JPS605074Y2 - 消波体 - Google Patents
消波体Info
- Publication number
- JPS605074Y2 JPS605074Y2 JP8116080U JP8116080U JPS605074Y2 JP S605074 Y2 JPS605074 Y2 JP S605074Y2 JP 8116080 U JP8116080 U JP 8116080U JP 8116080 U JP8116080 U JP 8116080U JP S605074 Y2 JPS605074 Y2 JP S605074Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vertical wall
- wave
- recess
- vertical
- dissipating body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、消波を必要とする海岸に簡単に迅速に施工で
き、しかも安価で、消波効果を有効に行わしめることを
特徴とした消波体に関する。
き、しかも安価で、消波効果を有効に行わしめることを
特徴とした消波体に関する。
従来この種の消波体は、一般の断面は第７図に示したよ
うに梯形状であって、普通は種々なるブロックを積上げ
て行うものであり、そしてブロックは容易に崩壊するの
で、堤高りが増加するにしたがって、底面の幅すが急激
に増加し、断面積が大きくなり、それに供って費用も嵩
むところとなる。
うに梯形状であって、普通は種々なるブロックを積上げ
て行うものであり、そしてブロックは容易に崩壊するの
で、堤高りが増加するにしたがって、底面の幅すが急激
に増加し、断面積が大きくなり、それに供って費用も嵩
むところとなる。
そこで第８図に示したように、第７図と同断面において
中央部イの部分が自立し、かつ、その部分で充分な消波
が行わたたば、口で示した部分までを根固め、水深軽減
のためのブロック等を積上げればよく、八で示した部分
を欠除することができる。
中央部イの部分が自立し、かつ、その部分で充分な消波
が行わたたば、口で示した部分までを根固め、水深軽減
のためのブロック等を積上げればよく、八で示した部分
を欠除することができる。
そのようなことになれば八で示した部分の資材が相当量
節減でき、それに要する構築費用も安価となる。
節減でき、それに要する構築費用も安価となる。
モしてイの部分の空隙率を増加させれば一層安価とする
ことができる。
ことができる。
そこで考案されたのが、本考案であって、脚杆部を対設
し、これを垂直壁部によって一体に連結し、垂直壁部の
上部に凹部を形成した保持ブロックの多数を垂直壁部が
対設するように配設し、対設の凹部間には中央部分に多
数の貫通孔を設けた断面Ｉ型のビームを架設したものと
することによって、前記の第８図のイの部分を垂直に立
設することができ、への部分の資材を節約し、それに供
って構築費を安価とすることができる。
し、これを垂直壁部によって一体に連結し、垂直壁部の
上部に凹部を形成した保持ブロックの多数を垂直壁部が
対設するように配設し、対設の凹部間には中央部分に多
数の貫通孔を設けた断面Ｉ型のビームを架設したものと
することによって、前記の第８図のイの部分を垂直に立
設することができ、への部分の資材を節約し、それに供
って構築費を安価とすることができる。
また、打寄せる波浪は、垂直壁部間およびビーム内で、
先ず受止められて消波し、そして一部はビームの貫通孔
より内部に入って互に激突してこれによっても消波され
、ビームを越えたものは急激に下るので、これによって
もよく消波作用が行われ、前記の不都合を解消したもの
である。
先ず受止められて消波し、そして一部はビームの貫通孔
より内部に入って互に激突してこれによっても消波され
、ビームを越えたものは急激に下るので、これによって
もよく消波作用が行われ、前記の不都合を解消したもの
である。
その構造を図面について説明するに、Ａは保持ブロック
であって、脚杆部１を一定の間隔に対設し、その間を垂
直壁部２によって一体としている。
であって、脚杆部１を一定の間隔に対設し、その間を垂
直壁部２によって一体としている。
３は垂直壁部２の上部に設けた凹部であって、１乃至数
個形成されている。
個形成されている。
この凹部３の底部には一段低い凹状部４が形成されてい
る。
る。
５は凹部３の内面に設けた縦溝である。
そのように構成された多数の保持ブロックＡを垂直壁部
３が対設するように配設し、凹部３，３間には、中央に
多数の貫通孔６を設けた断面工型のビームＢを架設して
いる。
３が対設するように配設し、凹部３，３間には、中央に
多数の貫通孔６を設けた断面工型のビームＢを架設して
いる。
Ｃは硬質ゴム、合成樹脂からなる緩衝板であって、その
−面には縦の突条７を設け、その上端にストッパー８を
形成したものであり、これを凹部３とビームＢとの間に
嵌合し、突条７を縦溝５に係合したものである。
−面には縦の突条７を設け、その上端にストッパー８を
形成したものであり、これを凹部３とビームＢとの間に
嵌合し、突条７を縦溝５に係合したものである。
そして必要によって脚杆部１の付近にまで消波ブロック
を積上げて施工されるものである。
を積上げて施工されるものである。
本考案は以上のような構造であるので、前記第８図に示
したイの部分で垂直に立設することができ、への部分を
欠除できるので資材を大幅に節約することができる。
したイの部分で垂直に立設することができ、への部分を
欠除できるので資材を大幅に節約することができる。
また、打寄せる波浪は、先ず垂直壁部２，２とビームＢ
によって受止められ、一部の波浪はビームＢの下を抜け
たり、貫通孔６より内部に入って減衰され、そして互に
激突しあって消波される。
によって受止められ、一部の波浪はビームＢの下を抜け
たり、貫通孔６より内部に入って減衰され、そして互に
激突しあって消波される。
また、一部はビームＢを乗越えて急に落下して消波され
、よくその目的を遠戚するものである。
、よくその目的を遠戚するものである。
この考案は垂直壁部２を対設し、その凹部３，３間にビ
ームＢを嵌合することによって構成されるので、何等の
技術を要することなく容易に迅速にでき、そして空隙率
が大きいので消波効果もよく安価に構築できる。
ームＢを嵌合することによって構成されるので、何等の
技術を要することなく容易に迅速にでき、そして空隙率
が大きいので消波効果もよく安価に構築できる。
また、垂直壁部２は相対して直角状に設けられた脚杆部
１，１上に立設されているので強い波浪に対してもよく
耐え、何時までも強固な消波体を構成する等の効果を奏
する。
１，１上に立設されているので強い波浪に対してもよく
耐え、何時までも強固な消波体を構成する等の効果を奏
する。
なお、凹部３を複数個以上設けてビームＢを夫々嵌合さ
せたり、凹部３の底面に凹状部４を形成するとビームＢ
の下面に空隙ができ、垂直壁部２を境として左右連通し
、これによっても波浪は極めて複雑な作用を行い消波効
果は大きい。
せたり、凹部３の底面に凹状部４を形成するとビームＢ
の下面に空隙ができ、垂直壁部２を境として左右連通し
、これによっても波浪は極めて複雑な作用を行い消波効
果は大きい。
また凹部３とビームＢとの間には緩衝板Ｃを介在させ、
凹部３の内面の縦溝５と緩衝板Ｃの突条７とを嵌合させ
ておけば、ビームＢに波浪を受けてもガタつくことがな
いので、ブロックの破損がなく、また、ビームＢに浮力
が加わってもよく抵抗するし、緩衝板Ｃは左右にずれて
凹部３から脱落することがない。
凹部３の内面の縦溝５と緩衝板Ｃの突条７とを嵌合させ
ておけば、ビームＢに波浪を受けてもガタつくことがな
いので、ブロックの破損がなく、また、ビームＢに浮力
が加わってもよく抵抗するし、緩衝板Ｃは左右にずれて
凹部３から脱落することがない。
図面は、本考案の一実施例を示すものであって、その第
１図は本考案の一部斜視図、第２図はその正面図、第３
図は第２図の縦断側面図、第４図は本考案に使用される
保持ブロックの斜視図、第５図はビームの斜視図、第６
図は緩衝板の斜視図、第７図は従来の消液体の断面図、
第８図は本考案消波体の断面説明図である。 Ａ・・・・・・保持ブロック、１・・・・・・脚杆部、
２・・・・・・垂直壁部、３・・・・・・凹部、Ｂ・・
・・・・ビーム、６・・・・・・貫通孔である。
１図は本考案の一部斜視図、第２図はその正面図、第３
図は第２図の縦断側面図、第４図は本考案に使用される
保持ブロックの斜視図、第５図はビームの斜視図、第６
図は緩衝板の斜視図、第７図は従来の消液体の断面図、
第８図は本考案消波体の断面説明図である。 Ａ・・・・・・保持ブロック、１・・・・・・脚杆部、
２・・・・・・垂直壁部、３・・・・・・凹部、Ｂ・・
・・・・ビーム、６・・・・・・貫通孔である。
Claims (1)
- 脚杆部１，１を対設して垂直壁部２によって一体に連結
し、垂直壁部２の上部に凹部３を形成した保持ブロック
Ａの多数を、垂直壁部２が対設するように配設し、凹部
３，３間には中央部分に多数の貫通孔６を設けた断面Ｉ
型のビームＢを架設したことを特徴とした消波体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8116080U JPS605074Y2 (ja) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | 消波体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8116080U JPS605074Y2 (ja) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | 消波体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS578815U JPS578815U (ja) | 1982-01-18 |
| JPS605074Y2 true JPS605074Y2 (ja) | 1985-02-15 |
Family
ID=29443567
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8116080U Expired JPS605074Y2 (ja) | 1980-06-11 | 1980-06-11 | 消波体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS605074Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS606510U (ja) * | 1983-06-23 | 1985-01-17 | 株式会社 モリタ製作所 | 盲のう測定装置 |
-
1980
- 1980-06-11 JP JP8116080U patent/JPS605074Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS578815U (ja) | 1982-01-18 |
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