JPS6051472B2 - 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 - Google Patents

3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体

Info

Publication number
JPS6051472B2
JPS6051472B2 JP9282377A JP9282377A JPS6051472B2 JP S6051472 B2 JPS6051472 B2 JP S6051472B2 JP 9282377 A JP9282377 A JP 9282377A JP 9282377 A JP9282377 A JP 9282377A JP S6051472 B2 JPS6051472 B2 JP S6051472B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dihydrocarbostyryl
ethoxycarbonylpropoxy
reaction
formula
general formula
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP9282377A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5427573A (en
Inventor
孝夫 西
敬 上田
量之 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Otsuka Pharmaceutical Co Ltd filed Critical Otsuka Pharmaceutical Co Ltd
Priority to JP9282377A priority Critical patent/JPS6051472B2/ja
Publication of JPS5427573A publication Critical patent/JPS5427573A/ja
Publication of JPS6051472B2 publication Critical patent/JPS6051472B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Quinoline Compounds (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な3・ 4−ジヒドロカルボスチリル誘導
体に関する。
本発明の化合物は新規化合物であつて、一般式O(CH
2)3C00R2 〔 I 〕 〔式中R1は水素原子、フェニルアルキル基又は低1を
、、廿゛ に) 、ュノcc徂フ・1、↓□會・甘f−
夫々示す。
〕で表わされる。該化合物は消炎作用、血小板凝集抑制
作用、抗菌作用及ひ血液中の脂質含有量特にコレステロ
ール、ホスホリピド、トリグリセリド等の含有量を低下
させる作用を有し、消炎剤、血栓予防剤、抗菌剤、動脈
硬化症の治療及び予防薬等として有用てある。上記一般
式〔I〕に於て、R、で示されるフェニルアルキル基と
しては炭素数1〜4の直鎖もしくは分枝状のアルキレン
基とフェニル基とが結合した基を挙げることができ、具
体的にはベンジル、β−フェネチル、1.1−ジメチル
ー2−フェニルエチル、3−フェニルプロピル、4−フ
ェニルブチル基等を例示できる。
またR、で示される低級アルカノイル基としては炭素数
2〜4の直、鎖もしくは分枝状のアルカノイル基を挙げ
ることができ、具体的にはアセチル、プロピオニル、ブ
チリル、イソブチリル基等を例示できる。R2で示され
る低級アルキル基としては炭素数1〜4の直鎖もしくは
分枝状のアルキル基を挙げることがJでき、具体的には
メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、s
ec−ブチル基等を例示できる。本発明化合物のうち代
表的なものを以下に掲げる。。
5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)一i8−ベ
ンジルオキシー 3 ・ 4−ジヒドロカルボスチリル
○5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)一8−β
−フェネチルオキシー3●4−ジヒドロカルボスチリル
○5−(3−イソプロポキシカルボニルプロポキシ)−
8−(4−フエニルブトキシ)−3・4−ジヒドロカル
ボスチリル○5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ
)一8−(1・1−ジメチルー2−フェニルエトキシ)
−3・4−ジヒドロカルボスチリル05−(3−エトキ
シカルボニルプロポキシ)一8−アセトキシー3●4−
ジヒドロカルボスチリル○5−(3−ブトキシカルボニ
ルプロポキシ)−8−プロピオニルオキシー3●4−ジ
ヒドロカルボスチリル○5−(3−エトキシカルボニル
プロポキシ)一8−イソブチリルオキシー3●4−ジヒ
ドロカォ* ルボスチリル05−(3−エトキシカルボ
ニルプロポキシ)−8−ヒドロキシー3・4−ジヒドロ
カルボスチリル○5−(3−イソプロポキシカルボニル
プロポキシ)−8−ヒドロキシー3・4−ジヒドロカル
ボスチリル○5−(3−Sec−ブトキシカルボニルプ
ロボキシ)−8−ヒドロキシー3.4−ジヒドロカルボ
) スチリル本発明の化合物は種々の方法により製造さ
れるが、その好ましい1例を挙ければ例えは下式に示す
如く一般式〔■〕で表わされる公知のヒドロキシー3・
4−ジヒドロカルボスチリル誘導体に一・般式〔■〕で
表わされる公知のハロゲノエステル誘導体を脱ハロゲン
化水素反応させて製造される。
〔上式に於てXはハロゲン原子を示す。
R1及びR2は前記に同じ。〕この脱ハロゲン化水素反
応は塩基性化合物を脱ハロゲン化水素剤として用いて行
われる。
塩基性化合物としては公知のものを広く使用でき、たと
えば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリ
ウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム、炭酸銀などの無機塩基、ナトリウム、カリウム
などのアルカリ金属、ナトリウムメチラート、ナトリウ
ムエチラートなどのアルコラート、トリエチルアミン、
ピリジン、N−N−ジメチルアニリンなどの有機塩基が
挙げられる。該反応は無溶媒でもあるいは溶媒の存在下
でも行なわれ、溶媒としては反応に悪影響を与一えない
不活性のものがすべて用いられ、たとえばメタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、エチレングリ
コールなどのアルコール類、ジメチルエーテル、テトラ
ヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、ジグライム
などのエーテル類、アセトン、メチルエチルケトンなど
のケトン類、ベンゼン、トルエン、キシレンなどの芳香
族炭化水素類、酢酸メチル、酢酸エチルなどのエステル
類、NIN−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキ
サイド、ヘキサメチルリン酸トリアミド類などの非プロ
トン性極性溶媒などが挙げられる。また該反応は沃化ナ
トリウム、沃化カリウムなどの金属沃化物の存在下に行
なうのが有利である。上記方法におけるヒドロキシー3
●4−ジヒドロカルボスチリル誘導体〔■〕とハロゲノ
エステル誘導体〔■〕との使用割合はとくに限定されず
、広範囲の中から適宜に選択されるが、通常、前者に対
して後者を等モル〜5倍モル、好ましくは等モルー2倍
モル量にて用いるのが望ましい。また、その反応温度も
とくに限定されないが、通常、室温〜200℃、好まし
くは50〜150℃で行なわれる。反応時間は通常1〜
(イ)時間、好ましくは1〜1峙間である。
*また本発明化合物は下式に示す
方法によつても製造することができる。〔上式に於て、
R″1はフェニルアルキル基又は低級アルカノイル基を
示す。
R2は前記と同じ。〕即ち上記で得られた一般式〔1−
1〕のベンジルオキシ誘導体を慣用の接触還元反応によ
り、例えばパラジウム、パラジウム炭素、白金、ラネー
ニツケル等の触媒の存在下メタノール、エタノール、プ
ロパノール、酢酸、ジオキサン等の溶媒中水素圧1〜5
気圧下室温〜70℃で1〜6時間反応させて一般式〔1
−2〕のヒドロキシ体とすることができる。また得られ
た一般式〔1−2〕の化合物にフェニルアルキルハライ
ド又は低級アルカン酸の酸ハロゲン化物もしくは酸無水
物を反応させて一般式〔1−3〕の3・4−ジヒドロカ
ルボスチリル誘導体とすることができる。斯しくて得ら
れる本発明化合物は抽出、再結晶、カラムクロマトグラ
フィー、プリパラテイブ薄層クロマトグラフィー等の慣
用手段によつて分離、精製される。
本発明化合物の製造例を以下に掲げる。
実施例1 DMF300m1に5−ヒドロキシー8−ベンジルオキ
シー3●4−ジヒドロカルボスチリル7y1エチルーγ
−ブロモブチレート6y及び炭酸カリウム4.2yを加
えて60〜70℃にて2.時間攪拌する。
冷後、反応液に酢酸エチル1.5e及び飽和食塩水1.
5eを加えて分液する。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗
浄し、濃縮する。濃縮残をシリカゲルカラムクロマトグ
ラフィーを行う。溶媒;クロロホルム−メタノール(2
0:1)。最初に溶出してくる留分を濃縮し、残をクロ
ロホルムー石油エーテ″ルから再結晶して無色板状晶の
5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−8−ベン
ジルオキシー3◆4−ジヒドロカルボスチリル5.5y
を得る。融点123〜124カC ・実施例2〜4 実施例1と同様にして下記第1表の化合物を得る。
実施例5 エタノール500mtに5−(3−エトキシカルボニル
プロポキシ)−8−ベンジルオキシー3・4−ジヒドロ
カルボスチリル4y15%パラジウム炭素1qを加えて
中圧接触還元装置中で、水素圧2気圧、約50℃にて1
.5時間反応させる。
反応後、触媒を沖去し、母液を濃縮し、残渣をクロロホ
ルムー石油エーテルから再結晶して、無色針状晶の5−
(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−8−ヒドロキ
シー3・4−ジヒドロカルボスチリル2.5yを得る。
融点114〜115.54C 実施例6 ピリジン10m1に5−(3−エトキシカルボニルプロ
ポキシ)−8−ヒドロキシー3・4−ジヒドロカルボス
チリル1.4y1及び無水酢酸0.7m1を加えて室温
攪拌を2時間行う。
反応液を水100m1に注ぎ析出晶を淵取し、水洗する
。無色無定形晶の5−(3−エトキシカルボニルプロポ
キシ)−8”−アセトキシー3・4−ジヒドロカルボス
チリル1.4yを得る。融点109〜110.5℃

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中R_1は水素原子、フェニルアルキル基又は低級
    アルカノイル基を、R_2は低級アルキル基を夫々示す
    。 〕で表わされる3・4−ジヒドロカルボスチリル誘導体
JP9282377A 1977-08-01 1977-08-01 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体 Expired JPS6051472B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282377A JPS6051472B2 (ja) 1977-08-01 1977-08-01 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9282377A JPS6051472B2 (ja) 1977-08-01 1977-08-01 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5427573A JPS5427573A (en) 1979-03-01
JPS6051472B2 true JPS6051472B2 (ja) 1985-11-14

Family

ID=14065146

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9282377A Expired JPS6051472B2 (ja) 1977-08-01 1977-08-01 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6051472B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2474176A (en) * 2006-07-18 2011-04-06 Dyson Technology Ltd A hand-held vacuum cleaner with handle and suction pipe relatively angled
GB2542387B (en) 2015-09-17 2017-11-01 Dyson Technology Ltd Vacuum cleaner

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5427573A (en) 1979-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3642576B2 (ja) モルフィン−6−グルクロナイドあるいは置換モルフィン−6−グルクロナイドの製法
JPH0212478B2 (ja)
JPS6345293A (ja) シアロシルセラミド類及びその製造方法
JPS6051472B2 (ja) 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体
JPS61129145A (ja) ヒドロキノン誘導体及びその製造方法
JPS58219196A (ja) 4′−デメチル−エピポドフイロトキシン−β−D−エチリデングルコシドの製造法
JPS5951941B2 (ja) カルボスチリル誘導体
JPS6051470B2 (ja) カルボスチル誘導体
US3932467A (en) Process for the production of 2β-formyl 3α-protected hydroxy-5-oxocyclopentane-1α-heptanoic acids and esters corresponding
EP0551952B1 (en) 17-Phenyl-substituted steroidal compounds active on the cardiovascular system
JPH0522712B2 (ja)
JPH01313476A (ja) 3−o−アシル−5,6−o−ベンジリデンアスコルビン酸
JP2522926B2 (ja) 2′−デオキシ−5−トリフルオロメチルウリジン誘導体の製造方法
JP2662607B2 (ja) ビシクロ[8.3.0]トリデカ―9,13―ジエン―2,7―ジイン誘導体
JPS6051471B2 (ja) 3,4−ジヒドロカルボスチリル誘導体
JPH027583B2 (ja)
JPH0761979A (ja) ビスフェノール誘導体及びその製造方法
JPS6054959B2 (ja) カルボスチリル誘導体
JPH0427994B2 (ja)
JPS6328074B2 (ja)
JPS59152400A (ja) 17α−ブロムエチニル−又は17α−ヨ−ドエチニル−17β−ヒドロキシステロイド、その製造法及び該化合物を含有する診断薬
JPH0439467B2 (ja)
JPS597183A (ja) ナフタセンキノン誘導体
JPS62144B2 (ja)
JPH0447660B2 (ja)