JPS6051923B2 - 先進率制御装置 - Google Patents
先進率制御装置Info
- Publication number
- JPS6051923B2 JPS6051923B2 JP54014297A JP1429779A JPS6051923B2 JP S6051923 B2 JPS6051923 B2 JP S6051923B2 JP 54014297 A JP54014297 A JP 54014297A JP 1429779 A JP1429779 A JP 1429779A JP S6051923 B2 JPS6051923 B2 JP S6051923B2
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- JP
- Japan
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- rate
- rolled material
- speed
- tension
- rolling
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- Control Of Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属圧延設備において、圧延材の先進率を制御
し安定な圧延を行なう先進率制御装置に関するものであ
る。
し安定な圧延を行なう先進率制御装置に関するものであ
る。
圧延速度が高速化すると圧延ロール（以下主ロールと称
す）と圧延材の間の流体潤滑が促進され、中立点（主ロ
ールと圧延材の速度が一致する点）が次第に接触弧の出
側に寄り、ついには中立点が接触弧の外に出てしまい、
先進率φが負の値となつてしまう。
す）と圧延材の間の流体潤滑が促進され、中立点（主ロ
ールと圧延材の速度が一致する点）が次第に接触弧の出
側に寄り、ついには中立点が接触弧の外に出てしまい、
先進率φが負の値となつてしまう。
そして圧延材の速度が不定となり、圧延材の動きは不安
定になる。先進率φは、ψ＝”゜−ＶＲ×１００％で表
わされ、υ。は主ローυＲル出側圧延材速度、υＲは主
ロール周速である。
定になる。先進率φは、ψ＝”゜−ＶＲ×１００％で表
わされ、υ。は主ローυＲル出側圧延材速度、υＲは主
ロール周速である。
このように圧延において発生するチヤタマークと呼ばれ
ている振動現象の一つの原因は上述の中立点が接触弧の
外に出たり中に入つたりすることにあるといわれている
。ところが鉄やアルミ用或は金属材料の圧延装置は一層
高速化される傾向にあり、そのため上述の欠点を有する
従来装置では役に立たなくなつている。
ている振動現象の一つの原因は上述の中立点が接触弧の
外に出たり中に入つたりすることにあるといわれている
。ところが鉄やアルミ用或は金属材料の圧延装置は一層
高速化される傾向にあり、そのため上述の欠点を有する
従来装置では役に立たなくなつている。
従つて高速圧延装置においては振動その他の不安定現象
をさけることが強く要望されているのが現状である。第
１図は圧延材１を主ロール１２で圧延している状態を示
し、圧延材１はＸ方向に進行している。
をさけることが強く要望されているのが現状である。第
１図は圧延材１を主ロール１２で圧延している状態を示
し、圧延材１はＸ方向に進行している。
今一般の圧延においては第１図、第２図に示すように、
接触弧ＣＤの入側では主ロール１２のロール速度が圧延
材１の圧延材速度より早く、接触弧ＣＤの出側ではロー
ル速度が圧延材速度より遅く、そしてその中間のある一
点即ち第１図のＡ点ではロール速度と圧延材速度が一致
する。このＡ点が中立点であり、中立点Ａを境にして入
側と出側の摩擦力の差が帯板に加えられる水平力となる
。そしてこの水平力が圧延の水平分力と釣合う゜ことに
なる。つまり圧延潤滑性能が向上するとこの圧延水平分
力と釣合うために中立点の位置が次第に出側へ寄り第１
図のＢ点となる。
接触弧ＣＤの入側では主ロール１２のロール速度が圧延
材１の圧延材速度より早く、接触弧ＣＤの出側ではロー
ル速度が圧延材速度より遅く、そしてその中間のある一
点即ち第１図のＡ点ではロール速度と圧延材速度が一致
する。このＡ点が中立点であり、中立点Ａを境にして入
側と出側の摩擦力の差が帯板に加えられる水平力となる
。そしてこの水平力が圧延の水平分力と釣合う゜ことに
なる。つまり圧延潤滑性能が向上するとこの圧延水平分
力と釣合うために中立点の位置が次第に出側へ寄り第１
図のＢ点となる。
そして最終的には中立点が接触弧の外へ出てしまう。即
ち先進率φは負の値になつてしまう。従つて圧延が高速
状態で行われると主ロールと圧延材の間の流体潤滑特性
が強くなり、上述のような中立点が外へ出る現象が起る
ものと考えられ、この時帯板の速度を決定する点がなく
なり帯板の進行が不安定となるのである。本発明は、圧
延スケジュール上設定された先進率値を基準にして材料
出側速度を修正し流体潤滑に起因する先進率の変動を防
止させてより安定な圧延を行うことのできる先進率制御
装置を提供することを目的とする。
ち先進率φは負の値になつてしまう。従つて圧延が高速
状態で行われると主ロールと圧延材の間の流体潤滑特性
が強くなり、上述のような中立点が外へ出る現象が起る
ものと考えられ、この時帯板の速度を決定する点がなく
なり帯板の進行が不安定となるのである。本発明は、圧
延スケジュール上設定された先進率値を基準にして材料
出側速度を修正し流体潤滑に起因する先進率の変動を防
止させてより安定な圧延を行うことのできる先進率制御
装置を提供することを目的とする。
材料出側速度を変化させる方法には主ロール速度を変え
る方法、主ロール圧下装置によつて圧下量を変える方法
、主ロール入側にペイオフリール装置を配置し、ペイオ
フリール装置により入側の張力を変える方法、主ロール
出側にテンションリール装置を配置し、テンションリー
ル装置により出側の張力を変える方法等がある。以下本
発明をテンションリール装置により出側の張力を変える
場合の一実施例について第２図を参照して説明する。
る方法、主ロール圧下装置によつて圧下量を変える方法
、主ロール入側にペイオフリール装置を配置し、ペイオ
フリール装置により入側の張力を変える方法、主ロール
出側にテンションリール装置を配置し、テンションリー
ル装置により出側の張力を変える方法等がある。以下本
発明をテンションリール装置により出側の張力を変える
場合の一実施例について第２図を参照して説明する。
圧延材１の先進率φ８を設定する先進率設定器１８と、
圧延材１の速度を検出するためのデフレクタロール１３
に連結された出側圧延材速度検出器１７と、主ロール１
２を駆動する駆動電動機１５に連結された圧延ロール速
度検出器１６のそれぞれの信号を先進率比較器１９に加
えて設定先進率と演算先進率とを比較し、この比較偏差
分が零となる方向の信号を先進率修正装置２０から（テ
ンションリール）張力制御装置２２に与え、（テ５ンシ
ヨンリール）駆動電動機２１を経てテンションリール１
４の微少張力変化により圧延材１の先進率を修正する構
成となつている。
圧延材１の速度を検出するためのデフレクタロール１３
に連結された出側圧延材速度検出器１７と、主ロール１
２を駆動する駆動電動機１５に連結された圧延ロール速
度検出器１６のそれぞれの信号を先進率比較器１９に加
えて設定先進率と演算先進率とを比較し、この比較偏差
分が零となる方向の信号を先進率修正装置２０から（テ
ンションリール）張力制御装置２２に与え、（テ５ンシ
ヨンリール）駆動電動機２１を経てテンションリール１
４の微少張力変化により圧延材１の先進率を修正する構
成となつている。
圧延スケジュールにより予め先進率設定器に設定された
先進率と、出側圧延材速度検出器１７に！より検出した
デフレクタロール１３の速度、即ち主ロール１２の出側
の圧延材１の速度と、圧延ロール速度検出器１６の出力
信号とが先進率比較器１９に与えられる。
先進率と、出側圧延材速度検出器１７に！より検出した
デフレクタロール１３の速度、即ち主ロール１２の出側
の圧延材１の速度と、圧延ロール速度検出器１６の出力
信号とが先進率比較器１９に与えられる。
先進率比較器１９では主ロール速度υＲ、出側圧延材速
度υ２より先進率φをｊ演算し、先進率設定値φ８との
比較を行い先進率の偏差信号が先進率修正装置２０に与
えられる。先進率修正装置２０にて先進率修正分を出側
の張力修正量に変換し、（テンションリール）張力制御
装置２２に与える。この張力制御装置２２の出力信号が
駆動電動機２１に与えられ、テンションリール１４の張
力修正が行なわれる。
度υ２より先進率φをｊ演算し、先進率設定値φ８との
比較を行い先進率の偏差信号が先進率修正装置２０に与
えられる。先進率修正装置２０にて先進率修正分を出側
の張力修正量に変換し、（テンションリール）張力制御
装置２２に与える。この張力制御装置２２の出力信号が
駆動電動機２１に与えられ、テンションリール１４の張
力修正が行なわれる。
例えば先進率ψが何等かの影響で小さくなつた場合、先
進率の偏差信号は負となり張力制御装置２２は張力を増
加する方向に動作し、このため中立点は後方、即ち主ロ
ール１２の入側に移動し先”進率ψを増し、再び設定値
φＲになるよう制御する。
進率の偏差信号は負となり張力制御装置２２は張力を増
加する方向に動作し、このため中立点は後方、即ち主ロ
ール１２の入側に移動し先”進率ψを増し、再び設定値
φＲになるよう制御する。
先進率φが大きくなつた場合は上記と反対の動作を行な
い同様に先進率は設定値ψ８に保たれる。従つて安定な
圧延を行なうことができる。上記説明では先進率φを一
定になるよう制御する装置について説明したが、先進率
ψが負にならない一定範囲内に入るように制御してもよ
い。尚、上記の一実施例では先進率の制御にテンション
リール張力を変化させる装置について説明したが、前記
のように先進率の偏差によつて、主ロールの圧下量又は
主ロール速度又は入側の張力量を変化させるようにして
もよく、又これらの併用による方法を用いるようにして
も良い。上記説明のように本発明の装置によれば、設定
先進率に一致させるか、又はある範囲内に入るように制
御し、従来のように先進率の大幅な変動による圧延材速
度の不安定要素の改善が出来、良質の圧延材を得ること
が出来る効果がある。
い同様に先進率は設定値ψ８に保たれる。従つて安定な
圧延を行なうことができる。上記説明では先進率φを一
定になるよう制御する装置について説明したが、先進率
ψが負にならない一定範囲内に入るように制御してもよ
い。尚、上記の一実施例では先進率の制御にテンション
リール張力を変化させる装置について説明したが、前記
のように先進率の偏差によつて、主ロールの圧下量又は
主ロール速度又は入側の張力量を変化させるようにして
もよく、又これらの併用による方法を用いるようにして
も良い。上記説明のように本発明の装置によれば、設定
先進率に一致させるか、又はある範囲内に入るように制
御し、従来のように先進率の大幅な変動による圧延材速
度の不安定要素の改善が出来、良質の圧延材を得ること
が出来る効果がある。
第１図は圧延における中立点の説明図、第２図は本発明
の装置の一実施例を示すブロック図である。 １・・・・・・圧延材、１２・・・・・・圧延ロール、
１３・・・デフレクタロール、１４・・・・・・テンシ
ョンリール、１５・・・・・・主ロール駆動電動機、１
６・・・・・・圧延ロール速度検出器、１７・・・・・
出側圧延材速度検出器、１８・・・・・・先進率設定装
置、１９・・・・・・先進率比較器、２０・・・・・・
先進率修正装置、２１・・・・・駆動電動機、２２・・
・・・張力制御装置。
の装置の一実施例を示すブロック図である。 １・・・・・・圧延材、１２・・・・・・圧延ロール、
１３・・・デフレクタロール、１４・・・・・・テンシ
ョンリール、１５・・・・・・主ロール駆動電動機、１
６・・・・・・圧延ロール速度検出器、１７・・・・・
出側圧延材速度検出器、１８・・・・・・先進率設定装
置、１９・・・・・・先進率比較器、２０・・・・・・
先進率修正装置、２１・・・・・駆動電動機、２２・・
・・・張力制御装置。
Claims (1)
- １ 圧延材の先進率を設定する先進率設定器と、圧延ロ
ールの速度を検出する圧延ロール速度検出器と、前記圧
延材の出側速度を検出する出側圧延材速度検出器と、前
記先進率設定器の出力および前記圧延ロール速度検出器
の出力および前記出側圧延材速度検出器の出力から先進
率を演算して先進率の設定値からの偏差を演算出力する
先進率比較器と、この先進率比較器出力に応じて張力基
準信号を発生する先進率修正装置と、前記張力基準信号
に応じて圧延機の入側または出側の張力を制御する張力
制御装置を設けたことを特徴とする先進率制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54014297A JPS6051923B2 (ja) | 1979-02-13 | 1979-02-13 | 先進率制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP54014297A JPS6051923B2 (ja) | 1979-02-13 | 1979-02-13 | 先進率制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55106617A JPS55106617A (en) | 1980-08-15 |
| JPS6051923B2 true JPS6051923B2 (ja) | 1985-11-16 |
Family
ID=11857150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP54014297A Expired JPS6051923B2 (ja) | 1979-02-13 | 1979-02-13 | 先進率制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6051923B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0520113Y2 (ja) * | 1986-03-05 | 1993-05-26 | ||
| JP2590785B2 (ja) * | 1996-02-23 | 1997-03-12 | 井関農機株式会社 | 乗用型田植機 |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6049041B2 (ja) * | 1981-06-10 | 1985-10-30 | 川崎製鉄株式会社 | 冷間圧延における圧延潤滑制御方法 |
| JPS6163314A (ja) * | 1984-09-06 | 1986-04-01 | Kawasaki Steel Corp | 冷間圧延機における実績先進率測定方法 |
| JPS61162310U (ja) * | 1985-03-27 | 1986-10-08 | ||
| GB9312998D0 (en) * | 1993-06-23 | 1993-08-04 | Davy Mckee Sheffield | Control of single stand/reversing mills |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52120258A (en) * | 1976-04-01 | 1977-10-08 | Kobe Steel Ltd | Method and device for tandem rolling of metal strip |
-
1979
- 1979-02-13 JP JP54014297A patent/JPS6051923B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS52120258A (en) * | 1976-04-01 | 1977-10-08 | Kobe Steel Ltd | Method and device for tandem rolling of metal strip |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0520113Y2 (ja) * | 1986-03-05 | 1993-05-26 | ||
| JP2590785B2 (ja) * | 1996-02-23 | 1997-03-12 | 井関農機株式会社 | 乗用型田植機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55106617A (en) | 1980-08-15 |
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