JPS62144B2 - - Google Patents
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- JPS62144B2 JPS62144B2 JP53025801A JP2580178A JPS62144B2 JP S62144 B2 JPS62144 B2 JP S62144B2 JP 53025801 A JP53025801 A JP 53025801A JP 2580178 A JP2580178 A JP 2580178A JP S62144 B2 JPS62144 B2 JP S62144B2
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Description
本発明は新規なカルボスチリル誘導体及びその
塩に関する。 本発明のカルボスチリル誘導体は下記一般式
〔〕で表わされる。 〔式中R1は水素原子又は低級アルキル基、R2はハ
ロゲン原子、nは1〜4の整数及びmは1〜3の
整数を示す。カルボスチリル骨格の3位と4位の
炭素間結合は、一重結合又は二重結合を示す。但
し 基−O(CH2)nCOOR1がカルボスチリル骨格
の6位に結合しており、R1が低級アルキル基、
nが3、R2がハロゲン原子及びmが1である場
合には、R2はカルボスチリル骨格の7位に結合
していないものとする。またR1が水素原子、R2
がハロゲン原子及びnが1である場合には、カル
ボスチリル骨格の3位と4位の炭素間結合は二重
結合を示すものとする。〕 上記一般式〔〕において、低級アルキル基と
しては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、sec−ブチル基等の炭素数1
〜4の直鎖状もしくは分枝状アルキル基を、ハロ
ゲン原子としては、例えば弗素、塩素、臭素、沃
素原子等を、それぞれ挙げることができる。 上記一般式〔〕で表わされる本発明のカルボ
スチリル誘導体に包含される代表的化合物を挙げ
れば次の通りである。 Γ5−(エトキシカルボニルメトキシ)−8−ブロ
ム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(エトキシカルボニルメトキシ)−6・8−
ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−5・7・
8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル Γ8−(エトキシカルボニルメトキシ)−5・6・
7−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル Γ8−(イソプロポキシカルボニルメトキシ)−
5・6・7−トリブロム−3・4−ジヒドロカ
ルボスチリル Γ5−(カルボキシメトキシ)−6−クロルカルボ
スチリル Γ5−(メトキシカルボニルメトキシ)−6・7・
8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル Γ6−(カルボキシメトキシ)−8−クロルカルボ
スチリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−7・8−
ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−5・7−
ジクロルカルボスチリル Γ7−(エトキシカルボニルメトキシ)−8−クロ
ル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ8−(エトキシカルボニルメトキシ)−5−クロ
ルカルボスチリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−8
−ブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−8
−ヨード−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジヨード−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−5−クロ
ルカルボスチリル Γ6−(3−メトキシカルボニルプロポキシ)−5
−クロルカルボスチリル Γ6−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
5・7−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ8−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
5・6・7−トリクロル−3・4−ジヒドロカ
ルボスチリル Γ5−(3−イソプロポキシカルボニルプロポキ
シ)−8−ブロムカルボスチリル Γ8−(2−ブトキシカルボニルエトキシ)−5・
6・7−トリブロム−3・4−ジヒドロカルボ
スチリル Γ6−(4−メトキシカルボニルブトキシ)−5・
7・8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボ
スチリル Γ5−(4−エトキシカルボニルブトキシ)−8−
ブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(2−エトキシカルボニルエトキシ)−6・
8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ7−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−6
−ブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(2−メトキシカルボニルエトキシ)−8−
クロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジブロム−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ7−(4−エトキシカルボニルブトキシ)−5・
6・8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボ
スチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−8−ブロム
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−8−ブロム
カルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−8−ヨード
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(4−カルボキシブトキシ)−8−ヨード−
3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−6・8−ジ
ヨード−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−6・8−ジ
クロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(2−カルボキシエトキシ)−6・8−ジク
ロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−5・7−ジ
クロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(カルボキシメトキシ)−5−クロルカルボ
スチリル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−5−クロル
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−5・7・8
−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ8−(3−カルボキシプロポキシ)−5・6・7
−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ7−(3−カルボキシプロポキシ)−6−ブロム
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(2−カルボキシエトキシ)−8−クロル−
3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(3−カルボキシプロポキシ)−5・6・8
−トリブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−7−ブロム
カルボスチリル 本発明化合物は種々の方法で製造でき、例えば
下記反応行程式−1に示す如く、一般式〔〕で
表わされるヒドロキシカルボスチリル誘導体に一
般式〔〕で表わされるハロゲノ脂肪酸エステル
類を反応させることにより製造される。 <反応行程式−1> 〔上記各一般式中R1、R2、m、n及びカルボスチ
リル骨格の3位と4位の炭素間結合は、前記に同
じ。Xはハロゲン原子を示す。〕 上記において用いる出発原料のうち一般式
〔〕で表わされる化合物中R2がハロゲン原子を
示す化合物〔b〕は新規な化合物であり、これ
は例えば下記反応行程式−2に示す如く公知のヒ
ドロキシカルボスチリル誘導体〔a〕に通常の
ハロゲン化剤を反応させることにより製造され
る。 <反応行程式−2> 〔上記各式中m、X及びカルボスチリル骨格の3
位と4位の炭素間結合は上記に同じ〕 上記反応において用いられるハロゲン化剤とし
ては公知の各種のものをいずれも使用でき、例え
ば弗素、塩素、臭素、沃素、二弗化キセノン、塩
化スルフリル、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素
酸、次亜臭素酸、さらし粉等を例示できる。該ハ
ロゲン化剤の用量は一般式〔a〕で表わされる
原料化合物に導入するハロゲン原子の数に応じて
適宜に決定できる。例えばハロゲン原子1個を導
入する時には、原料化合物に対し通常等モル〜2
倍モル、好ましくは等モル〜1.5倍モルを、ハロ
ゲン原子2個を導入する時には1.5倍モル〜大過
剰量好ましくは2〜3倍モルを、またハロゲン原
子3個の時には通常2.5倍モル〜大過剰量好まし
くは3〜5倍モルを夫々使用すればよい。 反応行程式−2に示す反応は通常適当な溶媒例
えば水、メタノール、エタノール、クロロホル
ム、四塩化炭素、酢酸等又は之等の混合溶媒中で
行なうのがよい。反応温度は特に限定されず適宜
選択され、通常−20〜100℃程度、好ましくは0
℃〜室温とされる。反応は約30分〜10時間の範囲
内に完結する。 また上記の如くして得られる一般式〔b〕で
表わされる化合物中mが1である化合物〔c〕
は、下記反応行程式−3に示すように、公知のア
ルキルカルボキシカルボスチリル誘導体〔〕に
上記ハロゲン化剤を同様に反応させて得られるハ
ロゲン化物〔〕を常法に従い加水分解すること
によつても製造できる。 <反応行程式−3> 〔上記各式中X及びカルボスチリル骨格の3位と
4位の炭素間結合は上記に同じ。R3は低級アル
キル基を示す〕 反応行程式−1に示す本発明の一般式〔〕で
表わされるカルボスチリル誘導体の製造反応は、
通常公知の脱ハロゲン化水素剤の存在下で行なわ
れる。使用される脱ハロゲン化水素剤としては例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の水酸化物又
は炭酸塩、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属、トリエチルアミン、ピリジン、N・N−ジメ
チルアニリン等の各種の塩基性化合物をいずれも
例示できる。また上記反応は無溶媒でも適当な溶
媒を用いても行ない得る。溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類を使用で
きる。原料化合物である一般式〔〕で表わされ
る化合物と一般式〔〕で表わされる化合物の使
用割合は広い範囲から選択でき、通常前者1モル
に対し後者を1〜5モル、好ましくは1〜2モル
用いるのがよい。反応温度は一般には室温〜200
℃程度好ましくは50〜150℃程度とするのがよ
く、通常1〜10時間で反応は終了する。 また本発明の一般式〔〕で表わされるカルボ
スチリル誘導体は、上記反応行程式−1に示す方
法以外にも、例えば下記反応行程式−4に示す如
く、公知のカルボスチリル誘導体〔〕を原料と
して、之に前述したと同様のハロゲン化反応を行
なうことによつても収得できる。 <反応行程式−4> 〔上記各式中R1、R2、m、n及びカルボスチリル
骨格の3位と4位の炭素間結合は前記に同じ。〕 更に本発明の一般式〔〕で表わされるカルボ
スチリル誘導体のうちR1が水素原子を示す化合
物は、上記反応行程式−1及び−4に示す方法の
他より好ましくは、上記各方法により得られる
R1が低級アルキル基である対応するカルボスチ
リル誘導体を加水分解することにより製造でき
る。この反応を下記反応行程式−5に示す。 <反応行程式−5> 〔上記各式中R2、m、n及びカルボスチリル骨格
の3位と4位の炭素間結合は前記に同じ、R1′は
R1で示される低級アルキル基に同じ〕 上記反応行程式−5に示す加水分解反応は、通
常触媒の存在下に行われる。使用される触媒とし
ては、加水分解反応に慣用の各種化合物をいずれ
も使用できる。代表的には水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化バリウム等の塩基性化合
物、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸、酢酸、芳香族
スルホン酸等の有機酸等を例示できる。触媒の使
用量は適宜に決定できる。また上記加水分解反応
は一般には溶媒中で行なわれる。溶媒としては水
の他、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類や之等の混合溶媒を有利に
使用できる。反応温度は通常室温〜200℃、好ま
しくは50〜150℃とすればよく、反応は約5分〜
10時間程度で終了する。 かくして得られる本発明化合物中一般式〔
b〕で表わされる化合物は、薬理的に許容される
塩基性化合物と容易に塩を形成させることがで
き、本発明はこの薬理的に許容される塩をも包含
する。 上記塩形成に用い得る塩基性化合物としては公
知の各種のものでよく、例えば具体的には、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化バリウム、水酸化アルミニウム等のア
ルカリ金属、アルカリ土類金属又は重金属の水酸
化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム等のアルカリ金属の炭酸化物、モルホ
リン、ピペリジン、ピペラジン、エチルアミン、
ジメチルアミン、トリメチルアミン等のアミン類
等を例示できる。 本発明のカルボスチリル誘導体又はその塩は、
最終反応の終了後又は各反応行程の終了後に、慣
用の分離手段例えば抽出法、沈殿法、再結晶法、
カラムクロマトグラフイー、プリパラテイブ薄層
クロマトグラフイー等を適用して反応混合物より
容易に単離、精製できる。 本発明の一般式〔〕で表わされるカルボスチ
リル誘導体及びその塩は以下の有用性を有する。
即ち該誘導体及びその塩からは、フオスホジエス
テラーゼ(PDE)阻害作用、血小板凝集抑制作
用、消炎作用、抗潰瘍作用、血管拡張作用を有
し、血栓、動脈硬化、高血圧、喘息等の予防薬及
び治療薬並びに消炎剤、抗潰瘍剤として有用なア
ミドアルコキシカルボスチリル誘導体〔〕を容
易に誘導し得る。上記化合物〔〕の合成は、下
記反応行程式−6に示す如くして行なわれる。 <反応行程式−6> 〔上記各式中R1、R2、R3、m、n及びカルボスチ
リル骨格の3位と4位の炭素間結合は前記に同
じ。R4は炭素数3〜8のシクロアルキル基を示
す。〕 本発明の一般式〔〕で表わされるカルボスチ
リル誘導体及びその塩は、上記の如く医薬として
有用なアミドアルコキシカルボスチリル誘導体
〔〕の合成中間体として有用であると共に、そ
れ自体も上記した薬理作用を有し、血栓、動脈硬
化、高血圧、喘息等の予防薬及び治療薬として、
また消炎剤、抗潰瘍剤として有用である。更に本
発明の化合物は利尿、塩分排泄、血中の尿酸低下
作用を有し、利尿薬、浮腫、高尿酸症等の治療薬
としても有用である。 以下本発明を更に詳細に説明するため参考例及
び実施例を挙げる。 参考例 1 5−ヒドロキシ−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル24gを酢酸200ml及びクロロホルム300ml混液
に懸濁する。この懸濁液を40〜50℃とし撹拌下塩
化スルフリル36mlを滴下し、同温度で1時間撹拌
する。反応液を氷水にあけて析出物を取する。
メタノールから再結晶して無色鱗片状晶の5−ヒ
ドロキシ−6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロ
カルボスチリル20gを得る。 融点246〜248℃ 参考例 2 6−ヒドロキシ−3・4−ジヒドロカルボスチ
リ20gを酢酸100ml及びクロロホルム200ml混液に
懸濁する。この懸濁液を40〜50℃とし撹拌下塩化
スルフリル28mlを滴下し、同温度で1時間撹拌す
る。反応液を氷水にあけて析出物を取する。メ
タノールから再結晶して白色針状晶の6−ヒドロ
キシ−5・7・8−トリクロル−3・4−ジヒド
ロカルボスチリル3.5gを得る。 融点251℃(分解) 再結晶母液を濃縮後析出してくる結晶をエタノ
ールから再結晶して白色針状晶の6−ヒドロキシ
−3・4−ジヒドロカルボスチリルのジクロル体
11.5gを得る。 融点213〜216℃(分解) 参考例 3 8−ヒドロキシ−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル24gを酢酸200ml及びクロロホルム200ml混液
に溶解する。この溶液を40〜50℃とし撹拌下塩化
スルフリル36mlを滴下、同温度で1時間撹拌す
る。反応液を氷水にあけて析出物を取する。メ
タノールより再結晶して白色粉末状晶の8−ヒド
ロキシ−5・6・7−トリクロル−3・4−ジヒ
ドロカルボスチリル25gを得る。 融点267〜269℃(分解) 上記参考例1〜3と同様にして下記化合物を得
る。
塩に関する。 本発明のカルボスチリル誘導体は下記一般式
〔〕で表わされる。 〔式中R1は水素原子又は低級アルキル基、R2はハ
ロゲン原子、nは1〜4の整数及びmは1〜3の
整数を示す。カルボスチリル骨格の3位と4位の
炭素間結合は、一重結合又は二重結合を示す。但
し 基−O(CH2)nCOOR1がカルボスチリル骨格
の6位に結合しており、R1が低級アルキル基、
nが3、R2がハロゲン原子及びmが1である場
合には、R2はカルボスチリル骨格の7位に結合
していないものとする。またR1が水素原子、R2
がハロゲン原子及びnが1である場合には、カル
ボスチリル骨格の3位と4位の炭素間結合は二重
結合を示すものとする。〕 上記一般式〔〕において、低級アルキル基と
しては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソ
プロピル、ブチル、sec−ブチル基等の炭素数1
〜4の直鎖状もしくは分枝状アルキル基を、ハロ
ゲン原子としては、例えば弗素、塩素、臭素、沃
素原子等を、それぞれ挙げることができる。 上記一般式〔〕で表わされる本発明のカルボ
スチリル誘導体に包含される代表的化合物を挙げ
れば次の通りである。 Γ5−(エトキシカルボニルメトキシ)−8−ブロ
ム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(エトキシカルボニルメトキシ)−6・8−
ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−5・7・
8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル Γ8−(エトキシカルボニルメトキシ)−5・6・
7−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル Γ8−(イソプロポキシカルボニルメトキシ)−
5・6・7−トリブロム−3・4−ジヒドロカ
ルボスチリル Γ5−(カルボキシメトキシ)−6−クロルカルボ
スチリル Γ5−(メトキシカルボニルメトキシ)−6・7・
8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル Γ6−(カルボキシメトキシ)−8−クロルカルボ
スチリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−7・8−
ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−5・7−
ジクロルカルボスチリル Γ7−(エトキシカルボニルメトキシ)−8−クロ
ル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ8−(エトキシカルボニルメトキシ)−5−クロ
ルカルボスチリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−8
−ブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−8
−ヨード−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジヨード−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ5−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ6−(エトキシカルボニルメトキシ)−5−クロ
ルカルボスチリル Γ6−(3−メトキシカルボニルプロポキシ)−5
−クロルカルボスチリル Γ6−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
5・7−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ8−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
5・6・7−トリクロル−3・4−ジヒドロカ
ルボスチリル Γ5−(3−イソプロポキシカルボニルプロポキ
シ)−8−ブロムカルボスチリル Γ8−(2−ブトキシカルボニルエトキシ)−5・
6・7−トリブロム−3・4−ジヒドロカルボ
スチリル Γ6−(4−メトキシカルボニルブトキシ)−5・
7・8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボ
スチリル Γ5−(4−エトキシカルボニルブトキシ)−8−
ブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(2−エトキシカルボニルエトキシ)−6・
8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ7−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−6
−ブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(2−メトキシカルボニルエトキシ)−8−
クロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−
6・8−ジブロム−3・4−ジヒドロカルボス
チリル Γ7−(4−エトキシカルボニルブトキシ)−5・
6・8−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボ
スチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−8−ブロム
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−8−ブロム
カルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−8−ヨード
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(4−カルボキシブトキシ)−8−ヨード−
3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−6・8−ジ
ヨード−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(3−カルボキシプロポキシ)−6・8−ジ
クロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ5−(2−カルボキシエトキシ)−6・8−ジク
ロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−5・7−ジ
クロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(カルボキシメトキシ)−5−クロルカルボ
スチリル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−5−クロル
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−5・7・8
−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ8−(3−カルボキシプロポキシ)−5・6・7
−トリクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ7−(3−カルボキシプロポキシ)−6−ブロム
−3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(2−カルボキシエトキシ)−8−クロル−
3・4−ジヒドロカルボスチリル Γ7−(3−カルボキシプロポキシ)−5・6・8
−トリブロム−3・4−ジヒドロカルボスチリ
ル Γ6−(3−カルボキシプロポキシ)−7−ブロム
カルボスチリル 本発明化合物は種々の方法で製造でき、例えば
下記反応行程式−1に示す如く、一般式〔〕で
表わされるヒドロキシカルボスチリル誘導体に一
般式〔〕で表わされるハロゲノ脂肪酸エステル
類を反応させることにより製造される。 <反応行程式−1> 〔上記各一般式中R1、R2、m、n及びカルボスチ
リル骨格の3位と4位の炭素間結合は、前記に同
じ。Xはハロゲン原子を示す。〕 上記において用いる出発原料のうち一般式
〔〕で表わされる化合物中R2がハロゲン原子を
示す化合物〔b〕は新規な化合物であり、これ
は例えば下記反応行程式−2に示す如く公知のヒ
ドロキシカルボスチリル誘導体〔a〕に通常の
ハロゲン化剤を反応させることにより製造され
る。 <反応行程式−2> 〔上記各式中m、X及びカルボスチリル骨格の3
位と4位の炭素間結合は上記に同じ〕 上記反応において用いられるハロゲン化剤とし
ては公知の各種のものをいずれも使用でき、例え
ば弗素、塩素、臭素、沃素、二弗化キセノン、塩
化スルフリル、次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素
酸、次亜臭素酸、さらし粉等を例示できる。該ハ
ロゲン化剤の用量は一般式〔a〕で表わされる
原料化合物に導入するハロゲン原子の数に応じて
適宜に決定できる。例えばハロゲン原子1個を導
入する時には、原料化合物に対し通常等モル〜2
倍モル、好ましくは等モル〜1.5倍モルを、ハロ
ゲン原子2個を導入する時には1.5倍モル〜大過
剰量好ましくは2〜3倍モルを、またハロゲン原
子3個の時には通常2.5倍モル〜大過剰量好まし
くは3〜5倍モルを夫々使用すればよい。 反応行程式−2に示す反応は通常適当な溶媒例
えば水、メタノール、エタノール、クロロホル
ム、四塩化炭素、酢酸等又は之等の混合溶媒中で
行なうのがよい。反応温度は特に限定されず適宜
選択され、通常−20〜100℃程度、好ましくは0
℃〜室温とされる。反応は約30分〜10時間の範囲
内に完結する。 また上記の如くして得られる一般式〔b〕で
表わされる化合物中mが1である化合物〔c〕
は、下記反応行程式−3に示すように、公知のア
ルキルカルボキシカルボスチリル誘導体〔〕に
上記ハロゲン化剤を同様に反応させて得られるハ
ロゲン化物〔〕を常法に従い加水分解すること
によつても製造できる。 <反応行程式−3> 〔上記各式中X及びカルボスチリル骨格の3位と
4位の炭素間結合は上記に同じ。R3は低級アル
キル基を示す〕 反応行程式−1に示す本発明の一般式〔〕で
表わされるカルボスチリル誘導体の製造反応は、
通常公知の脱ハロゲン化水素剤の存在下で行なわ
れる。使用される脱ハロゲン化水素剤としては例
えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウム等のアルカリ金属の水酸化物又
は炭酸塩、ナトリウム、カリウム等のアルカリ金
属、トリエチルアミン、ピリジン、N・N−ジメ
チルアニリン等の各種の塩基性化合物をいずれも
例示できる。また上記反応は無溶媒でも適当な溶
媒を用いても行ない得る。溶媒としては、メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール
類、ジエチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
オキサン、エチレングリコールモノメチルエーテ
ル等のエーテル類、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類を使用で
きる。原料化合物である一般式〔〕で表わされ
る化合物と一般式〔〕で表わされる化合物の使
用割合は広い範囲から選択でき、通常前者1モル
に対し後者を1〜5モル、好ましくは1〜2モル
用いるのがよい。反応温度は一般には室温〜200
℃程度好ましくは50〜150℃程度とするのがよ
く、通常1〜10時間で反応は終了する。 また本発明の一般式〔〕で表わされるカルボ
スチリル誘導体は、上記反応行程式−1に示す方
法以外にも、例えば下記反応行程式−4に示す如
く、公知のカルボスチリル誘導体〔〕を原料と
して、之に前述したと同様のハロゲン化反応を行
なうことによつても収得できる。 <反応行程式−4> 〔上記各式中R1、R2、m、n及びカルボスチリル
骨格の3位と4位の炭素間結合は前記に同じ。〕 更に本発明の一般式〔〕で表わされるカルボ
スチリル誘導体のうちR1が水素原子を示す化合
物は、上記反応行程式−1及び−4に示す方法の
他より好ましくは、上記各方法により得られる
R1が低級アルキル基である対応するカルボスチ
リル誘導体を加水分解することにより製造でき
る。この反応を下記反応行程式−5に示す。 <反応行程式−5> 〔上記各式中R2、m、n及びカルボスチリル骨格
の3位と4位の炭素間結合は前記に同じ、R1′は
R1で示される低級アルキル基に同じ〕 上記反応行程式−5に示す加水分解反応は、通
常触媒の存在下に行われる。使用される触媒とし
ては、加水分解反応に慣用の各種化合物をいずれ
も使用できる。代表的には水酸化ナトリウム、水
酸化カリウム、水酸化バリウム等の塩基性化合
物、硫酸、塩酸、硝酸等の無機酸、酢酸、芳香族
スルホン酸等の有機酸等を例示できる。触媒の使
用量は適宜に決定できる。また上記加水分解反応
は一般には溶媒中で行なわれる。溶媒としては水
の他、メタノール、エタノール、イソプロパノー
ル等の低級アルコール類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類や之等の混合溶媒を有利に
使用できる。反応温度は通常室温〜200℃、好ま
しくは50〜150℃とすればよく、反応は約5分〜
10時間程度で終了する。 かくして得られる本発明化合物中一般式〔
b〕で表わされる化合物は、薬理的に許容される
塩基性化合物と容易に塩を形成させることがで
き、本発明はこの薬理的に許容される塩をも包含
する。 上記塩形成に用い得る塩基性化合物としては公
知の各種のものでよく、例えば具体的には、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウ
ム、水酸化バリウム、水酸化アルミニウム等のア
ルカリ金属、アルカリ土類金属又は重金属の水酸
化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素
ナトリウム等のアルカリ金属の炭酸化物、モルホ
リン、ピペリジン、ピペラジン、エチルアミン、
ジメチルアミン、トリメチルアミン等のアミン類
等を例示できる。 本発明のカルボスチリル誘導体又はその塩は、
最終反応の終了後又は各反応行程の終了後に、慣
用の分離手段例えば抽出法、沈殿法、再結晶法、
カラムクロマトグラフイー、プリパラテイブ薄層
クロマトグラフイー等を適用して反応混合物より
容易に単離、精製できる。 本発明の一般式〔〕で表わされるカルボスチ
リル誘導体及びその塩は以下の有用性を有する。
即ち該誘導体及びその塩からは、フオスホジエス
テラーゼ(PDE)阻害作用、血小板凝集抑制作
用、消炎作用、抗潰瘍作用、血管拡張作用を有
し、血栓、動脈硬化、高血圧、喘息等の予防薬及
び治療薬並びに消炎剤、抗潰瘍剤として有用なア
ミドアルコキシカルボスチリル誘導体〔〕を容
易に誘導し得る。上記化合物〔〕の合成は、下
記反応行程式−6に示す如くして行なわれる。 <反応行程式−6> 〔上記各式中R1、R2、R3、m、n及びカルボスチ
リル骨格の3位と4位の炭素間結合は前記に同
じ。R4は炭素数3〜8のシクロアルキル基を示
す。〕 本発明の一般式〔〕で表わされるカルボスチ
リル誘導体及びその塩は、上記の如く医薬として
有用なアミドアルコキシカルボスチリル誘導体
〔〕の合成中間体として有用であると共に、そ
れ自体も上記した薬理作用を有し、血栓、動脈硬
化、高血圧、喘息等の予防薬及び治療薬として、
また消炎剤、抗潰瘍剤として有用である。更に本
発明の化合物は利尿、塩分排泄、血中の尿酸低下
作用を有し、利尿薬、浮腫、高尿酸症等の治療薬
としても有用である。 以下本発明を更に詳細に説明するため参考例及
び実施例を挙げる。 参考例 1 5−ヒドロキシ−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル24gを酢酸200ml及びクロロホルム300ml混液
に懸濁する。この懸濁液を40〜50℃とし撹拌下塩
化スルフリル36mlを滴下し、同温度で1時間撹拌
する。反応液を氷水にあけて析出物を取する。
メタノールから再結晶して無色鱗片状晶の5−ヒ
ドロキシ−6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロ
カルボスチリル20gを得る。 融点246〜248℃ 参考例 2 6−ヒドロキシ−3・4−ジヒドロカルボスチ
リ20gを酢酸100ml及びクロロホルム200ml混液に
懸濁する。この懸濁液を40〜50℃とし撹拌下塩化
スルフリル28mlを滴下し、同温度で1時間撹拌す
る。反応液を氷水にあけて析出物を取する。メ
タノールから再結晶して白色針状晶の6−ヒドロ
キシ−5・7・8−トリクロル−3・4−ジヒド
ロカルボスチリル3.5gを得る。 融点251℃(分解) 再結晶母液を濃縮後析出してくる結晶をエタノ
ールから再結晶して白色針状晶の6−ヒドロキシ
−3・4−ジヒドロカルボスチリルのジクロル体
11.5gを得る。 融点213〜216℃(分解) 参考例 3 8−ヒドロキシ−3・4−ジヒドロカルボスチ
リル24gを酢酸200ml及びクロロホルム200ml混液
に溶解する。この溶液を40〜50℃とし撹拌下塩化
スルフリル36mlを滴下、同温度で1時間撹拌す
る。反応液を氷水にあけて析出物を取する。メ
タノールより再結晶して白色粉末状晶の8−ヒド
ロキシ−5・6・7−トリクロル−3・4−ジヒ
ドロカルボスチリル25gを得る。 融点267〜269℃(分解) 上記参考例1〜3と同様にして下記化合物を得
る。
【表】
実施例 1
ジメチルホルムアミド100mlに5−ヒドロキシ
−6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル10g及び炭酸カリウム6gを加えて60〜65
℃にて撹拌下、γ−ブロム酪酸エチル10gを滴下
する。滴下後同温度にて3時間撹拌した後冷却
し、反応液を飽和食塩水500mlに注ぐ。析出晶を
取し水洗する。 得られた結晶をエタノール溶液で活性炭処理を
しエタノールから再結晶して無色針状晶の5−
(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−6・8−
ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル10.5
gを得る。 融点146〜147.5℃ 上記実施例7と同様にして下記各化合物を製造
する。
−6・8−ジクロル−3・4−ジヒドロカルボス
チリル10g及び炭酸カリウム6gを加えて60〜65
℃にて撹拌下、γ−ブロム酪酸エチル10gを滴下
する。滴下後同温度にて3時間撹拌した後冷却
し、反応液を飽和食塩水500mlに注ぐ。析出晶を
取し水洗する。 得られた結晶をエタノール溶液で活性炭処理を
しエタノールから再結晶して無色針状晶の5−
(3−エトキシカルボニルプロポキシ)−6・8−
ジクロル−3・4−ジヒドロカルボスチリル10.5
gを得る。 融点146〜147.5℃ 上記実施例7と同様にして下記各化合物を製造
する。
【表】
カルボスチリル
実施例 10 6−(3−メトキシカルボニルプロポキシ)−5
−クロルカルボスチリル20gに18%塩酸200mlを
加えて90〜100℃にて4時間撹拌する。冷後結晶
を取し水洗する。得られた結晶をメタノールか
ら再結晶して無色針状晶の6−(3−カルボキシ
プロポキシ)−5−クロルカルボスチリル17gを
得る。 融点251〜253℃(分解) 上記実施例10と同様にして下記各化合物を得
る。
実施例 10 6−(3−メトキシカルボニルプロポキシ)−5
−クロルカルボスチリル20gに18%塩酸200mlを
加えて90〜100℃にて4時間撹拌する。冷後結晶
を取し水洗する。得られた結晶をメタノールか
ら再結晶して無色針状晶の6−(3−カルボキシ
プロポキシ)−5−クロルカルボスチリル17gを
得る。 融点251〜253℃(分解) 上記実施例10と同様にして下記各化合物を得
る。
【表】
チリル
参考例 6 実施例11で得た5−クロロ−6−(3−カルボ
キシプロポキシ)カルボスチリル 5.0g及びトリエチルアミン2.97mlをジメチル
ホルムアミド100mlに加え攪外部氷冷攪拌下0〜
10℃に内温を保ちつつクロル蟻酸イソプチル2.33
mlを滴下する。滴下後室温にて11時間攪拌し、こ
れにN−ブチルシクロヘキシルアミン2.8gを滴
下して3時間室温下攪拌する。反応後、溶媒を留
去し残渣をクロロホルム600mlに溶解させ、希塩
酸、K2CO3水、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥す
る。乾燥剤を去し、母液を濃縮する。残渣をエ
タノールから再結晶して無色針状晶の5−クロロ
−6−〔3−(N−シクロヘキシル−N−ブチルア
ミノカルボニル)プロポキシ〕カルボスチリル
2.5gを得る。 融点178.5〜179.5℃ 上記参考例6と同様にして下記参考例7〜10の
化合物を得る。 参考例 7 8−ブロム−5−〔3−(N−シクロヘキシル−
N−メチルアミノカルボニル)プロポキシ〕−
3・4−ジヒドロカルボスチリル 無色針状晶 融点134〜135℃ 参考例 8 5・6・7−トリクロル−8−〔3−(N−シク
ロヘキシル−N−メチルアミノカルボニル)プ
ロポキシ〕−3・4−ジヒドロカルボスチリル 無色針状晶 融点131〜132.5℃ 参考例 9 5−クロル−6−〔3−(N−シクロロヘキシル
−N−メチルアミノカルボニル)プロポキシ〕
カルボスチリル 無色針状晶 融点191.5〜193℃ 参考例 10 8−ベンジルオキシ−5−〔3−(N−シクロヘ
キシル−N−メチルアミノカルボニル)プロポ
キシ〕−3・4−ジヒドロカルボスチリル 無色プリズム晶 融点106.5〜110℃ 参考例 11 (薬理試験、PDE阻害作用) 上記参考例6〜10で得られる化合物のサイクリ
ツクアデノシンモノホスフエートホスホジエステ
ラーゼ(C−AMP−PDE)の阻害作用を、
Biochimica et Biophisica Acta第429巻第485〜
497頁(1976年)及びBiochemical Medicine第10
巻第301〜311頁(1974年)に記載の活性測定法に
準じて調べる。即ち、まず家兎PRPを3000rpmで
10分間遠心分離して得た沈査の血小板に、PH7.4
の50ミリモル−トリス塩酸緩衝液にMgCl2の1ミ
リモルを加えた溶液10mlを加えて上記血小板を浮
遊させ、テフロンポツター型ホモゲナイザーに
て、血小板を摩砕し、次いで2回凍結乾燥を繰返
し、更に200ワツトの超音波を300秒間をかけて破
壊後100000Gで60分間超遠心分離して、上清を粗
酵素液とする。 予め50ミリモル−トリス酢酸緩衝液(PH6.0)
にて緩衝化した1.5×20cmのDEAE−セルロース
カラムに、上記で調製した粗酵素液10mlを通し、
30mlの50ミリモル−トリス酢酸緩衝液にて溶出
し、この緩衝液に0〜1モルの酢酸ナトリウム−
トリス酢酸緩衝液にてリニアグラデイエントをか
け溶出する(総溶出液量約300ml)。尚流速は0.5
ml/分とし、各フラクシヨンは5mlづつ分取す
る。上記操作により、100μモルの高いC−AMP
基質濃度で2nモル/ml/分以下の弱い活性を有
し且つ0.4μモルの低いC−AMP基質濃度で100p
モル/ml/分以上の強い活性を有するフラクシヨ
ンを集める。これをC−AMP−PDEとする。 10-4モル濃度の供試化合物水溶液0.1mlと予め
定めた0.4μモルのC−AMP(トリチウムC−
AMP)を含むPH8.0、40ミリモル−トリス塩酸緩
衝液(牛血清アルブミン50μg及び4mミルの
MgCl2を含む)との混合液合計0.2mlを基質液と
し、これに上記で調製した一定濃度のC−AMP
−PDE溶液0.2mlを添加し30℃で20分間反応さ
せ、トリチウムC−AMPからトリチウム5′−
AMPを生成させる。次に反応停止のため、2分
間沸騰水中に浸漬後、反応液を氷水中で冷却し、
これに5′−ヌクレオチダーゼとして蛇毒(1mg/
ml)の0.05mlを加え30℃で10分間反応させトリチ
ウム5′−AMPをトリチウム・アデノシンに変換
させる。得られる反応液全量を陽イオン交換樹脂
〔AG.50W×4、200〜400メツシユ(Bio−Red社
製品)、カラムサイズ0.5×1.5cm〕に添加して生
成したトリチウムアデノシンのみを結合させ、6
mlの蒸留水で洗浄後、3N−アンモニア水1.5mlで
溶出させる。この溶出液全量にトリトン−トルエ
ン型のシンチレーター10mlを加え、液体シンチレ
ーシヨンカウンターにて生成されたトリチウムア
デノシンを計測することによつて、PDE活性を
測定する。 上記方法に従い測定された各供試化合物PDE
活性値(Vs)及びコントロール値(Vc)(供試化
合物を含まない水)から、PDE阻害率(%)を
次式により算出する。 PDE阻害率(%)=Vc−Vs/Vs×100 得られた結果を下記第1表に示す。
参考例 6 実施例11で得た5−クロロ−6−(3−カルボ
キシプロポキシ)カルボスチリル 5.0g及びトリエチルアミン2.97mlをジメチル
ホルムアミド100mlに加え攪外部氷冷攪拌下0〜
10℃に内温を保ちつつクロル蟻酸イソプチル2.33
mlを滴下する。滴下後室温にて11時間攪拌し、こ
れにN−ブチルシクロヘキシルアミン2.8gを滴
下して3時間室温下攪拌する。反応後、溶媒を留
去し残渣をクロロホルム600mlに溶解させ、希塩
酸、K2CO3水、水で洗浄し、Na2SO4で乾燥す
る。乾燥剤を去し、母液を濃縮する。残渣をエ
タノールから再結晶して無色針状晶の5−クロロ
−6−〔3−(N−シクロヘキシル−N−ブチルア
ミノカルボニル)プロポキシ〕カルボスチリル
2.5gを得る。 融点178.5〜179.5℃ 上記参考例6と同様にして下記参考例7〜10の
化合物を得る。 参考例 7 8−ブロム−5−〔3−(N−シクロヘキシル−
N−メチルアミノカルボニル)プロポキシ〕−
3・4−ジヒドロカルボスチリル 無色針状晶 融点134〜135℃ 参考例 8 5・6・7−トリクロル−8−〔3−(N−シク
ロヘキシル−N−メチルアミノカルボニル)プ
ロポキシ〕−3・4−ジヒドロカルボスチリル 無色針状晶 融点131〜132.5℃ 参考例 9 5−クロル−6−〔3−(N−シクロロヘキシル
−N−メチルアミノカルボニル)プロポキシ〕
カルボスチリル 無色針状晶 融点191.5〜193℃ 参考例 10 8−ベンジルオキシ−5−〔3−(N−シクロヘ
キシル−N−メチルアミノカルボニル)プロポ
キシ〕−3・4−ジヒドロカルボスチリル 無色プリズム晶 融点106.5〜110℃ 参考例 11 (薬理試験、PDE阻害作用) 上記参考例6〜10で得られる化合物のサイクリ
ツクアデノシンモノホスフエートホスホジエステ
ラーゼ(C−AMP−PDE)の阻害作用を、
Biochimica et Biophisica Acta第429巻第485〜
497頁(1976年)及びBiochemical Medicine第10
巻第301〜311頁(1974年)に記載の活性測定法に
準じて調べる。即ち、まず家兎PRPを3000rpmで
10分間遠心分離して得た沈査の血小板に、PH7.4
の50ミリモル−トリス塩酸緩衝液にMgCl2の1ミ
リモルを加えた溶液10mlを加えて上記血小板を浮
遊させ、テフロンポツター型ホモゲナイザーに
て、血小板を摩砕し、次いで2回凍結乾燥を繰返
し、更に200ワツトの超音波を300秒間をかけて破
壊後100000Gで60分間超遠心分離して、上清を粗
酵素液とする。 予め50ミリモル−トリス酢酸緩衝液(PH6.0)
にて緩衝化した1.5×20cmのDEAE−セルロース
カラムに、上記で調製した粗酵素液10mlを通し、
30mlの50ミリモル−トリス酢酸緩衝液にて溶出
し、この緩衝液に0〜1モルの酢酸ナトリウム−
トリス酢酸緩衝液にてリニアグラデイエントをか
け溶出する(総溶出液量約300ml)。尚流速は0.5
ml/分とし、各フラクシヨンは5mlづつ分取す
る。上記操作により、100μモルの高いC−AMP
基質濃度で2nモル/ml/分以下の弱い活性を有
し且つ0.4μモルの低いC−AMP基質濃度で100p
モル/ml/分以上の強い活性を有するフラクシヨ
ンを集める。これをC−AMP−PDEとする。 10-4モル濃度の供試化合物水溶液0.1mlと予め
定めた0.4μモルのC−AMP(トリチウムC−
AMP)を含むPH8.0、40ミリモル−トリス塩酸緩
衝液(牛血清アルブミン50μg及び4mミルの
MgCl2を含む)との混合液合計0.2mlを基質液と
し、これに上記で調製した一定濃度のC−AMP
−PDE溶液0.2mlを添加し30℃で20分間反応さ
せ、トリチウムC−AMPからトリチウム5′−
AMPを生成させる。次に反応停止のため、2分
間沸騰水中に浸漬後、反応液を氷水中で冷却し、
これに5′−ヌクレオチダーゼとして蛇毒(1mg/
ml)の0.05mlを加え30℃で10分間反応させトリチ
ウム5′−AMPをトリチウム・アデノシンに変換
させる。得られる反応液全量を陽イオン交換樹脂
〔AG.50W×4、200〜400メツシユ(Bio−Red社
製品)、カラムサイズ0.5×1.5cm〕に添加して生
成したトリチウムアデノシンのみを結合させ、6
mlの蒸留水で洗浄後、3N−アンモニア水1.5mlで
溶出させる。この溶出液全量にトリトン−トルエ
ン型のシンチレーター10mlを加え、液体シンチレ
ーシヨンカウンターにて生成されたトリチウムア
デノシンを計測することによつて、PDE活性を
測定する。 上記方法に従い測定された各供試化合物PDE
活性値(Vs)及びコントロール値(Vc)(供試化
合物を含まない水)から、PDE阻害率(%)を
次式により算出する。 PDE阻害率(%)=Vc−Vs/Vs×100 得られた結果を下記第1表に示す。
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一般式 〔式中R1は水素原子又は低級アルキル基、R2はハ
ロゲン原子、nは1〜4の整数及びmは1〜3の
整数を示す。カルボスチリル骨格の3位と4位の
炭素間結合は、一重結合又は二重結合を示す。但
し基−O(CH2)nCOOR1がカルボスチリル骨格
の6位に結合しており、R1が低級アルキル基、
nが3、R2がハロゲン原子及びmが1である場
合には、R2はカルボスチリル骨格の7位に結合
していないものとする。またR1が水素原子、R2
がハロゲン原子及びnが1である場合には、カル
ボスチリル骨格の3位と4位の炭素間結合は二重
結合を示すものとする。〕 で表わされるカルボスチリル誘導体及びその塩。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2580178A JPS54119478A (en) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | Carbostyril derivative |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2580178A JPS54119478A (en) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | Carbostyril derivative |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54119478A JPS54119478A (en) | 1979-09-17 |
| JPS62144B2 true JPS62144B2 (ja) | 1987-01-06 |
Family
ID=12175947
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2580178A Granted JPS54119478A (en) | 1978-03-06 | 1978-03-06 | Carbostyril derivative |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS54119478A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| IE46852B1 (en) * | 1977-06-10 | 1983-10-05 | Otsuka Pharma Co Ltd | Novel carbostyril derivatives |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6051472A (ja) * | 1983-08-31 | 1985-03-22 | Toyo Electric Mfg Co Ltd | インバ−タ装置 |
-
1978
- 1978-03-06 JP JP2580178A patent/JPS54119478A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54119478A (en) | 1979-09-17 |
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