JPS6050380B2 - 含フツ素エラストマ−組成物 - Google Patents

含フツ素エラストマ−組成物

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JPS6050380B2
JPS6050380B2 JP8449381A JP8449381A JPS6050380B2 JP S6050380 B2 JPS6050380 B2 JP S6050380B2 JP 8449381 A JP8449381 A JP 8449381A JP 8449381 A JP8449381 A JP 8449381A JP S6050380 B2 JPS6050380 B2 JP S6050380B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、含フッ素エラストマー組成物に関する。
更に詳しくは、加硫特性、混練加工時の分散性、加硫成
形時の賦形性、生地の貯蔵安定性、加工安全性にすぐれ
、かつ加硫物性も大幅に改善された加硫物を与える含フ
ッ素エラストマー組成物に関する。含フッ素エラストマ
ー加硫物は、高温における耐熱性、耐薬品性、耐油性、
耐候性などの点で有用な特性を有するため、ガスケット
、0−リング、パッキングなどのシール材、ホース、シ
ートなどの形で自動車工業、油圧工業、一般機械工業、
航空機工業などの分野において、急激に需要が増加して
きている。
このことは、換言すれば、成形加工工程の効率化という
要求に加え、含フッ素エラストマー加硫物についての各
種の要求が多様化し、また厳格化されてきているともい
える。含フッ素エラストマーの加硫は、最初はヘキサメ
チレンジアミンカーバメートやメチレンビス(シクロヘ
キシル)アミンカーバメートのようなポリアミン系誘導
体を用いて行われていたが、これらの加硫系では耐スコ
ーチ性(加工安全性、貯蔵安定性)や加硫物の圧縮永久
歪の点で劣る欠点を有していた。その後、これらの欠点
を改善し得る加硫系として、加硫促進剤および受酸剤の
存在下でポリヒドロキシ芳香族化合物と架橋結合させる
方法が提案され、実用化されて今田こ至つている。この
加硫系における加硫促進剤としては、第4級ホスホニウ
ム化合物(特開昭47−191号公報)、第4級アンモ
ニウム化合物(特公昭52−38072号、公報、特開
昭47−3831号公報)、8−アルキル(またはアラ
ルキル)−1、8−ジアザビシク口〔5、4、0〕−ウ
ンデクー ーエンの第4級アンモニウム化合物(特公昭
52−8863号公報、特開昭48−55231号公報
)またはこれと実質的に含フノツ素エラストマーを加硫
しない量の1、8−ジアザビシクロ〔5、4、0〕ウン
デクー ーエンとの組合せ(特開昭449−13123
)号公報)などが用いられている。
しかしながら、これらの加硫系を使用した場合 でも、
加硫物の圧縮永久歪は特に高温時において未だ十分に満
足できるレベルにはなく、また加硫物の機械的強度が低
いという欠点も依然解消していない。
更に、加硫成形時の賦形性の点でも、前記公知加硫系は
、特に複雑な形状の成形品を製造する場合に、割れ、欠
損部の発生、細発泡の発生がみられるという問題点をも
残しており、従つて前記の如き各種の用途への需要がみ
られるにも拘らず、それらのすべてを満足させることが
できないのが現状である。また、加硫促進剤として、8
−アルキル(またはアラルキ)−1,8−ジアザビシク
ロ〔5,4,0〕−ウンデクー7−エニウム第4級アン
モニウム化合物、またはこれと実質的に含フッ素エラス
トマーを加硫しない量の1,8−ジアザビシクロ〔5,
4,0〕ウンデクー7−エンとの組合せを用いた場合に
は、上記の如き欠点の他に、貯蔵時に著しく吸湿・潮湿
し易いため保管に特別の配慮を必要とし、取扱いに支障
を生ずることがあるばかりではなく、加硫特性および加
硫物性の低下をもたらす欠点がある。
更に、第4級ホスホニウム化合物を加硫促進剤に用いた
場合には、上記欠点に加えて、この化合物の融点が一般
に高く、200゜C以上のものが多いことに起因して、
混練加工時に配合組成物中で分散不良を生じ易い欠点が
みられる。
このような含フッ素エラストマー組成物中における第4
級ホスホニウム化合物の分散性不良を改善する方法とし
、この化合物より融点の低い活性水素含有芳香族化合物
一第4級ホスホニウム化合物等モル分子化合物を用いる
ことが提案されており(特開昭55−108884号公
報)、一応の成果はみられるもの.の、これでも未だ十
分満足できるレベル迄には至つていない。本発明者は、
この特開昭55−108884号公報記載の含フッ素エ
ラストマーの加硫系、即ち後記(b)、(c)および(
d)成分よりなる加硫系に更に後記(e)成分!を配合
することにより、生地の貯蔵安定性、加工安全性、加硫
特性(加硫流動体、加硫速度など)などの点ですぐれて
いるばかりではなく、前記の多くの公知加硫系で改善さ
るべき問題点となつていた混練加工時の分散性、加硫成
形時の賦形性、・貯蔵時の吸湿、潮湿、加硫物の機械的
強度および圧縮永久歪のいずれをも同時に大幅に改善し
得ることをここに見出し、本発明を完成するに至つた。
従つて、本発明は含フッ素エラストマー組成物に係り、
この組成物は、(a)含フッ素エラストマー、(b)2
価の金属の酸化物および/または水酸化物、(c)ポリ
ヒドロキシ芳香族化合物、(d)ポリヒドロキシ芳香族
化合物一第4級ホスホニウム化合物等モル分子化合物お
よび(e)実質的に含フッ素エラストマーを加硫しない
量の1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデクー
7−エンを含有してなる。
ノ 本発明に先立つて、本発明者は、ポリヒドロキシ芳
香族化合物を架橋結合剤とする加硫系の加硫促進剤成分
として、第4級ホスホニウム化合物と実質的に含フッ素
エラストマーを加硫しない量の1,8−ジアザビシクロ
〔5,4,0〕ウンデクー7−エンとの組合せを用いる
方法を提案しており(特願昭55−7397四(特開昭
57−154号公報)参照)、これにより生地の貯蔵安
定性、加工安全性、加硫特性(加硫流動性、加硫速度な
ど)、貯蔵時の吸湿・潮湿防止性にすぐれているばかり
ではなく、加硫成形時の賦形性、加硫物の機械的強度お
よび圧縮永久歪を大幅に改善し得るという知見を得てい
る。
本発明においては、この加硫系で用いられている第4級
ホスホニウム化合物に代えて、それより融点が低くかつ
分散性の点でも有利なポリヒドロキシ芳香族化合物一第
4級ホスホニウム化合物等モル分子化合物を用い、更に
これと前記(e)成分化合物を併用することによつて、
これら化合物間における相乗作用により、混練加工時の
分散性、加硫成形時の賦形性を更に向上させると共に、
耐スコーチ性(生地の貯蔵安定性、加工安全性)などに
悪影響を及ぼすことなく、加硫速度および加硫物の圧縮
永久歪を更に改善することができるので、特に迅速加硫
性低圧縮永久歪加硫系としてきわめて有用である。
この加硫系で加硫される含フッ素エラストマーは、高度
にフッ素化された弾性体状の共重合体であり、例えばフ
ッ化ビニリデンと他の含フッ素オレフィンとの共重合体
を用いることができる。
具体的には、フッ化ビニリデンとヘキサフルオロプロペ
ン、ペンタフルオロプロペン、トリフルオロエチレン、
トリフルオロクロルエチレン、テトラフルオロエチレン
、フッ化ビニル、パーフルオロアクリル酸エステル、ア
クリル酸パーフルオロアルキル、パーフルオロメチルビ
ニルエーテル、パーフルオロプロピルビニルエーテルな
どの1種または2種以上の共重合体がその例として挙げ
られ、好ましくはフッ化ビニリデン−ヘキサフルオロプ
ロペン2元共重合体およびフッ化ビニリデンーテトラフ
ルオロエチレンーヘキサフルオロプロペン3元共重合体
が挙げられる。受酸剤として用いられる2価の金属の酸
化物、水酸化物としては、マグネシウム、カルシウム、
バリウム、鉛、亜鉛などの2価金属の酸化物、水酸化物
の1種または2種以上が、含フッ素エラストマー10呼
量部当り1般に約1〜4唾量部、好ましくは約3〜15
重量部の割合で用いられる。
架橋結合剤としてのポリヒドロキシ芳香族化合物として
は、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
〔ビスフェノールA〕、2,2ービス(4−ヒドロキシ
フェニル)パーフルオロプロパン〔ビスフェノールN勺
、ヒドロキノン、カテコール、レゾルシン、4,4ージ
ヒドロキシジフェニル、4,4″ージヒドロキシジフェ
ニルメタン、4,4′ージヒドロキシジフェニルスルホ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブタンな
どが挙げられ、好ましくはビスフェノールA1ビスフェ
ノールAFlヒドロキノンなどが用いられる。これらは
また、アルカリ金属塩あるいはアルカリ土類金属塩の形
であつてもよい。これらの架橋結合剤は、含フッ素エラ
ストマー10呼量部当り約0.5〜10重量部、好まし
くは約0.5〜6唾量部の割合で用いられる。これより
少ない使用割合では架橋密度が不足し、一方これより多
いと架橋密度が高くなりすぎて、ゴム状弾性を失う傾向
がみられるようになる。第4級ホスホニウム化合物と分
子化合物を形成するポリヒドロキシ芳香族化合物として
は、例えばヒドロキノン、カテコール、レゾルシン、ビ
スフェノールA1ビスフェノールAFl4,4″ージヒ
ドロキシジフェニル、4,4″ジヒドロキシジフエニル
メタン、4,4″ジヒドロキシジフエニルスルホンン・
ゞSどが用いられる。
第4級ホスホニウム化合物としては、一般式(ここで、
R1〜R4はアルキル基、アラルキル基、アリール基、
アルケニル基、ポリオキシアルキレン基またはフルオロ
アルキル基などであり、X−はハライド、ヒドロキシレ
ート、アルコキシレート、カルボキシレート、フエノキ
サイド、スルホネート、サルフェート、サルファイド、
カーボネートまたはナイトレートなどの陰イオンである
)で表わされ、例えばテトラフェニルホスホニウムクロ
リド、テトラフェニルホスホニウムプロミド、テトラオ
クチルホスホニウムクロリド、テトラーn−ブチルホス
ホニウムクロリド、テトラエチルホスホニウムクロリド
、テトラメチルホスホニウムクロリド、テトラメチルホ
スホニウムプロミド、トリフェニルベンジルホスホニウ
ムクロリド、トリフェニルベンジルホスホニウムプロミ
ド、トリフェニルベンジルホスホニウムステアレート、
トリフェニルベンジルホスホニウムベンゾエート、トリ
フェニルイソブチルホスホニウムプロミド、トリオクチ
ルーn−ブチルホスホニウムクロリド、トリオクチルベ
ンジルホスホニウムクロリド、トリオチルベンジルホス
ホニウムアセテート、トリフェニルー2,4ージクロル
ベンジルホスホニウムクロリド、トリオクチルメトキシ
エチルホスホニウムクロリド、トリフェニルエトキシカ
ルボニルメチルホスホニウムクロリド、トリフェニルア
リルホスホニウムクロリドなどが挙げられる。
これらのポリヒドロキシ芳香族化合物と第4級ホスホニ
ウム化合物とは、一般にモル比約0.5〜2、好ましく
は約0.8〜1.1の割合で、極性有機溶媒またはカル
ボニル基含有有機溶媒中で反応させる。
極性有機溶媒としては、例えばメチルアルコール、エチ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、n−ブチルアルコl−ル、イソブチルアル
コールなどのアルコール類が好んで用いられるが、この
他ジメチルスルホキサイド、ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミドなども用いることができる。これら
の極性溶媒はまた、反応に支障をきたさない限り、非極
性有機溶媒と混合して用いることもできる。反応は、−
300〜100℃、好ましくは20。〜80℃で、0.
1〜10時間、好ましくは1〜4時間の反応条件下で十
分に進行し、等モル分子化合物が90%以上の好収率で
結晶として析出する。カルボニル基含有有機溶媒として
は、メチルエチルケトン、アセトンなどのケトン類や酢
酸エステルなどのエステル類が用いられる。
ポリヒドロキシ芳香族化合物は、一般にこれらのカルボ
ニル基含有有機溶媒に溶解するが、一方の第4級ホスホ
ニウム化合物はこの種の溶媒に溶けない場合が多いので
、反応溶媒としてはアルコール類などの極性有機溶媒を
使用することが好ましい。このような反応の結果得られ
るポリヒドロキシ芳香族化合物一第4級ホスホニウム化
合物等モル分子化合物は、相当する第4級ホスホニウム
化合物に比し、結晶の融点が次の表に示される如く大幅
に低下するため、混練加工時の分散性の顕著な改善が達
成される。
加硫系の一成分として用いられるこれらの等モル分子化
合物は、1種または2種以上が含フッ素エラストマー1
00重量部当り約0.1〜1呼量部、好ましくは約0.
2〜3重量部の割合で用いられる。
使用割合がこれより少ないと、加硫速度が遅く、また架
橋性に劣り、一方これより多いと、加硫物の諸特性、例
えは耐熱老化性が圧縮永久歪などに.悪影響を及ぼすよ
うになるばかりではなく、生地の貯蔵安定性や加工安全
性にも不都合が生じてくる。本発明の加硫系においては
、前記各成分に加えて、更に(e)成分として1,8−
ジアザビシクロー〔5,4,0〕ウンデクー7−エンを
含フッ素エラストマーに配合し、含有させることを必須
の要件としている。
この化合物が加硫系に配合、含有されることにより、架
橋反応が著しく促進され、架橋度も高くなり、機械的強
度が向上する他、加硫成形時の賦形性の改善も同時に達
成される。また、架橋反応の促進作用が非常に大きいの
で、前記等モル分子化合物の配合量を減することができ
、そのために加硫物の圧縮永久歪も効果的に改善できる
。このように(e)成分として用いられるこの化合物は
、実質的に含フッ素エラストマーを加硫しない量、一般
には含フッ素エラストマー100重量部当ノリ約0.1
重量部以下の割合で用いられることが好ましく、また等
モル分子化合物に対して約10%以下の割合で用いられ
ることが望ましい。
使用割合がこれより多いと、一般には組成物生地の貯蔵
安定性、加工安全性に悪影響が生ずるばかりではなく、
加硫物はゴム状弾性を失う傾向がみられるようになる。
加硫系各成分は、そのまま配合し、混練してもよいし、
またカーボンブラック、シリカ、クレー、タルク、けい
そう土、硫酸バリウムなどで希゛釈分散したり、含フッ
素エラストマーとのマスターバッチ分散物として使用し
てもよい。
なお、本発明の組成物中には、上記の配合に加えて、従
来公知の充填剤、補強剤、可塑剤、滑剤、加工助剤、顔
料などを組成物中に適宜配合することができる。加硫は
、一般に含フッ素エラストマーにこれらの加硫系各成分
ならびに前記したような各種の添加剤をロール混合、ニ
ーダー混合、パンバリー混合、溶液混合など一般に用い
られる混合法によつて混合した後、加熱することによつ
て行われる。
一般には、一次加硫は約140〜200℃の温度で約2
〜12吟間程度、また二次加硫は約150〜250℃の
温度でO〜3011寺間程度加熱して行われる。本発明
に係る含フッ素エラストマー組成物は、次の実施例の結
果に示されるように、加硫特性、加硫成形時の賦形成、
混練加工時の分散性、貯蔵安定性、加工安全性にすぐれ
、貯蔵時の吸湿・潮湿の心配も全くなく、かつ加硫物は
圧縮永久歪および機械的強度の点でも大幅に改善されて
いるので、前記の如き諸用途にいずれも有効に使用する
ことができる。次に、実施例について本発明の詳細な説
明する。
実施例1 水性媒体中て、連鎖移動剤としてアセトンを使用し、重
合開始剤としての過硫酸アンモニウムの存在下にフッ化
ビニリデンとヘキサフルオロプロペンを共重合して得ら
れた共重合体〔共単量体成分モル比78:22、溶液粘
度ηSp/CO.9O(35℃、アセトン中、c=1.
0)、重合体ムーニー粘度ャ+′Ml.l+1049(
120′C) ;含フッ素エラストマーと略称〕につい
て、次の表2に示される配合処方1〜(7)の配合物(
カツコを付した番号のものは比較例である;以下同じ)
を8インチミキシングロールで混練し、含フッ素エラス
トマー組成物を調製した。
なお、配合量は、以下すべて重量部である。得られた各
種の含フッ素エラストマー組成物について、それぞれム
ーニー粘度およびスコーチタイム(ムーニー粘度が最低
値+5の値になる迄に要する時間てあり、生地の貯蔵安
定性および加工安全性の目安となる)を121℃の測定
温度で測定した。また、加硫特性については、東洋精機
(株)製オシレーテイング●ディスク レオメータ(0
DR)により測定した。
更に、組成物を180゜Cで5分間ブレス加硫し、1次
いで230゜Cのオープン中で坐時間の二次加硫を行な
い、各加硫物の諸物性値をJISK−6301に従つて
測定した。
圧縮永久歪の測定は、5.2TfrI!L径の0−リン
グを同じ条件で加硫して製作し、それを25%圧縮して
測定した。更に、実公昭53−33206・号公報に記
載されるような形状のバルブステムシールをこの組成物
から成形し、加硫成形時の賦形性についても評価した。
これらの測定結果は、次の表3に示される。
この表3に示された本発明実施例と比較例の結果の対比
から、含フッ素エラストマーの加硫に際し、本発明に係
る加硫系は、特に耐スコーチ性(貯蔵安定性、加工安全
性)および加硫特性(加硫速度)の点ですぐれているば
かりではなく、加硫物の引張強度および圧縮永久歪の各
点をも著しく改善させるものてあることが判る。更に、
加流*”*成形時の賦形性の点でも、非常に良好である
ことが判る。実施例2 実施例1で用いられた含フッ素エラストマーについで、
次の表4に示される配合処方8〜(14)の配合物を8
インチミキシングロールで混練し、含フッ素エラストマ
ー組成物を調製した。
得られたそれぞれの含フッ素エラストマー組成3物につ
いて、実施例1と同様に諸物性および諸特性の測定を行
なつた。
ただし、加硫は、170℃で8分間ブレス加硫後、20
0℃で2時間オープン中て二次加硫して行われた。得ら
れた結果は、次の表5に示される。
この表5に示された本発明実施例と比較例の結果の対比
から、次のような事実が示される。
8/(9)〜(14) 加硫剤として等モル分子化合物と1,8−ジアザビシク
ロ〔5,4,0〕ウンデクー7−エンとを併用した本発
明の加硫系は、従来公知の加硫系よりも、硫酸バリウム
のような充填剤を配合した加硫系においても、加硫特性
(加硫速度)、加硫物の引張強度および圧縮永久歪の点
においてすぐれており、更に加硫成形時の賦形性の点も
非常に良好であることが判る。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)含フッ素エラストマー、(b)2価の金属の
    酸化物および/または水酸化物、(c)ポリヒドロキシ
    芳香族化合物、(d)ポリヒドロキシ芳香族化合物−第
    4級ホスホニウム化合物等モル分子化合物および(e)
    実質的に含フッ素エラストマーを加硫しない量の1,8
    −ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウンデク−7−エンを
    含有してなる含フッ素エラストマー組成物。
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