JPS6049553B2 - ボルト締付機 - Google Patents
ボルト締付機Info
- Publication number
- JPS6049553B2 JPS6049553B2 JP56047528A JP4752881A JPS6049553B2 JP S6049553 B2 JPS6049553 B2 JP S6049553B2 JP 56047528 A JP56047528 A JP 56047528A JP 4752881 A JP4752881 A JP 4752881A JP S6049553 B2 JPS6049553 B2 JP S6049553B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tightening
- torque
- difference
- stop signal
- set value
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は直巻整流子電動機を備え、電動機電流から締
付トルクを検出して所定の締付荷重でボルトを締付ける
ボルト締付機に関するものである。
付トルクを検出して所定の締付荷重でボルトを締付ける
ボルト締付機に関するものである。
ボルト締付けの際に平座金を用いる場合には、適正な締
付トルクを検出する方法として耐力点法が一般に用いら
れている。
付トルクを検出する方法として耐力点法が一般に用いら
れている。
この耐力点法は、ボルトがその弾性変形範囲内で伸びる
時は締付荷重が締付量に対し滑らかに増加するのに対し
、この弾性変形範囲を外れる時(耐力点)には締付荷重
が急激に変化することを検出して、締付けを停止するも
のである。直巻整流子電動機を用いる場合は、締付トル
クが電動機電流に比例することから、時間または締付角
度に対する電流の変化率が略一定になる範囲が前記弾性
変形範囲に対応し、この変化率が急減したことから前記
耐力点を検知した締付けを停止するように構成する。
時は締付荷重が締付量に対し滑らかに増加するのに対し
、この弾性変形範囲を外れる時(耐力点)には締付荷重
が急激に変化することを検出して、締付けを停止するも
のである。直巻整流子電動機を用いる場合は、締付トル
クが電動機電流に比例することから、時間または締付角
度に対する電流の変化率が略一定になる範囲が前記弾性
変形範囲に対応し、この変化率が急減したことから前記
耐力点を検知した締付けを停止するように構成する。
第1図はこのような平座金を用いた場合の締付トルクT
(電動機電流I)の変化を示し、この図において横軸の
単位としては締付時間をまたは締付角度θがとられてい
る。
(電動機電流I)の変化を示し、この図において横軸の
単位としては締付時間をまたは締付角度θがとられてい
る。
この図でAがボルトの弾性変形範囲を、Bが耐力点を示
している。この耐力点Bを検出するために、従来より微
分法が積分法などが提案されている。微分法は電流Iを
微分してその時間をまたは締付角度θに対する変化(微
分値)を算出し、この微分値が急激することから耐力点
Bを検出するものである。しかしこの微分法では微分演
算回路が一種のハイパスフィルタとしての作用を持つた
め、雑音による誤動作が発生し易いという不都合がある
。また積分法は、積分回路が一種の位相遅れ回路(遅延
回路)としての作用を持つことを利用し、電流Iと、こ
の電流Iの積分値との差が所定値以上に増大したことか
ら電流Iの急変化を検出するものである。
している。この耐力点Bを検出するために、従来より微
分法が積分法などが提案されている。微分法は電流Iを
微分してその時間をまたは締付角度θに対する変化(微
分値)を算出し、この微分値が急激することから耐力点
Bを検出するものである。しかしこの微分法では微分演
算回路が一種のハイパスフィルタとしての作用を持つた
め、雑音による誤動作が発生し易いという不都合がある
。また積分法は、積分回路が一種の位相遅れ回路(遅延
回路)としての作用を持つことを利用し、電流Iと、こ
の電流Iの積分値との差が所定値以上に増大したことか
ら電流Iの急変化を検出するものである。
しかしこの方法は雑音には強いが応答性が悪く、締過ぎ
になり易いという問題がある。また締付速度の異なる電
動機を用いる場合には、積分回路の応答速度も変える必
要があり、その切換えや、異なる応答速度の積分回路に
付換えたりするのが困難であつた。この発明は以上のよ
うな不都合に鑑みなされたもので、微分法や積分法など
にあつた欠点を解消し、正確な締付トルクで安定した締
付けを行なうことができるボルト締付機を提供すること
を目的とするものである。
になり易いという問題がある。また締付速度の異なる電
動機を用いる場合には、積分回路の応答速度も変える必
要があり、その切換えや、異なる応答速度の積分回路に
付換えたりするのが困難であつた。この発明は以上のよ
うな不都合に鑑みなされたもので、微分法や積分法など
にあつた欠点を解消し、正確な締付トルクで安定した締
付けを行なうことができるボルト締付機を提供すること
を目的とするものである。
この発明はこのような目的と達成するため、締付途中の
所定の時間間隔または締付角度間隔でのトルク差を求め
る第1の減算器と、前記トルク差の変化から耐力点を検
出して停止信号を出力する耐力点検出手段とを備え、前
記停止信号に基づいて締付けを停止するように構成した
ものである。
所定の時間間隔または締付角度間隔でのトルク差を求め
る第1の減算器と、前記トルク差の変化から耐力点を検
出して停止信号を出力する耐力点検出手段とを備え、前
記停止信号に基づいて締付けを停止するように構成した
ものである。
以下図面に示す実施例に基づき、この発明の詳細な説明
する。第2図はこの発明の一実施例の構成図、第3図は
その動作説明図である。
する。第2図はこの発明の一実施例の構成図、第3図は
その動作説明図である。
第2図において符号10は直流整流子電動機てあり、回
転子12と界磁巻線14との備える。この回転子12の
回転によつてナットを締付ける。16は交流電源、18
はスイッチ、20はサイリスタ、22はシャント抵抗で
あり、これらは前記電動機10と共に閉回路を形成する
。
転子12と界磁巻線14との備える。この回転子12の
回転によつてナットを締付ける。16は交流電源、18
はスイッチ、20はサイリスタ、22はシャント抵抗で
あり、これらは前記電動機10と共に閉回路を形成する
。
サイリスタ20のゲートには後記ゲート制御回路40が
出力するゲートパルスGが入力され、サイリスタ20の
オン・オフによつて電動機電流1が制御される。24は
入力変換器であつて、前記シャント抵抗22により検出
した電動機電流1に基づき締付トルクTを検出し、この
トルクTを示す信号を出力する。
出力するゲートパルスGが入力され、サイリスタ20の
オン・オフによつて電動機電流1が制御される。24は
入力変換器であつて、前記シャント抵抗22により検出
した電動機電流1に基づき締付トルクTを検出し、この
トルクTを示す信号を出力する。
すなわちこの入力変換器24は、電動機電流1の脈動成
分や整流子での整流に伴なうパルス.性の雑音を除去す
るためのローパスフィルタや、ゲイン調整回路などで構
成される。なおこの装置をマイクロコンピュータなどの
デジタル回路で構成する場合は、この入力変変換器24
をA/D変換器て構成する。26は同期信号CLを所定
の時間間隔Δtて出力する同期信号発生器である。
分や整流子での整流に伴なうパルス.性の雑音を除去す
るためのローパスフィルタや、ゲイン調整回路などで構
成される。なおこの装置をマイクロコンピュータなどの
デジタル回路で構成する場合は、この入力変変換器24
をA/D変換器て構成する。26は同期信号CLを所定
の時間間隔Δtて出力する同期信号発生器である。
28は記憶器であり同期信号CLに基ついて入力変換器
24の出力であるトルクTを順次記憶する。
24の出力であるトルクTを順次記憶する。
この装置をマイクロコンピュータで構成する場合には、
この記憶器28はRAM(ランダム●セクセス●メモリ
)に対応する。なおこの記憶器28に記憶されたトルク
Tは次の同期信号CLによつて書換えられ、同期信号C
Lの時間間隔Δtで順次その時のトルクが新たに記憶さ
れるようになつている。30は第1の減算器である。
この記憶器28はRAM(ランダム●セクセス●メモリ
)に対応する。なおこの記憶器28に記憶されたトルク
Tは次の同期信号CLによつて書換えられ、同期信号C
Lの時間間隔Δtで順次その時のトルクが新たに記憶さ
れるようになつている。30は第1の減算器である。
この第1の減算器30は、或る時刻tにおける同期信号
CLlにより記憶部28に記憶されたその時刻tのトル
クT”(t)を、次の時刻t+Δtにおける同期信号C
L2により前記入力変換器24から入力されたトルクT
(t+Δt)から差引いてそのトルク差ΔTを算出する
。32は耐力点検出手段であつて、比較器34と可変抵
抗器36とを備える。
CLlにより記憶部28に記憶されたその時刻tのトル
クT”(t)を、次の時刻t+Δtにおける同期信号C
L2により前記入力変換器24から入力されたトルクT
(t+Δt)から差引いてそのトルク差ΔTを算出する
。32は耐力点検出手段であつて、比較器34と可変抵
抗器36とを備える。
可変抵抗器36はボルトの種類等により定められる設定
値ΔT(SET)を設定する。
値ΔT(SET)を設定する。
比較器34は、前記トルク差ΔTとこの設定値ΔT(S
ET)とを比較し、例えば、の時に論理“1゛の停止信
号Sを出力し、の時に論理゜゜0゛を出力するように構
成される(第2図参照)。
ET)とを比較し、例えば、の時に論理“1゛の停止信
号Sを出力し、の時に論理゜゜0゛を出力するように構
成される(第2図参照)。
すなわちこの耐力点検出手段32は前記トルク差ΔTが
設定値ΔT(SET)の範囲内になつたことを検出して
停止信号Sを出力する。この装置をマイクロコンピュー
タで構成する場合には減算器30、比較器34をCPU
(中央演算装置)で構成でき、また設定値ΔT(SET
)をROM(リード・オンリ・メモリ)などに記憶させ
ておくことが可能である。
設定値ΔT(SET)の範囲内になつたことを検出して
停止信号Sを出力する。この装置をマイクロコンピュー
タで構成する場合には減算器30、比較器34をCPU
(中央演算装置)で構成でき、また設定値ΔT(SET
)をROM(リード・オンリ・メモリ)などに記憶させ
ておくことが可能である。
38はリセット●セット●フリップフロップ(以下F/
Fとする)である。
Fとする)である。
このF/F38のセット入力端Sには前記比較器34の
出力が入力される。40はゲート制御回路であり、ゲー
トパルスGを出力する。
出力が入力される。40はゲート制御回路であり、ゲー
トパルスGを出力する。
このゲートパルスGは前記サイリスタ20のゲートに入
力され、電源16の交流はこのサイリスタ20において
半波整流される。ゲート制御回路40には前記F/F3
8のQ出力が入力され、Q出力が論理゜゜1゛の時には
ゲートパルスGの発生を停止する。なおこのゲート制御
回路40には、始動直後に電動機10へ急激に流れる始
動電流による誤動作を防止するためにクッションスター
ト回路を設け、電動機電流1が始動時には滑らかに増大
するように位相制御する。またF/F38のリセット入
力端Rには始動時に論理゛゜1゛の信号が入力され、ゲ
ート制御回路40を作動可能にする。次にこの実施例の
動作を説明する。
力され、電源16の交流はこのサイリスタ20において
半波整流される。ゲート制御回路40には前記F/F3
8のQ出力が入力され、Q出力が論理゜゜1゛の時には
ゲートパルスGの発生を停止する。なおこのゲート制御
回路40には、始動直後に電動機10へ急激に流れる始
動電流による誤動作を防止するためにクッションスター
ト回路を設け、電動機電流1が始動時には滑らかに増大
するように位相制御する。またF/F38のリセット入
力端Rには始動時に論理゛゜1゛の信号が入力され、ゲ
ート制御回路40を作動可能にする。次にこの実施例の
動作を説明する。
スイッチ18をオンにするとゲート制御回路40はゲー
トパルスGを発生し、サイリスタ26のオン・オフによ
り電動機電流1が流れる。ゲート制御回路40内のクッ
ションスタート回路は始動時に電動機電流1を滑らかに
増大させ、始動電流により誤動作が発生するのを防止す
る。回転子12の回転により締付けが進むと、先づボル
トがその弾性変形範囲A(第1,3図参照)内で変形(
伸び)し、締付トルクTおよび電流1が増加する。同期
信号CLに基づき減算器30は時刻t+ΔTI:ニ.t
におけるトルクT(t+Δt)、および(t)のトルク
差ΔTを順次算出する。比較器34はこのトルク差ΔT
が設定値ΔT(SET)以下で論理1、以上で論理0を
出力するから、この出力変化に基づきこの比較器34は
耐力点B(第1,3図)を判別して停止信号Sを出力す
る。この停止信号SによりF/F38はセットされ、そ
のQ出力によりゲート制御回路40はゲートパルスGの
発生を停止し、締付けは終了する。第4図は他の実施例
の構成図、第5図はその動作説明図である。
トパルスGを発生し、サイリスタ26のオン・オフによ
り電動機電流1が流れる。ゲート制御回路40内のクッ
ションスタート回路は始動時に電動機電流1を滑らかに
増大させ、始動電流により誤動作が発生するのを防止す
る。回転子12の回転により締付けが進むと、先づボル
トがその弾性変形範囲A(第1,3図参照)内で変形(
伸び)し、締付トルクTおよび電流1が増加する。同期
信号CLに基づき減算器30は時刻t+ΔTI:ニ.t
におけるトルクT(t+Δt)、および(t)のトルク
差ΔTを順次算出する。比較器34はこのトルク差ΔT
が設定値ΔT(SET)以下で論理1、以上で論理0を
出力するから、この出力変化に基づきこの比較器34は
耐力点B(第1,3図)を判別して停止信号Sを出力す
る。この停止信号SによりF/F38はセットされ、そ
のQ出力によりゲート制御回路40はゲートパルスGの
発生を停止し、締付けは終了する。第4図は他の実施例
の構成図、第5図はその動作説明図である。
第4図において42は回転子12の回転量から締付角度
θを検出する締付角度検出器、44はこの締付角度θに
基づき、所定の締.付角度間隔Δθで同期信号CLを出
力する同期信号発生器である。この実施例は前記第2図
の実施例における記憶器28、第1の減算器30に対応
する記憶器28A1第1の減算器30Aのほかに、他の
記憶器46および第1の減算器48を備.える。記憶器
28Aは締付角度θでの同期信号CLlによりその時の
トルクT(0)を記憶し、他の記憶器46はその次の同
期信号CL2によりその時のトルクT(θ+Δθ)を記
憶する。減算器30Aはさらにその次の同期信号CL3
により、各記一憶器46,28AのトルクT(θ+Δθ
)とT(0)のトルク差ΔT1を算出する。また減算器
48は同期信号CL3によりその時のトルクT(0+2
Δθ)と記憶器48のトルクT(θ+Δθ)との差ΔT
2を算出する。すなわちとなる。
θを検出する締付角度検出器、44はこの締付角度θに
基づき、所定の締.付角度間隔Δθで同期信号CLを出
力する同期信号発生器である。この実施例は前記第2図
の実施例における記憶器28、第1の減算器30に対応
する記憶器28A1第1の減算器30Aのほかに、他の
記憶器46および第1の減算器48を備.える。記憶器
28Aは締付角度θでの同期信号CLlによりその時の
トルクT(0)を記憶し、他の記憶器46はその次の同
期信号CL2によりその時のトルクT(θ+Δθ)を記
憶する。減算器30Aはさらにその次の同期信号CL3
により、各記一憶器46,28AのトルクT(θ+Δθ
)とT(0)のトルク差ΔT1を算出する。また減算器
48は同期信号CL3によりその時のトルクT(0+2
Δθ)と記憶器48のトルクT(θ+Δθ)との差ΔT
2を算出する。すなわちとなる。
32Aは耐力点検出手段であつて、第2の減算器50と
比較器52とを備える。
比較器52とを備える。
第2の減算器50は各同期信号CLl,CL2,CL3
の間隔Δθにおけるトルク差ΔTl,ΔT2の差ΔT1
−ΔT2を算出する。比較器52は可変抵抗器54によ
り決めら・れた設定値ΔTOと前記差ΔT1−ΔT2と
を比較し、となつたことを検出して論理゜゜1゛の停止
信号Sを出力する。
の間隔Δθにおけるトルク差ΔTl,ΔT2の差ΔT1
−ΔT2を算出する。比較器52は可変抵抗器54によ
り決めら・れた設定値ΔTOと前記差ΔT1−ΔT2と
を比較し、となつたことを検出して論理゜゜1゛の停止
信号Sを出力する。
この停止信号SはF/F38のセット入力端Sへ入力さ
れる。記憶器28A,46は、さらに同期信号CL3,
CL4によりその時のトルクT(θ+2Δθ),T(θ
+3Δ0)を記憶し、各減算器30A,48、耐力点検
出手段32Aは同様に動作を繰り返えす。
れる。記憶器28A,46は、さらに同期信号CL3,
CL4によりその時のトルクT(θ+2Δθ),T(θ
+3Δ0)を記憶し、各減算器30A,48、耐力点検
出手段32Aは同様に動作を繰り返えす。
なお第4図では第2図と同一部分に同一符号を付したの
で、その説明は繰り返えさない。この実施例によれば、
第5図からも明らかなように耐力点B以前の弾性変形範
囲Aでは、トルク差ΔTl,ΔT2の差ΔT1−ΔT2
は設定値ΔTOより小さく、停止信号Sは出力されない
が、耐力点Bにおいてはこの差ΔT1−ΔT2が設定値
ΔTOより大となり停止信号Sが出力される。この停止
信号SによりF/F38がセットされ、そのQ出力によ
りゲート制御回路40はゲートパルスGの発生を停止し
て締付けが終了する。この実施例では同期信号CLを、
回転子12の回転角度すなわち締付角度θに基づいて、
所定の締付角度間隔Δθごとに発生するように構成した
ので、第2図の実施例に比ベー層正確な締付荷重の制御
が可能になる。
で、その説明は繰り返えさない。この実施例によれば、
第5図からも明らかなように耐力点B以前の弾性変形範
囲Aでは、トルク差ΔTl,ΔT2の差ΔT1−ΔT2
は設定値ΔTOより小さく、停止信号Sは出力されない
が、耐力点Bにおいてはこの差ΔT1−ΔT2が設定値
ΔTOより大となり停止信号Sが出力される。この停止
信号SによりF/F38がセットされ、そのQ出力によ
りゲート制御回路40はゲートパルスGの発生を停止し
て締付けが終了する。この実施例では同期信号CLを、
回転子12の回転角度すなわち締付角度θに基づいて、
所定の締付角度間隔Δθごとに発生するように構成した
ので、第2図の実施例に比ベー層正確な締付荷重の制御
が可能になる。
すなわぢ締付荷重の増大につれ締付速度が低下するので
、第2図の実施例のように時間間隔Δtの同期信号CL
を用いる場合は、締付けが進むにつれて時間間隔Δt当
たりのトルク増加量ΔTは少なくなるが、第4図の実施
例によればそのようなことが無いからである。この発明
は以上のように所定の時間間隔または締付角度間隔でほ
トルク差を第1の減算器により算出し、耐力点検出手段
でこのトルク差の変化から耐力点を検出して停止信号を
出力する。そしてこの停止信号により締付けを停止する
ようにしたので、微分法のように一種のハイパスフィル
タを用いる必要がなく、雑音による誤動作を防ぐことが
できる。また積分法のように一種の遅延回路として作用
する積分回路を用いないので、応答性が良好になり、締
過ぎになることもない。従つて常に正確な締付トルクで
安定した締付けを行なうことができる。一方締付速度が
異なる電動機を用いる場合には、従来の積分法による装
置では各電動機に対して応答速度の異なる積分回路を使
用する必要があつたが、この発明によれば同期信号の時
間間隔または締付角度間隔のみを変えるだけで対応でき
、調整が簡単である。
、第2図の実施例のように時間間隔Δtの同期信号CL
を用いる場合は、締付けが進むにつれて時間間隔Δt当
たりのトルク増加量ΔTは少なくなるが、第4図の実施
例によればそのようなことが無いからである。この発明
は以上のように所定の時間間隔または締付角度間隔でほ
トルク差を第1の減算器により算出し、耐力点検出手段
でこのトルク差の変化から耐力点を検出して停止信号を
出力する。そしてこの停止信号により締付けを停止する
ようにしたので、微分法のように一種のハイパスフィル
タを用いる必要がなく、雑音による誤動作を防ぐことが
できる。また積分法のように一種の遅延回路として作用
する積分回路を用いないので、応答性が良好になり、締
過ぎになることもない。従つて常に正確な締付トルクで
安定した締付けを行なうことができる。一方締付速度が
異なる電動機を用いる場合には、従来の積分法による装
置では各電動機に対して応答速度の異なる積分回路を使
用する必要があつたが、この発明によれば同期信号の時
間間隔または締付角度間隔のみを変えるだけで対応でき
、調整が簡単である。
第1図は平座金を用いた場合の締付トルクの変化を示す
図、第2図はこの発明の一実施例の構成図、第3図はそ
の動作説明図、第4図は他の実施例の構成図、第5図は
その動作説明図である。 10・・・・・・直巻整流子電動機、30,30A,4
8・・・・・・第1の減算器、32,32A・・・・・
耐力点検出手段、34,52・・・・・・比較器、50
・・・・・・第2の減算器、I・・・・・・電動機電流
、T・・・・・・締付トルク、ΔT・・・・・・トルク
差、Δt・・・・・時間間隔、Δ0・・締付角度間隔、
ΔT(SET),ΔTO・・・・・・設定値、S・・・
・・・停止信号。
図、第2図はこの発明の一実施例の構成図、第3図はそ
の動作説明図、第4図は他の実施例の構成図、第5図は
その動作説明図である。 10・・・・・・直巻整流子電動機、30,30A,4
8・・・・・・第1の減算器、32,32A・・・・・
耐力点検出手段、34,52・・・・・・比較器、50
・・・・・・第2の減算器、I・・・・・・電動機電流
、T・・・・・・締付トルク、ΔT・・・・・・トルク
差、Δt・・・・・時間間隔、Δ0・・締付角度間隔、
ΔT(SET),ΔTO・・・・・・設定値、S・・・
・・・停止信号。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 直流整流子電動機を備え、電動機電流から締付トル
クを検出するボルト締付機において、締付途中の所定の
時間間隔または締付角度間隔での前記トルク差を求める
第1の減算器と、前記トルク差の変化から耐力点を検出
して停止信号を出力する耐力点検出手段とを備え、前記
停止信号に基づいて締付けを停止することを特徴とする
ボルト締付機。 2 耐力点検出手段はトルク差と設定値とを比較する比
較器を備え、前記トルク差が前記設定値範囲内になつた
ことを検出して停止信号が出力する特許請求の範囲第1
項記載のボルト締付機。 3 耐力点検出手段は連続する2つの所定時間間隔また
は締付角度間隔の各トルク差の差を検出する第2の減算
器と、この第2の減算器の出力と所定の設定値とを比較
する比較器とを備え、前記各トルク差の差が前記設定値
範囲外となつたことを検出して停止信号を出力する特許
請求の範囲第1項記載のボルト締付機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56047528A JPS6049553B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | ボルト締付機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56047528A JPS6049553B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | ボルト締付機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS57163074A JPS57163074A (en) | 1982-10-07 |
JPS6049553B2 true JPS6049553B2 (ja) | 1985-11-02 |
Family
ID=12777614
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56047528A Expired JPS6049553B2 (ja) | 1981-03-31 | 1981-03-31 | ボルト締付機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6049553B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61182553U (ja) * | 1985-04-30 | 1986-11-14 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6056872A (ja) * | 1983-09-06 | 1985-04-02 | 東京貿易株式会社 | ボルト・ナットの締付方法 |
JPS6056871A (ja) * | 1983-09-06 | 1985-04-02 | 東京貿易株式会社 | ボルト・ナットの締付方法 |
JPS63318270A (ja) * | 1987-06-20 | 1988-12-27 | 東信電気株式会社 | 締付けトルク値の検査方法 |
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JPS5157492A (ja) * | 1974-09-19 | 1976-05-19 | Standard Pressed Steel Co |
-
1981
- 1981-03-31 JP JP56047528A patent/JPS6049553B2/ja not_active Expired
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Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS57163074A (en) | 1982-10-07 |
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