JPS604863B2 - 乾留炉の燃焼制御法 - Google Patents

乾留炉の燃焼制御法

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JPS604863B2
JPS604863B2 JP5098481A JP5098481A JPS604863B2 JP S604863 B2 JPS604863 B2 JP S604863B2 JP 5098481 A JP5098481 A JP 5098481A JP 5098481 A JP5098481 A JP 5098481A JP S604863 B2 JPS604863 B2 JP S604863B2
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JP
Japan
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furnace
temperature
carbonization
oxygen concentration
output signal
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JP5098481A
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JPS57165484A (en
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直衛 泉
紘行 新城
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は乾留炉の燃焼制御法に関するものである。
廃棄物を乾留する従来の乾留炉の温度制御は、炉内温度
が低下した場合には供給空気量を増加し乾留ガスの部分
燃焼を増加させ、それによって炉内温度を乾留基準温度
に調節するという制御システムが一般にとられているた
め、何らかのトラブルによって極く短時間の間に多量の
空気が炉内に送入され、過剰空気により炉内が冷却され
て炉内温度が低下した場合であっても空気量が増加する
ように制御機構が働いて、さらに過剰の空気が炉内に供
給され、炉内温度は増々低下して炉内奏圏気がさらに酸
化雰囲気になるという問題点があった。
本発明はこのような問題点を解決して定常運転時に乾留
炉の炉内温度と炉内酸素濃度とを制御するとともに何ら
かのトラブルにより炉内に多量の空気が供給されて炉内
が酸化雰囲気になった際には、すみやかに炉内を還元雰
囲気に回復させることのできる乾留炉の燃焼制御法を目
的として完成されたもので、乾留基準温度と乾留炉内の
検出温度との間に差が生じたときはその差に応じて温度
系信号により炉内への供給空気量を自動的に増減するこ
とにより乾留ガスの部分燃焼を調節して炉内温度を基準
温度に制御するとともに炉内酸素濃度が乾留限界酸素濃
度を越えたときは前記温度系信号に優先する酸素濃度系
信号により炉内への供給空気量を自動的に減少して炉内
雰囲気を乾留雰囲気に自動的に制御することを特徴とす
る乾留炉の燃焼制御法である。
なお、本発明における限界酸素濃度とは乾留炉内が実質
的に還元雰囲気から酸化雰囲気に移行する酸素濃度をい
う。以下、本発明の詳細を図面に示す実施例にもとづい
て説明する。
1は乾留炉で、その炉内には炉内温度を検出する温度検
出器2が設けられ、該温度検出器2の検出温度は温度調
節計3および温度調節計4に送られる。
そして、この温度調節計4の基準温度は定常乾留温度(
例えば800午C)に設定する一方温度調節計3の基準
温度は定常乾留温度より若干低い温度(例えば7803
0)に設定するものとしておき、乾留開始後において炉
内が廃棄物乾留開始溢度(例えば60000)に達する
までは温度調節計3の出力信号すなわち温度計信号によ
り燃料ポンプ5と燃料燃焼用ブロワー6および熱風炉バ
ーナー7を制御して燃料と燃料燃焼用空気量を調節し、
熱風炉8により発生した熱風を熱風送入口9より炉内に
送入することによって炉内温度および炉内雰囲気を制御
する。しかして、炉内が廃棄物乾留開始温度に達すると
、乾留炉1の上部に設けた廃棄物投入ロー0から廃棄物
の投入を開始するが、廃棄物は乾燥された後乾留されて
可燃性ガスを発生し、温度調節計4の出力信号により乾
留ガス燃焼用ブロワー11より空気送入口12を通じ供
給される空気中の酸素と反応して炉内において部分燃焼
を開始する。そしてこの供給空気量を増加させると部分
燃焼が促進されて炉内温度は上昇する。このように廃棄
物の乾留ガスの部分燃焼によって炉内が廃棄物乾留開始
温度をこえて温度調節計3の設定温度に達するまでの間
は燃料量および燃料燃焼用空気量を徐々に減少させる一
方、廃棄物投入量および乾留ガス燃焼用空気量を増加さ
せて乾留ガスの部分燃焼を促進し、炉内温度および炉内
雰囲気を制御する。なお、乾留により発生した灰は乾留
炉下部の灰排出口13より排出し、乾留排ガスは乾留炉
上部の排ガス排出口14より排出する。このようにして
炉内の検出温度が温度調節計3の基準温度を越えると燃
料量および燃料燃焼用空気量を種火を残す程度の最低レ
ベルに温度調節計3からの出力信号で維持し、さらに廃
棄物供給量を増減させるとともに温度調節計4からの出
力信号によって乾留ガス燃焼用ブロワ−11から供給さ
れる空気量を増減させて炉内温度および炉内雰囲気を制
御し、炉内温度が温度調節計4の基準温度すなわち定常
乾留温度(例えば80000)を越えたときは温度調節
計4の出力信号により乾留ガス燃焼用プロワー1 1か
ら供給される空気量を減少させて炉内温度および炉内雰
囲気を制御する。一方、15は乾留炉1内に前記温度検
出器2と共に設けられる酸素濃度検出器で、該酸素濃度
検出器15の検出濃度は基準濃度を限界酸素濃度に設定
してある酸素濃度調節計16に送られ、検出酸素濃度が
限界酸素濃度に比較して低いと酸素濃度調節計16の出
力信号すなわち酸素濃度系信号により炉内酸素濃度を高
くするように働き、定常運転時には最大の出力信号を発
信している。この酸素濃度調節計16と前記温度調節計
4はともに基準値が検出値よりも高ければ、酸素濃度ま
たは温度を上昇させるように増加の制御信号を発信する
正作動型としてあるが、この酸素濃度調節計16と温度
調節計4は出力信号選択器17に接続されていて該出力
信号選択器17は前記2つの出力信号のうちより低い出
力信号を選択する低位信号選択型としてあり、酸素濃度
調節計16の出力信号と温度調節計4の出力信号を出力
信号選択器17により比較選択するとき、上述したよう
に定常運転時には酸素濃度調節計16の出力信号が大き
な値を発信しているので、温度調節計4の出力信号の値
の方が低く、出力信号選択器17を前記のように低位信
号選択型としてあることによって結局定常運転時には温
度調節計4の出力信号により乾留ガス燃焼用空気量を制
御して炉内温度および炉内雰囲気を制御する。すなわち
、検出酸素濃度が限界酸素濃度以下で検出温度が基準温
度に比較して低い場合には、温度調節計4の出力信号は
炉内温度を高くするように働き、出力信号は増加の出力
信号を発信して、乾留ガス燃焼用空気量を制御すること
によって炉内温度および炉内雰囲気を制御する一方、検
出酸素濃度が限界酸素濃度以下で検出温度が基準温度に
比較して高い場合には、温度調節計4の出力信号は炉内
温度を低くするように働き、出力信号は減少の出力信号
を発信して乾留ガス燃焼用空気量を制御することによっ
て、炉内温度および炉内雰囲気を制御する。このように
乾留基準温度と乾留炉1内の検出温度との間に差が生じ
たときはその差に応じた温度系信号により炉内への供給
空気量を自動的に増減して乾留ガスの部分燃焼を調節し
炉内温度を基準温度に制御する。次に、トラブル等の異
常現象により瞬時に多量の空気が乾留炉1内に供給され
て炉内酸素濃度が、限界酸素濃度以上に上昇し過剰の空
気により炉内が冷却されて炉内温度が低下すると、酸素
濃度調節計16の出力信号は炉内の酸素濃度を低下させ
るように働き減少の出力信号を発信するのに対し、温度
調節計4の出力信号は炉内の温度を上昇させるように働
き、出力信号は増加の出力信号を発信することとなるが
、出力信号選択器17は低位信号選択型が選定されてい
るから、結局、出力信号のより小さい酸素濃度調節計1
6の出力信号が選択されて乾留ガス燃焼用空気量が減少
し、炉内温度および炉内雰囲気が制御される。このよう
に炉内酸素濃度が乾留限界酸素濃度を越えたときは前記
した温度系信号に優先する酸素濃度系信号により炉内へ
の供給空気量を自動的に減少して炉内雰囲気を乾留雰囲
気に自動的の制御する。なお、図面に示す実施例におい
ては、前述のとおり酸素濃度調節計16と温度調節計4
とは正作動型のものを使用し、出力信号選択器17には
低位信号選択型のものを使用しているが必ずしもこれに
限定するものではなく、酸素濃度調節計16および温度
調節計4に逆作動型のものを用い、出力信号選択器17
に高位信号選択型のものを用いても勿論よいものである
。本発明は前記実施例による説明から明らかなように、
乾留炉の炉内温度と炉内酸素濃度を検出し、これらの出
力信号を出力信号選択器により自動的に選択することに
よって、炉内酸素濃度が限界酸素濃度以下の定常運転時
には炉内温度の出力信号すなわち温度系信号により炉内
温度および炉内雰囲気を制御し、トラブル等により炉内
酸素濃度が限界酸素濃度以上になったときは前記温度系
信号に優先する炉内酸素濃度の出力信号すなわち酸素濃
度系信号により炉内温度および炉内雰囲気を制御して定
常乾留運転時には炉内の温度と還元雰囲気を維持する一
方トラブル時には炉内の温度と還元雰囲気を回復するこ
とができる乾留炉の燃焼制御法として産業の発達に寄与
するところ極めて大なものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明方法の実施例の説明図である。 1:乾留炉、2:温度検出器、3,4:温度調節計、5
:燃料ポンプ、6:燃料燃焼用ブロワー、7:熱風炉バ
ーナー、8:熱風炉、9:熱風送入口、11:乾留ガス
燃焼用ブロワー、12:空気送入口、15:酸素濃度検
出器、16:酸素濃度調節計、17:出力信号選択器。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 乾留基準温度と乾留炉内の検出温度との間に差が生
    じたときはその差に応じて温度系信号により炉内への供
    給空気量を自動的に増減することにより乾留ガスの部分
    燃焼を調節して炉内温度を基準温度に制御するとともに
    炉内酸素濃度が乾留限界酸素濃度を越えたときは前記温
    度系信号に優先する酸素濃度系信号により炉内への供給
    空気量を自動的に減少して炉内雰囲気を乾留雰囲気に自
    動的に制御することを特徴とする乾留炉の燃焼制御法。
JP5098481A 1981-04-03 1981-04-03 乾留炉の燃焼制御法 Expired JPS604863B2 (ja)

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JPS57165484A JPS57165484A (en) 1982-10-12
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