JPS6048410B2 - 塵芥貯留排出装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塵芥移送手段が前後移動するようにした塵芥
貯留排出装置に関する。

従来より聖芥貯留排出装置には、例えは貯留回転ドラム
を有する塵芥貯留排出機の前方下部にベルトコンベア等
の塵芥移送手段を設け、該移送手段に壓芥収集車を連結
し、塵芥を前記貯留排出機より収集車に積み込み排出処
理するようにしているものがある。

上記塵芥貯留排出装置において、塵芥収集車は塵芥移送
手段の前方に後退移動して荷箱の後部投入口を該移送手
段に連結するものであるが、移送手段が固定型のものて
あるため、連結動作は全て運転者の運転技術に頼つてお
り、正確な連結に多くの時間を要し、作業効率の悪いも
のであつた。

本発明は、斯かる点に鑑みてなされたもので、塵芥移送
手段を前後方向に移動自在に設けると共に、塵芥移送手
段に塵芥収集車等のストッパ片及ひ該移送手段を前方に
付勢する弾性体を設けることにより、塵芥収集車等を常
時一定位置に移動させるのみでもつて正確な連結を短時
間でもつて行えるようにした塵芥貯留排出装置を提供す
るものである。以下、本発明の構成を実施例について図
面に基づいて説明する。

第１図に示すように、１は塵芥貯留排出装置で、ビルの
最低階などに設置されており、塵芥貯留排出機２と塵芥
移送手段３とより成り、塵芥を貯留すると共に、塵芥収
集車４に積み込むものである。

塵芥貯留排出機２は、縦長の貯留ドラム５を基台６上に
回転自在に載置したものであり、貯留ドラム５の前面に
は排出口７が、背面には送入口８が開口されると共に、
外周面には２条の帯状レール９が形成され、該レール９
が基台６上の支持ローラ１０に乗つている。

更に、貯留ドラム５の内周面には前後から後端に亘つて
ブレード１１がらせん状に固着され、前部には排出口７
の開閉扉１Ｊ２が支持フレーム１３にヒンジ１４を介し
て貯留ドラム５と別体に設けられる一方、背面にはスプ
ロケット１５が固着されており、スプロケット１５は基
台６上のモータ１６にチェーン１７を介して連結されて
いる。また送入口８には各階に投入クロ１８を有するダ
ストシュート１９が連接されている。塵芥移送手段３は
、第２図乃至第５図に示すように、前記塵芥貯留排出機
２の排出口７の前方下部において、支持枠２０に前後動
自在に設けられており、基枠２１にベルトコンベア２２
が取り付けられて構成されている。

支持枠２０は後端部が基台６の前端部に上下動自在に軸
支される一方、前部下面には支持脚２３が、後部両側に
はサイドシュート２４が取り付けられている。前記基枠
２１の下部四隅にはガイドローラ２５が支軸２６を介し
て取り付けられ、ガイドローラ２５は支持枠２０両側の
コ字状案内部材２７に嵌合されて基枠２１が支持枠２０
に対して前後動自在になつている。ベルトコンベア２２
は塵芥を塔載して移送せしめるもので、基枠２１の上部
において前部及び後部に横方向の案内軸２８が枢支され
、両案内軸２８間にコンベアベルト２９が懸回されて成
り、ベルトコンベア２９の後部が前記排出口７の下方に
位置している。また基枠２１の前部両側にはサイドシュ
ート３０が立設されており、第３図右側のサイドシュー
ト３０には該サイドシュート３０を貫通して垂直．軸３
１か回軸自在に保持され、垂直軸３１の上端にはサイド
シュート３０の内側において塵芥の掻き均し板３２が、
下端にはサイドシュート３０の外側において掻き均し板
３２の駆動手段３３が連結されている。

掻き均し板３２は、先端に向つて冫やや広がつた平板状
に形成されており、ベルトコンベア２９の右側端から中
央へ向つて往復回動し、移送塵芥をコンベアベルト２９
の全幅に亘つて平均に均すものである。駆動手段３３は
、基枠２１に枢着され且つコンベアベルト２９に接触し
３た駆動ローラ３４、サイドシュート３０に枢着され且
つ駆動ローラ３４にチェーン３５を介して連係された中
間歯車３６、中間歯車３６にリンク３７を介して連結さ
れたロッド３８及びロッド３８にボールジョイント３９
を介して連結され且つ垂３．直軸３１に連結されたアー
ム４０より構成され、コンベアベルト２９の移動に伴つ
て掻き均し板３２を回動するものである。また基枠２１
の前部にはストッパ片４１が突設されており、ストッパ
片４１は塵芥収集車４の後４ι部に当接して移送手段４
の前後方向の位置決を行うものである。

更に、基枠２１と支持枠２０との間に引張スプリング４
２が張設されており、引張スプリング４２は移送手段４
を常時前方に付勢している。塵芥収集車４は荷箱４３を
搭載したもので、移送手段３の前方に後退移動して、荷
箱４３の後部投入口にベルトコンベア２２の前端を臨ま
しめて移送手段３に連結される。

尚、４４は移送手段４の前方床面に固設されたタイヤス
トッパで、塵芥収集車４を常時定位置に停止せしめるも
のである。次に、作用について説明する。

ビル内で発生しノた塵芥は投入口１８よりダストシュー
ト１９に投入された貯留ドラム５内に導入され、順次貯
留される。一方、塵芥収集車４は移送手段３の前方に後
退移動して該移送手段３に連結される。この後退移動の
際、塵芥収集車４は常時タイヤストッパ４４にまで後退
することになるが、停止前において、ストッパ片４１が
塵芥収集車４の後部に当接すると同時に、ベルトコンベ
ア２２の前端が荷箱４３の投入口に臨み、塵芥収集車４
と移送手段３とは正確に連結される。その後、移送手段
３は塵芥収集車４の後退に伴つて後方に移動し、両者の
正規連結状態は維持されることになる。続いて、塵芥収
集車４か連結されると、開閉扉１２を開放して貯留ドラ
ム５を回転する一方、ベルトコンベア２２を駆動し、塵
芥が荷箱４３に積み込まれる。

また塵芥は貯留ドラム５の排出口７より右側に片寄つて
排出されるが、掻き均し板３２が左右回動するので、コ
ンベアベルト２９上の塵芥は左右に平均化されて荷箱４
３に積み込まれる。尚、本実施例はビル内に設置される
塵芥貯留排出装置１について説明したが、本発明は塵芥
中継基地など各所に設置される塵芥貯留排出装置に適用
することができるものてあり、また塵芥貯留排出機２は
実施例のものに限られず、スクリュー式など各種のもの
でもよく、更に塵芥移送手段３においてもベルトコンベ
アに限られず塵芥を移送できるものであればよい。

更にまた、塵芥収集車４に代えてコンテナなどを移送連
結してもよいものてあり、その上、引張スプリング４２
は塵芥移送手段３を前方に付勢する弾性体であればよい
ものてある。

また本実施例における掻き均し板３２は必すしＳ設ける
必要がないものである。

以上のように本発明によれば、座芥移送手段を前後方向
に移動自在に設けると共に、該塵芥移送手段を前方に付
勢する弾性体及ひ塵芥収集車等のストッパ片を前記塵芥
移送手段に設けたために、塵芥収集車等を常時一定位置
に移動するのみでもつて塵芥移送手段と正確かつ迅速に
連結することができ、特に異なる型式の塵芥収集車の場
合においても同一位置に移動するのみで正確に連結する
ことができるので、作業効率を向上させることができる
。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施態様を例示し、第１図は塵芥貯留排
出装置の一部断面側面図、第２図は塵芥移送手段の拡大
側面図、第３図は同拡大正面図、第４図は第２図■−■
線における断面図、第５図は第２図Ｖ−Ｖ線における断
面図である。 １ ・・・・・・塵芥貯留排出装置、２・・・・・・塵
芥貯留排出機、３・・・・・・塵芥移送手段、４・・・
・・・塵芥収集車、５・・・・・・貯留ドラム、６・・
・・・・基台、７・・・・・・排出口、１２・・・・・
・開閉扉、２０・・・・・・支持枠、２１・・・・・・
基枠、２２・・・・・・ベルトコンベア、２５・・・・
・・ガイドローラ、２７・・・・・・案内部材、３２・
・・・・・掻き均し板、４１・・・・・・ストッパ片、
４２・・・・・・引張スプリング、４３・・・・・・荷
箱、４４・・・・・・タイヤストッパ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 塵芥貯留排出機の排出口の前方下部に塵芥移送手段
   を前後方向に移動自在に設け、該塵芥移送手段を前方に
   付勢するスプリング等の弾性体を設けると共に、塵芥移
   送手段にストッパ片を設け、塵芥収集車等の連結時に該
   塵芥収集車等の一部が前記ストッパ片に当接するように
   したことを特徴とする塵芥貯留排出装置。