JPS60501155A - トラクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 トラクタ 本発明は車輪を装着した車体と、この車体に取付けられた運転台とを備えたトラ クタに関する。

車輪またはキャタピラによって走行する不整地走行用の乗物は従来から各種のも のが開発されている。これらのものは総体的に性能的には満足できるものもある が、構造が複雑である。本発明の目的は、構造が簡単であるとともに、機動性が 良く、また不整地を走行する場合にも運転台を水平な位置に維持することができ る車輪形のトラクタを提供することにある。このような目的を達成するため、本 発明はトラクタの略中央部に横断方向に配置された車輪軸を備えており、この車 輪軸の両端部には径方向のアームの一端部がそれぞれ別々に回動自在に枢着され 、またこれらのアームの他端部には車輪が設けられ、これらのアームと車体との 間には油圧シリンダが枢着され、これらアームの上記車輪軸に対する回動位置を 調節するように構成されている。

本発明の実施例を示す以下の図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明のトラクタの側面図、第２図はこのトラクタの背面図である。

この図に示すトラクタは、従来と同様に車体１σに運転台１１が取付けられてい る。そして、この本発明のトラクタは、他のものと異なり１個の車輪軸１２を備 えており、この車輪軸は中空に形成され、上記の車体１０の略中央部に適当な手 段（図示せず）によって取付けられている。この車輪軸１２翫 の両端部は第２図に示す如く車体１０の両側に突出し、このトラクタの両側にお いてこの車輪軸の端部にそれぞれ２個のアーム１３が回動自在に取付けられてい る。これらのアーム１３は上記車輪軸１２の軸方向には移動不能に取付けられ、 これらアームの端部は車輪軸の凹部内に配置され、この車輪軸の先端部にはフラ ンジ２１が着脱自在に設けられている。

そして、これら回動自在なアーム１３の上記車輪軸１２から離れた側の端部には 上記車輪軸１２と平行に軸箱１４が設けられている。この軸箱１４内には車輪１ ５を支持するジャーナルが設けられている。また、上記中空の車輪軸の両端部内 には上記車輪１５の駆動用の油圧モータが収容されており、これらの油圧モータ はこのトラクタの両側のアーム１３に対応した２個のチェノホイルに接続されて いる。そして、これらチェノホイルにはチェノが掛は渡され、このチェノは上記 中空のアーム１３内を通って延長され、これらアームの端部の軸箱１４内のジャ ーナルの取付けられたチェノホイルに掛は渡されている。そして、これら油圧モ ータによってこのトラクタの片側にある一対の車輪を一緒に駆動するとともにｈ 右の油圧モータは別々に駆動され、これによってこのトラクタの操向がなされる 。

また、上記車輪軸１２に枢着されているアーム１３の回動位置を調整するため、 これら各アーム１３にそれぞれ油圧シリンダ１６が設けられている。これらの油 圧シリンダ１６はこのトラクタの両側の位置１９において、上記車輪軸１２の真 上に位置してこの車体１０に取付けられたベアリングブラケット１７に枢着され ている。また、この油圧シリンダのピストンロッドは位置２０において上記アー ム１３の上側に取付けられたベアリングブラケット１８に枢着されている。そし て、上記車輪軸１２に枢着されたアーム１３に対応して設けられたこれら油圧シ リンダ１６が伸縮することによって、これらアームが回動し、これらアームの先 端部に設けられた車輪１５が第１図に鎖線１５′、１５′−で示すように昇降す る。これら油圧シリンダ１６は手動またはマイクロコンピュータ・システムによ って別々に作動される。

この本発明のトラクタが不整地を走行する場合には、上述のように各車輪が１５ ＝、１５″で示すように別々に移動し、これによってこのトラクタは極めて凹凸 の激しくまた傾斜の大きい箇所でも走行でき、また運転台を水平に維持すること ができる。このような作動をなすには、運転台にこの運転台の縦方向および横方 向の傾斜を検出するマイクロコンピュータ検出回路を設け、この傾斜を補償する ように上記の各油圧シリンダを制御する。このトラクタは１個の車輪軸のみが設 けられているので、製造コストが低減し、また地面との間隙が大きいので機動性 が改善される。

ｒ／Ｇ、１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １．　車輪を備えた車体（１０）とこれに取付けられた運転台（１１）とを備え たトラクタにおいて、このトラクタの略中心部に横方向に車輪軸（１２）を設け 、この車輪軸の両端部には径方向のアーム（１３）をそれぞれ別々に回動自在に 枢着し、またこれらアームの上記車輪軸（１２）から離れた側の端部にはそれぞ れ車輪が設けられ、これら各アーム（１３）と上記車体（１０）の上記アーム（ １３）の上方位置とを回動自在に連結する油圧シリンダ（１６）を設け、これら の油圧シリンダによって上記車輪軸（１２）に対するアーム（１３）の回動位置 を制御することを特徴とするトラクタ。 ２、　前記トラクタの両側の油圧シリンダ（１６）は前記車輪軸（１２）の真上 に設けられたベアリングブラケット（１７）に枢着されていることを特徴とする 請求第１項に記載のトラクタ。 ３、　前記油圧シリンダ（１６）によって前記アーム（１３）を制御し、前記運 転台（１１）を略水平に維持する手段が備えられていることを特徴とする前記請 求の範囲第１項または第２項記載トラクタ。 ４、　前記車輪軸（１２）は中空に形成され、この車輪軸の両端部内には油圧モ ータが収容され、これらの油圧モータによって中空に形成された前記アーム（１ ３）内に設けられたチェン手段を介して前記車輪（１５）を駆動することを特徴 とする前記請求の範囲第１項ないし第３項のいずれか１に記載のトラクタ。