字詰
Vol 49.5upp1. P、 259(1979
)などy、シかり、現在報告されているものは、有用な
アルブミンの回収率が低く、また免疫複合体の除去効率
が悪く、口塞りによる分離効率の低下が大きく、実用上
必ずしも満足なものが得られていない。
即ち、アルブミンは分子量68000であり、免疫複合
体は100万以上、 IgMは900000であるが、
血漿中よりアルブミンを80%J5上回収し、IgMを
70チ以上除去しながら、長時間連続して、3lJJ上
の血漿な口塞りなく透過分離することは、これまで困難
とされていた。
現在まで報告されている血漿成分分離用中空糸膜として
は、セルロースアセテート、エチレン−ビニールアルコ
ール共重合体及びポリメチルメタアクリレートなどを素
材としたものがあるが、何れも分離性能等に関し満足や
きるものではない。
例えばセルロースアセテートは素材の入手の容易さ、加
工の容易さから有用であるが、血漿成分分離の効率が低
いものしか得られておらず、学術発表は勿論、本発明者
等のこれまでの研究に於いてもヒト血漿からアルブミン
を80%以上回収し、IgMを70%除去することは困
難であった。
発明の目的及び構成〕 本発明者等は、かかる血漿成分の分離効率の優れた中空
糸膜i得ること、特にヒト血漿成分の分離においてアル
ブミン透過率及びIgM阻止率の両方が高く、且つ透過
速度の大きい中空糸膜な得ることを目的として鋭意研究
を行なった。
その結果、中空糸の紡糸、水洗直後に1%定量の多価フ
ルフール付着処理を施すことにより、該中空糸膜面のゲ
ル状態の構造安定化をはかることが非常に有効であるこ
とを見い出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、湿式紡糸可能な有機高分子重合体の中
空糸膜において、水の透過性能が50〜350 ml 
/ m−hr −vxHfi  であり、且つヒト血漿
成分透過におけるアルブミン透過率が80%以上、イム
ノグロブリンMの阻止率が70チ以上であることを特徴
とする選択透過膜中空糸膜; 湿式紡糸可能な有機高分子重合体の中空糸膜の製造法に
おいて、該重合体を含有した紡糸原液を中空部凝固液と
共に紡糸口金から吐出せしめ、凝固浴中に浸漬し、水洗
した後、次いで多価アルコール含有水溶液中に浸漬し、
さらに乾燥を行なうことにより、該多価アル;−ル付着
量を150〜350重量%の範囲にせしめることを特徴
とする選択透過性中空糸膜の製造方法;及び 中空糸型血漿成分分離器において、湿式紡糸可能な有機
高分子重合体の中空糸膜で、水の透過性能が50〜35
0 d/ m・hr−m’i49  であり且つヒト血
漿成分透過におけるアル1゛ミンのミ与透過率が80チ
以上、イムノグロブリンMの孝肴阻止率が70%以上で
ある選択透過性中空糸膜な用いたことを特徴とする血漿
成分分離器を提供するものである。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
先ず、一般的にはヒト血漿の保存状MKよって、g<よ
る分離効率が異なる。即ちヒト血漿を長期保存している
場合には、高分子蛋白質の凝集のためと思われるが、分
離効率はよく、例エバ従来のセルロースアセテート中空
糸膜によっても比較的よく分離され得る。
しかし、患者から分離された血漿を直ちに体温近辺の温
度で処理する場合には、従来の膜では分離効率が意外に
悪いことを発見した。この様に従来の中空糸膜では、I
gMを50%以上除去することは困難であった。
そこで更に、微細孔をさらに小さくして該細孔が電子顕
微鏡で観察出来ない程度まで小さくすると、勿論1、水
銀圧入法による多孔性の測定が不可能になる上に、血漿
をF遇する場合の濾過圧力が急上昇し、分離が不可能に
なることを発見した。
そこでさらに研究の結果、例えばセルロース系中空糸を
紡糸した直後のゲル状態に構造保持する方法として、多
価アルコールの含浸量を多くすることによシ解決出来る
ことを見出した。
一般的にセルロース透析用中空糸膜、その他の一過膜に
於いては10〜50%の範囲でグリセリンを付着するこ
とが行われており、多い場合でも該中空糸素材重量に対
し100%以下であるのが普通である。
本発明では、紡糸、水洗直後に更に多量のグリセリン等
の多価アルコールを含浸付着させることによって、驚く
べきことには血漿成分分陰な効率よく行ない得ることを
発見し、また該多価アルコールの付着する量が150〜
350%の範囲内に於いて1分離効率が%に優れている
ことを見出した〇 該多価アルコール付着量が150%より少ない場合には
血漿−過圧が上昇し、アルブミンの透過率が低下してし
まう。またそれが3SO*以上ではIgMの阻止率が低
下してしまい、更にはモジュール化が困難となる。これ
はグリセリン等ノ多価アルコールによってセルシースア
セテートの紡糸直後のゲル構造が保持され、乾燥による
分子;咲欠が抑制される結果、アルブミンの様な低分子
のみ選択的に透過する膜構造となり、高分子蛋白質はゲ
ル構造に入り込まないために血漿成分の分離効率が向上
するものと考えられる。本発明の中空糸膜は、これによ
りアルブミン透過率が80%以上、好ましくは85チ以
上、IgMf)阻止率が10%以上、好ましくは80チ
以上を可能にせしめたものである。
また本発明の中空糸膜は、kn)血漿成分の選択透過を
連続的に安定に行なうことができ、有効膜面91−当り
の透過量が34以上であっても目詰9が少ない特徴を有
している。かかる有効膜面積1dの透過量の好ましい範
囲としては、3〜51であり、特に好ましくは4〜51
でおるO 本発明の中空糸膜に用いられる素材は湿式紡糸可能な有
機高分子重合体であって、その好ましいものとしてはセ
ルロースエステル、ポリメチルメタアクリレート、ポリ
ビニールアルコール、エチレン−ビニール共重合体、ポ
リアクリロニトリル等の重合体等が挙げられる。かかる
素材として特に好ましいものは、セルロースアセテート
、ニド2セルロース等のセルロースエステル及びエチレ
ン・ビニールアルコール共重合体等である。
本発明の血漿成分分離器は、以上述べた如き選択透過性
中空糸膜な用いたことを#I徴とするものであシ、ヒト
血漿成分の分離操作においてアルブミンの4’4透過率
(回収率)が80%以上で且つイムノグロブリンMのq
阻止率(除去率)が70%以上なる優れた特性を有して
いる。また該分離器は、ヒト血漿成分の連続分能におい
て、有効膜面積当りの透過量が36以上でも目詰を起さ
ずに安定に分離を行ない得るものである。
該分離器の運転方法としては、必!!!に応じて透過し
なかった成分の一部又は全部を再循環してもよ(、める
いは透過される液を例えば体温に近い37℃等に保温又
は加温してもよい。又該中空糸K fEける血漿成分の
透過方向としては、内側→外側、外側→内側のどちらで
もよいが、外側→内側の方が有効膜面積を大きくできる
ので好ましい。尚肱中空糸膜が異方性の場合には、血漿
成分原液を供給する側に少なくとも前記ゲル状構造を有
することが望ましい。
本発明における中空糸膜の構造保持剤としての多価アル
コールには、グリセリン、ジグリセリン、トリグリセリ
ン、エチレングリー−ル。
ジエチレングリコール ソルビトールなどが挙げられる
が、グリセリンが4IK優れている。
本発明におけるグリセリンが150〜350チ含浸され
たセルローズジアセテート中空糸膜の水透過性能UFR
は50〜350 rd/ rtl−hr・m1i9の範
囲にある。同じ中空糸膜にグリセリン付着量150%以
下にした場合にはUFRは50d/ぜ・hr−mml1
9  以下に低下し、グリセリン付着量350%以上付
着することを試みたが、接着力低下のために測定可能な
モジュールに成型することが出来なかった。即ちグリセ
リン3i以上付着させることは実質上不可能でめった。
具体的に、この様な中空糸膜の製法についてセルロース
アセテート中空糸膜な例に挙げてさらに詳細に説明する
。セルロースジアセテートは、一般の市販品を用いる。
酢化L40〜55チ1重合度150〜200のものが使
用可能である。セルローズ7セナートを7セトン一メタ
ノール混合溶媒に溶かし、丈に膨潤剤として、ホルムア
ミドtJR素sジメチルホルム7ミド。
N−ジメチルアセトアミド、N−メチルピロリドン、−
一部1pラクタムなどを添加する。さらに、凝固調節剤
として微量の塩化カルシウムを添加してもよい。これら
の原液組成はセルロースジアセテートは16〜20%、
膨潤剤は20〜40%、塩化カルシウム0〜1.0%他
はアセトン/メタノール混合溶媒とし、アセトン/メタ
ノール比は2.5〜5.0の範囲を用いるのが実際上紡
糸が容易である。膨潤剤は単独使用゛ よりも、混合し
て用いるのが凝固が不均一になりやすく異方性中空糸膜
な得るのに有利である。
尚異方性中空糸膜の場合、分離機能を有するグル状構造
の層の厚みとして1μ以下が好ましく、特KO05μ以
下が好ましく、また0、1μ以上が好ましい。
この橡な原液を水−メタノール(1:1)の凝固浴に環
状ノズルを経て導き、中空内部凝固液も同じ組成のもの
を一定量注入する。これを水洗して総状に巻取り、更に
よく水洗して含有有機物成分が除去された後に、多価ア
ルコール溶液中に浸漬する。多価アルフール濃度は20
〜80%、好ましくは40〜60%の範囲を用いる。か
かる中空糸膜の内径は、100〜400μ、好ましくは
200〜300μ、膜厚は20〜−ル付着量は150〜
350%であシ、再度水に浸漬した場合、偉績変化は極
めて小さい特性を有する。
画線1#有を首゛ 、        またこの中空糸膜を更にポリエチレ
ングリコール(分子量400)含浸せしめて乾燥した状
態で電子顕微鏡観察したが、1万倍の倍率においても該
中空糸の表置は平滑で有孔性は認められなかった。
更に本発明による中空糸膜5000本をポリカーボネー
ト製円筒状容器に収納し両端をウレタン樹脂で接着し、
人工腎臓と同様のモジュールとした。容量は、中空糸内
、外共に約50auでめる。−過方向は、有効面積が大
ぎい中空糸膜の外側から内側とした。水でよく洗条した
後水透過性能UFRを測定した。
新鮮ヒト血漿を37℃に保温し、29 d / mの流
速で100au/jmで再循環し、2 d/関を廃棄し
ながら中空糸膜の外側より内側に流し、1〜3時間血漿
成分分離を行った。その結果を表IK示すように、従来
、報告さねているのに比較し℃、アルブミンの回収が極
めて良好であり、高分子蛋白質はIgMを代表値で示し
ているが、80%以上除去さねている。また、白基りに
よる圧力上昇も小さいことが認められた。
表  1 〔発明の効果〕 本発明の中空糸膜及びそれを用いた血漿成分分離器は、
血漿成分の選択的分離に適してお9、特にアルブミンの
透過率が80%以上、IgMの阻止率が70%以上なる
高い選択性を示す。またこれらは、目詰りが発生しにく
く、その有効面積1ぜ当りの透過液3ノ以上を連続して
安定に濾過することが可能であるという優れた特徴を有
している。
また本発明の製造方法は、かかる優ねた特性を有する中
空糸膜な極めて容易に且つ安定に製造し得るものである
次に実施例としC更に詳細に説明する。
実施例1 酸化度52%のセルロースジアセテート18.5%、ホ
ルムアミド20チ、尿素10%。
CacJ、・2Hρ 0.5チ、アセトレ/メタノール
(3/1 ) 5196の組成のドープな作成し、−過
後、環状ノズルを用いて湿式紡糸を行った。
凝固液組成は水−メタノール(1:1)であり、中空糸
の内部凝固液は水−メタノール−ホルムアシド(5:4
:1)である。
水洗後、30℃のグリセリン50チ水溶液に浸漬して、
乾燥した。得られた中空糸は内径200μ、[厚60μ
、グリセリン付着量は中空糸重量に対し260チであっ
た。得られた中空糸を外表面積が1−となる様に500
0本集束して成型した。ヒト新鮮血漿1cIJ当950
00単位のヘパリンを添加して、37℃で1時間の連続
濾過実験を行った。
その結果、濾過&の上昇&21時間纜でわずか18 m
dgでアルブミン透過率は92チ、イムノは200 m
A / d ・hr−vmH9であった。
この中空糸の製造に際し、グリセリン付着量を120%
とした場合には、圧力上昇が大きく、30分で300 
mHgとなり1時間の一過実験は不可能であった。また
、アルブミンの回収率は30%以下となった。
実施例2 酸化度52%のセルロースジアセテート18.5%、ホ
ルムアミド30%、尿素s%、アセトン/メタノール(
3: 1 ) 66.5%の組成のドープを作成し濾過
後、環状ノズルを用いて湿式紡糸を行った。凝固浴その
他の条件は実施例1と同じである。
グリセリンの60%水溶液に水浸した中空糸を浸漬した
后乾燥した。グリセリン付ff1ft:は250%、中
空糸膜内径200μ、膜厚60μであった。
実施例1と同様に一過実験を行った。圧力上昇は1時間
で3 On+1gと小さく、分離性能もよく、アルブミ
ン透過率は90%、イムノグロブリンM阻止率は85チ
であり、全透過液量は51であった。また、水透過性能
UFRは22 Q nl / m・hr−mHgであっ
た。
実施例3 実施flJ 2で紡糸した中空糸膜な水洗後、グリセリ
ンのヘリ  に夫々ジエチレングリコール。
ジグリセリン及びソルビトールの50チ水溶液に浸漬し
た後、50℃で乾燥した。これらの多価アルコールの付
着量は約zso%であった。
同様に血漿成分分離実験を新鮮ヒト血漿を用いて実施し
た。
グリセリンの場合と同様に良好な結果が得られムノグロ
ブリンM阻止率)は夫々、91/82189/85及び
8’5/90であった。又夫々の全透過液Iは5.01
 、4.5’ l 、 4.Olであった。
実施例4 中空糸膜を紡糸直後のゲル構造を保持させることは、セ
ルロース7セデートの場合に有効でめることが確認され
たが、y!、埋的に他の高分子についても応用可能と考
えられる。
エチレン含有1に3oモルチのエチレンービルルアルコ
ール共重合体をジメチルスルホオキサイドに溶解し、環
状ノズルを用い、て水−メタノールジメチルスルホオキ
シド(5:4:1)の凝固浴に導き、内部凝固浴として
水−メタノール(1:l)を用いて中空糸膜な紡糸した
。紡糸後水洗し、グリセリンの40%及び60チ水溶液
に浸漬した後乾燥した。得られた中空糸のグリセリン付
着量は夫々201%?300%であシ、水透過性能は夫
々1−&o 、 300 ml/ rrl−hr・11
時でめった。
新鮮ヒト血漿を用いて、血漿成分分離能を試験した結果
、アルブミンA−A率90%、イムノグジブリン@よ率
80%以上で、濾過圧の上昇も極めて小さく、従来報告
さt1″Cいる結果(%開昭58−155865又は日
本人工臓器学会1982札幌 末岡明伯らの報告ンより
良好であった。
特許出頭式 帝人株式会社 − 手続補正書 昭和60年6月2を日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、湿式紡糸可能な有機高分子重合体の中空糸膜におい
    て、水の透過性が50〜350ml/m^2・hr・m
    mHgであり、且つヒト血漿成分透過におけるアルブミ
    ン透過率が80%以上、イムノグロブリンMの阻止率が
    70%以上であることを特徴とする選択透過性中空糸膜
    。 2、該ヒト血漿成分透過が、連続透過であって且つ該中
    空糸膜の有効膜面積1m^2当りの合計で3l以上を透
    過せしめることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載
    の選択透過性中空糸膜。 3、湿式紡糸可能な有機高分子重合体の中空糸膜の製造
    法において、該重合体を含有した紡糸原液を中空部凝固
    液と共に紡糸口金から吐出せしめ、凝固浴中に浸漬し、
    水洗した後、次いで多価アルコール含有水溶液中に浸漬
    し、さらに乾燥を行なうことにより、該多価アルコール
    付着量を150〜350重量%の範囲にせしめることを
    特徴とする血漿成分分離用中空糸膜の製造方法。 4、中空糸型血漿成分分離器において、湿式紡糸可能な
    有機高分子重合体の中空糸膜で、水の透過性能が50〜
    350ml/m^2・hr・mmHgであり且つヒト血
    漿成分透過におけるアルブミンの平均透過率が80%以
    上、イムノグロブリンMの平均阻止率が70%以上であ
    る選択透過性中空糸膜を用いたことを特徴とする血漿成
    分分離器。
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