JPS5921338B2 - 真空蒸着物の製造方法 - Google Patents

真空蒸着物の製造方法

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JPS5921338B2
JPS5921338B2 JP13593176A JP13593176A JPS5921338B2 JP S5921338 B2 JPS5921338 B2 JP S5921338B2 JP 13593176 A JP13593176 A JP 13593176A JP 13593176 A JP13593176 A JP 13593176A JP S5921338 B2 JPS5921338 B2 JP S5921338B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は真空蒸着物の製造方法、更に詳しくは、美麗で
光輝な金属外観および優れた耐久性を兼備した真空蒸着
物の製造方法に関する。
プラスチック製品に金属感を付与する方法として、ホッ
トスタンピング法、メッキ法、真空蒸着法等が知られて
いるが、特に耐候性、耐摩耗性などの耐久性が必要とさ
れる製品では、比較的厚膜の金属層が得られる点でメッ
キ法が有利とされている。
しかしながら、このメッキ法でιA工程が複雑且つ多工
程であつたり、しかもメッキ薬剤や洗浄工程から流出す
るメッキ廃液の処理設備が必要であつたりするため、技
術上、経済上、公害上等の問題を無視することはできな
かつた。一方、真空蒸着法は、工程が簡単で且つ薬剤や
洗浄水が不要であることから、メッキ法における上記問
題が解消される点で有利であるが、この方法ではメッキ
法のように厚膜の金属層が形成できないため、得られる
真空蒸着物は耐久性、特に耐摩耗性に劣りこのままでは
実用性に乏しいものであつた。そこで、かかる耐久性を
改善させるために、以下に示す工程(1〜3)から成る
真空蒸着法が通常採用されている。1 プラスチック基
材と蒸着金属の密着性向上およびプラスチック面の平滑
性付与を目的とする下塗り2 真空蒸着 3 蒸着金属の摩耗防止および化学的変化防止を目的と
する上塗りしかして、プラスチック基材は一般に熱変形
温度が低いため、上記1および3で使用される被膜材は
、低温加熱硬化型もしくは常温乾燥型のものに制限され
る。
これらの条件の下に、従来設計されている被覆材は装飾
のための機能は保持しているが、一般に耐水性、耐屋外
曝露性、耐摩耗性などの耐久性に乏しいのが現状であつ
た。従つて、得られる真空蒸着物の使用分野も玩具、雑
貨、自動車の内装部品などの環境条件が苛酷でない分野
に限られていた。本発明者らは、このような苛酷な条件
下の分野にも充分適用できる、即ち耐久性に優れた真空
蒸着物を提供するため鋭意研究を進めた結果、上記被覆
材の硬化エネルギーとして活性光線を利用することに着
目し、これらの下塗用および上塗用被覆材として、特定
の構造を有する重合体と光増感剤から成る光硬化性組成
物を使用することにより、所期目的を達成し得ることを
見出し、本発明を完成するに至つた。
本発明の要旨は、(a)1分子中に2個以上のアクリロ
イル基および/またはメタクリロイル基と2個以上のシ
クロヘキセン核を有し、且つアクリロイル基もしくはメ
タクリロイル基1個当りの分子量1000以下でシクロ
ヘキセン核1個当りの分子量700以下の不飽和基含有
重合体および光増感剤から成る下塗用組成物を基材上に
塗布し、活性光線を照射して硬化させた後、(b)得ら
れる硬化被膜上に金属を真空蒸着し、次い((c)得ら
れる金属層上に平均分子量1000〜10000で〔重
合体分子量/重合体中の重合性二重結合数〕200〜5
000の不飽和基含有重合体および光増感剤から成る上
塗用組成物を塗布し、活性光線を照射することを特徴と
する真空蒸着物の製造方法に存する。
本発明方法で使用する下塗用組成物は、1分子中に2個
以上のアクリロイル基および/またはメタクリロイル基
と2個以上のシクロヘキセン核を有し、且つアクリロイ
ル基もしくはメタクリロイル基1個当りの分子量100
0以下でシクロヘキセン核1個当りの分子量700以下
の不飽和基含有重合体および光増感剤から構成される。
上記不飽和基含有重合体は、自体公知の反応法に従つて
合成することができる。かかる合成法の例を以下に列挙
する。(1) シクロヘキセン核を有する多塩基酸もし
くはその無水物(例えばテトラヒドロフタル酸、メチル
テトラヒドロフタル酸およびこれらの無水物)と多価ア
ルコール(例えばトリメチロールプロパン)から合成さ
れる末端カルボキシル基を有するポリエステルに、エポ
キシ基を有するアクリレートもしくはメタクリレート(
例えばグリシジルアクリレートおよびグリシジルメタク
リレート)を反応させる方法。
(2)シクロヘキセン核を有する多価アルコール(例え
ば1・4−ジメチロールシクロヘキセン)と多塩基酸(
例えばフタル酸およびコ・・ク酸)もしくはその無水物
から合成される末端カルボキシル基を有するポリエステ
ルに、エポキシ基を有するアクリレートもしくはメタク
リレートを反応させる方法。
(3) シクロヘキセン核を有する多塩基酸もしくはそ
の無水物と多価アルコールから合成される末端ヒドロキ
シル基を有するポリエステルに、アクリル酸もしくはメ
タクリル酸を反応させる方法。
(4) シクロヘキセン核を有する多価アルコールと多
塩基酸もしくはその無水物から合成される末端ヒドロキ
シル基を有するポリエステルに、アクリル酸もしくはメ
タクリル酸を反応させる方法。
(5)シクロヘキセン核を有する多塩基酸無水物にヒド
ロキシル基を有するアクリレートもしくはメタクリレー
ト(例えば2−ヒドロキシエチルアクリレートおよび2
−ヒドロキシエチルメタクリレート)およびエポキシ基
を有するアクリレートもしくはメタクリレートを反応さ
せる方法。
(6)上暉1)、(2)または(5)で得られる重合体
に、多価イソシアネート(例えばキシリレンジイソシア
ネート)を反応させる方法。
この重合体における、アクリロイル基やメタクリロイル
基およびシクロヘキセン核並びに分子量に関する上記特
数値の1つでも、それらの範囲を逸脱すると、目的真空
蒸着物の耐水性や耐屋外曝露性が得られなかつたり、ま
た当該下塗用組成物の本来の機能が充分発揮できなくな
る。
上記光増感剤としては、自体公知のものが使用されてよ
く、例えばベンゾイン、ベンゾインエーテル類(ベンゾ
インメチルエーテルなど)、ベンジルおよびジスルフイ
ド類が挙げられる。
使用量は、通常上記重合体に対し0.01〜20重量%
で選択すればよい。0.01重量%未満であると、充分
な光硬化性が得られず、また20重量%を越えた場合、
光硬化性はそれ以上向上せず経済的にも無意味である。
上記重合体および光増感剤、更に要すれば当該下塗用組
成物の光硬化性を高めたり、粘度調整の目的で上記重合
体と重合可能な単量体、また同じ粘度調整の目的で適当
な希釈溶剤(酢酸ブチルなど)を配合して、混合攪拌す
ることにより下塗用組成物を調製する。
上記単量体としては、例えばメチル(メタ)アクリレー
ト(メチルアクリレートおよびメチルメタクリレートを
示す、以下同様)、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレート、1・6−ヘキサン
ジオールジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロ
パントリ(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル
(メタ)アクリレート、2ヒドロキシプロピル(メタ)
アクリレートなどのアクリレートおよびメタクリレート
が硬化性の点から望ましい。これら単量体の少なくとも
1種を、上記重合体と重量比で等量もしくはそれ以下の
量において使用することができる。なお、これらの単量
体を使用する場合にあつては、これについても上記光増
感剤を使用しなければならず、その使用量は単量体に対
し0.01〜20重量%で選定すればよい。本発明方法
で使用する上塗用組成物は、重合体として平均分子量1
000〜10000で〔重合体分子量/重合体中の重合
性二重結合数〕200〜5000の不飽和基含有重合体
を使用する以外は、上述の下塗用組成物と同様な成分構
成(即ち、重合体および光増感剤、更に要すれば重合体
と重合可能な単量体および希釈溶剤から成る構成)およ
び成分割合が採用されてよい。
上記不飽和基含有重合体としては、当該特数値を満足す
るものであれば自体公知のものが使用されてよく、例え
ばA.重合性二重結合を有するイソシアネート誘導体(
例えばキシリレンジイソシアネート1モルと2−ヒドロ
キシエチルメタクリレート1モルとの反応生成物)と、
活性水素含有ポリマーを反応させて得られる不飽和ウレ
タン樹脂、B.水酸基含有アクリレートモノマーを共重
合体の一成分として重合したアクリルポリオールに、カ
ルボン酸無水物およびエポキシ基を有するアクリレート
もしくはメタクリレートを反応させて得られる不飽和ア
クリル樹脂、およびC.ポリオールと多塩基酸を重縮合
反応させて得られる不飽和ポリエステル樹脂が挙げられ
る。
かかる重合体の平均分子量が1000未満であると、得
られる被膜の物性が劣り、また10000を越えると、
平滑な被膜が得られ難くなる。また、〔重合体分子量/
重合体中ノの重合性二重結合数〕が200未満の場合、
得られる被膜は剛直となり蒸着金属への密着性が低下し
たり、また5000を越える場合、光硬化性が悪くなる
当該上塗用組成物にあつて、上記重合可能な単量体とし
て、下塗用組成物に使用されるもの以外に、スチレン、
t−ブチルスチレンなどのスチレン系モノマーも使用す
ることができる。本発明方法は、かかる下塗用組成物お
よび上塗用組成物を使用して、従来法と同様以下に示す
工程(a)〜(c))に従つて目的とする真空蒸着物を
製造することができる。
以下、その態様について説明する。(a)当該下塗用組
成物を蒸着基材に、通常膜厚10〜30μにて塗布し、
要すれば室温で放置した後、化学光線を照射して硬化被
膜を形成する。
上記蒸着基材としては、自体公知のものが使用でき、例
えば各種プラスチツク(ABS樹脂など)、金属(鉄、
アルミニウムなど)、ガラスおよびダイキヤストが挙げ
られる。上記光照射における化学光線源としては、メタ
ルハライドランプ、水銀ランプ、キセノンランプなどの
通常の光硬化性被覆組成物の硬化に使用される光源が採
用されてよい。照射時間は、下塗用組成物の種類、光源
の種類および照射時間によつて適宜決定されてよく、通
常30秒〜15分が採用される。(b)上記硬化被膜上
に、蒸着金属を常法に従つて真空蒸着せしめ、金属層を
形成する。
上記蒸着金属としては、自体公知のものが使用でき、例
えばアルミニウム、アンチモンおよびニツケル・クロム
合金が挙げられる。(c)上記金属層上に、当該上塗用
組成物を通常膜厚10〜30μにて塗布し、要すれば室
温で放置した後、化学光線を照射して硬化被膜を形成す
る。
かかる照射にあつても、化学光線源および照射時間は上
記(a)の場合と同様な範囲で適宜採用すればよい。以
上の如くして製造される目的真空蒸着物は、その蒸着金
属層の上下に、従来のものと比べて厚膜の硬化被膜を有
するものであり、しかも当該硬化被膜はそれぞれ有利に
架橋され且つ蒸着金属と強固に密着していることから、
苛酷な環境条件下の分野においても充分耐久性を具備す
る。
また、本発明方法は、光硬化システムを採用しているこ
とから、従来法に比し、製造に要する時間が大巾に短縮
化でき、土述の利点を併せると、工業的にも極めて意義
深い方法といえる。次に、参考例および実施例を挙げて
本発明を具体的に説明する。
なお、例文中「部]とあるは[重量部」を意味する。参
考例 1 攪拌機付きフラスコに、トリメチロールプロパン134
部(1モル)、テトラヒドロ無水フタル酸456部(3
モル)およびトルエン30.5部を入れ、窒素ガス雰囲
気下温度150℃で1時間反応させ、次いで温度100
℃以下に下げ、トルエン97.5部、酢酸ブチル64部
およびハイドロキノン2部を添加する。
添加後温度105℃に保ちながら、グリシジルメタクリ
レート426部(3モル)、ハイドロキノン1部、ジブ
チルスズジラウレート5部および酢酸ブチル64部から
成る混合物を約4時間要して徐々に滴下し、滴下終了後
同温度で酸価8になるまで反応を続け、1分子中に3個
のメタクリロィル基と3個のシクロヘキセン核を有し、
且つメタクリロイル基1個当りの分子量339でシクロ
ヘキセン核1個当りの分子量339の重合体組成物を得
た。該組成物の固形分は79重量%であつた。参考例
2 攪拌機付きフラスコに、参考例1で得た重合体組成物1
280部、テトラヒドロ無水フタル酸456部(3モル
)を入れ、温度110℃で2時間反応させ、次いで酢酸
ブチル100部を添加する。
添加後温度105℃に保ちながら、グリシジルメタクリ
レート426部(3モル)、ハイドロキノン2部、ジブ
チルスズジラウレート9.5部および酢酸ブチル118
部から成る混合物を約4時間要して徐々に滴下し、滴下
終了後同温度で5時間反応を続け、酸価13の重合体組
成物を得た。かかる重合体のメタクリロイル基1個当り
の分子量316でシクロヘキセン核1個当りの分子量3
16であつた。また、当該組成物の固形分は80重量%
であつた。参考例 3 攪拌機付きフラスコに、テトラヒドロ無水フタル酸15
2部(1モル)、2−ヒドロキシエチルメタクリレート
130部(1モル)、ハイドロキノノン0.4部および
トルエン5部を入れ、温度105℃で2時間反応させ、
次いでジメチルベンジルアミン2.1部および酢酸ブチ
ル30部から成る混合物を添加する。
添加後同温度に保ちながら、グリシジルメタクリレート
142部(1モル)、ハイドロキノン0.4部および酢
酸ブチル33.2部から成る混合物を約3時間要して徐
々に滴下し、滴下終了後同温度で3時間反応を続け酸価
10の反応組成物を得、次いで常温まで冷却した後、こ
れに多価イソシアネート(バイエル社製商品名[デスモ
ジユールN]、0CN(CH2)6NCC0NH(CH
2)6NC0〕275%、エチルグリコールアセテート
12.5%およびキシレン12.5%の混合物)212
部(0.33モル)、酢酸ブチル24.6部、ハイドロ
キノン0.6部およびジブチルスズジラウレート0.3
部を添加する。
添加後、温度50℃で系中に遊離のNCO基が認められ
なくなる(赤外吸収スペクトルにて)まで反応を続け、
1分子中に6個のメタクリロイル基と3個のシクロヘキ
セン核を有し、且つメタクリロイル基1個当りの分子量
292でシクロヘキセン核1個当りの分子量583の重
合体組成物を得た。該組成物の固形分は80重量%であ
つた。参考例 4攪拌機付きフラスコに、トルエン12
60部を入れ窒素ガス雰囲気下温度100〜110℃に
保持し、次いでメチルメタクリレート630部、n一ブ
チルアクリレート594部、2−ヒドロキシエチルメタ
クリレート414部、スチレン162部、2・2′−ア
ゾビスイソブチロニトリル36部およびラウリルメルカ
プタン18部から成る混合液を約2時間要して徐々に滴
下し、続いて2・2′−アゾビスイソブチロニトリル9
部およびトルエン540部から成る混合物を約30分間
要して滴下し、滴下終了後同温度で約1時間反応を続け
、数平均分子量4950のアクリルポリオールを得た。
次に、上記アクリルポリオールに、テトラヒト口無水フ
タル酸193部、無水マレイン酸124部、アリルグリ
シジルエーテル364部、ハイドロキノン2.2部およ
びジブチルスズジラウレート8.7部を加え、窒素ガス
雰囲気下温度110℃で酸価25以下になるまで反応さ
せ、平均分子量6825で〔重合体分子量/重合体中の
重合性二重結合数〕1950の重合体を含む不飽和アク
リル樹脂組成物を得た。
該組成物の固形分は59重量%であつた。参考例 5 攪拌機付きフラスコに、キシリレンジイソシアネート(
ω・ω7ージイソシアネート一1・3−ジメチルベンゼ
ンとω・ω2−ジイソシアネート−1・4−ジメチルベ
ンゼンの混合物)188部およびハイドロキノン0.1
6部を入れ、攪拌水冷下温度70℃以下に保ちながら、
2−ヒドロキシエチルメタクリレート130部、ジブチ
ルスズジラウレート0.63部およびハイドロキノン0
.16部から成る混合液を約1時間半要して徐々に滴下
し、滴下終了後同温度で約30分間反応を続け、重合性
二重結合金有イソシアネート誘導体を得た。
参考例 6攪拌機付きフラスコに、無水フタル酸296
部、テトラヒドロ無水フタル酸304部、2・2−ビス
(4−ヒドロキシシクロヘキシル)プロパン240部、
モノエポキシ化合物(シエル化学社製商品名「カージユ
ラE])490部およびトルエン48.4部を入れ、窒
素ガス雰囲気下温度150℃で酸価90になるまで反応
させ、次いで温度130゜Cに下げこれに、グリシジル
メタクリレート284部、ジブチルスズジラウレート8
.1部およびハイドロキノン1.6部を加え、温度13
0℃で酸価14以下になるまで反応せしめ、常温に冷却
後酢酸ブチル355.1部およびハイドロキノン0.8
1部を加え混合溶解して、重合体組成物を得た。
該組成物の固形分は80重量%であつた。参考例 7攪
拌機付きフラスコに、参考例6で得た重合体組成物20
28部、酢酸ブチル92部およびハイドロキノン0.2
部を入れ、窒素ガス雰囲気下温度85〜95℃に保持し
ながら、参考例5で得たイソシアネート誘導体319部
を約1時間要して徐徐に滴下し、滴下終了後同温度で系
中に遊離のNCO基が認められなくなる(赤外吸収スペ
クトルにて)まで反応を続け、平均分子量1932で〔
重合体分子量/重合体中の重合性二重結合数〕644の
重合体を含むウレタン変性不飽和ポリエステル樹脂組成
物を得た。
該組成物の固形分は80重量%であつた。実施例 1 下塗用組成物の調製 参考例1で得た重合体組成物100部、シクロヘキシル
メタクリレート30部、ベンゾインメチルエーテル1.
6部および酢酸ブチル30部を混合溶解して、均一透明
な下塗用組成物を調製した。
上塗用組成物の調製参考例4で得た不飽和アクリル樹脂
組成物100部、t−ブチルスチレン20部、酢酸ブチ
ル40部およびベンゾインメチルエーテル1.2部を混
合溶解して、均一透明な上塗用組成物を調製した。
上記下塗用組成物を、清浄なABS樹脂板(住友ノーガ
タツク社製商品名「クララスチツクMTAナチユラル」
)上に厚さ30ミクロンで塗布し、室温で10分間放置
した後高圧水銀灯(東京芝浦電気社製品名「H−200
0L」、2KW×1灯)で30CTIIの距離から15
分間照射して、下塗層を形成した。
次に、該層上にアルミニウムの薄層を真空蒸着(真空度
10−4關Hg、タングステンフイラメントを使用した
抵抗加熱法にて)せしめ、次いでこのアルミニウム層上
に、上記上塗用組成物を厚さ30ミクロンで塗布し、室
温で10分間放置した後上述と同条件で光照射を行い上
塗層を形成せしめ、真空蒸着物を得た。この蒸着物の性
能結果を第1表に示す。実施例 2 下塗用組成物の調製 参考例2で得た重合体組成物100部、2−ヒドロキシ
プロピルメタクリレート25部、ベンゾインイソプロピ
ルエーテル1.6部および酢酸ブチル30部を混合溶解
して、均一透明な下塗用組成物を調製した。
上塗用組成物の調製 参考例7で得たウレタ7変性不飽和ポリエステル樹脂組
成物100部、シクロヘキシルメタクリレート30部、
ベンゾインメチルエーテル1.6部および酢酸ブチル3
0部を混合溶解して、均一透明な上塗用組成物を調製し
た。
上記下塗用組成物と上塗用組成物を使用する以外は、実
施例1と全く同様な手法でABS樹脂板を基材とする真
空蒸着物を製造した。
この蒸着物の性能結果を第1表に示す。実施例 3 下塗用組成物の調製 参考例3で得た重合体組成物100部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート25部、ベンゾインイソプロピル
エーテル1.6部および酢酸ブチル30部を混合溶解し
て、均一透明な下塗用組成物を調製した。
上記下塗用組成物を使用する以外は、実施例1と全く同
様な手法でABS樹脂板を基材とする真空蒸着物を製造
した。
この蒸着物の性能結果を第※く1表に示す。実施例 4 実施例3で調製した下塗用組成物と実施例2で調製した
上塗用組成物を使用する以外は、実施例1と全く同様な
手法でABS樹脂板を基材とする真空蒸着物を製造した

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a)1分子中に2個以上のアクリロイル基および
    /またはメタクリロイル基と2個以上のシクロヘキセン
    核を有し、且つアクリロイル基もしくはメタクリロイル
    基1個当りの分子量1000以下でシクロヘキセン核1
    個当りの分子量700以下の不飽和基含有重合体および
    光増感剤から成る下塗用組成物を基材上に塗布し、活性
    光線を照射して硬化させた後、(b)得られる硬化被膜
    上に金属を真空蒸着し、次いで(c)得られる金属層上
    に平均分子量1000〜10000で〔重合体分子量/
    重合体中の重合性二重結合数〕200〜5000の不飽
    和基含有重合体および光増感剤から成る上塗用組成物を
    塗布し、活性光線を照射することを特徴とする真空蒸着
    物の製造方法。
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JPS5360336A (en) 1978-05-30

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