JPS604903B2 - 金属化abs樹脂成型品 - Google Patents

金属化abs樹脂成型品

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JPS604903B2
JPS604903B2 JP15315977A JP15315977A JPS604903B2 JP S604903 B2 JPS604903 B2 JP S604903B2 JP 15315977 A JP15315977 A JP 15315977A JP 15315977 A JP15315977 A JP 15315977A JP S604903 B2 JPS604903 B2 JP S604903B2
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abs resin
acrylonitrile
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molded product
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三男 佐藤
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は金属イヒABS樹脂成型品に関するものである
近年生産性、成型性、軽量化などの利点を有するA茂樹
脂成型品基材の表面上にブラィマ‐層を形成し、その上
にイオン化蒸着、スパッタリングなどの金属化処理を施
した金属化ABS樹脂成型品が各種装飾品、反射板など
きわめて広汎な分野に利用されている。
したがってこの様な用途の多様化にしたがい良好な美観
を有し、耐久性などの性能に優れた金属化ABS樹脂成
型品の出現が強く要望されている。しかしながら従来提
案されているABS樹脂を基材として用いた場合には、
A茂樹脂の種類によっては金属化処理を施した際に、金
属薄膜層にクラックあるいは亀裂が生じて美観に優れた
金属化A茂樹脂成型品が得られないという問題点があり
、また従来提案されているプラィマー層を形成させた金
属化A斑樹脂成型品を、特に屋外で用いる場合に金属薄
膜層にクラツクあるいは亀裂、くもり、白化、ニジ現象
が生じて実用製品として用いることができないという問
題があった。
本発明者らはこのような欠点のない金属化ABS樹脂成
型品を得るべくABS樹脂の樹脂構造及びプラィマー層
を主眼に鋭意検討した結果特定樹脂構造をするA茂樹脂
を用い、十分に硬化したブラィマー層を設けることによ
り美観あるいは耐久性などの性能に優れた金属化A茂樹
脂成型品が得られることを見出し本発明を完成した。
本発明の要旨とするところは、ポリブタジェンゴムにグ
ラフト結合したスチレンーアクリロニトリル共重合体中
のアクリロニトリルの含有率(ANo)と、ポリブタジ
ェンゴムにグラフト結合していないスチレンーアクリロ
ニトリル共重合体中のアクリロニトリルの含有率(AN
F)とが第1図のABCDEFに囲まれた範囲にあるA
BS樹脂基材表面上に、ゲル分率8の重量%以上で膨潤
率2の重量%以下なるプラィマー層と、その上に金属薄
膜層を設けたことを特徴とする金属化ABS樹脂成型品
にある。本発明の金属化ABS樹脂成型品に用いるAB
S樹脂は、ポリブタジェンゴムにグラフト結合したスチ
レンーアクリロニトリル共重合体中のアクリロニトリル
の含有率(AN。
)と、ポリブタジェンゴムにグラフト結合していないス
チレンーアクリロニトリル共重合体中のアクリロニトリ
ルの含有率(ANF)とが第1図のABCDEFに囲ま
れた範囲にあるABS樹脂である。上記ABS樹脂を得
る方法としては、ポリブタジェンゴム存在下でスチレン
ーアクリロニトリル単量体混合物を全量重合する方法あ
るいはスチレンーアクリロニトリル単量体混合物の一部
をポリブタジェンゴム存在下で重合させたものに、残り
のスチレンーアクリロニトリル単量体混合物を別途重合
したもの(以下SAN共重合体と言う)をブレンドする
方法のいずれの方法でもよい。
この範囲を外れるA茂樹脂成型品を用いた場合には、金
属化処理をした際、金属薄膜層にクラックあるいは亀裂
が生じ、良好な特性を有する金属A斑樹脂成型品を得る
ことができないので好ましくない。尚、本発明に用いる
ポリプタジェンゴムはプタジェンモノマーに少量のコモ
ノマー成分(例えばスチレン)を含むポリブタジェンコ
ポリマ一も含む。本発明の金属化ABS樹脂成型品のプ
ラィマー層形成のために用いうる被覆材としては比較的
低温で架橋硬化を行ないうるポリウレタン塗料などの熱
硬化性被覆材あるいは紫外線、電子線などの活性エネル
ギー線の照射によって架橋硬化する被覆材を用いること
ができ、このような被覆材に用いる不飽和化合物の具体
例としては、エチレングリコールジアクリレート又はジ
メタクリレート、ジェチレングリコールジアクリレート
又はジメタクリレート、トリエチレングリコールジアク
リレート又はジメタクリレート、テトラエチレングリコ
ールジアクリレート又はジメタクリレート、プロピレン
グリコールジアクリレート又はジメタクリレート、ブチ
レングリコールジアクリレート又はジメタクリレート、
ベンタンジオールジアクリレート又はジメタクリレート
、ヘキサンジオールジアクリレート又はジメタクリレー
ト、グリセリンジアクリレート又はジメタクリレート、
グリセリントリアクリレート又はトリメタクリレート、
トリメチロールプロパンジアクリレート又はジメタクリ
レート、トリメチロールプロパントリアクリレート又は
トメタクリレート、ベンタエリスリトールジアクリレー
ト又はジメタクリレート、ベンタエリスリトールトリア
クリレート、ベンタヱリスリトールテトラアクリレート
又はテトラメタクリレート、ジグリセリンテトラアクリ
レート又はテトラメタクリレート、ジベンタエリスリト
ールヘキサアクリレート又はへキサメタクリレート、ネ
オベンチルグリコールジアクリレートまたはメタクリレ
ート、アクリル酸又はメタクリル酸とグリシジルアクリ
レート又はメタクリレートとの付加反応生成物、ジェポ
キシ化合物のジアクリレート又はジメタクリレート、ト
リェポキシ化合物のジ又はトリアクリレート或し、はジ
又はトリメタクリレート、テトラェポキシ化合物のジ、
トリ又はテトラアクリレート或し、はジ、トリ又はテト
ラメタクリレート及び一般式〔1〕(式中R,は日又は
CH3、R2はC,〜6 のアルキレン基又は−(CH
2−CHR,0ナn(:R,は前記に同じ、nは6以下
の整数)なる基を、R3はC2〜6のアルキレン基又は
フェニレン基、mは1〜10の整数)で表わされる化合
物類を挙げることができる。
上記化合物を得る際の出発原料として用いられるジェポ
キシ化合物の具体例としてはビスフェノールAとェピク
ロルヒドリン又はメチルヱピクロルヒドリンの縮合生成
物であるェポン562、ェポン82& エポン834
エポン864 エポン1001、エポン1004(以上
シェル化学社製)、アジピン酸、セバシン酸、フタル酸
などのジカルボン酸のジグリシジルェステル類、トリメ
チロールプロパントリグリシジルエーテル、ベンタエリ
スリトールテトラグリシジルエーテル、トリグリシジル
イソシアヌレートなどェポキシ当量が約100〜約10
00のポリェキシ化合物を挙げることができる。また式
〔1〕で示されるジアクリロイル化ポリエステルを作る
際の骨格となっているポリエステルを得る場合の出発原
料となるジオール類の具体例としてはエチレングリコー
ル、ブロピレングリコール、プチレングリコール、ヘキ
シレングリコール、ジヱチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、テトラエチレングリコール、ヘキサエチ
レングリコールなどが挙げられ、又ジカルボン酸類とし
てはコハク酸、アジピン酸、セバシン酸、ィソフタル酸
、テレフタル酸などを挙げることができる。プラィマー
層を形成させるために用いる上記不飽和化合物の分子量
は150〜2000なる範囲であることが好ましく、そ
の分子量が150以下のものからは衝撃性などの特性に
優れたブラィマー層を形成することができないため、良
好な特性を有する金属化処理したプラスチック成型品を
得ることができない。一方分子量が2000を越えて大
きな不飽和化合物を硬化せしめることによって形成した
皮膜はその硬度が不足し、熱がかかった場合、或いは低
温下に置かれた場合などその皮膜の伸びや収縮が大きく
起るため、この上に密着せしめた金属薄膜が容易に破壊
されるので好ましくない。このような観点より上記プラ
ィマー層はゲル分率が8の重量%以上、好ましくは9の
重量%以上であり、かつ膨潤率が2の重量%以下、好ま
しくは1の重量%以下であることが好ましい。ゲル分率
が8の重量%以上であり、膨潤率が20%重量%以下な
る条件を満たさない皮膜上に金属薄膜を形成せしめても
この金属薄膜層の密着性が不足すること、白化現象、ニ
ジ現象が起り易く、また亀裂も発生し易くなるので好ま
しくない。上記不飽和化合物を含む被覆材よりゲル分率
が8の重量%以上であり、膨潤率が2堰重量%以下のプ
ラィマー層を形成するには、これらの不飽和化合物中に
ラウリルパーオキサィド、ベンゾイルパーオキサィドな
どを添加しておき、熱処理する方法、或いはこれらの不
飽和化合物中にペンゾフェノン、その誘導体、ベンゾィ
ン、ベンゾィンアルキルェーテル、プロピオフェノン及
びこの誘導体、メチルフェニルグリオキシム、エチルフ
ェニルグリオキシム、フエナントラキノン、アセトフェ
ノン及びその誘導体等の光重合開始剤を含ませたものに
2000〜8000Aの光線を照射する方法、又はX線
、y線、電子線などの放射線をこれらの不飽和化合物に
照射する方法などを取り得る。
これら不飽和化合物を含む被覆材よりゲル分率8の重量
%以上、膨酒率2の重量%以下の硬化皮膜を作る際に光
線や放射線等の活性エネルギー線を前記不飽和化合物の
硬化エネルギー源として用いる場合には、活性エネルギ
ー線の照射雰囲気が不活性ガスで或いは空気中であるこ
ともできるが、空気中で活性エネルギー線を照射する場
合には、この硬化物を更に不活性ガス雰囲気下、或いは
この上に水相を設けた状態で活性エネルギー線を照射す
る方法を用いることができる。この場合には更にプラィ
マー層のゲル分率を高く膨潤率が低く、しかも硬度の高
いものを作ることができるので好ましい方法である。ま
たこれらの不飽和化合物を主体とする被覆材より形成さ
れるプライマ一層の腰厚は出来るだけ薄いものであるこ
とが好ましく通常50ム以下であるのがよい。
前記した如きプラィマー層形成用組成物において比較的
粘度高い場合には、その表面平滑性に優れたもの、薄膜
であるものを作る場合には、その粘度を低下せしめるの
が望ましく、稀釈剤として通常の有機溶剤やメチルメタ
クリレート、エチルアクリレート、ブチルメタクリレ−
ト、ラウリルメタクリレート、2ーエチルヘキシルメタ
クリレートなどのC,〜.8のアルキルエステル構造を
含むアクリレート類は又はメタクリレート類、酢酸ビニ
ル、プロピオン酸ビニル、スチレン、アクリルアミドな
どの低分子モノマー類を用いるのがよい。本発明の金属
化ABS樹脂成型品においてプラィマー層の上に金属層
を形成する方法としては乾式金属薄膜形成法である真空
蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法な
どを用いるのが好ましい。
これらの方法のうち金属薄膜を形成する基材、ABS樹
脂成型品の金属薄膜形成時の温度上昇が少なく、一時に
多量の成型品の処理が可能であること、公害発生要因が
極めて少ないどの要件を備えている方法である真空蒸着
法、スパッタリング法を用いるのがよい。金属薄膜を形
成する際に用いる金属としては種々の金属例えばアンチ
モン、アルミニウム、錫、ニッケル、亜鉛、クロム、銅
、ステンレススチールなど単独の金属或いは合金も用い
ることができる。
上述した如き金属化ABS樹脂成形品は従来の製品に比
べ、その金属光沢感が優れており、その表面はくもり、
白化、ニジ現象、クラツクあるいは亀裂がなく、銭属薄
膜の密着性が良好であり、またその内部歪も十分に緩和
されたものとすることができるため、耐久性に優れた製
品とすることができる。
本発明の製品を屋外製品と使用する際には金属薄膜は極
めて薄いためその擦過性、耐損傷性が問題となる場合に
は、この金属薄膜上に更に一層又は多量の被覆層を設け
るのがよい。
この被覆層を形成するために用いうる被覆材としては比
較的低温での架橋硬化を行ないうるポリウレタン塗料、
例えばトリレンィソシアネート、ヘキサメチレンジィソ
シアネート或いは、これらのジィソシアネートを鎖伸長
剤で高分子量化したポリィソシアネートとポリオール、
例えばアクリルポリオール、ポリエステルポリオールと
よりなる塗料、或いは活性エネルギー線の照射によって
架橋硬化しうる塗料、例えば不飽和ポリエステル、ポリ
エステルジアクリレート、側鎖若しくは末端に重合性不
飽和基を有するアクリル重合体又はポリエステル重合体
などを用いることができる。本発明の金属化ABS樹脂
成形品はその外観が金属製品に比べ何等損色のない美観
を有する製品とすることができると共に極めて軽量であ
り、自動車用部品、アクセサリー、その他の製品として
金属製品代替品として利用することができるものであり
、その利用化値は極めて高いものである。
以下実施例により更に本発明を詳細に説明する。実施例
中、部及び%はそれぞれ重量部、重量%を示す。
〔ABS樹脂の製造例〕<グラフト重合体1> ポリブタジェンゴム(ファイヤーストン社製2004)
存在下アクリロニトリルとスチレンを乳化重合し、ゴム
10碇部当り2部のブチル化ヒドロキシトルェンを加え
、凝固乾燥して、ゴム含率30%、ANc33.0%、
ANF29.6%のグラフト重合体1を得た。
<グラフト重合体2> グラフト重合体1においてアクリロニトリル比を増して
、ゴム含率30%、ANG26.7%、ANF29.1
%のグラフト重合体2を得た。
<グラフト重合体3> グラフト重合体1においてアクリロニトリル比を減じて
、ゴム含率30%、ANc22.0%、AN23.7%
のグラフト重合体3を得た。
<グラフト重合体4> グラフト重合体1においてゴム比を減じ、ゴム含率15
%、ANG32.7%、ANF32.9%のグラフト重
合体4を得た。
<グラフト重合体5> グラフト共重合体1においてゴムを減じ、アクリロニト
リル比を増してゴム含率12、ANG39.0%、AN
F47.1%のグラフト重合体5を得た。
<SAN共重合体1>アクリロニトリルとスチレンを懸
濁重合し、洗浄乾燥しアクリロニトリル含率(ANpと
表記する)23.0%のSAN共重合体1を得た。
<SAN共重合体2>SAN共重合体1においてアクリ
ロニトル比を増しANp26.5%のSAN共重合体2
を得た。
<SAN共重合体3>SAN共重合体2においてアクリ
ロニトリル比を増しANp38.3%のSAN共重合体
3を得た。
上記グラフト重合体とSAN共重合体を以下の実施例及
び比較例に示すむうに混合し、ベレット化した後射出成
形してABS樹脂基材を得た。〔実施例 1〕グラフト
重合体1 35部とSAN共重合体165部を混合し、
ベレット化後射出成形して得たABS樹脂基材に、ポリ
エチレングリコールジアクリレート5礎都、ビスフエノ
ールAジオキシエチルエーテルジアクリレート1疎都、
トリメチロールプロパントリアクリレート3$部、ネオ
ベンチルグリコールジアクリレート2礎都、メチルメタ
クリレート2碇部、光重合開始剤としてペンゾインィソ
ブチルェーテル2部、シンナーとしてトルェン5礎部か
らなる光重量合性プラィマー塗料をスプレー法にて硬化
膜厚が10仏になるよう塗布、室温で5分間セッティン
グした後、8肌/肌の強度の高圧水銀灯下20肌の距離
で2の砂間紫外線を照射し、プラィマー塗料を硬化させ
た(このプラィマー塗料のゲル分率及び膨潤率は同一方
法にてガラス板に処理したものから測定したところ、前
者が87%で後者が7%であった)。
次にプラィマー処理したABS樹脂基材に真空蒸着法に
てステンレス合金を0.2〃処理し、金属化ABS樹脂
を得た。
この金属化A茂樹脂の特性は表に示す通りで、付着性は
良好で、プラィマー層に起因する外観不良及び金属層の
クラックの発生もなくすぐれた光沢を有していた。
〔実施例 2〕 グラフト重合体4をべレット化後射出成形して得たAB
S樹脂基材に、ポリ(エチレングリコールセバケート)
ジアクリレート5の部、トリメチロールプロパントリメ
タクリレート部、ネオベチルグリコールジアクリレート
2碇郡、メチルメタクリレート5の郡、光重合開始剤と
してペンゾィンィソブチルェーテル4部、シンナーとし
てトルェン50部からなる光重合性プラィマー塗料をス
プレー法にて、硬化膜厚が10叫こなるよう塗布し、室
温で5分間セッティングした後、実施例1と同一方法に
て紫外線を4の酸・間照射しプラィマー塗料を硬化させ
た(このプラィマー塗料のゲル分率は94%、膨潤率は
3%でかつた)。
次にこのプラィマー処理したABS樹脂基材に、スパッ
タリング法にてニクロム合金を0.2仏処理し、金属化
ABS樹脂を得た。
この金属化A茂樹脂の特性は表に示す通りで、付着性は
良好で、プラィマー層に起因する外観不良及び金属層の
クラックの発生もなくすぐれた光沢を呈した。
〔実施例 3〕 グラフト重合体2 5碇部とSAN共重合体350部を
混合しべレット化後射出成形して得たABS樹脂基材を
用いるほかはすべて実施例2と同一方法、同一工程にて
金属化ABS樹脂を得た。
この金属化A茂樹脂の特性は表に示す通りで、付着性は
良好で、プラィマー層に起因する外観不良及び金属層の
クラックの発生もなくすぐれた光沢を呈した。
〔比較例 1〕 グラフト重合体3 5の郡とSAN共重合体250部を
混合しべレット化後射出成形して得たABS樹脂基材を
用いるほかはすべて実施例2と同一方法、同一工程にて
金属化ABS樹脂を得た。
この金属化A茂樹脂の特性は表に示す通りで、付着性、
クラックの発生及び金属光沢には間題はなかったが、A
BS樹脂のANG及びANFとが適当な範囲になかった
ためにおこったいえるプライマ−塗料塗布時に発生した
塗装ムラ及び亀裂が発生していた。
〔比較例 2〕 実施例3と同一ABS樹脂基材に、ポリ(エチレングリ
コールセバケート)ジアクリレート20部、ビスフエノ
ールAジオキシェチルェーテルジアクリレート1碇部、
1,6へキサンジオールジアクリレート4の郭、ラウリ
ルアクリレート3碇都、光重重合開始剤としてペンゾィ
ンィソブチルェーブル3部、シンナーとしてトルェン5
の部とからなる光重合性プラィマー塗料をスプレー法に
て、硬化膜厚が10〃‘こなるよう塗布し、室温で5分
間セツティングした後、実止例1と同一方法にて紫外線
を4の砂間照射しプラィマー塗料を硬化させた(このプ
ラィマー塗膜のゲル分率は87%、膨潤率は25%であ
った)。
次にこのブラィマー処理したABS樹脂基材に、真空蒸
着法にてステンレス合金を0.2山処理し、金属化AB
S樹脂を得た。
この金属化A斑樹脂の特性は表に示す通りで、ABS樹
脂基材に起因する。
ブライマー層の塗装ムラ及び亀裂は発生していないが、
プラィマ一層の膨潤率の不適合から生ずる付着性不良、
クラックの発生が見られまた金属光沢も不十分であつた
。〔比較例 3〕 比較例1と同一ABS樹脂基材に比較例2同一の光重合
性プラィマー塗料をスプレー法にて、硬化膜厚が10り
になるよう塗布し、室温で5分間セッティングした後、
実施例1と同一方法にて紫外線を40秒間照射しプラィ
マー塗料を硬化させた(このプライマー塗又のゲル分率
は87%、膨欄率は25%であった)。
次にこのプラィマー処理したABS樹脂基材に、真空蒸
着法にてステンレス合金を0.2ム処理し、金属化AB
S樹脂を得た。
この金属化A茂樹脂の特性は表に示す通りで、ABS樹
脂の不適合に起因するプライマー層の塗装ムラ及び亀裂
が生じており、プラィマー層の膨潤率の不適合から生ず
る付着性不良、クラックの発生が見られ、また、金属光
沢も不十分であつた。
〔比較例 4〕 グラフト重合体5をべレット化後射出成形して得たAB
S樹脂基材を用いるほかはすべて実施例2と同一方法、
同一工程にて金属化ABS樹脂を得た。
この金属化A斑樹脂の特性は表に示す通りで、ABS樹
脂のANG及びANFとが適当な範囲になったことに起
因するプラィマ‐塗膜をA茂樹脂基材との付着性不良が
発生した。
■ 縄 QQ いい 錘亨 麓丈 」J 。
ト寧蓮 ト鍵 ヤの 小円 ト< 蓮蓮 蓮葉 ここ 39 数
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で規定されるABS樹脂中のANGとA
NFの範囲を示す図である。 篤’図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ポリブタジエンゴムにグラフト結合したスチレン−
    アクリロニトリル共重合体中のアクリロニトリルの含有
    率(AN_G)と、ポリブタジエンゴムにグラフト結合
    していないスチレン−アクリロニトリル共重合体中のア
    クリロニトリルの含有率(AN_F)とが第1図のAB
    CDEFに囲まれた範囲にあるABS樹脂基材表面上に
    、ゲル分率80重量%以上で膨潤率20重量%以下なる
    プライマー層と、その上に金属薄膜層を設けたことを特
    徴とする金属化ABS樹脂成型品。
JP15315977A 1977-12-20 1977-12-20 金属化abs樹脂成型品 Expired JPS604903B2 (ja)

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