JPS6149262B2 - - Google Patents

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Publication number
JPS6149262B2
JPS6149262B2 JP15056578A JP15056578A JPS6149262B2 JP S6149262 B2 JPS6149262 B2 JP S6149262B2 JP 15056578 A JP15056578 A JP 15056578A JP 15056578 A JP15056578 A JP 15056578A JP S6149262 B2 JPS6149262 B2 JP S6149262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silicic acid
alumina cement
fine powder
amorphous silicic
amount
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP15056578A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5580761A (en
Inventor
Kuniharu Matsumoto
Takuo Ono
Hideji Numata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Glass Co Ltd filed Critical Asahi Glass Co Ltd
Priority to JP15056578A priority Critical patent/JPS5580761A/ja
Publication of JPS5580761A publication Critical patent/JPS5580761A/ja
Publication of JPS6149262B2 publication Critical patent/JPS6149262B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、壁等の建築材に適用する無機質化粧
材に関するものである。 建築材に適用する化粧材としては、従来から有
機質、無機質の種々のものが使用されてきてい
る。 近年、建築物の防火に関する関心が高まり、防
火性の優れた化粧材の要求が強くなつてきてお
り、水ガラス、リン酸、セメント、シリカゾル等
の無機質化粧材がみなおされてきている。 しかし、それらの多くは、液状であり、貯蔵中
に分離したり、硬化するという欠点を有し、且つ
基材との親和性が悪いため、下地処理を行なう必
要がある等、施工性、接着性において十分なもの
ではなく、改良が望まれていた。 本発明は、種々の模様を形成しうるセメント、
シリカゾル系の化粧材を改良したものであり、 アルミナセメント 0.5〜10 wt% 非晶質ケイ酸微粉末 1〜20 wt% 無機質充填材 70〜98.5wt% を主成分とし、非晶質ケイ酸微粉末/アルミナセ
メント≧0.5である無機質化粧材である。 本発明の化粧材は、主成分が無機質材料である
ため防火性に優れ、加熱による有毒ガスの発生乃
至燃焼がないという特長を有している。 又、本発明のもう一つの大きな特長は、粉体で
あることであり、従来の有機塗料又は水ガラス、
リン酸、シリカゾル等の無機質化粧材のように液
体でないため輸送、貯蔵が容易であり、貯蔵中に
硬化又は分離するというようなこともなく、施工
現場で水と混練することにより容易に施工できる
ことである。 しかも、従来のスタツコ仕上に使用したセメン
トとは異なり、本発明の化粧材は、その特定配合
により種々の模様が形成でき、又、その作業性も
極めて良いものである。 さらに本発明の化粧材による化粧層は、高い表
面硬度を有し、耐水性、耐熱性、耐薬品性、耐摩
耗性に優れており、又、従来のように下地処理の
必要がなく、直接基材に被覆することができるも
のである。 さらには自硬性を有しており、充填材の量が多
く従来品より少ない水量で流動性が得られるため
硬化時に収縮がほとんど生じなく、従つて亀裂等
の欠点を生ずることもなく化粧層の厚さに関係な
く優れた化粧層が形成できる。 本発明におけるアルミナセメントは通常のカル
シウムアルミネート系物質を主成分とするアルミ
ナセメントであれば使用でき、0.5〜10wt%配合
される。0.5wt%未満では硬化に対して十分な効
果がなく、充分な強度が得られない。特には1wt
%以上とすることが強度上好ましい。 又、逆に10wt%を越えると、水量が増大し、
乾燥時の収縮が大となり、亀裂又は剥離を生じや
すくなり、又、硬化時間が早くなるため作業時間
が制限されることとなる。特には8wt%以下とす
ること好ましい。 非晶質ケイ酸微粉末は、非晶質ケイ酸又はそれ
を主成分とする微粉末であれば使用でき、シリカ
ゲル粉末、フエロシリコンダスト、脱硅ジルコン
シリカダスト、ガラス粉末等が使用できる。 これらはアルミナセメントと水和時に使用する
もので硬化、並びに強度発現に必要欠くべからざ
る成分であり、又、基材に含浸し、密着性の優れ
た化粧層を形成する成分である。 これは1〜20wt%、配合されるものであり、
1wt%未満では前記作用が充分に得られず、20wt
%を越えると水量が増大することとなり、乾燥収
縮により亀裂又は剥離を生じやすくなる。 中でも3〜15wt%とすることにより、高い密
着性を有する優れた化粧層を形成できる。 この非晶質ケイ酸微粉末の粒度は1μ以下とさ
れるものであり、これより大きい場合にはアルミ
ナセメントの反応が不充分となりやすく、強度が
充分に発生しにくくなるため好ましくなく、特に
は0.1μ以下とすることが好ましい。なお、粉砕
工程の都合上粒度の粗いものが混入することもあ
るが10wt%以下であればほとんど悪影響を生じ
ない。 又、非晶質ケイ酸微粉末は、アルミナセメント
の量に対して0.5倍以上必要であり、0.5倍未満で
は強度及び緻密さが不充分となりやすく、中でも
1倍量以上とすることが化粧層の表面状態接着強
度の点からみて好ましい。 無機質充填材は、主として非反応性の骨材であ
り、硅砂、石綿、ガラス繊維、岩綿、寒水石、パ
ーライト、バーミユライト等が使用されるが骨格
を形成するものであればこれに現定されず、砕
石、煉瓦、粉砕物などが使用できる。 これら各種無機質充填材は70〜98.5wt%配合さ
れるものであり、70wt%未満では収縮による亀
裂を生じやすくなり、又、98.5wt%を越えると強
度が不充分となる。中でも77〜96wt%が好まし
い。 又、この中には、前述の非晶質ケイ酸粉末の粗
のものも混入していても良いが、かなり大粒のも
のを除きアルミナセメントと反応する可能性のあ
るものは10wt%以下とされることが好ましく、
できうれば非晶質ケイ酸微粉末との合量において
も20wt%以下とされることが前述の理由で好ま
しい。 本発明の無機質化粧材は、前記3成分、即ちア
ルミナセメント、非晶質ケイ酸微粉末、無機質充
填材を主成分として含むものであり、この3成分
以外にも化粧材を改良するための各種添加剤を加
えても良い。 この添加剤としては、分散剤、硬化速度調整
剤、増粘剤、減水剤、接着剤、顔料等が使用でき
るが水溶性有機高分子物質、パルプ、樹脂エマル
ジヨン等の有機質物質は固形分として上記の主成
分の合量に対して外割りで0〜10wt%、好まし
くは0〜5wt%とされる。10wt%を越えると不燃
性の低下が著しくなりやすいため好ましくなく、
特には5wt%以下が好ましい。 又、これらの有機質物質は、特定の用途、例え
ば優れた防水性を要求される場合、特殊な凹凸模
様を形成するために樹脂エマルジヨンの添加を要
求される場合を除いて添加しないことが好まし
く、添加する場合にもその添加量をできるだけ少
なくすることが不燃性上好ましい。 本発明においては、前記主成分は全て粉末又は
粒等の固体であるため従来の液体状の化粧材と比
べて貯蔵、運搬が容易であり、施工に先だつて必
要量を混合して用いれば良いため貯蔵中に硬化又
は分離を生じることもない。 この主成分の原料は通常施工現場で、必要に応
じて各種添加剤及び水を加えて混練し、ハケ塗、
コテ塗り、ローラー、スプレー等公知の化粧材付
与手段を用いて躯体に施工される。 この施工は平塗りに限定されるものでなく、自
然に凹凸を形成させる部分的に塗布する、型枠、
彫刻ローラー等により凹凸模様を形成する、複層
としサンダーカツトする、ローラー押えする等公
知の種々の施工法が使用でき、必要に応じてクリ
ヤー、トツプコート等を併用しても良い。 又、現場での施工のみならず、工場で生産され
るプレキヤストコンクリートパネル、石綿スレー
ト、木毛セメントその他の建材の工場における表
面化粧にも適用でき、前記現場施工と同様種々の
方法で使用される。 実施例1〜7及び比較例1〜3 アルミナセメントとして当社製「アルミナセメ
ント1号」、非晶質ケイ酸微粉末として脱硅ジル
コンシリカダスト(粒度0.1μ以下)無機質充填
材として水擢硅砂及び寒水石(1mm径)を使用
し、水を加えて混練し、石綿スレート板上に厚さ
1.5mmになるように塗布し、常温室内に放置し
た。その配合、作業性、7日後の付着強度及び亀
裂の有無を第1表及び第2表に示す。 比較例1はアルミナセメント、非晶質ケイ酸微
粉末ともに少ない例であり、付着強度が著しく低
く、極めてはがれやすいものであつたのに対し、
実施例1は比較例1に比してアルミナセメント、
非晶質ケイ酸微粉末が増加していることにより付
着強度がかなり向上したものであつた。 実施例2乃至実施例5は本発明の好ましい実施
態様であり、いずれも優れた作業性、付着強度を
有し、亀裂も生じないものであつた。 実施例6は、アルミナセメント、非晶質ケイ酸
微粉末がやや多い例であり、硬化が速くなるため
作業性がやや低下した。 比較例2はアルミナセメント、非晶質ケイ酸微
粉末が多い例であり、作業性が低下し、亀裂を生
じやすいものであつた。 比較例3は、非晶質ケイ酸微粉末の少ない例で
あり、付着強度が低く、空隙を多く生じているも
のであり、実施例7は、非晶質ケイ酸微粉末の量
がアルミナセメントの量に比してやや少ないため
やや付着強度が低いものであつた。
【表】
【表】 実施例 8乃至12 アルミナセメントとして当社製「アルミナセ
メント1号」又は電気化学工業社製「ハイアル
ミナセメント」を使用し、非晶質ケイ酸微粉末と
して脱硅ぜジルコンシリカダスト(福島製鋼社
製「シルボン」0.1μ以下)、フエロシリコンダ
スト(日本重化学社製「シリカフラワー」0.1μ
以下又はホワイトカーボン(多木化学社製商品
名「ビタシール」、粒度平均粒径30mμ)を使用
し、無機質充填材として水擢硅砂、寒水石、パー
ライト粉末、石綿、顔料を使用し、その他の添加
剤としてアクリル酸エステル系エマルジヨンを必
要に応じて加え、水と混練して石綿スレート板、
GRC板、ALC板上に吹付又はローラー塗布し、
常温室内に放置した。その配合、作業性、7日後
の付着強度及び亀裂の有無を第3表に示す。 これらはいずれも優れた作業性、付着強度を有
し、亀裂も全く生じない優れたものであつた。
【表】
【表】 このように本発明は、完全に無機質の化粧材と
することもできるものであり、優れた作業性、付
着強度を有し、亀裂を生じにくい優れた化粧層を
容易に形成でき、平面状、凹凸状、多色模様等
種々の応用が可能なものである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミナセメント 0.5〜10 wt% 非晶質ケイ酸微粉末 1〜20 wt% 無機質充填材 70〜98.5wt% を主成分とし、非晶質ケイ酸微粉末/アルミナセ
    メント≧0.5である無機質化粧材。 2 非晶質ケイ酸微粉末/アルミナセメント≧1
    である特許請求の範囲第1項記載の無機質化粧
    材。 3 アルミナセメント 1〜8 wt% 非晶質ケイ酸微粉末 3〜15wt% 無機質充填材 77〜96wt% を主成分とする特許請求の範囲第2項記載の無機
    質化粧材。 4 非晶質ケイ酸微粉末の径が1μ以下である特
    許請求の範囲第1項記載の無機質化粧材。
JP15056578A 1978-12-07 1978-12-07 Inorganic dressing material Granted JPS5580761A (en)

Priority Applications (1)

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JP15056578A JPS5580761A (en) 1978-12-07 1978-12-07 Inorganic dressing material

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JP15056578A JPS5580761A (en) 1978-12-07 1978-12-07 Inorganic dressing material

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Publication Number Publication Date
JPS5580761A JPS5580761A (en) 1980-06-18
JPS6149262B2 true JPS6149262B2 (ja) 1986-10-28

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ID=15499652

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JP15056578A Granted JPS5580761A (en) 1978-12-07 1978-12-07 Inorganic dressing material

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60239351A (ja) * 1984-05-11 1985-11-28 電気化学工業株式会社 加工機体用組成物
JPS6121950A (ja) * 1984-07-06 1986-01-30 電気化学工業株式会社 高強度モルタル又はコンクリ−ト部材

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JPS5580761A (en) 1980-06-18

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