JPS60500134A - 軽量目地材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＠量目地材 技術分野 本発明は互いに隣接する石膏壁ボード間の接合部を充填し塗布する目地材、特に 従来の目地材に比べ軽量かつサンドペーパによる仕上四が良く、輸送性あるいは 使用工具の使い勝手が良好で接合部のサンドペーパによる仕上が容易な目地材に 関するっ 背景仮術 建造物構築時にドライフォールとも呼ばれる石膏壁ボードは壁体や天井を形成す る際汎用されている。石膏壁ボートン用いて壁を構成する場合、石胃壁ボードパ ネルを間柱又は連績部に付設し目地剤と呼ばれる特殊な接着剤を介してパネル間 の接合部を充填し塗布していた。更に詳述するに、この壁の形成は次の手頃で行 なわれた。まず石膏壁ボード間の互いに隣接する接合縁部間に１回目の作業とし てテーピング用の目地剤を入れ、透水性のテープを該目地剤内に埋める。乾燥（ 硬化）しだ後２回目の作業としてトッピング用の目地材をなす接着剤を該接合縁 部上に塗布をした上軽くサンドペーパで磨さ、次に３回目の作業として接着剤の 塗布をし周知の方法で仕上を行なっていた。他の目地材としてはテープの埋設用 としておよび仕上償着剤としての双方に使用できる万能目地材がある。この場合 万能目地材で処理された仕上壁および接合部（二対し型押仕上を行ない型模様を 付与せしめてもよい。

周知の各種の用途に用いられる目地材の主な差異は各配合成分の量が異なること にあった。従っていずれの用途に用いる目地材であっても目地材には充填剤と結 合剤とが含まれていた。実質的（二結合剤はトッピング用としてよりテーピング 用として使用さｎている。代表的な充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸カル シウム半水イビ物又は硫酸カルシウム２水化物が挙げられる。充填剤のいずれを 用いるかは目地材を乾燥あるいは硬化のいずれにより固化させるかによって決め られる。硬化形層地材の一例は米国特許第３，２９７，６０１号に開示さねてい る。

一方米国特許第２９，７５３号に開示される目地材は、石綿を用いずタパルガス クレーを用いて石綿繊維を用いた場合と同様の不拘展性を得ている。タパルガス クレーを用いるか否かに拘わらず従来の目地材は優れている点もあるが、反面重 量が相補にあり輸送等に費用がかかる欠点があった。更に従来の目地材は乾燥す ると組織が硬くなりサンドペーパによる仕上が困難となるので接合部の平滑な仕 上が至難であった。このため従来の目地材に比べ軽量であり乾燥後も容易にサン ドペーパ加工ができ平滑に仕上可能な目地材が望、まれていた。

発明の開示 本発明の一目的は石綿を用いることなく構成した目地材を提供することにある。

本発明の他の目的は目地材として通常必要な不拘展性、非亀裂性、高接着性の如 き優れた特性を有した目地材を提供することにある。

本発明の別の目的は従来の目地材に比べ大巾な軽量化を図す得、且低費用で輸送 可能な目地材を提供することにある。

本発明の更に他の目的は乾燥後容易にかつ平滑にサンドペーパ仕上可能な目地材 を提供することにある。

本発明の更に別の目的は亀裂が生ぜずかつ接着性の優れた目地材を提供すること にあるっ 本発明の他の目的と利点は以下の説明が進むに応じ明らかとなろう。

好適な実施例の詳細 本発明によれば、炭酸カルシウム、硫酸カルシクムニ水化物又：・よ硫酸カルシ ウム半水化物等の従来の充填剤と、ポリビニルアセテート等の従来の結合剤と、 タパルガスクレー等の不拘展性のスリップ剤と、ヒドロキシプロピル　メチルセ ルロース等の保水性を持っ増粘剤と、特殊に処理された発泡パーライトを含み、 従来の目地材より軽量で石綿を含まない目地材が提供されるっパーライトが含ま れている場合目地材の密度が大巾に低下されるので軽量となり輸送費が低摩とな る。

又本発明の組成物は水と混合さ几たとき、優れた特性を有する目地材となり乾燥 後はナンドペーパにより容易がっ平滑に仕上可能となるう 本発明による軽量な目地材に含ま肚る第１の成分は特殊処理された発泡パーライ トである。パーライトは黒曜石に近似のガラス質岩石であり、通常５ｉ０２を６ ５乃至７５　Ｘ　、　Ａｌ２Ｏ３を１０乃至２０９１；　、　Ｈ２Ｏを２乃至５ ％、加えてソーダ、炭酸刀すおよび石灰石が小量含まれている。パーライトは軟 化点まで刃口熱さ几だとき、膨張し軽石に近似の軽量で柔軟な物質となる。本発 明に使用し得るようにパルライトを調製するため、パーライトはまず一２００メ ツシュ以下の細かな粒度になるままで刃口熱するっこの工程は膨張装置内の空気 をｚｓ００″Ｆ（約して移送されるに応じ、いわばポツプコーンのように扉熱さ れて膨張する。膨張したパーライトは極めて軽量の物質となるが、内部には多数 の細かな亀裂あるいは割へがあるのでこのま＼水に浸漬した場合水が亀裂あるい は割れ部分を通り内部の気泡内に入りパーライト粒子の重量が大巾に増大するこ とになる。従って目地材の成分としてこの膨張したパーライトを使用する前に、 先ず不透水性を示すように処理する必要がある。この処理は各種の方法で実行で きるが好ましい処理方法によれば、発泡したパーライトの亀裂あるいは割れ部分 がシリコーン配合物で密封処理される。シリコーン配合物としてはポリジメチル シロキサンの水で稀釈さ几たエマルジョンを用いることが好ましい。このシリコ ーン配合物は散布又は浸ａ（二より発泡パーライトに与えられるっシリコーン配 合物は約５分間約３００°Ｆ（約１５０°Ｃ）で硬化される。工場における量産 工程ではシリコーン配合物は依然処理室内にあり刃口熱されている状態の発泡パ ーライトに付与さ几る０次に高温にしシリコーン配合物を硬化するっパーライト に不透水性を持たせるよう処理する他の方法としては米国特許第３　、６５８　 。

５６４号に開示さ几るよう（二、パーライトを珪酸ナトリクム又は珪酸カリウム で処理することもできる。

本発明の目地材の第２の成分は充填剤である。充填剤は当業者に周知のものを使 用し得るが細かに粉砕した炭酸力ルシクムを用いることが好ましい。他に硫酸カ ルシウム二水化物や硫酸カルシウム半水化物も夏用できる。更に主充填剤と共に 、雲母、タルク、葉ロウ石、セリサイト、ケイツク土および六方すナイトのよう なりレーも使用可能であるっ本発明の目地材の第３の成分は不均展剤でありタパ ルガスクレーを用いることが好よしい。不均展剤としては他に、重量比が５対１ のアミロペクチンスターチと改質クレーとの混合物、更に各種のベントナイトも 使用できろう不均展剤（二より目地材にチキソトロピーのような流注学上の特性 を持たせることもできる。又発泡パーライト自体も目地材に流性学上望ましい特 性を与え得ることが判明している。

本発明の目地材の他の成分は増粘剤であり、特にとドロキンプロピルメチルセル ロース、メチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロオキシエチル メチルセルロースおよびカルボヤシメチルセルロースナトリウムを用いることが 好ましくこれらを単独又は組み合わせて使用できる。

本発明の目地材の他の成分は乾燥配合物としての結合剤であり、特にポリビニー ルアセテートを用いることが好ましいが、他にポリビニルアルコール、エチレン ビニルアセテートコポリマ、ビニル・アクリルコポリマ、エチレンブタジェン、 他のアクリルポリマおよびスターチを使用できる。

本発明の目地材に含まれる他の成分は通常、保恒剤、湿潤剤、脱泡剤および可塑 剤である。

実験例１乃至６ 下の表Ｉには実験例１乃至６において使用さ几た目地材の構成成分を示す。実教 例１乃至６の目地材は実験室において比較的小量の配合物で作成されたつ目地材 の作成時に、だ合剤および保恒剤をまず水と共に混合容器に入れ混合し、次に転 機した粉末成分を加え、手で短時間混合したっ次：二商凛名ボバーｒ　エヌー５ ０　（Ｈツーｃａｒｔ　Ｎ　−５０）の調理用ミキサに入れ５分間混合し混合容 器を取り出し、次いで１０分間混合した。

更に水を加えて所望の粘度に調整した。得られた所望粘度の混合物を水銀柱で１ ５インチ（約３８濡）の圧力下で約４分間処理して空気を除去し粘度を再び調整 し測定した。得られた目地材に対し各種の試験を行ないその特性を測定した。

表■に挙げた商標名「カサン１５８」はカサンケミカル社から製造販売された殺 カビ剤、一方「トロイサン１７４」はトロイケミカル社から製造販売さ几た保恒 剤であり、出荷の際容器に入れたときの目地材を保型するために使用されるつ実 験例１乃至６で得られた目地材に対して周知の多様な試験を行ない、産業用途に 適するか否かを決めるため各目地材の特性を調べたつすなわち、こてによる塗布 適性、手作業のサンドペーパによる仕上姓、亀裂あるいは割乙に対する抵抗性、 透水外のテープに対する接着性、表層剥離生、湿潤下での耐劣化性、機械的なサ ンドペーパ仕上の容易性、保存寿命および凍、債融解時の安定性Ａ二ついてテス トした。実験例１乃至６で得られた全目地材は上記試験に２いて優れた特性を示 した。実際上、実験例１乃至６で得られた目地材の接着性および亀裂性に対する 抵抗性が優れているので、組成分として雲母あるいは亀裂防止のため従来使用し ていた材料を使用する必要がすく、こねにより目地材の製造費が最終的に低下さ 工場規模で目地材を製造した。製造工程に？いては大きな装置を使用し各組成材 料が多い点以外は実験例１乃至６での製造工程と同じである。製造工程はまず大 きなミキサく二本を入れ次にだ合剤と（呆恒剤を加え混合した。ミキサを回転し ミキサの上部からタパルガスクレー、炭酸カルシウム、パーライト等の固形材料 を導入し約１５乃至２０分間混合した。所定時間混合した後更に水を加えて混合 し目地材混合物の粘度を所望＠（：調整した。次いで得られた混合物を輸送用の コンテナに入れたうこのようにして得られた目地材の組、戎を表■にシリコーン 処理した発泡パーライト　４６０　ポンドタパルガスクレ−１１５＃ ヒドコキンブロピルメチルセルロース　２３　ｊ炭該カルシウム　１５５０　ｔ ｙ ポリビニルアセテート　３９２　〃 コサン１５８　２　Ｆ トロイサン１７４　２　’ 全水分量　１３６１　ガロン 粘度　７００　Ｂｕ。

ぞ度（ポンド／ガロン）　１３．９７ 実験例７で得られた目地材に対し実験例１乃至６で挙げた試験をすべて行ないす べての試験において優れた特性を示した。目地材に雲母を使用しなかったが、特 に接着性および亀裂に対する抵抗性は良好であった。試験の結果、特に実験例７ で得られた目地材は商品化に適していることが判明した。

表１は本発明（二より有用な軽量の目地材を製造する際の各組成材各型の上限値 および下限値を示す。各材料は組成物の乾量Ｘで表わされ、エマルジョン結合剤 や他のエマルジョンとして供給される材料に対して水は乾量Ｘに含まれずエマル ０ ジョンの固形分すなわち油性分のみが示されている。

シリコーン処理したパーライト　３５％　２１不均展剤　０．５Ｆ４　７％ 増粘剤　０．３％　１８％ 話合剤　０５％　１０％ 元填剤　３８．％　９３％ 本発明による軽量の目地材は従来の目地材に比べ多くの利点７有する。特に大き な利点は従来の目地材に比べ重量が軽く、輸送費を低減し得、又作業者は目地材 をバケツに入れ、こてに載せて容易（二作業できる。本発明の目地材を使用する 場合作業者が一日８時間作業した後でもさ程の疲労を感じないで済む。目地材を 塗布し乾燥した後サンドペーパによる仕上を行なっても従来の目地材の場合より 容易であるっサンドペーパ仕上後は平滑な壁が得られる。本発明の目地材の他の 大きな利点は従来のものに比べ収縮が・Ｊ・さいことにある。従って亀裂防止の ため従来のようにタルクあるいは雲′母を使用する必要がない。更に〕本発明の 目地材は従来のものに比べこてによる塗布適性が極めて良好であり又接着性およ び塗布性も優れている。実際上従来の目地材では石膏壁ボードの隅部の金冨と一 ドを被覆する場合通常３回塗布する必要があったが本発明の目地材によりは２回 の塗布で済み、これにより労力および材料費が削減できることが判明している。

本発明は上述した作業や材料に限定されるものではなく、本発明の技術的思想に 含まれるすべての設計変更を包有することは当業者には容易に理解されよう。

国際調査報告

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ｆｌ＋実質的にパｌ）炭酸カルシクム、硫酸力ルンクムからなる群から選択され た充填剤と、（２）不均展剤と、（３）不透水性を示すようにシリコーン配合物 で処理され、約３５乾量％から約２５乾量Ｘ含まれる発泡パーライトと、（４） 増粘剤と、（５１結合剤と、（６１目地材の使用に適切な粘度に調整するに充分 な水とを色灯してなる、壁ボード縁部間の接合部を仕上げる軽量目地材。 （２）発泡パーライトがシリコーン配合物で処理されてなる特許請求の範囲第１ 項記載の軽量目地材。 （３）充填剤が目地材に約３８乾量Ｘ乃至約９３乾量Ｘ含まｎてなる特許請求の 範囲第２項記載の軽量目地材。 （４）充填剤が炭酸カルシウムである特許請求の範囲第３項記載の軽量目地材。 （５）充填剤が硫竣カルシウムである特許請求の範囲第４項記載の軽量目地材。 （６）不均展剤が目地材に約０５乾量Ｘ乃至約７乾量％含まれてなる特許請求の 範囲第２項記載の軽量目地材。 （７）不均展剤がタパルガスクレーである特許請求の範囲第６項記載の軽量目地 材。 （８）不均展剤はクレーとアミロペクチンスターチとの重量比が約１対５の混合 物である特許請求の範囲第６項記載の軽量目地材。 （９）結合剤が目地材に約０５乾量〆乃至約１０乾量％含まｎてなる特許請求の 範囲第２項記載の軽量目地材。 （Ｏｆ結合剤がポリビニルアセテートである特許請求の範囲第９項記載の軽量目 地材。 αυ増粘剤が約０．３だ乃至約１．８ｘ含まれてなる特許請求の範囲第２項記載 の軽量目地材。